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逃亡
賀茂 茂敬
「わっちは……主と再び会える事が嬉しい……」
妻と夫。
妻は静かに愛しき夫の肩に頭を乗せた。三百年もの時を孤独に封印された妻は、三百年前に目の前で冷たくなっていった夫が、今こうして目の前にいて、言葉を交わす事が出来て、手に触れる事も出来る。
「こうしておると……昔を、思い出すでありんす」
薄らと桜色に頬を染める妻は上目遣いで夫を見上げた。その顔はまるでまだ汚れを知らない少女のようであった──
「!」
まだ日が登らぬ頃、目が覚めたのは一人の妖怪だった。三百年もの間、封印され、長い眠りについていた妖怪、骸骨の集合体であるがしゃどくろの恒河だった。
彼女は夢での自身の姿を思い出して頬を赤らめた。起き上がり熱を覚ますように外に出た。まだ月が空に鎮座している。
「三百年、か……長いのう……じゃが今度は同じ轍は踏まん……忠敬、今度こそわっちは主を、守りんす──!?」
ふと、身に覚えのある気配、三百年前に感じたのと同じ気配。
すぐに身構える恒河だったが既に遅かった。首には冷たい鉄が当てられていた。
「三百年振り、か? ちっとも変わらんね君達は」
「それは貴様も、じゃろう」
賀茂 茂敬、三百年前、恒河を襲った陰陽師の片割れだった。それが恒河の背後に立ち、刃を首筋に突きつけていた。
「ははは、陰陽師は長生きだからな。俺の息子はどこだ? 会わせてくれないか」
「……嫌でありんす、と申したら?」
「その場合は……こうするまでよ!!」
忠敬は目を覚ました。隣に恒河が居ないことに気付いたからだ。すぐに靴を履き外に出た。
そしてその時の光景を見て、忠敬は目を見開いた。強烈な光景だった。この先忘れることは無いだろう光景だった。
「な、何をしてるんだ……? 父さん……?」
そこには妻の前で土下座をしている自身の父の姿があった。
「お、おぉ! 忠敬! 元気だったか?」
忠頭を上げて忠敬の姿を数年ぶりに目にした茂敬は笑顔で立ち上がった。
近付こうとしたが忠敬は一歩身を引いた。その間に恒河が険しい顔で割って入った。
「止まりんす。よくも父親面が出来るでありんすね」
「…………確かに俺達は忠敬に嘘をついていた」
茂敬は目を伏せた。自身ら夫婦が息子に黙っていたことを謝った。
「だが……息子を手をかけることなんて出来ると思うか? 俺は無理だ。なんたって俺の息子なんだからな。俺の大事な息子だ。だが、お前が俺を信用出来ないって事はよくわかっている」
茂敬は左腕を前に伸ばし、右手に持つ刀を振り上げた。
「俺はお前の敵じゃない。それを、俺は、俺の体で証明する!」
それを振り下ろそうとしたその時、忠敬が前に出て茂敬の右腕を掴んだ。そして涙を流しながらやめてくれ、と言った。
「……忠敬、止めてくれるな」
「もういい、嘘をついていたとは言え……仮にも自分の父さんが自分のために腕を切り落とすなんて……見たくない……」
茂敬は刀を手から離すと忠敬を強く抱き締めた。
「すまない、忠敬。独りにしちまって」
「……父さん、紹介する。俺の妻である恒河だ」
忠敬は涙を拭きながら恒河に顔を向けた。呆れた顔で恒河はため息をついた。
「はぁ、甘い。甘いでありんす……が、まぁ、よいか」
「よく覚えているさ」
忠敬は茂敬から離れると恒河の隣に立った。茂敬は嬉しそうに笑みを浮かべた。そしてここに来た目的を話した。
「忠敬、俺はお前を鍛えに来た。お前の立場はわかっている。だから力が必要だ」
