10 / 75
第一章 Exスキル「能力100万倍」と副作用
第10話 能力の開放
しおりを挟む
情けないが、もう俺は無理だろう。せめてメルだけでも逃がしてやらねば。メルに聞こえる程度の声で「メル、お前だけでも逃げろ...」と囁いた。別に意図的にしているのではない。もはや大きな声を出すことができないからだ。
「ご主人様!何でこんな私に優しくして下さるのですか⁉目が二重で鼻筋も通って、唇もぷっくり!小顔だし胸は、はち切れんばかりです!その割にウエストは引き締まって!さらにさらに、175cmの10頭身!どうしてこんな私を助けてくれるんですか!」
いや...だから何だけどね...。
どうせもう目の前の三人組からは、逃げることなどできないんだ。なら、俺の本当の気持ちをメルに伝えてもいいだろう。
「メル、俺は君に一目ぼれをした。だから...だよ。奴隷とか関係なしに、一人の女性として君を守りたい。好きになった女を守りたいだけなんだよ。、メル?君には「体術のスキル(小)」があるんだろう?自分だけでもそれを使って...逃げろ!」
「わ、私の事が好きになった?好きな女を助けたいだけ⁉奴隷とか関係なく...」
メルが呆然としている間に、俺は最後の力を振り絞って、長身で痩せている女性の腕を素早く掴み、大外刈りを試みた。しかし...彼女は1mmも動かなかった...。
「あなた様は、この世界の男性とは思えないほど勇敢でお美しい。でも...そんなお方が、私らみたいな騎士崩れに挑んでは駄目ですよ」
そう言った後、俺が挑んだ女性は、先ほどよりもさらに強く腹部を殴って来た。顔は殴らない様だ。
「ウ、グワァァァァァァ~!」
完全に臓器がやられたのだろう。口から血まで噴き出して来た。あまりの痛さに小便も全部漏れてしまった。あと大の方も。
恰好が悪い。悶絶して転がりまわって泣き叫びたい。
でも、でも...!!メルを先に逃がさなきゃ。
「メル...さよならだ。早く逃げてくれ...もう俺は駄目そうだ...幸せにしてやりたかった...いや一緒に幸せになりたかったな...」
俺はうつ伏せになり、首だけをメルに向けて、逃げるよう指示した。すると、自然と俺の目から涙がこぼれ、地面に落ちていった。
「ご、ご主人様~!いやです!ご主人様!!」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
メルが悲痛な叫びを上げた瞬間、周囲の空気が一変したように感じられた。いや、実際に変わった。
メルは俺の「今生の別れ」とも受け取れる言葉を聞いた後、全身から神々しいオーラを放った。かつての弱々しいメルとは明らかに異なっていた。
俺を連れ去ろうとした三人組に対して、メルは恐ろしいほどの殺気を放っている。
そして...。
俺の脳内に「あなたの奴隷メルが、あなたに対する愛情と忠誠心が100%になりました。E xスキル『能力100万倍』の発生条件をクリアいたしました」と、聞いたことのない機械音が流れた。
ふとメルを見上げると、メルの表情が険しい。先程まではあんなに弱々しかったのに。そして、まるでメルの怒りに呼応するかのように、周囲の空間が激しく歪み、荒れ狂っていた。
メルは厳しい表情を崩さず、三人組に向かって「ご主人様から離れなさい!私の大切なご主人様を...こんなにも酷い目に!私の命にも勝る大事なお方を...絶対に許さない!」と叫んだ。
瞬く間に、メルは言葉を発した場所から消え去った。同時に、メルとは身長差が20cm以上もある女性の胴体には、丸い大穴が開いた。
「「な、何が起こった?」」
そう俺とチャルの言葉がハモったが、次に言葉を発したのは俺だけだった。
「ま、まさかメルが、殺ったのか?」
一人目を殺った後メルは、素早くチャルの元に移動し、チャルの頭を手刀で薙ぎ払。チャルは頭だけが無くなり、胴体から血が噴き出した。もう怖いとかを通り越して何が何だか分からない。
これは先ほど、俺の脳内で聞こえた『能力100万倍』が、関与しているのか?
