15 / 18
15
しおりを挟む
家に着くと、テーブルの上にバッグを置いた。
家の中はとても蒸し暑かった。早くお風呂に入ってしまおう。そしてもう寝よう。キョンは今日は帰るの遅いっていってたし。
私は浴室に入って、服を全て脱ぎシャワーを浴びた。ぬるいシャワーの温度がとても気持ちいい。10分ほどでシャワーを浴び終わると、浴室をでた。寝る用のTシャツをきて短パンを履き、濡れた髪の毛を乾かそうとした時だった。
急に玄関のチャイムが鳴り響いた。
時計を見るとすでに夜中の12時半近く。こんな夜中に尋ねてくるなんて誰だろう。
私は、玄関のそばに行き、「どなた?」と言った。
扉の向こうから、静かな声が聞こえた。「、、、俺だ」
キョンの声だった。私はびっくりしてすぐに扉を開けた。
「どうしたのよ、、?!今日は遅くなるって言ってたから、来るとは思わなかった」
私はキョンの腕を掴んで中に招き入れた。
キョンは私の濡れた髪を触り、「風呂に入ったのか」と言った。
「そうよ、もうお風呂に入って寝ようと思ってたとこ、、、」
話が終わる前に、キョンは私を抱きしめた。キョンの腕の中に抱かれながら、キョンのいつもとは違う様子に気づいた。
「、、、何かあったの?」
キョンは私の肩に頭をのせた。
「新義との件は、今日ボスが相手側と話した。13K全支部が立ち向かうと伝えると、新義はもう抗争はしないと宣言した。これで終わりだ。もう争いは起きない」
キョンの安堵が伝わってきた。私もホッとした。もうミンを怖がることはしなくていいのだ。私はキョンの背中を優しく撫でて「よくやったわね、、。お疲れ様」と言った。
「お前に真っ先に伝えたかったんだ。ミンの件で怖がることはもうない。大丈夫だ。ただ、、、。悪いニュースが一つある」
キョンはため息をつき、私の居間にある椅子に座った。
「ボスは、、、俺を次のボスにしたいらしい。13Kを抜けたいと言ったらそう言われた。やはり組織を抜けるのは簡単じゃない」
私は何も言えなかった。簡単なことではないとわかっていた。そして彼が13Kの中で期待され、仲間たちに尊敬されていることも。そうやすやすとボスが彼を手放すはずがない。
仕方がない。私が好きになったのはたまたま13Kのリーダーだったのだ。受け入れるしかないのだ。
私は彼の背中を叩いた。
「仕方ないわよ。そんな簡単なものではないってわかってたし。」
「、、、ただ、抜けるには一つだけ条件があると言われた」
「何、、?条件て」
「九龍城がなくなるまでに今のシノギの量を10倍にすること。」
キョンは、タバコを取り出そうとし、胸のポケットを弄る。
「そんな簡単なことじゃねえよ。10倍だ。でも、絶対にやってやる。」
キョンは覚悟を決めた表情で言った。私も彼と同じテーブルについた。
「私も、決めたことがあるの」
キョンはタバコをくわえたままこっちをみた。
「なんだよ。決めたことって」
「、、、私、看護師になる。日中は看護学校に行って勉強する。夜は働く。サイファもあと3ヶ月でなくなっちゃうみたいだけど。3ヶ月後からは別のとこで働くつもり」
キョンは、黙ってそれを聞いていて自分の中でしっくりきたらしい。納得いったような顔で、頷いた。
「看護師ね、、、。想像してみたらお前に合うかもな。いつも誰かの看護しているイメージだし」
「失礼ね、何よそれのイメージ」
「お前が看護師になったら、いつでも俺の専属看護師だな」
私はキョンの頭を軽く叩く。
「誰が専属看護師よ。ムカつくわね」
「まあ、冗談はさておき、、。俺、本当にいいと思うぜ。お前にあってるよ。お前ならきっとなれる」
キョンは私の頭を荒っぽく撫でて、微笑んでくれた。
そう、応援してくれるその一言が欲しかったの。私ならきっとなれるって言って欲しかった。
「キョン、明日夜空いてる?母さんのお見舞いに行くんだけど一緒にきてくれない?」
キョンは少し驚いた顔をした。
「お前の母親に、、?いいけど、なんだ急に」
「ただ、顔見せてくれればいいの。母さんがキョンに会いたいって言ってたから」
キョンは頷いた。
「いいぜ。明日ついて行ってやる」
「ありがとう、、、、」
