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第七話 アウラ・ヴィレンツェ
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「おやっさん、来たわよ」
「おう、アウラの嬢ちゃん」
「いらっしゃいませ」
大衆食堂へやって来たアウラは引かれた椅子に腰掛ける。
メニューは全て頭に入っていて、何を頼もうかと目を閉じ考える。
「そういや聞いたか?」
「なんだ?」
「ほら、侯爵家の令嬢の話だよ」
「あー。いつからだったか、行方不明ってやつか」
「そうそう。半年前に忽然と姿を消したってやつだよ」
「それがどうした?」
離れた席で食事をしながら男達がそんな会話をしていた。
「ボルゴイの煮込みと、サラダにしようかしら」
「アウラちゃん、ボルゴイ好きだねぇ。そうだ!また頼んでもいい?」
「試作が出来たのかしら?」
「そうなのよ。やっぱりアウラちゃんに味見して欲しくてね」
「すまんが、頼めるか?」
「いいわよ。楽しみだわ」
どんな料理が来るのか楽しみにしながら、先程の男達の会話に耳を傾ける。
「は?あの人が?」
「そうなんだよ。前当主といえば、出来た人だって評判だったんだがなぁ。その令嬢、孫が行方知れずで私財投げ売って探させたけど見付からずで、いまは誰とも会ってないらしい」
「そうか。まぁ、だいぶ可愛がってたらしいしな」
「アウラの嬢ちゃん、おまたせ」
「これは?」
「おう。米って知ってるか?穀物なんだが、その実を水で炊いたやつだ」
「米なら知ってるわ。家畜用の餌とか言われてるモノよね?」
「元はそうなんだがな。一部の地域では普通に食べられてるみたいでよ。物好きな商人が仕入れたはいいが、中々売れなくて困ってたのを俺が買ったんだよ」
「この人、食材に関してはなんでも手を出すのよね。今回だってさすがにハズレじゃないの?って言ったんだけど」
「いいじゃねえか。なんでも試してみないとよ。お前も美味い美味いって言ってたろ?」
おやっさんに妻は噛み付くが、返し言葉で詰まる。
「米の上に、これは味付けしてあるボルゴイの…煮込みかしら?」
「これは醤油…豆を発酵させたソースで味付けしてある。で、煮込んで、更に生卵でコーティングしたやつだな。商人からうろ覚えで聞いたレシピをなんとか再現したんだよ」
「生卵…。なるほど。じゃあ、早速いただくわ」
「おう。感想聞かせてくれよな」
にっかり笑ったおやっさんは厨房へ戻る。
アウラはスプーンでまずはボルゴイから。
少し濃いめの味付けだが、卵でコーティングされている為かまろやかさはある。
次は下の米と一緒に口に運ぶ。
「!」
濃い味付けの肉とほぼ無味の米。口の中で混ざり合い、濃い味付けだからこそ、米がいい仕事をしている。
夢中で食べ進め、気付けば、あっという間に完食していた。
「美味しかったわ。ごちそうさま」
「どうだった?」
「そうね。味はよかったんだけど、女性受けはしにくいかしらね。食べにくさはあるし、もう少しさっぱりした味付けにした方がいいかしら。米より葉物野菜とかの方が好まれるかもしれないわ」
「まぁ、ガッツリ系だもんな。そうか、味付けと食い方か。いくつか試してみるか」
「でも、とても美味しかったのは事実よ。おやっさん、やるわね」
「ははは!こちとらプロなんでな。ありがとな、アウラの嬢ちゃん」
アウラは支払いを済ませ店を後にする。
「…もう半年経ったのね。どうなってるのかしら。様子を見に行きましょうか」
大通りの雑踏の中へ消えていった。
☆
「何匹か生まれてますが、その」
「奇形ばかりね」
ボルゴイ飼育場の管理小屋で、木箱に入った生まれたばかりのボルゴイの幼体を見る2人。侯爵家の使用人とアウラであった。
「未熟児で生まれてすぐ死んだのと合わせて10匹程度生まれたのですが、ご覧の通り奇形が多く」
「余程、相性が悪いのかしら?哺乳類なら、なんでもボルゴイになるのではなかったのかしら」
「そのはずですが、母体に何かしら問題があるのかもしれません」
「若過ぎたのかしらね?もう少し成熟した母体ならどうなのかしら」
2人は木箱を前にしてあれこれと談義を繰り返す。
