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第三章
45、ウォルマン兄弟2 ※ランデル視点
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「目が覚めたかい?」
優しそうな老齢の男性が視界に映った。
「ここは王宮の医務室。もうすぐセガール様がお見えになるからね」
――セガール王太子殿下。
ぼやっとした頭が一気に冴える。それなりの広さがある個室。ここは王宮の医務室で、あの人は宮廷医か。
「あの……フィル王子は?」
「こらこら起き上がらない。大丈夫だからゆっくり休みなさい」
爺ちゃん先生にベッドに押し戻されて待つこと数分。俺の待ち人が現れた。
「ランデル! 体は平気か!? おかしなところはない?」
「ふふっ、それ俺の台詞」
駆けてきたフィルは起き上がった俺を「良かった……」と強く抱き締めた。へらっと気の抜けた笑顔を見せる一方で、視界の端に映ったセガール王太子殿下の姿に緊張する。
「殿下……」
「体つらいでしょ、立たなくていいよ」
セガール王子の気遣いに甘えて、フィルに背中を支えられたまま感謝の言葉を述べると、付き添いのオーティス・サンドリッチはその様子をじっと見ていた。
(今日は黒い変なのを呼び出さずに我慢してるんだ)
俺は大魔法師から視線を外さず、もう一度フィルにむぎゅぅぅと抱き付く。
「彼、なかなかやるねぇ」
楽しそうに呟くセガール王子の横からオーティスが一歩踏み出した時、
――バン!!
と大きな音を立てて扉が開いた。
「王太子殿下にご挨拶申し上げます。ランデル平気か? 兄さんが迎えに来たぞ。さっ帰ろう」
超絶早口。ちんまりした体でペコリとお辞儀をしたかと思えば、フランコ兄さんはベッドの上の俺の手を引いた。
「兄さん!? ちょ、ちょっと……」
「弟がお世話になりました、では――」
「フ~ラ~ン~コ~~~♪」
逃げ去ろうとする兄さんの首根っこを掴むセガール王子。
「そんなに慌ててどうしたの?」
悪魔の微笑みだ。ゾッとするような王子の笑みにフランコ兄さんは「ひっ」と声を上げ、その拍子にトレードマークの瓶底眼鏡がズレた。
「君に話があって呼んだんだよ。……これ、何?」
セガール王子は、見覚えのある指輪を親指と人差し指で摘んでこちらに差し出した。
「これは……」
あれは昨夜俺が王子に渡した指輪。フランコ兄さんが発明した魔道具で、お泊まり会の日にフィルにプレゼントしたネックレスに通した小さなリングと対になっている。
探知機能によって、指輪にはめ込まれた魔法石がフィルの持つ小さなリングの方向を指し示す、という物だ。
もともとは意中の人との偶然の出会いを演出するために開発した魔道具であったが、そもそも意中の人に小さなリングを渡して身に付けてもらうという条件が高難度過ぎてボツになった作品である。
「ランデル、なぜフィルにリングをプレゼントした?」
「それは……」
次に続く言葉が出てこない。
フィルに「俺たち外でもよく会うね」と偶然をアピールして、フランコ兄さんの嫌いなオーティスにやきもちを焼かせようとしていた……なんて陳腐な理由言えるわけがない。
実際のところ、俺はすぐにフィルのことが好きになって偶然なんて演出しなくてもずっと一緒にいられたから、この魔道具を使ったことは一度もない。
「セガール兄上……?」
不安そうなフィルが俺とセガール王子を交互に見ている。どう答えたら――。
「フィル王子を守るためですよ! こんなこと言いたくありませんけど、王子は王家から疎まれていますよね。弟の大切な友人に何かあった時、必ず役に立つと思って私がそのリングを渡すよう指示したんです」
「そうです兄上。ランデルは『お守り』って言ってこれをくれたんです」
(フランコ兄さん……フィル……)
でも、これは嘘だ……自分の不甲斐無さに拳を硬くする。
「確かに……この機能によってフィルの居場所をいち早く特定することができた。ランデル、疑ってすまなかったね」
セガール王子が俺を疑うのも無理はない。いつの時代も王族は暗殺を目論む者たちから狙われているからだ。でも俺は違う。
「俺がフィル王子の命を狙うなんて有り得ません。この命に代えても彼を守ると誓います」
俺は硬く握り締めた拳を胸に当て、嘘偽りのない気持ちを眼差しに込めた。暫しの膠着状態を経て、セガール王子は俺の心の底を暴くような視線をようやく緩めてくれたのだった。
「その言葉信じているよ。そうだ、オーティスもフランコに話があったんだよね、僕はもう終わったからどうぞ」
大魔法師が兄さんに話?