キョンはタバコを灰皿に置いて火を消し、私の唇にキスして席を立ち上がった。
「じゃあ、俺いくな。ちょっとお前の顔みたかっただけだから」
私も思わず立ち上がった。「え、、、行っちゃうの?」
キョンは玄関で振り返ると、「いてほしいのか?」といった。
私は彼の手を掴んだ。
「帰らないで、今日はそばにいてよ」
キョンは、横を向いて深呼吸をした。顔が少し赤い。
「、、お前、いつの間にそんなに女になったんだよ」
キョンが言い終わらないうちに、私は彼に近づき、背伸びをしてキョンにキスをした。
私を抱き締める彼の手に力が入るのを感じた。
キョンの手を引き、夜の病室へと歩いた。面会時間ギリギリだ。母さんは起きているだろうか。病室のドアをそっと開けると、スタンドライトをつけて本を読んでいる母さんが見えた。
「、、、母さん!」
小声で呼び、そっと病室に入ると、母さんは驚いた顔で私を見た。
「まあ欣怡!こんな遅くにどうしたのよ。、、、一体」
母さんは私の後ろのキョンの姿に気づいた。
キョンは軽く会釈をして「初めまして、aunty(叔母さん)」
と言った。
「あなたがキョンね、、、。」
母さんは読んでいた本を枕元に置き、手をキョンの方へ伸ばした。
「キョン、さあもっとこっちへきてちょうだい。よく顔を見せてくださいな」
キョンは母さんのベッドのそばに行き、しゃがんで膝をついた。
「欣怡からあなたの事、聞いているわ。大事な人だって」
「俺もジェイドから、よくあなたの事は聞いています。」
「あなたに会いたかったわ。・・・会ってお礼を言いたかった。私の入院費用を肩代わりしてくれたそうね。本当にありがとう。必ずお返しするつもりです」
「いえ、、、俺が勝手にした事ですから」
「あと、もう一つ。あなたにお願いがあって、会いたかったの」
母さんはキョンの手を握ると、両手で包み込んだ。
「欣怡を、、、あなたにお願いしたいの。私は今週ここを退院して、妹の住んでいる大埔にいく予定なの。そこでしばらく妹の商売の手伝いをしながら住むつもり。なので、私の大事な娘を、、、、、欣怡を気にかけてもらいたいの」
私はその話は寝耳に水だった。
「母さん、、、??!私はそんな話聞いていない!叔母さんのところへいくなんて話、一言も、、、!」
「あなたに行ったら絶対反対すると思ったのよ。でも、これ以上私はあなたに甘えるべきではないし、母親としてあなたを幸せにしたい」
母さんはそういい、キョンに話を続けた。
「、、、私は見ての通り体が弱いせいで、欣怡に迷惑ばかりかけてきた。父親も幼くして亡くし、、辛い思いをさせた。あの子のやりたいことをやらせてあげれなかった。人並みの子供の幸せを奪ってしまったかもしれない、、、。もうそんなことは嫌なの。できるなら、人並みに大学へも行かせてやりたい。自分のやりたいことをやらせてあげたい。だから、あの子は九龍に残してやりたいことをやらせてあげるの。あの子の大事な人と、、、」
「aunty、、、」
母さんはキョンに頭を下げた。
「だから、あなたにお願いしたいの。私の大事な宝物の欣怡を守ってあげてくれないかしら。あの子が寂しくないように、なるべく傷つかないようにそばにいてあげてくれないかしら、、、?」
キョンは黙って母さんの話を聞いていた。そして、小さくうなづくとはっきりとした声でこういった。
「・・・命をかけて、守ります。aunty」
母さんはその言葉を聞いて、目を潤ませた。
「ありがとう、、。お願いします。」
母さんは両手でキョンの手をきつく握りしめていた。
「母さん、、、。なんでこんな急に」
私はいつの間にか泣いていた。母さんと離れるのも辛かったし、母さんがそこまで考えていたとは知らなかった。
母さんはキョンの手を離すと、私にくるように手招きをし、抱きしめてくれた。母さんは涙目で私の顔をなで、キョンを見た。
「良かった、、、。これであなた達は大丈夫ね。安心して、大埔にいけるわ。、、、キョン、この子なかなか美人でしょ?亡くなった父親にそっくり。まだ若いあなた達だもの。まだまだ苦労があるかもしれないけど、2人なら乗り越えていけるわ。」
母さんは泣き笑いのような表情だった。