目が潰れていたり、四肢の欠損、身体が捩れているなどなど、とてもでは無いがボルゴイとはいえ、マトモな姿形をした幼体はなかった。おそらく、数日後には全部死んでしまうだろうとみられる。
「これは使いたくなかったのだけど」
「何かいい方法が?」
「無理矢理に身体の成長を早める方法はあるのだけど、寿命が縮んだり、成長速度に身体が耐えれなくて死んでしまう場合があるのよね。母体の状態にもよるけれど、2~3年なら耐えられるかどうかといったところかしら」
「このままでは先に進みそうではないので、試してみる価値はあるかと思います」
「そう?なら、あなたに任せるわ」
アウラは使用人に飴玉ほどの黒い丸薬を渡す。
「最悪、死ぬかもしれないけれど。その時はその時よね」
「はい。構わないかと」
「じゃあ、お願いね。あ、もうここには来ないから、勝手にやってちょうだい」
「かしこまりました」
アウラは管理小屋を出て、これからどうしようかと思案し、あっちもそろそろ決着をつけないとね、と宿泊するホテルへと向かった。
☆
部屋に入ると、カーテンは少しだけ開けられ、薄暗い室内を一筋の光が照らしていた。
その隙間を覗き込むように、半身を起こし、レーミアは表情が抜けた顔でベッドにいた。
「レーミア」
問い掛けると、ゆっくりと首を回しアウラの方を向く。
「半年経ったわ。これからどうするか決めたいのだけど」
「…どうするって何を?」
「あなたの今後」
「今後…」
目線を下げ俯くレーミア。
半年という時間はレーミアにとって長かったのか短かったのか分からない。
破落戸共に受けた身体とココロの傷。身体の傷は全て癒えたが、ココロまで治ったかはアウラでも分からなかった。
最後まで…どのような形であれ、最後まで面倒を見るとアウラは考え、時折様子を見ながらレーミアの回復を待った。
レーミアは知らない事ではあるが、激怒したアウラは報復を考え実行し、事が終われば激怒は綺麗に無くなった。レーミアにその事を伝える気もない。
記憶自体をいじっている為、心身共に深い傷を負っただけとレーミアは記憶している。
「アウラはどうするの?」
「私?これまでと同じよ」
「同じって?」
「あまり一つ所にいるのは好きじゃないの。各地を回って旅するのが好きなの」
「世界中?」
「そう。世界中よ」
普段の沈んだ様子からは変わって、レーミアは今日はよく喋る。
いままでどんな所に行ったのか、どんな場所だったのか、海、山、深い森、巨大な建造物、乞われればアウラは一つ一つに答えていった。
ベッド脇に椅子を動かし、アウラはレーミアと話し続けた。
日が落ち、夜に染まる。
「…いいなぁ。わたしね、この街から出た事がないの。たぶんね」
「出たいの?」
「1人じゃ怖いかな」
「一緒に行きたいのかしら?」
「一緒に色んな所に行きたい。色んな物を見てみたい」
「そう。1人での旅は少し飽きてきた所だし、丁度いいのかもね」
「連れて行ってくれるの?」
「いいわよ」
「たぶん、足手まといになると思うよ?」
「かまわないわ」
「わたし、力ないし、足だって遅いと思う。街の外に出たら危険な動物とかいるんでしょう?戦うと出来ないと思う」
「大丈夫よ」
冷たく震えるレーミアの拳をそっと両手で包み込み、アウラはレーミアの瞳を覗き込む。
薄闇の中でもアウラの瞳は紅く輝いていて、思わず吸い込まれそうになりレーミアは息をゴクリと飲み込む。
「レーミア」
「なに?」
「化け物になる気はあるかしら?」
「ばけもの?」
「人間に見えるけどニンゲンじゃない。人間みたいに話すし声も聞こえるけど、ニンゲンじゃない。人間よりも優れてるけど、人間に劣ってもいる。それが化け物よ」
レーミアの瞳は困惑に揺れ、呼吸は小さく乱れる。
アウラはレーミアから手を離して立ち上がり、優雅なカーテシーをひとつ。
「私の名はアウラ・ヴィレンツェ。東の帝国の建国より栄えたヴィレンツェ家が当主でございます。そして、むかしむかしに人間である事を捨てた化け物です」
瞳は紅く昏く輝いて、肌寒さを覚えるような冷気が部屋を占めていく。
何か得体の知れないものが目の前にある。レーミアは寒さ以外の震えを覚えながら口を閉ざしていた。