「な、何が起こっているんだい! あのブサイクがやっているのかい⁉」と、マリンが慌てふためきながら、俺に聞いてきた。いや、それは俺が聞きたいくらいだ。
「ブサイクはお互い様でしょ!」
メルはマリンに言った後、渾身の蹴りを放ち、マリンの上半身が一発で粉々に砕け散った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「メ、メル...こんなに強かったのか。よ、よかったよ、メル。俺はいいから一人で生きろ!こんなに強かったら一人で生きていけるだろう...」と弱々しい声で俺はメルに伝えた。
体は動かず、内臓はおそらく滅茶苦茶になっている。口からも、下からも血が出ているようだ。情けない。
弱々しい自分に対して、メルは「ご主人様が死ねば、奴隷の首輪も強制的に締まり、私も死にます。それに、ご主人様は私を守るために命をかけてくださり、『好きだ!』とも言って下さいました!これから先、ご主人様のようなお方は私の前には現れません!もじ...ご主人ざまがじんだら...わだじも、じにます!」と言いながら涙を流し、俺を抱きしめた。
「もう...俺は助からないよ。どこぞの誰かに助けてもらうにしろ、大金なんか払えないし、それこそ俺が奴隷になるか、治療薬も高価なんだろ?『ポーション(中)』だって貴族でもなかなか手に入らないって...。あれ?ある、あるぞ!」
ど、洞窟にしまってあるぞ!!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「メル!俺をおんぶして、向うにある丘の洞窟に連れて行ってくれ!」
さ、最後の悪あがきをしてみよう。メルと一緒に未来を歩むために!
「そうすればご主人様は助かるのですね!任せて下さい!身体が異様に軽いんです。それに信じられないぐらいスピードも出せます!」
よく分からないが、超人的な力が手に入った様だ。
メルの助けを借りて、通常2時間かかる距離をわずか1分で着いてしまった。急いで洞窟内に隠しておいた「ポーション(中)」をメルに掘り出してもらった。
あ、あった、「ポーション(中)」だ!!こ、これさえ飲めば...助かるかもしれない!!
「メル、それを俺に飲ませてくれ...。飲めば治るだろう。口に注いでくれ...」
もう言葉を発するどころじゃない。呼吸さえも苦しい。視界もぼやけてきた。メルが俺の口元に「ポーション(中)を注いでくれている...ようだ。
しかし...。口に注がれているようだが、うまく飲み込むことができない。
「お願いです!一口だけでも飲んでぐだざい!おねがいでずから!!」
メルが必死に泣き叫んで俺に頼みこんでいる...様だ。
あと...少しだったのにな。もう、俺はダメみたいだ...。メルも死んじゃうのか。ごめんなメル...。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
その瞬間。俺の唇を温かくて柔らかな物が塞いだ。そして塞いだ唇から、なにかの液体が俺に注がれる。
目のかすみが嘘のように晴れてきた。涙でぐしゃぐしゃになった顔で、メルは一生懸命に口移しでポーションを俺の口の中に注いでくれている。
「あとで、どんな罰でもうけまずから。だから死なないでくだざい。じなないで...。ごじゅじんざまぁぁぁ!!」
もう、大丈夫だよ...メル。意識も戻ってきたから。
ありがとう...メル。君と共に未来を築いていけそうだ...。
「ご主人様!何でこんな私に優しくして下さるのですか⁉目が二重で鼻筋も通って、唇もぷっくり!小顔だし胸は、はち切れんばかりです!その割にウエストは引き締まって!さらにさらに、175cmの10頭身!どうしてこんな私を助けてくれるんですか!」
いや...だから何だけどね...。
どうせもう目の前の三人組からは、逃げることなどできないんだ。なら、俺の本当の気持ちをメルに伝えてもいいだろう。
「メル、俺は君に一目ぼれをした。だから...だよ。奴隷とか関係なしに、一人の女性として君を守りたい。好きになった女を守りたいだけなんだよ。、メル?君には「体術のスキル(小)」があるんだろう?自分だけでもそれを使って...逃げろ!」
「わ、私の事が好きになった?好きな女を助けたいだけ⁉奴隷とか関係なく...」
メルが呆然としている間に、俺は最後の力を振り絞って、長身で痩せている女性の腕を素早く掴み、大外刈りを試みた。しかし...彼女は1mmも動かなかった...。