不機嫌に眉根を寄せる大魔法師が兄さんに一歩近付いた。兄さんは距離を縮めんとして一歩後退る。
「なんだよオーティス! 話があるならそこで言え。来るな来るな、これ以上近付くな!」
フランコ兄さんの話を無視して目の前まで距離を縮めた大魔法師は、「来るな!」とバタバタ振り回す手を両手で掴んだ。そしてひ、ひ、跪いた!?
「フランコ、君は天才だ! 君の才能に感服している。君の発明した魔道具がなければ、あそこまで早くフィル様を見つけることはできなかった」
「へ……? 天才……? 感服……? 感謝!?」
ぱぁぁ~っと兄さんの目と口が大きく開く。俺が褒めた時より顔が赤くなっていないか?
「君さえ良ければ、この魔道具と同じ物を私に作って欲しい。値段は君が決めてくれ」
「あ、あのオーティスが俺に頼みを……ふふふふ……はははははっ!! 何を言ってるんだオーティス君! 我々はアカデミー初等科からの長い長~い付き合いじゃないか! 君の望む物全てを与えよう」
(兄さん、そこまで言わなくても……)
「あーはっはっはっ」と医務室に響く兄さんの高らかな笑い声。そして、それを崇拝するような眼差しで見つめる大魔法師。なんなんだいったい……。
「フランコ、君がこんなに良い奴だとは思わなかった。この礼は必ずする」
「俺も……お前のことちょっと勘違いしてたかもな。これからは仲良くしてやってもいいぞ」
兄さん、目がキラキラしてる。兄さんが昔からムキになってオーティス・サンドリッチに執着する理由。なんだ……そういうことだったのかと納得した。
(本当は認めてほしかったんだ……)
照れながら瓶底眼鏡をクイックイッと直す兄フランコの姿に心が和らいだ。
余談だが、この数日後フランコ兄さんはチャス・レイモン伯爵逮捕に一躍買ったとして新聞に名前と姿絵が掲載された。そして元々所属していた王国魔法師団の新たな魔道具開発チーム長に任命されたのだった。
そして余談の余談。瓶底眼鏡ちんまりボディが刺さる方々もいるようで、時の人となった兄さんに人生初のモテ期が到来した。
何はともかく、うちの兄さんが世界一凄い!!
優しそうな老齢の男性が視界に映った。
「ここは王宮の医務室。もうすぐセガール様がお見えになるからね」
――セガール王太子殿下。
ぼやっとした頭が一気に冴える。それなりの広さがある個室。ここは王宮の医務室で、あの人は宮廷医か。
「あの……フィル王子は?」
「こらこら起き上がらない。大丈夫だからゆっくり休みなさい」
爺ちゃん先生にベッドに押し戻されて待つこと数分。俺の待ち人が現れた。
「ランデル! 体は平気か!? おかしなところはない?」
「ふふっ、それ俺の台詞」
駆けてきたフィルは起き上がった俺を「良かった……」と強く抱き締めた。へらっと気の抜けた笑顔を見せる一方で、視界の端に映ったセガール王太子殿下の姿に緊張する。
「殿下……」
「体つらいでしょ、立たなくていいよ」
セガール王子の気遣いに甘えて、フィルに背中を支えられたまま感謝の言葉を述べると、付き添いのオーティス・サンドリッチはその様子をじっと見ていた。
(今日は黒い変なのを呼び出さずに我慢してるんだ)
俺は大魔法師から視線を外さず、もう一度フィルにむぎゅぅぅと抱き付く。
「彼、なかなかやるねぇ」
楽しそうに呟くセガール王子の横からオーティスが一歩踏み出した時、
――バン!!