「レーミア。貴女も化け物になる気はあるかしら?」
アウラは優しく妖しげに微笑んだ。
「おう、アウラの嬢ちゃん」
「いらっしゃいませ」
大衆食堂へやって来たアウラは引かれた椅子に腰掛ける。
メニューは全て頭に入っていて、何を頼もうかと目を閉じ考える。
「そういや聞いたか?」
「なんだ?」
「ほら、侯爵家の令嬢の話だよ」
「あー。いつからだったか、行方不明ってやつか」
「そうそう。半年前に忽然と姿を消したってやつだよ」
「それがどうした?」
離れた席で食事をしながら男達がそんな会話をしていた。
「ボルゴイの煮込みと、サラダにしようかしら」
「アウラちゃん、ボルゴイ好きだねぇ。そうだ!また頼んでもいい?」
「試作が出来たのかしら?」
「そうなのよ。やっぱりアウラちゃんに味見して欲しくてね」
「すまんが、頼めるか?」
「いいわよ。楽しみだわ」
どんな料理が来るのか楽しみにしながら、先程の男達の会話に耳を傾ける。
「は?あの人が?」
「そうなんだよ。前当主といえば、出来た人だって評判だったんだがなぁ。その令嬢、孫が行方知れずで私財投げ売って探させたけど見付からずで、いまは誰とも会ってないらしい」
「そうか。まぁ、だいぶ可愛がってたらしいしな」
「アウラの嬢ちゃん、おまたせ」
「これは?」
「おう。米って知ってるか?穀物なんだが、その実を水で炊いたやつだ」
「米なら知ってるわ。家畜用の餌とか言われてるモノよね?」
「元はそうなんだがな。一部の地域では普通に食べられてるみたいでよ。物好きな商人が仕入れたはいいが、中々売れなくて困ってたのを俺が買ったんだよ」
「この人、食材に関してはなんでも手を出すのよね。今回だってさすがにハズレじゃないの?って言ったんだけど」
「いいじゃねえか。なんでも試してみないとよ。お前も美味い美味いって言ってたろ?」
おやっさんに妻は噛み付くが、返し言葉で詰まる。
「米の上に、これは味付けしてあるボルゴイの…煮込みかしら?」
「これは醤油…豆を発酵させたソースで味付けしてある。で、煮込んで、更に生卵でコーティングしたやつだな。商人からうろ覚えで聞いたレシピをなんとか再現したんだよ」
「生卵…。なるほど。じゃあ、早速いただくわ」
「おう。感想聞かせてくれよな」
にっかり笑ったおやっさんは厨房へ戻る。
アウラはスプーンでまずはボルゴイから。
少し濃いめの味付けだが、卵でコーティングされている為かまろやかさはある。
次は下の米と一緒に口に運ぶ。
「!」
濃い味付けの肉とほぼ無味の米。口の中で混ざり合い、濃い味付けだからこそ、米がいい仕事をしている。
夢中で食べ進め、気付けば、あっという間に完食していた。
「美味しかったわ。ごちそうさま」
「どうだった?」
「そうね。味はよかったんだけど、女性受けはしにくいかしらね。食べにくさはあるし、もう少しさっぱりした味付けにした方がいいかしら。米より葉物野菜とかの方が好まれるかもしれないわ」
「まぁ、ガッツリ系だもんな。そうか、味付けと食い方か。いくつか試してみるか」
「でも、とても美味しかったのは事実よ。おやっさん、やるわね」
「ははは!こちとらプロなんでな。ありがとな、アウラの嬢ちゃん」
アウラは支払いを済ませ店を後にする。
「…もう半年経ったのね。どうなってるのかしら。様子を見に行きましょうか」
大通りの雑踏の中へ消えていった。
☆
「何匹か生まれてますが、その」
「奇形ばかりね」
ボルゴイ飼育場の管理小屋で、木箱に入った生まれたばかりのボルゴイの幼体を見る2人。侯爵家の使用人とアウラであった。
「未熟児で生まれてすぐ死んだのと合わせて10匹程度生まれたのですが、ご覧の通り奇形が多く」
「余程、相性が悪いのかしら?哺乳類なら、なんでもボルゴイになるのではなかったのかしら」
「そのはずですが、母体に何かしら問題があるのかもしれません」
「若過ぎたのかしらね?もう少し成熟した母体ならどうなのかしら」
2人は木箱を前にしてあれこれと談義を繰り返す。
目が潰れていたり、四肢の欠損、身体が捩れているなどなど、とてもでは無いがボルゴイとはいえ、マトモな姿形をした幼体はなかった。おそらく、数日後には全部死んでしまうだろうとみられる。