「あなた様は、この世界の男性とは思えないほど勇敢でお美しい。でも...そんなお方が、私らみたいな騎士崩れに挑んでは駄目ですよ」
そう言った後、俺が挑んだ女性は、先ほどよりもさらに強く腹部を殴って来た。顔は殴らない様だ。
「ウ、グワァァァァァァ~!」
完全に臓器がやられたのだろう。口から血まで噴き出して来た。あまりの痛さに小便も全部漏れてしまった。あと大の方も。
恰好が悪い。悶絶して転がりまわって泣き叫びたい。
でも、でも...!!メルを先に逃がさなきゃ。
「メル...さよならだ。早く逃げてくれ...もう俺は駄目そうだ...幸せにしてやりたかった...いや一緒に幸せになりたかったな...」
俺はうつ伏せになり、首だけをメルに向けて、逃げるよう指示した。すると、自然と俺の目から涙がこぼれ、地面に落ちていった。
「ご、ご主人様~!いやです!ご主人様!!」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
メルが悲痛な叫びを上げた瞬間、周囲の空気が一変したように感じられた。いや、実際に変わった。
メルは俺の「今生の別れ」とも受け取れる言葉を聞いた後、全身から神々しいオーラを放った。かつての弱々しいメルとは明らかに異なっていた。
俺を連れ去ろうとした三人組に対して、メルは恐ろしいほどの殺気を放っている。
そして...。
俺の脳内に「あなたの奴隷メルが、あなたに対する愛情と忠誠心が100%になりました。E xスキル『能力100万倍』の発生条件をクリアいたしました」と、聞いたことのない機械音が流れた。
ふとメルを見上げると、メルの表情が険しい。先程まではあんなに弱々しかったのに。そして、まるでメルの怒りに呼応するかのように、周囲の空間が激しく歪み、荒れ狂っていた。
メルは厳しい表情を崩さず、三人組に向かって「ご主人様から離れなさい!私の大切なご主人様を...こんなにも酷い目に!私の命にも勝る大事なお方を...絶対に許さない!」と叫んだ。
瞬く間に、メルは言葉を発した場所から消え去った。同時に、メルとは身長差が20cm以上もある女性の胴体には、丸い大穴が開いた。
「「な、何が起こった?」」
そう俺とチャルの言葉がハモったが、次に言葉を発したのは俺だけだった。
「ま、まさかメルが、殺ったのか?」
一人目を殺った後メルは、素早くチャルの元に移動し、チャルの頭を手刀で薙ぎ払。チャルは頭だけが無くなり、胴体から血が噴き出した。もう怖いとかを通り越して何が何だか分からない。
これは先ほど、俺の脳内で聞こえた『能力100万倍』が、関与しているのか?
「な、何が起こっているんだい! あのブサイクがやっているのかい⁉」と、マリンが慌てふためきながら、俺に聞いてきた。いや、それは俺が聞きたいくらいだ。
「ブサイクはお互い様でしょ!」
メルはマリンに言った後、渾身の蹴りを放ち、マリンの上半身が一発で粉々に砕け散った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「メ、メル...こんなに強かったのか。よ、よかったよ、メル。俺はいいから一人で生きろ!こんなに強かったら一人で生きていけるだろう...」と弱々しい声で俺はメルに伝えた。
体は動かず、内臓はおそらく滅茶苦茶になっている。口からも、下からも血が出ているようだ。情けない。
弱々しい自分に対して、メルは「ご主人様が死ねば、奴隷の首輪も強制的に締まり、私も死にます。それに、ご主人様は私を守るために命をかけてくださり、『好きだ!』とも言って下さいました!これから先、ご主人様のようなお方は私の前には現れません!もじ...ご主人ざまがじんだら...わだじも、じにます!」と言いながら涙を流し、俺を抱きしめた。
「もう...俺は助からないよ。どこぞの誰かに助けてもらうにしろ、大金なんか払えないし、それこそ俺が奴隷になるか、治療薬も高価なんだろ?『ポーション(中)』だって貴族でもなかなか手に入らないって...。あれ?ある、あるぞ!」
ど、洞窟にしまってあるぞ!!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「メル!俺をおんぶして、向うにある丘の洞窟に連れて行ってくれ!」
さ、最後の悪あがきをしてみよう。メルと一緒に未来を歩むために!
