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そこの君!大丈夫かい?
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「うん、知ってる天井だ」
そう言って目を覚ました。
ここにきてから三日目。
もうこの異世界にも慣れたかなーって雰囲気を僕は醸し出した。
全然慣れてないけどね。
強がりでも余裕を持たないとね。
なんだか少し筋肉痛で足が痛むんだ。
このまま永眠しそうだよ。
まぁ知っていると知ってるで迷ったけど朝目が覚めて突然「ここは?そうだ、知っている天井だ」なんてキリッと言い出したら中二病もいいところだ。
こういうのってさりげなさが大事かなって。
どうでもいいか。
うん、精神的にも肉体的にもきてる気がするけど立ち止まってはいられない。
「武器よし、防具よし、お金を稼いでさらに装備を整えるべきだな」
拳銃を腰のホルスターに入れ、シールドを胸につけていることを確認して僕は地上に向かった。
シールドはつけたり消したりして遊んだあと起動せずに胸につけるだけにしておく。
謎の技術で胸にくっつくのだ。
「うん、美味しい。ニーナさん、おはよーうございまーす」
食堂で買ったリンゴのようでいてブドウ味のブンゴという果実を食べながら、ニーナさんに話しかける。
美味しすぎる。
「おはようございます、ルディオさま」
キリッとしていて、お仕事モードのニーナさんだった。
昨日買い物に行った時の会話が嘘みたいである。
「えっと、仕事の顔と言う感じですか」
「はい、ここではルディオくんとは呼べません。周りの目もありますからね」
そうやって、ニーナさんは周りを見回す。
いかつい男達の視線を感じた。
「わぁお、それもそうですね」
今度はおしっこちびらずに済んだ。
図書館でゼクスさんとも話せたし、慣れたかな。
「ルディオさまにはこのクエストがいいでしょう」
シェルター上層の害獣駆除
というクエストを渡された。
「わかりました。行ってきます」
ニーナさんから地図をもらって出発する。
「気をつけてくださいね」
地図を見ながら入口に向かう。
「なになに、ラットやローチを倒してください? げっ」
地図にはニーナさんの手書きの可愛らしい絵でどう見てもネズミとゴキブリの絵が書かれていた。
シェルターは地下に大きく広がっているらしく入口も複数街に存在している。
その中であまり手が行き届かずにいる部分を見回って住み着いたラットやローチを倒さなければならない。
僕はシェルターに足を踏み入れた。
「本当にシェルターなんだなぁ。電気が通ってるみたいだし」
梯子を降りたあと僕は人1人が剣を振り回して余裕がある通路を歩いていた。
電球らしきものが壁に埋め込まれていて明かりは確保できていた。
埋め込まれた電球を覆う透明なプレートを軽く叩いて見たけど銃を使っても割れそうになく、壊れることはなさそうだった。
壁や床も何かの金属でできているのか硬い。
「異世界というからファンタジーだと思ったんだけどこれじゃSFだよ」
忘れていたシールドを起動して銃を構えつつ僕はそう呟いた。
サイエンスフィクション?
スッゴイファンタジー?
「まぁとりあえずは敵を倒してレベルアップだね。うぇっ!」
ローチとラットがいた。
僕は全力で逃げた。
だって僕の腰までぐらい全高のありそうなラットの死骸を、これまた僕の脚の長さぐらいの大きさの平べったい黒いローチ3匹様が美味しそうにお食事されておられるから。
「ギェェェーー!」
僕は逃げ出した。
「おい、みろよあいつ」
そんな僕に聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「ファイヤーボール」
そう声がしたと思えば僕のすぐ隣を大きな火の玉が飛んでいきローチ3匹があっという間に火に包まれて死んだ。
爆散したと言ってもいいかもしれない。
カスリもしていないというのに装備しているシールドは一時的になくなり僕のHPは半分程になっていた。
マジ化け物。
「うわっ、燃え尽きたローチ超グロ!」
「おいおいやりすぎなんじゃねぇのか」
「というか、おい! お前こんなところで何してたんだよ」
げぇ! 僕の前に元クラスメイト、現人の皮を被った化け物達が3人現れた!