「これは使いたくなかったのだけど」
「何かいい方法が?」
「無理矢理に身体の成長を早める方法はあるのだけど、寿命が縮んだり、成長速度に身体が耐えれなくて死んでしまう場合があるのよね。母体の状態にもよるけれど、2~3年なら耐えられるかどうかといったところかしら」
「このままでは先に進みそうではないので、試してみる価値はあるかと思います」
「そう?なら、あなたに任せるわ」
アウラは使用人に飴玉ほどの黒い丸薬を渡す。
「最悪、死ぬかもしれないけれど。その時はその時よね」
「はい。構わないかと」
「じゃあ、お願いね。あ、もうここには来ないから、勝手にやってちょうだい」
「かしこまりました」
アウラは管理小屋を出て、これからどうしようかと思案し、あっちもそろそろ決着をつけないとね、と宿泊するホテルへと向かった。
☆
部屋に入ると、カーテンは少しだけ開けられ、薄暗い室内を一筋の光が照らしていた。
その隙間を覗き込むように、半身を起こし、レーミアは表情が抜けた顔でベッドにいた。
「レーミア」
問い掛けると、ゆっくりと首を回しアウラの方を向く。
「半年経ったわ。これからどうするか決めたいのだけど」
「…どうするって何を?」
「あなたの今後」
「今後…」
目線を下げ俯くレーミア。
半年という時間はレーミアにとって長かったのか短かったのか分からない。
破落戸共に受けた身体とココロの傷。身体の傷は全て癒えたが、ココロまで治ったかはアウラでも分からなかった。
最後まで…どのような形であれ、最後まで面倒を見るとアウラは考え、時折様子を見ながらレーミアの回復を待った。
レーミアは知らない事ではあるが、激怒したアウラは報復を考え実行し、事が終われば激怒は綺麗に無くなった。レーミアにその事を伝える気もない。
記憶自体をいじっている為、心身共に深い傷を負っただけとレーミアは記憶している。
「アウラはどうするの?」
「私?これまでと同じよ」
「同じって?」
「あまり一つ所にいるのは好きじゃないの。各地を回って旅するのが好きなの」
「世界中?」
「そう。世界中よ」
普段の沈んだ様子からは変わって、レーミアは今日はよく喋る。
いままでどんな所に行ったのか、どんな場所だったのか、海、山、深い森、巨大な建造物、乞われればアウラは一つ一つに答えていった。
ベッド脇に椅子を動かし、アウラはレーミアと話し続けた。
日が落ち、夜に染まる。
「…いいなぁ。わたしね、この街から出た事がないの。たぶんね」
「出たいの?」
「1人じゃ怖いかな」
「一緒に行きたいのかしら?」
「一緒に色んな所に行きたい。色んな物を見てみたい」
「そう。1人での旅は少し飽きてきた所だし、丁度いいのかもね」
「連れて行ってくれるの?」
「いいわよ」
「たぶん、足手まといになると思うよ?」
「かまわないわ」
「わたし、力ないし、足だって遅いと思う。街の外に出たら危険な動物とかいるんでしょう?戦うと出来ないと思う」
「大丈夫よ」
冷たく震えるレーミアの拳をそっと両手で包み込み、アウラはレーミアの瞳を覗き込む。
薄闇の中でもアウラの瞳は紅く輝いていて、思わず吸い込まれそうになりレーミアは息をゴクリと飲み込む。
「レーミア」
「なに?」
「化け物になる気はあるかしら?」
「ばけもの?」
「人間に見えるけどニンゲンじゃない。人間みたいに話すし声も聞こえるけど、ニンゲンじゃない。人間よりも優れてるけど、人間に劣ってもいる。それが化け物よ」
レーミアの瞳は困惑に揺れ、呼吸は小さく乱れる。
アウラはレーミアから手を離して立ち上がり、優雅なカーテシーをひとつ。
「私の名はアウラ・ヴィレンツェ。東の帝国の建国より栄えたヴィレンツェ家が当主でございます。そして、むかしむかしに人間である事を捨てた化け物です」
瞳は紅く昏く輝いて、肌寒さを覚えるような冷気が部屋を占めていく。
何か得体の知れないものが目の前にある。レーミアは寒さ以外の震えを覚えながら口を閉ざしていた。
「レーミア。貴女も化け物になる気はあるかしら?」
アウラは優しく妖しげに微笑んだ。
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