と大きな音を立てて扉が開いた。
「王太子殿下にご挨拶申し上げます。ランデル平気か? 兄さんが迎えに来たぞ。さっ帰ろう」
超絶早口。ちんまりした体でペコリとお辞儀をしたかと思えば、フランコ兄さんはベッドの上の俺の手を引いた。
「兄さん!? ちょ、ちょっと……」
「弟がお世話になりました、では――」
「フ~ラ~ン~コ~~~♪」
逃げ去ろうとする兄さんの首根っこを掴むセガール王子。
「そんなに慌ててどうしたの?」
悪魔の微笑みだ。ゾッとするような王子の笑みにフランコ兄さんは「ひっ」と声を上げ、その拍子にトレードマークの瓶底眼鏡がズレた。
「君に話があって呼んだんだよ。……これ、何?」
セガール王子は、見覚えのある指輪を親指と人差し指で摘んでこちらに差し出した。
「これは……」
あれは昨夜俺が王子に渡した指輪。フランコ兄さんが発明した魔道具で、お泊まり会の日にフィルにプレゼントしたネックレスに通した小さなリングと対になっている。
探知機能によって、指輪にはめ込まれた魔法石がフィルの持つ小さなリングの方向を指し示す、という物だ。
もともとは意中の人との偶然の出会いを演出するために開発した魔道具であったが、そもそも意中の人に小さなリングを渡して身に付けてもらうという条件が高難度過ぎてボツになった作品である。
「ランデル、なぜフィルにリングをプレゼントした?」
「それは……」
次に続く言葉が出てこない。
フィルに「俺たち外でもよく会うね」と偶然をアピールして、フランコ兄さんの嫌いなオーティスにやきもちを焼かせようとしていた……なんて陳腐な理由言えるわけがない。
実際のところ、俺はすぐにフィルのことが好きになって偶然なんて演出しなくてもずっと一緒にいられたから、この魔道具を使ったことは一度もない。
「セガール兄上……?」
不安そうなフィルが俺とセガール王子を交互に見ている。どう答えたら――。
「フィル王子を守るためですよ! こんなこと言いたくありませんけど、王子は王家から疎まれていますよね。弟の大切な友人に何かあった時、必ず役に立つと思って私がそのリングを渡すよう指示したんです」
「そうです兄上。ランデルは『お守り』って言ってこれをくれたんです」
(フランコ兄さん……フィル……)
でも、これは嘘だ……自分の不甲斐無さに拳を硬くする。
「確かに……この機能によってフィルの居場所をいち早く特定することができた。ランデル、疑ってすまなかったね」
セガール王子が俺を疑うのも無理はない。いつの時代も王族は暗殺を目論む者たちから狙われているからだ。でも俺は違う。
「俺がフィル王子の命を狙うなんて有り得ません。この命に代えても彼を守ると誓います」
俺は硬く握り締めた拳を胸に当て、嘘偽りのない気持ちを眼差しに込めた。暫しの膠着状態を経て、セガール王子は俺の心の底を暴くような視線をようやく緩めてくれたのだった。
「その言葉信じているよ。そうだ、オーティスもフランコに話があったんだよね、僕はもう終わったからどうぞ」
大魔法師が兄さんに話?
不機嫌に眉根を寄せる大魔法師が兄さんに一歩近付いた。兄さんは距離を縮めんとして一歩後退る。
「なんだよオーティス! 話があるならそこで言え。来るな来るな、これ以上近付くな!」
フランコ兄さんの話を無視して目の前まで距離を縮めた大魔法師は、「来るな!」とバタバタ振り回す手を両手で掴んだ。そしてひ、ひ、跪いた!?
「フランコ、君は天才だ! 君の才能に感服している。君の発明した魔道具がなければ、あそこまで早くフィル様を見つけることはできなかった」
「へ……? 天才……? 感服……? 感謝!?」
ぱぁぁ~っと兄さんの目と口が大きく開く。俺が褒めた時より顔が赤くなっていないか?
「君さえ良ければ、この魔道具と同じ物を私に作って欲しい。値段は君が決めてくれ」
「あ、あのオーティスが俺に頼みを……ふふふふ……はははははっ!! 何を言ってるんだオーティス君! 我々はアカデミー初等科からの長い長~い付き合いじゃないか! 君の望む物全てを与えよう」
(兄さん、そこまで言わなくても……)
「あーはっはっはっ」と医務室に響く兄さんの高らかな笑い声。そして、それを崇拝するような眼差しで見つめる大魔法師。なんなんだいったい……。
「フランコ、君がこんなに良い奴だとは思わなかった。この礼は必ずする」
「俺も……お前のことちょっと勘違いしてたかもな。これからは仲良くしてやってもいいぞ」
兄さん、目がキラキラしてる。兄さんが昔からムキになってオーティス・サンドリッチに執着する理由。なんだ……そういうことだったのかと納得した。
(本当は認めてほしかったんだ……)
照れながら瓶底眼鏡をクイックイッと直す兄フランコの姿に心が和らいだ。
余談だが、この数日後フランコ兄さんはチャス・レイモン伯爵逮捕に一躍買ったとして新聞に名前と姿絵が掲載された。そして元々所属していた王国魔法師団の新たな魔道具開発チーム長に任命されたのだった。
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