「……けどどうやって」
そう問いかける忠敬に、茂敬は胸を張った。
「おいおい、お前の父ちゃんは誰からも好かれる超すっごい陰陽師なんだぞ? そしてお前には陰陽師の血が流れてんだぞ? 陰陽師の術なんてすぐ覚えられるさ」
「……そう、なのか」
「あぁ、例えば、簡単なところからだと」
茂敬はポケットの中に手を突っ込みそこに入っているモノを握りしめたまま手を出した。
「この中に何が入っていると思う」
忠敬はじっ、とその拳を見つめた。集中していくと薄らとそれが何であるかを感じ始めた。
「…………水の入った……瓶……?」
いい線だ、と茂敬が手を広げるとそこには手のひらサイズの香水があった。茂敬はそれを自身に振りかけた。柑橘系の香りだった。
「まっ、要領はそんな感じだが、流石俺の息子だ。妖怪の力と陰陽師の血を上手く合わせている」
妖怪の力、と恒河は語尾を上げて首をかしげながら目を細めた。忠敬は目を逸らしながら指にはめている指輪を見せた。
「……その、まぁ、色々と」
「……忠敬、一つだけ、一つだけ聞くでありんすが、その指輪の力はどれくらい使いんした?」
「……えっと、かなり」
はぁ、と深いため息を吐く恒河は忠敬の額を指で弾いた。威力が桁違いなデコピンに忠敬は蹲った。
こりゃすげぇ、と苦笑いを浮かべる茂敬は一枚の陰陽師が使う札を、蹲る自身の息子に手渡した。
「それはその指輪の力を一時的に抑えるもんだ。っても、指輪の力が強力であまり長続きはしないだろうが」
「全く……寄ってたかって我を邪魔者扱いするものだな?」
ふと、指輪が呆れたように声を上げた。すまない、と指輪を撫でる忠敬を見て、恒河はため息を吐いた。
「まぁ、抑えるだけで少しなら使えるだろうな」
その頃、神野悪五郎とイバラは──
「ちくしょう、ベッドの上だったらヒィヒィ言わせてやれるのによ」
「あら、貴方の矮小なナニじゃ夫に勝てないわよ」
一方は札を投げ、一方は散弾銃を撃ち合っていた。それがもう何日も続いていた。ビルは半損しており、それがどれだけ激しい戦いをしていたか物語っていた。
妖怪同士であるイバラ、たまも同様であった。何故そこまで戦うのか、因縁の相手、というだけではない。己のプライドが倒れる事を許容しないのだ。
一人は陰陽師として、一人は妖怪の大将として、一人は鬼として、一人は妖怪の頂点に立つ者として、負けられない。誰しもが負けられないのだ。
「負け鬼風情が、頑張るものじゃ」
「鬼は負けず嫌いなんだよ……」
「……このままじゃ埒が明かねぇ、雪姫!! 埒を明けるぞ!」
悪五郎は少し離れたところで、戦闘を眺めていた自身の部下である雪女を呼び寄せた。
雪姫と呼ばれる妖怪は、すぐさま悪五郎の隣に立ち、己の主の要望に答えるのであった。
悪五郎は雪姫の腰に手を添えて抱き上げると、その口を自身の口で塞いだ。すると、二人の体が文字通り重なった。
悪五郎の姿は変わっていた。まるで雪姫の姿に酷似していた。いや、そのまま雪姫の姿だ。
「全く、我が主は強引で仕方ありませんね」
『雪姫! やっちまえ!』
「融合? いえ、同化と言ったらいいのかしらね」
鏡花は最初こそ驚いたものの、すぐ平静を取り戻した彼女はふふ、と楽しそうに笑った。物珍しさから来るものだろう。
雪姫と同化した悪五郎は武器を変え、二丁の短機関銃を構えた。それを構える雪姫は、普段鉄仮面のように無表情だが悪五郎が中に入っているためか、とても豊かな表情をするようになっていた。