「ちょっと! そこの君大丈夫かい」
幸運な事にそこに助けの手が差し伸べられる。
そう言って目を覚ました。
ここにきてから三日目。
もうこの異世界にも慣れたかなーって雰囲気を僕は醸し出した。
全然慣れてないけどね。
強がりでも余裕を持たないとね。
なんだか少し筋肉痛で足が痛むんだ。
このまま永眠しそうだよ。
まぁ知っていると知ってるで迷ったけど朝目が覚めて突然「ここは?そうだ、知っている天井だ」なんてキリッと言い出したら中二病もいいところだ。
こういうのってさりげなさが大事かなって。
どうでもいいか。
うん、精神的にも肉体的にもきてる気がするけど立ち止まってはいられない。
「武器よし、防具よし、お金を稼いでさらに装備を整えるべきだな」
拳銃を腰のホルスターに入れ、シールドを胸につけていることを確認して僕は地上に向かった。
シールドはつけたり消したりして遊んだあと起動せずに胸につけるだけにしておく。
謎の技術で胸にくっつくのだ。
「うん、美味しい。ニーナさん、おはよーうございまーす」
食堂で買ったリンゴのようでいてブドウ味のブンゴという果実を食べながら、ニーナさんに話しかける。
美味しすぎる。
「おはようございます、ルディオさま」
キリッとしていて、お仕事モードのニーナさんだった。
昨日買い物に行った時の会話が嘘みたいである。
「えっと、仕事の顔と言う感じですか」
「はい、ここではルディオくんとは呼べません。周りの目もありますからね」
そうやって、ニーナさんは周りを見回す。
いかつい男達の視線を感じた。
「わぁお、それもそうですね」
今度はおしっこちびらずに済んだ。
図書館でゼクスさんとも話せたし、慣れたかな。
「ルディオさまにはこのクエストがいいでしょう」
シェルター上層の害獣駆除
というクエストを渡された。
「わかりました。行ってきます」
ニーナさんから地図をもらって出発する。
「気をつけてくださいね」
地図を見ながら入口に向かう。
「なになに、ラットやローチを倒してください? げっ」
地図にはニーナさんの手書きの可愛らしい絵でどう見てもネズミとゴキブリの絵が書かれていた。
シェルターは地下に大きく広がっているらしく入口も複数街に存在している。
その中であまり手が行き届かずにいる部分を見回って住み着いたラットやローチを倒さなければならない。
僕はシェルターに足を踏み入れた。
「本当にシェルターなんだなぁ。電気が通ってるみたいだし」
梯子を降りたあと僕は人1人が剣を振り回して余裕がある通路を歩いていた。
電球らしきものが壁に埋め込まれていて明かりは確保できていた。
埋め込まれた電球を覆う透明なプレートを軽く叩いて見たけど銃を使っても割れそうになく、壊れることはなさそうだった。
壁や床も何かの金属でできているのか硬い。
「異世界というからファンタジーだと思ったんだけどこれじゃSFだよ」
忘れていたシールドを起動して銃を構えつつ僕はそう呟いた。
サイエンスフィクション?
スッゴイファンタジー?
「まぁとりあえずは敵を倒してレベルアップだね。うぇっ!」
ローチとラットがいた。
僕は全力で逃げた。
だって僕の腰までぐらい全高のありそうなラットの死骸を、これまた僕の脚の長さぐらいの大きさの平べったい黒いローチ3匹様が美味しそうにお食事されておられるから。
「ギェェェーー!」
僕は逃げ出した。
「おい、みろよあいつ」
そんな僕に聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「ファイヤーボール」
そう声がしたと思えば僕のすぐ隣を大きな火の玉が飛んでいきローチ3匹があっという間に火に包まれて死んだ。
爆散したと言ってもいいかもしれない。
カスリもしていないというのに装備しているシールドは一時的になくなり僕のHPは半分程になっていた。
マジ化け物。
「うわっ、燃え尽きたローチ超グロ!」
「おいおいやりすぎなんじゃねぇのか」
「というか、おい! お前こんなところで何してたんだよ」
げぇ! 僕の前に元クラスメイト、現人の皮を被った化け物達が3人現れた!
「ちょっと! そこの君大丈夫かい」
幸運な事にそこに助けの手が差し伸べられる。
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