僕は隣国王子に恋をする

泡沫の泡

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第8章 僕は隣国王子に恋をする

5 ★R18

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「あっあっあっ、」

「そんないやらしい下着をつけて、」

打ち付けられる腰に、ひらひらと揺れるベビードール。
中途半端に下ろされたレースのショーツはグショグショに濡れていた。

結月は激しい行為に悲鳴を上げた。
はらりと落ちる涙をルークは唇で舐めとる。

「そんなに、私に、抱かれたかったのか」

ルークの言葉に結月はなんども首を縦に振った。
腰を振る速度を緩めると、結月にキスをした。
そして結月を愛しそうに見遣る。

「……なぜだ、」

言ってごらん、と優しく促された結月。
腕で顔を隠しながら、小さく言った。

「えっちすれば、るーくにたくさん、きすしてもらえるし、」

ルークは結月の言葉に耳を傾ける。

「たくさんすきっていってくれるし、たくさんあまえさせてくれる」

言い終えた結月に深いキスをしながら、全身を撫でる。

「……ユヅキは本当に、かわいいな」

漏れるように一言つぶやくと、再度腰を振った。
ベビードールがひらひらと揺れ、結月の口から可愛らしい喘ぎ声が漏れた。

「ユヅキ、好きだ。……愛してる」

結月の耳元で、繰り返すように囁くルーク。
耳をカプッと齧ると一層喘ぎ声が大きくなり、結月は自身の口を塞いだ。

「ん、んんん……! 」

ルークは、結月の腕を頭の上で固定した。
顔と声を抑えるものが無くなり、結月は羞恥に震える。
焦点の定まらない結月は、されるがままルークに目一杯愛された。
お互いに果てると、ルークは結月を抱き寄せ大事そうに抱えた。

「愛している、ユヅキ。……おやすみ」

ルークは結月の額にちゅっと口付けると、今度こそ眠りに就いた。
疲れ果てた結月は、ルークにしがみつくと泣き晴らした瞼をゆっくりと閉じていった。
もう少しで、夜が明ける。
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