「YEAH!! バラバラのミンチになりやがれってんだ!! クソビッチ共が! ケツを引っぱたいて喘がせてやるよ!」
端正な顔からは考えられないような単語を発しながら、銃口から氷柱を鏡花とたまに向けて放ち始めた。
巻き込まれないようイバラは身を伏せつつ、女二人は即座に回避行動を行った。たまは尻尾で体を包み、鏡花は軽やかな身のこなしにより、自身に向かってくる氷柱を全て躱していた。
「FUCK! FUCK! FUCK! FUCK!! ざっけんじゃねぇ! ピエロかよ!」
笑いつつFUCKと繰り返し叫ぶ雪姫は、イバラに目をやりそれを受け取った鬼の頭領は、拳を握りしめたまに向けて駆け出した。
「俺からの贈りもんだ……受け取れ……っ!!」
鋼鉄のようなたまの九尾を殴り付けたイバラの拳は血を流した。しかし殴られたたまも無事ではなかった。
尻尾が裂け、イバラの拳がたまの頬まで届いたのだ。壁まで吹き飛び、そのまま気を失ってしまった。
「……クソ狐が……」
大量に血を流していたイバラも、その一撃により気を失い立っていたのは、加茂 鏡花と神野悪五郎のみだった。
「……全く……ん」
たまを一瞥した鏡花は自身の携帯が鳴っていることに気付き、悪五郎に出ても? というジェスチャーを送った。
構わんぜ、と悪五郎はそれを許可し束の間の休戦が始まった。
「あらあら、あなた? どうしたの? 忠敬を見失った? 仕方ないわねぇ、そっちに私の式を送るからそれで探してちょうだい、こっちは今忙しいの、切るわよ?」
「随分と夫使いが荒いんだな?」
クク、と笑みを浮かべて茶化す悪五郎に対して肩を竦め、男は無能ばかりだわ、と同じように笑った。
「……興が殺がれたわ」
深いため息を吐いた鏡花は、倒れているたまを抱き上げると服についた埃を叩き落とした。
悪五郎も久々の強敵との対峙に、自身の衰えを感じ取り、その場はお互い退く事となった、
妻と夫。
妻は静かに愛しき夫の肩に頭を乗せた。三百年もの時を孤独に封印された妻は、三百年前に目の前で冷たくなっていった夫が、今こうして目の前にいて、言葉を交わす事が出来て、手に触れる事も出来る。
「こうしておると……昔を、思い出すでありんす」
薄らと桜色に頬を染める妻は上目遣いで夫を見上げた。その顔はまるでまだ汚れを知らない少女のようであった──
「!」
まだ日が登らぬ頃、目が覚めたのは一人の妖怪だった。三百年もの間、封印され、長い眠りについていた妖怪、骸骨の集合体であるがしゃどくろの恒河だった。
彼女は夢での自身の姿を思い出して頬を赤らめた。起き上がり熱を覚ますように外に出た。まだ月が空に鎮座している。
「三百年、か……長いのう……じゃが今度は同じ轍は踏まん……忠敬、今度こそわっちは主を、守りんす──!?」
ふと、身に覚えのある気配、三百年前に感じたのと同じ気配。
すぐに身構える恒河だったが既に遅かった。首には冷たい鉄が当てられていた。
「三百年振り、か? ちっとも変わらんね君達は」
「それは貴様も、じゃろう」
賀茂 茂敬、三百年前、恒河を襲った陰陽師の片割れだった。それが恒河の背後に立ち、刃を首筋に突きつけていた。
「ははは、陰陽師は長生きだからな。俺の息子はどこだ? 会わせてくれないか」
「……嫌でありんす、と申したら?」
「その場合は……こうするまでよ!!」
忠敬は目を覚ました。隣に恒河が居ないことに気付いたからだ。すぐに靴を履き外に出た。
そしてその時の光景を見て、忠敬は目を見開いた。強烈な光景だった。この先忘れることは無いだろう光景だった。
「な、何をしてるんだ……? 父さん……?」
そこには妻の前で土下座をしている自身の父の姿があった。
「お、おぉ! 忠敬! 元気だったか?」
忠頭を上げて忠敬の姿を数年ぶりに目にした茂敬は笑顔で立ち上がった。
近付こうとしたが忠敬は一歩身を引いた。その間に恒河が険しい顔で割って入った。
「止まりんす。よくも父親面が出来るでありんすね」
「…………確かに俺達は忠敬に嘘をついていた」
茂敬は目を伏せた。自身ら夫婦が息子に黙っていたことを謝った。
「だが……息子を手をかけることなんて出来ると思うか? 俺は無理だ。なんたって俺の息子なんだからな。俺の大事な息子だ。だが、お前が俺を信用出来ないって事はよくわかっている」
茂敬は左腕を前に伸ばし、右手に持つ刀を振り上げた。
「俺はお前の敵じゃない。それを、俺は、俺の体で証明する!」
それを振り下ろそうとしたその時、忠敬が前に出て茂敬の右腕を掴んだ。そして涙を流しながらやめてくれ、と言った。
「……忠敬、止めてくれるな」
「もういい、嘘をついていたとは言え……仮にも自分の父さんが自分のために腕を切り落とすなんて……見たくない……」
茂敬は刀を手から離すと忠敬を強く抱き締めた。
「すまない、忠敬。独りにしちまって」
「……父さん、紹介する。俺の妻である恒河だ」
忠敬は涙を拭きながら恒河に顔を向けた。呆れた顔で恒河はため息をついた。
「はぁ、甘い。甘いでありんす……が、まぁ、よいか」
「よく覚えているさ」
忠敬は茂敬から離れると恒河の隣に立った。茂敬は嬉しそうに笑みを浮かべた。そしてここに来た目的を話した。
「忠敬、俺はお前を鍛えに来た。お前の立場はわかっている。だから力が必要だ」
「……けどどうやって」
そう問いかける忠敬に、茂敬は胸を張った。
「おいおい、お前の父ちゃんは誰からも好かれる超すっごい陰陽師なんだぞ? そしてお前には陰陽師の血が流れてんだぞ? 陰陽師の術なんてすぐ覚えられるさ」
「……そう、なのか」
「あぁ、例えば、簡単なところからだと」
茂敬はポケットの中に手を突っ込みそこに入っているモノを握りしめたまま手を出した。
「この中に何が入っていると思う」
忠敬はじっ、とその拳を見つめた。集中していくと薄らとそれが何であるかを感じ始めた。
「…………水の入った……瓶……?」
いい線だ、と茂敬が手を広げるとそこには手のひらサイズの香水があった。茂敬はそれを自身に振りかけた。柑橘系の香りだった。
「まっ、要領はそんな感じだが、流石俺の息子だ。妖怪の力と陰陽師の血を上手く合わせている」
妖怪の力、と恒河は語尾を上げて首をかしげながら目を細めた。忠敬は目を逸らしながら指にはめている指輪を見せた。
「……その、まぁ、色々と」
「……忠敬、一つだけ、一つだけ聞くでありんすが、その指輪の力はどれくらい使いんした?」
「……えっと、かなり」
はぁ、と深いため息を吐く恒河は忠敬の額を指で弾いた。威力が桁違いなデコピンに忠敬は蹲った。
こりゃすげぇ、と苦笑いを浮かべる茂敬は一枚の陰陽師が使う札を、蹲る自身の息子に手渡した。
「それはその指輪の力を一時的に抑えるもんだ。っても、指輪の力が強力であまり長続きはしないだろうが」
「全く……寄ってたかって我を邪魔者扱いするものだな?」
ふと、指輪が呆れたように声を上げた。すまない、と指輪を撫でる忠敬を見て、恒河はため息を吐いた。
「まぁ、抑えるだけで少しなら使えるだろうな」
その頃、神野悪五郎とイバラは──
「ちくしょう、ベッドの上だったらヒィヒィ言わせてやれるのによ」
「あら、貴方の矮小なナニじゃ夫に勝てないわよ」
一方は札を投げ、一方は散弾銃を撃ち合っていた。それがもう何日も続いていた。ビルは半損しており、それがどれだけ激しい戦いをしていたか物語っていた。
妖怪同士であるイバラ、たまも同様であった。何故そこまで戦うのか、因縁の相手、というだけではない。己のプライドが倒れる事を許容しないのだ。
一人は陰陽師として、一人は妖怪の大将として、一人は鬼として、一人は妖怪の頂点に立つ者として、負けられない。誰しもが負けられないのだ。
「負け鬼風情が、頑張るものじゃ」
「鬼は負けず嫌いなんだよ……」
「……このままじゃ埒が明かねぇ、雪姫!! 埒を明けるぞ!」
悪五郎は少し離れたところで、戦闘を眺めていた自身の部下である雪女を呼び寄せた。
雪姫と呼ばれる妖怪は、すぐさま悪五郎の隣に立ち、己の主の要望に答えるのであった。
悪五郎は雪姫の腰に手を添えて抱き上げると、その口を自身の口で塞いだ。すると、二人の体が文字通り重なった。
悪五郎の姿は変わっていた。まるで雪姫の姿に酷似していた。いや、そのまま雪姫の姿だ。
「全く、我が主は強引で仕方ありませんね」
『雪姫! やっちまえ!』
「融合? いえ、同化と言ったらいいのかしらね」
鏡花は最初こそ驚いたものの、すぐ平静を取り戻した彼女はふふ、と楽しそうに笑った。物珍しさから来るものだろう。
雪姫と同化した悪五郎は武器を変え、二丁の短機関銃を構えた。それを構える雪姫は、普段鉄仮面のように無表情だが悪五郎が中に入っているためか、とても豊かな表情をするようになっていた。
「YEAH!! バラバラのミンチになりやがれってんだ!! クソビッチ共が! ケツを引っぱたいて喘がせてやるよ!」
端正な顔からは考えられないような単語を発しながら、銃口から氷柱を鏡花とたまに向けて放ち始めた。
巻き込まれないようイバラは身を伏せつつ、女二人は即座に回避行動を行った。たまは尻尾で体を包み、鏡花は軽やかな身のこなしにより、自身に向かってくる氷柱を全て躱していた。
「FUCK! FUCK! FUCK! FUCK!! ざっけんじゃねぇ! ピエロかよ!」
笑いつつFUCKと繰り返し叫ぶ雪姫は、イバラに目をやりそれを受け取った鬼の頭領は、拳を握りしめたまに向けて駆け出した。
「俺からの贈りもんだ……受け取れ……っ!!」
鋼鉄のようなたまの九尾を殴り付けたイバラの拳は血を流した。しかし殴られたたまも無事ではなかった。
尻尾が裂け、イバラの拳がたまの頬まで届いたのだ。壁まで吹き飛び、そのまま気を失ってしまった。
「……クソ狐が……」
大量に血を流していたイバラも、その一撃により気を失い立っていたのは、加茂 鏡花と神野悪五郎のみだった。
「……全く……ん」
たまを一瞥した鏡花は自身の携帯が鳴っていることに気付き、悪五郎に出ても? というジェスチャーを送った。
構わんぜ、と悪五郎はそれを許可し束の間の休戦が始まった。
「あらあら、あなた? どうしたの? 忠敬を見失った? 仕方ないわねぇ、そっちに私の式を送るからそれで探してちょうだい、こっちは今忙しいの、切るわよ?」
「随分と夫使いが荒いんだな?」
クク、と笑みを浮かべて茶化す悪五郎に対して肩を竦め、男は無能ばかりだわ、と同じように笑った。
「……興が殺がれたわ」
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