そうして、母さんはその週の内に病院を退院し、九龍まで迎えに来てくれた妹と大埔に旅立っていった。キョンは母さんに会ったあの夜、帰り道で私にこういった。
「・・・母親って、あんな感じなんだな。お前、すごく大事にされてんだな」
私は当たり前のように、母さんの無償の愛を受けて生きてきた。、、、でもキョンは違う。彼の両親は彼を捨ててしまったのだから。母親の愛も知っているはずなのに、失くす辛さも知っているんだ。
私はたまらなくなり、キョンを背中から抱きしめた。
キョンはしばらく黙っていた。、、そして彼の体を抱きしめている私の手を握ってこう言った。
「さあ、帰るぞ。九龍城に」
家の中はとても蒸し暑かった。早くお風呂に入ってしまおう。そしてもう寝よう。キョンは今日は帰るの遅いっていってたし。
私は浴室に入って、服を全て脱ぎシャワーを浴びた。ぬるいシャワーの温度がとても気持ちいい。10分ほどでシャワーを浴び終わると、浴室をでた。寝る用のTシャツをきて短パンを履き、濡れた髪の毛を乾かそうとした時だった。
急に玄関のチャイムが鳴り響いた。
時計を見るとすでに夜中の12時半近く。こんな夜中に尋ねてくるなんて誰だろう。
私は、玄関のそばに行き、「どなた?」と言った。
扉の向こうから、静かな声が聞こえた。「、、、俺だ」
キョンの声だった。私はびっくりしてすぐに扉を開けた。
「どうしたのよ、、?!今日は遅くなるって言ってたから、来るとは思わなかった」
私はキョンの腕を掴んで中に招き入れた。
キョンは私の濡れた髪を触り、「風呂に入ったのか」と言った。
「そうよ、もうお風呂に入って寝ようと思ってたとこ、、、」
話が終わる前に、キョンは私を抱きしめた。キョンの腕の中に抱かれながら、キョンのいつもとは違う様子に気づいた。
「、、、何かあったの?」
キョンは私の肩に頭をのせた。
「新義との件は、今日ボスが相手側と話した。13K全支部が立ち向かうと伝えると、新義はもう抗争はしないと宣言した。これで終わりだ。もう争いは起きない」
キョンの安堵が伝わってきた。私もホッとした。もうミンを怖がることはしなくていいのだ。私はキョンの背中を優しく撫でて「よくやったわね、、。お疲れ様」と言った。
「お前に真っ先に伝えたかったんだ。ミンの件で怖がることはもうない。大丈夫だ。ただ、、、。悪いニュースが一つある」
キョンはため息をつき、私の居間にある椅子に座った。
「ボスは、、、俺を次のボスにしたいらしい。13Kを抜けたいと言ったらそう言われた。やはり組織を抜けるのは簡単じゃない」
私は何も言えなかった。簡単なことではないとわかっていた。そして彼が13Kの中で期待され、仲間たちに尊敬されていることも。そうやすやすとボスが彼を手放すはずがない。
仕方がない。私が好きになったのはたまたま13Kのリーダーだったのだ。受け入れるしかないのだ。
私は彼の背中を叩いた。
「仕方ないわよ。そんな簡単なものではないってわかってたし。」
「、、、ただ、抜けるには一つだけ条件があると言われた」
「何、、?条件て」
「九龍城がなくなるまでに今のシノギの量を10倍にすること。」
キョンは、タバコを取り出そうとし、胸のポケットを弄る。
「そんな簡単なことじゃねえよ。10倍だ。でも、絶対にやってやる。」
キョンは覚悟を決めた表情で言った。私も彼と同じテーブルについた。
「私も、決めたことがあるの」
キョンはタバコをくわえたままこっちをみた。
「なんだよ。決めたことって」
「、、、私、看護師になる。日中は看護学校に行って勉強する。夜は働く。サイファもあと3ヶ月でなくなっちゃうみたいだけど。3ヶ月後からは別のとこで働くつもり」
キョンは、黙ってそれを聞いていて自分の中でしっくりきたらしい。納得いったような顔で、頷いた。
「看護師ね、、、。想像してみたらお前に合うかもな。いつも誰かの看護しているイメージだし」
「失礼ね、何よそれのイメージ」
「お前が看護師になったら、いつでも俺の専属看護師だな」
私はキョンの頭を軽く叩く。
「誰が専属看護師よ。ムカつくわね」
「まあ、冗談はさておき、、。俺、本当にいいと思うぜ。お前にあってるよ。お前ならきっとなれる」
キョンは私の頭を荒っぽく撫でて、微笑んでくれた。
そう、応援してくれるその一言が欲しかったの。私ならきっとなれるって言って欲しかった。
「キョン、明日夜空いてる?母さんのお見舞いに行くんだけど一緒にきてくれない?」
キョンは少し驚いた顔をした。
「お前の母親に、、?いいけど、なんだ急に」
「ただ、顔見せてくれればいいの。母さんがキョンに会いたいって言ってたから」
キョンは頷いた。
「いいぜ。明日ついて行ってやる」
「ありがとう、、、、」
キョンはタバコを灰皿に置いて火を消し、私の唇にキスして席を立ち上がった。
「じゃあ、俺いくな。ちょっとお前の顔みたかっただけだから」
私も思わず立ち上がった。「え、、、行っちゃうの?」
キョンは玄関で振り返ると、「いてほしいのか?」といった。
私は彼の手を掴んだ。
「帰らないで、今日はそばにいてよ」
キョンは、横を向いて深呼吸をした。顔が少し赤い。
「、、お前、いつの間にそんなに女になったんだよ」
キョンが言い終わらないうちに、私は彼に近づき、背伸びをしてキョンにキスをした。
私を抱き締める彼の手に力が入るのを感じた。
キョンの手を引き、夜の病室へと歩いた。面会時間ギリギリだ。母さんは起きているだろうか。病室のドアをそっと開けると、スタンドライトをつけて本を読んでいる母さんが見えた。
「、、、母さん!」
小声で呼び、そっと病室に入ると、母さんは驚いた顔で私を見た。
「まあ欣怡!こんな遅くにどうしたのよ。、、、一体」
母さんは私の後ろのキョンの姿に気づいた。
キョンは軽く会釈をして「初めまして、aunty(叔母さん)」
と言った。
「あなたがキョンね、、、。」
母さんは読んでいた本を枕元に置き、手をキョンの方へ伸ばした。
「キョン、さあもっとこっちへきてちょうだい。よく顔を見せてくださいな」
キョンは母さんのベッドのそばに行き、しゃがんで膝をついた。
「欣怡からあなたの事、聞いているわ。大事な人だって」
「俺もジェイドから、よくあなたの事は聞いています。」
「あなたに会いたかったわ。・・・会ってお礼を言いたかった。私の入院費用を肩代わりしてくれたそうね。本当にありがとう。必ずお返しするつもりです」
「いえ、、、俺が勝手にした事ですから」
「あと、もう一つ。あなたにお願いがあって、会いたかったの」
母さんはキョンの手を握ると、両手で包み込んだ。
「欣怡を、、、あなたにお願いしたいの。私は今週ここを退院して、妹の住んでいる大埔にいく予定なの。そこでしばらく妹の商売の手伝いをしながら住むつもり。なので、私の大事な娘を、、、、、欣怡を気にかけてもらいたいの」
私はその話は寝耳に水だった。
「母さん、、、??!私はそんな話聞いていない!叔母さんのところへいくなんて話、一言も、、、!」
「あなたに行ったら絶対反対すると思ったのよ。でも、これ以上私はあなたに甘えるべきではないし、母親としてあなたを幸せにしたい」
母さんはそういい、キョンに話を続けた。
「、、、私は見ての通り体が弱いせいで、欣怡に迷惑ばかりかけてきた。父親も幼くして亡くし、、辛い思いをさせた。あの子のやりたいことをやらせてあげれなかった。人並みの子供の幸せを奪ってしまったかもしれない、、、。もうそんなことは嫌なの。できるなら、人並みに大学へも行かせてやりたい。自分のやりたいことをやらせてあげたい。だから、あの子は九龍に残してやりたいことをやらせてあげるの。あの子の大事な人と、、、」
「aunty、、、」
母さんはキョンに頭を下げた。
「だから、あなたにお願いしたいの。私の大事な宝物の欣怡を守ってあげてくれないかしら。あの子が寂しくないように、なるべく傷つかないようにそばにいてあげてくれないかしら、、、?」
キョンは黙って母さんの話を聞いていた。そして、小さくうなづくとはっきりとした声でこういった。
「・・・命をかけて、守ります。aunty」
母さんはその言葉を聞いて、目を潤ませた。
「ありがとう、、。お願いします。」
母さんは両手でキョンの手をきつく握りしめていた。
「母さん、、、。なんでこんな急に」
私はいつの間にか泣いていた。母さんと離れるのも辛かったし、母さんがそこまで考えていたとは知らなかった。
母さんはキョンの手を離すと、私にくるように手招きをし、抱きしめてくれた。母さんは涙目で私の顔をなで、キョンを見た。
「良かった、、、。これであなた達は大丈夫ね。安心して、大埔にいけるわ。、、、キョン、この子なかなか美人でしょ?亡くなった父親にそっくり。まだ若いあなた達だもの。まだまだ苦労があるかもしれないけど、2人なら乗り越えていけるわ。」
母さんは泣き笑いのような表情だった。
そうして、母さんはその週の内に病院を退院し、九龍まで迎えに来てくれた妹と大埔に旅立っていった。キョンは母さんに会ったあの夜、帰り道で私にこういった。
「・・・母親って、あんな感じなんだな。お前、すごく大事にされてんだな」
私は当たり前のように、母さんの無償の愛を受けて生きてきた。、、、でもキョンは違う。彼の両親は彼を捨ててしまったのだから。母親の愛も知っているはずなのに、失くす辛さも知っているんだ。
私はたまらなくなり、キョンを背中から抱きしめた。
キョンはしばらく黙っていた。、、そして彼の体を抱きしめている私の手を握ってこう言った。
「さあ、帰るぞ。九龍城に」
0
あなたにおすすめの小説
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
届かぬ温もり
HARUKA
恋愛
夫には忘れられない人がいた。それを知りながら、私は彼のそばにいたかった。愛することで自分を捨て、夫の隣にいることを選んだ私。だけど、その恋に答えはなかった。すべてを失いかけた私が選んだのは、彼から離れ、自分自身の人生を取り戻す道だった·····
◆◇◆◇◆◇◆
読んでくださり感謝いたします。
すべてフィクションです。不快に思われた方は読むのを止めて下さい。
ゆっくり更新していきます。
誤字脱字も見つけ次第直していきます。
よろしくお願いします。
不遇な令嬢は次期組長の秘めたる溺愛に絡め取られる。
翼 うみ
恋愛
父の会社を立て直す交換条件のため、ほぼ家族に身売りされた形で関東最大級の極道・桜花組の次期組長に嫁入りしたジェシカ。しかし母を亡くして以降、義母と義妹に虐げられていたジェシカは実家を出られるなら、と前向きだった。夫となる和仁には「君を愛することはない」と冷たく突き放される。それでもジェシカは傷つくことはなく、自分にできることを探して楽しんでいた。
和仁には辛い過去がありそれ故に誰のことも愛さないと決めていたが、純真で健気なジェシカに段々と惹かれてゆき――。
政略結婚から始まる溺愛シンデレラストーリー。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
貴方なんて大嫌い
ララ愛
恋愛
婚約をして5年目でそろそろ結婚の準備の予定だったのに貴方は最近どこかの令嬢と
いつも一緒で私の存在はなんだろう・・・2人はむつまじく愛し合っているとみんなが言っている
それなら私はもういいです・・・貴方なんて大嫌い
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
冷たい王妃の生活
柴田はつみ
恋愛
大国セイラン王国と公爵領ファルネーゼ家の同盟のため、21歳の令嬢リディアは冷徹と噂される若き国王アレクシスと政略結婚する。
三年間、王妃として宮廷に仕えるも、愛されている実感は一度もなかった。
王の傍らには、いつも美貌の女魔導師ミレーネの姿があり、宮廷中では「王の愛妾」と囁かれていた。
孤独と誤解に耐え切れなくなったリディアは、ついに離縁を願い出る。
「わかった」――王は一言だけ告げ、三年の婚姻生活はあっけなく幕を閉じた。
自由の身となったリディアは、旅先で騎士や魔導師と交流し、少しずつ自分の世界を広げていくが、心の奥底で忘れられないのは初恋の相手であるアレクシス。
やがて王都で再会した二人は、宮廷の陰謀と誤解に再び翻弄される。
嫉妬、すれ違い、噂――三年越しの愛は果たして誓いとなるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる