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第三章 フェンリルと獣人
第44話 自信の無い3人
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館から洞窟まで、徒歩でなら約1時間だがメルに頼めば1分ぐらいで着く。
「メルお願い」そうメルに頼むと、「かしこまりましたご主人様!」と可愛らしく微笑み、俺とクラリスを両脇に抱えた。そして、もの凄い勢いで森を走り抜けた。風圧がすごい。浮遊型のジェットコースターに乗っている気分だ。深夜で辺りが見えないからより怖い。よくメルは見えるな。
「ご主人様、クラリスお姉様!洞窟に着きました!」
満面の笑みで、俺に報告をしてきた。早いな~。本当にものの1分ぐらいだな。ジェットコースターに乗っているような気分だった。
ただ...疲れた。何だか色々あった。日にちが変わったから2日前か...その時は死にかけるし、昨日は手が吹っ飛ぶし...色々あり過ぎ。でも美少女2人を助けることが出来た。まぁよしとするか。この洞窟にある、地球へと続く扉を見ると、なんとなく安心感を覚える。
「ここから...いよいよ主様のお家に行くのですね?緊張してきました。私の様な者が、主様のお宅に突然訪れても問題が無いでしょうか?お子様やご年配には、私の外見は刺激が強すぎて、問題が起こらないとよろしいのですが...」
クラリスは今までとは打って変わって不安そうな表情をする。
違う意味で刺激が強いかもしれない。フード付きの薄めの汚れた外套に、ショーツとチョーカー型の奴隷の首輪のみ。ブラも付けていないしTシャツも着ていない。すごく悩ましい太ももがあらわとなっている。俺もさっきから興奮が隠せない。19歳には刺激が強い。
「誰もいないよ。それに何度も言うが、2人は俺の世界では絶世の美女だ。俺と立場がそのまま逆転する。蔑まれたりすることは無いから安心して欲しい」
「主様の言う事に嘘はないと思います。でも...そんな世界、どうしても信じられません...。私たちは美しい存在で、こんなに恰好よく、プロポーションも優れている主様が蔑まれているなんて...。愚民たちに神の裁きを与えてやりましょうか?」
そう言った後、辺りの太い木々を真っ二つに切り落とした。
また物騒なことを言い始めた。メルよりも攻撃的なのかもしれない。元教会で働いていた聖女だっていうのに...。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「さあ、クラリス。こっちだよ」と、ややっこしくなる前に、クラリスを自室に呼び入れた。クラリスは、扉を開けて俺の部屋に入ると、どうしていいか分からずに、ただ暗い部屋の中で立ち尽くしている。
先ほどまでいた屋敷とは違い狭い。両親が田舎の感覚で1Rや1Kじゃ可哀そうと、1DKを借りてくれた。大学からは少し離れているけど。そのおかげでキッチンスペースがある。本当にありがたいことだ。
「ごめんね。今、電気を付けるからね」
シーリングライトをONにして、部屋を明るくした。
「キャ!」
突然明るくなった部屋に、クラリスが驚き、可愛い悲鳴を上げた。
「ごめんよ、びっくりした?メルにも言ったけど、狭いだろう3人だと。ドラリル一味から頂いたダイヤモンドなどを売って、もっと広い部屋に引っ越そうね。コロも待っているだろうし」
ただ、俺がクラリスに何も言ってもクラリスは、緊張の為だか、ただ呆然と立ち尽くすだけであった。
「凄い、見たことのない物ばかりです。何です⁉かこの凄くお洒落な空間は?わ、私たちは、こんな素敵な部屋に泊めて頂いてもよろしいのでしょうか?こ、わ、私たちは、軒下か、馬小屋でもあればそこで寝かさせて頂きますが...」
非常に心配そうな表情をして、オロオロと辺りを見回している。
さっきまでの冷静を装った態度が無くなり、急に不安そうな表情になっている。大丈夫かな、クラリス...。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「お姉様、お気持ち分かります。私も、初めてここに来た時は不安でいっぱいでした。ですが、主様は追い出すような真似は致しません!朝までずーと一緒です!大丈夫です!」
メルがクラリスを安心させるかのように、クラリスの両手を強く握りしめた。
「メ、メルありがとう。分かっているのよ。主様はそういうお方だって...。メルからも主様からも聞いているから。でも、やっぱり...その、ほ、本当にご慈悲を頂けるのでしょうか...こ、こんな素晴らしい部屋で?わ、私は、じ、じ、自分に自信がございません...」
やっぱりメルと同じなんだね。自分に自信が持てないなんて。俺も分かる。俺も自分に自信が無いもん。
自信が無いと言ったクラリスは、急に涙ぐんでしまった。
先程まで気高かったクラリスは、急にか細い態度に変わってしまった。肌を触れ合う時が現実味を帯びてきて、急に怖くなった様だ。
「主様の住んでいる世界に連れて来て頂き、ついに私も主様とお風呂に入って、ご慈悲を頂けると思ったら、急に嬉しさを通り越して不安になってしまって...。抱きしめられ、私の醜い二重の目や仰月型の唇を間近で見られると思うと、主様に嫌われるのではないかと...」
そうクラリスは床に跪き、震えながら俺を見上げる。
震えるクラリスの目線に合わせるように、少し前かがみの姿勢となり、「こっちの世界では、君たちがすごくモテて、俺は全然モテない。俺もクラリスに聞きたい!俺の顔を真直ぐに見つめてくれるの...?裸を見ても笑わない?俺の傍にこれからもずっといてくれるの?」
俺まで自信が無くなって来た。この世界のどんな娘達よりも可愛い二人が、外見に自信を持てないなんて...。
「あ、当たり前です!主様!主様以上に心優しく気高いお方はいらっしゃいません!私は、いえ、私もメルもずっと主様のお傍におります。そんな自信の無さそうな表情はおやめ下さい!」
「それならばもうこの話は無しだ。時間も遅いし...クラリス、メル。その...よかったらだけど、一緒にお風呂に入ろうか?その...よかったらだけどね」と俺は言った。するとすぐにメルが反応して...。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「もちろんです。ご主人様!お背中をお洗いします!」
そう、メルは元気よく俺に言ってきた。そして何ともう、ブラとショーツのみの恰好になっている。ま、まだ、お湯を入れていないよ。
俺の息子はそんなメルの姿を見て、喜びを爆発させている。お願だからクラリス、息子をじーと見つめないで...。恥ずかしいから。
「お姉様...大丈夫です。ご主人様は、お姉様をかばって右手を切り落とされたんですよ?私たちを愛してくれます。どんな男性よりも素敵なお方から...。私も自分の容姿に自信はありません、ですから、ご主人様に負けないぐらいの愛を、全身全霊でお返ししましょう!」
そう言ってメルは、俺を抱きしめた。
「メ、メル。そうですね。他の者は関係ありません。ブサイクだろうがプロポーションが悪いだろうが関係ありません!主様が私たちを気に入ってくれれば問題ないのです。メル、背中を洗うのは譲ります。私は前を丁寧に洗いますので...」
そう言って、いつの間にか俺の息子に手を伸ばしぐりぐりと刺激を与えてきた。
「ズルいです!お姉様!100万倍の性欲を抑えるなんてもう無理です!もう開放です!」
「もう、私も耐えられません主様!愛しております、主様...」
クラリスは、俺の首を強引に自分の顔の方に向け、唇を重ねてた。
「お姉様ズルい!」
メルも、俺の首を自分の方に向け...。
その後のメルは素早かった。俺の着ている服を素早く全部脱がし、そして...。
こ、こらメル!まだ下の息子を洗っていないから、いきなりそんなことをされたら...。
「主様に汚いところなどありません!」
「ご主人様に汚いところなどありません!」
俺が言おうとしていたことを、2人から力強く言われた,,,。
いつの間にか、奴隷の首輪以外は身につけていないクラリスとメルに囲まれ、眠れない深夜のバトルが今、開演した。
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「ご主人様、クラリスお姉様!洞窟に着きました!」
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ただ...疲れた。何だか色々あった。日にちが変わったから2日前か...その時は死にかけるし、昨日は手が吹っ飛ぶし...色々あり過ぎ。でも美少女2人を助けることが出来た。まぁよしとするか。この洞窟にある、地球へと続く扉を見ると、なんとなく安心感を覚える。
「ここから...いよいよ主様のお家に行くのですね?緊張してきました。私の様な者が、主様のお宅に突然訪れても問題が無いでしょうか?お子様やご年配には、私の外見は刺激が強すぎて、問題が起こらないとよろしいのですが...」
クラリスは今までとは打って変わって不安そうな表情をする。
違う意味で刺激が強いかもしれない。フード付きの薄めの汚れた外套に、ショーツとチョーカー型の奴隷の首輪のみ。ブラも付けていないしTシャツも着ていない。すごく悩ましい太ももがあらわとなっている。俺もさっきから興奮が隠せない。19歳には刺激が強い。
「誰もいないよ。それに何度も言うが、2人は俺の世界では絶世の美女だ。俺と立場がそのまま逆転する。蔑まれたりすることは無いから安心して欲しい」
「主様の言う事に嘘はないと思います。でも...そんな世界、どうしても信じられません...。私たちは美しい存在で、こんなに恰好よく、プロポーションも優れている主様が蔑まれているなんて...。愚民たちに神の裁きを与えてやりましょうか?」
そう言った後、辺りの太い木々を真っ二つに切り落とした。
また物騒なことを言い始めた。メルよりも攻撃的なのかもしれない。元教会で働いていた聖女だっていうのに...。
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「さあ、クラリス。こっちだよ」と、ややっこしくなる前に、クラリスを自室に呼び入れた。クラリスは、扉を開けて俺の部屋に入ると、どうしていいか分からずに、ただ暗い部屋の中で立ち尽くしている。
先ほどまでいた屋敷とは違い狭い。両親が田舎の感覚で1Rや1Kじゃ可哀そうと、1DKを借りてくれた。大学からは少し離れているけど。そのおかげでキッチンスペースがある。本当にありがたいことだ。
「ごめんね。今、電気を付けるからね」
シーリングライトをONにして、部屋を明るくした。
「キャ!」
突然明るくなった部屋に、クラリスが驚き、可愛い悲鳴を上げた。
「ごめんよ、びっくりした?メルにも言ったけど、狭いだろう3人だと。ドラリル一味から頂いたダイヤモンドなどを売って、もっと広い部屋に引っ越そうね。コロも待っているだろうし」
ただ、俺がクラリスに何も言ってもクラリスは、緊張の為だか、ただ呆然と立ち尽くすだけであった。
「凄い、見たことのない物ばかりです。何です⁉かこの凄くお洒落な空間は?わ、私たちは、こんな素敵な部屋に泊めて頂いてもよろしいのでしょうか?こ、わ、私たちは、軒下か、馬小屋でもあればそこで寝かさせて頂きますが...」
非常に心配そうな表情をして、オロオロと辺りを見回している。
さっきまでの冷静を装った態度が無くなり、急に不安そうな表情になっている。大丈夫かな、クラリス...。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「お姉様、お気持ち分かります。私も、初めてここに来た時は不安でいっぱいでした。ですが、主様は追い出すような真似は致しません!朝までずーと一緒です!大丈夫です!」
メルがクラリスを安心させるかのように、クラリスの両手を強く握りしめた。
「メ、メルありがとう。分かっているのよ。主様はそういうお方だって...。メルからも主様からも聞いているから。でも、やっぱり...その、ほ、本当にご慈悲を頂けるのでしょうか...こ、こんな素晴らしい部屋で?わ、私は、じ、じ、自分に自信がございません...」
やっぱりメルと同じなんだね。自分に自信が持てないなんて。俺も分かる。俺も自分に自信が無いもん。
自信が無いと言ったクラリスは、急に涙ぐんでしまった。
先程まで気高かったクラリスは、急にか細い態度に変わってしまった。肌を触れ合う時が現実味を帯びてきて、急に怖くなった様だ。
「主様の住んでいる世界に連れて来て頂き、ついに私も主様とお風呂に入って、ご慈悲を頂けると思ったら、急に嬉しさを通り越して不安になってしまって...。抱きしめられ、私の醜い二重の目や仰月型の唇を間近で見られると思うと、主様に嫌われるのではないかと...」
そうクラリスは床に跪き、震えながら俺を見上げる。
震えるクラリスの目線に合わせるように、少し前かがみの姿勢となり、「こっちの世界では、君たちがすごくモテて、俺は全然モテない。俺もクラリスに聞きたい!俺の顔を真直ぐに見つめてくれるの...?裸を見ても笑わない?俺の傍にこれからもずっといてくれるの?」
俺まで自信が無くなって来た。この世界のどんな娘達よりも可愛い二人が、外見に自信を持てないなんて...。
「あ、当たり前です!主様!主様以上に心優しく気高いお方はいらっしゃいません!私は、いえ、私もメルもずっと主様のお傍におります。そんな自信の無さそうな表情はおやめ下さい!」
「それならばもうこの話は無しだ。時間も遅いし...クラリス、メル。その...よかったらだけど、一緒にお風呂に入ろうか?その...よかったらだけどね」と俺は言った。するとすぐにメルが反応して...。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「もちろんです。ご主人様!お背中をお洗いします!」
そう、メルは元気よく俺に言ってきた。そして何ともう、ブラとショーツのみの恰好になっている。ま、まだ、お湯を入れていないよ。
俺の息子はそんなメルの姿を見て、喜びを爆発させている。お願だからクラリス、息子をじーと見つめないで...。恥ずかしいから。
「お姉様...大丈夫です。ご主人様は、お姉様をかばって右手を切り落とされたんですよ?私たちを愛してくれます。どんな男性よりも素敵なお方から...。私も自分の容姿に自信はありません、ですから、ご主人様に負けないぐらいの愛を、全身全霊でお返ししましょう!」
そう言ってメルは、俺を抱きしめた。
「メ、メル。そうですね。他の者は関係ありません。ブサイクだろうがプロポーションが悪いだろうが関係ありません!主様が私たちを気に入ってくれれば問題ないのです。メル、背中を洗うのは譲ります。私は前を丁寧に洗いますので...」
そう言って、いつの間にか俺の息子に手を伸ばしぐりぐりと刺激を与えてきた。
「ズルいです!お姉様!100万倍の性欲を抑えるなんてもう無理です!もう開放です!」
「もう、私も耐えられません主様!愛しております、主様...」
クラリスは、俺の首を強引に自分の顔の方に向け、唇を重ねてた。
「お姉様ズルい!」
メルも、俺の首を自分の方に向け...。
その後のメルは素早かった。俺の着ている服を素早く全部脱がし、そして...。
こ、こらメル!まだ下の息子を洗っていないから、いきなりそんなことをされたら...。
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