「そうすればご主人様は助かるのですね!任せて下さい!身体が異様に軽いんです。それに信じられないぐらいスピードも出せます!」
よく分からないが、超人的な力が手に入った様だ。
メルの助けを借りて、通常2時間かかる距離をわずか1分で着いてしまった。急いで洞窟内に隠しておいた「ポーション(中)」をメルに掘り出してもらった。
あ、あった、「ポーション(中)」だ!!こ、これさえ飲めば...助かるかもしれない!!
「メル、それを俺に飲ませてくれ...。飲めば治るだろう。口に注いでくれ...」
もう言葉を発するどころじゃない。呼吸さえも苦しい。視界もぼやけてきた。メルが俺の口元に「ポーション(中)を注いでくれている...ようだ。
しかし...。口に注がれているようだが、うまく飲み込むことができない。
「お願いです!一口だけでも飲んでぐだざい!おねがいでずから!!」
メルが必死に泣き叫んで俺に頼みこんでいる...様だ。
あと...少しだったのにな。もう、俺はダメみたいだ...。メルも死んじゃうのか。ごめんなメル...。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
その瞬間。俺の唇を温かくて柔らかな物が塞いだ。そして塞いだ唇から、なにかの液体が俺に注がれる。
目のかすみが嘘のように晴れてきた。涙でぐしゃぐしゃになった顔で、メルは一生懸命に口移しでポーションを俺の口の中に注いでくれている。
「あとで、どんな罰でもうけまずから。だから死なないでくだざい。じなないで...。ごじゅじんざまぁぁぁ!!」
もう、大丈夫だよ...メル。意識も戻ってきたから。
ありがとう...メル。君と共に未来を築いていけそうだ...。
123
あなたにおすすめの小説
高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
美醜逆転世界の学園に戻ったおっさんは気付かない
仙道
ファンタジー
柴田宏(しばたひろし)は学生時代から不細工といじめられ、ニートになった。
トラックにはねられ転移した先は美醜が逆転した現実世界。
しかも体は学生に戻っていたため、仕方なく学校に行くことに。
先輩、同級生、後輩でハーレムを作ってしまう。
家族と魔法と異世界ライフ!〜お父さん、転生したら無職だったよ〜
三瀬夕
ファンタジー
「俺は加藤陽介、36歳。普通のサラリーマンだ。日本のある町で、家族5人、慎ましく暮らしている。どこにでいる一般家庭…のはずだったんだけど……ある朝、玄関を開けたら、そこは異世界だった。一体、何が起きたんだ?転生?転移?てか、タイトル何これ?誰が考えたの?」
「えー、可愛いし、いいじゃん!ぴったりじゃない?私は楽しいし」
「あなたはね、魔導師だもん。異世界満喫できるじゃん。俺の職業が何か言える?」
「………無職」
「サブタイトルで傷、えぐらないでよ」
「だって、哀愁すごかったから。それに、私のことだけだと、寂しいし…」
「あれ?理沙が考えてくれたの?」
「そうだよ、一生懸命考えました」
「ありがとな……気持ちは嬉しいんだけど、タイトルで俺のキャリア終わっちゃってる気がするんだよな」
「陽介の分まで、私が頑張るね」
「いや、絶対、“職業”を手に入れてみせる」
突然、異世界に放り込まれた加藤家。
これから先、一体、何が待ち受けているのか。
無職になっちゃったお父さんとその家族が織りなす、異世界コメディー?
愛する妻、まだ幼い子どもたち…みんなの笑顔を守れるのは俺しかいない。
──家族は俺が、守る!
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる