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6.
156.弾道
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総家令執務室に戻ると、燕が封筒をいくつか孔雀に差し出した。
「思ったより早いね」
翡翠《ひすい》が封筒の送り主の名をちらりと見た。
使節団について詳しく聞きたい、出来れば希望したいという内容のもの。
「来月までに何人になりますか。それ以外の方は議会を除籍させていただく他ありませんね」
ふるい落とし、あぶり出し。
「ご自分で納得して辞めてくれるんだからお互いにとっていい・・・発展的解散ですよねえ」
「白鴎《はくおう》お兄様のお父様《ギルド長》が早速、極北開発国債の提案をしたいそうです。・・・これで初期投資分は確保できそうです」
翡翠《ひすい》は気が早い、さすがと笑った。
「さてさて。議会はゆるやかに組み直しだね」
何度か強引な議会解散をして非難を浴びたので、今回はちょっと考えたのだ。
燕《つばめ》が、箱にそれぞれ元老院とギルドと議員とペンで書いて仕分けを始めた。
それを仏法僧《ぶっぽうそう》が名簿に集計し始めた。
「義憤とか、そこまでは求めませんけど。とにかく利権が絡むのは必定。鼻も利かないでは困りますからね。皆さんお忘れかしらね。家令は昔からそうやって戦争して来ましたのよ」
前線から一定の距離を保って、そこからインフラを整備し、街を作り、兵站を欠かさず投入する。
家令が宮廷において必要とは思えない技師系の資格や経験を積むのはその為だ。
「ははあ、さすがギルドが多いねえ」
翡翠《ひすい》が名簿を覗き込み感心して言った。
「カエルマークは?」
孔雀の実家が運営する企業だ。
「実は、もう現場に入っているんです」
「へえ。さすが。建材部門かな。こういう時、建築は儲かるからねえ」
孔雀《くじゃく》が嬉しそうにチラシを取り出す。
「いいえ。まずはお弁当のケータリングです。ほら、何せ食べる所がないわけです。だから今後発足するであろう暫定政府やら運営委員会やら、これから皆さん困るでしょうから」
まずは衣食住、特に食う事、と考えるのは女だからか。
「ははあ。なるほど。これうまそう」
燕《つばめ》もいいなあ、とケータリングの写真付きのチラシを見ている。
「孔雀《くじゃく》姉上、懐かしいですね」
鳥達の庭園《ガーデン》で上の世代に取り残された孔雀《くじゃく》と大嘴《おおはし》と燕《つばめ》は、しばらくこんなような冷凍弁当で三食を食いつないでいた時期があるのだ。
「本当ねえ。試しに、頼んでみましょうか」
「いいね」
翡翠《ひすい》は食べたいものにペンで丸をつけていた。
「天河《てんが》様はこれがおいしいって言ってらしたそうですよ」
白鴎《はくおう》と仏法僧《ぶっぽうそう》が出向出来る時はいいのだが、そうでないと雇いの料理人の味が口に合わぬと、家令が文句を言うのだ。
梟《ふくろう》や金糸雀《カナリア》や緋連雀《ひれんじゃく》はもちろん、上の世代の姉弟子達も飯炊きスキルはゼロだ。
「へえ。チキン南蛮?・・・これ、どこらへんが南蛮なの?」
翡翠に言われて、孔雀がチラシをじっと見てから首を傾げた。
「あら確かに。これ、言うほど辛くありませんよねえ・・・」
呑気な事を言っているが、仏法僧《ぶっぽうそう》は先ほどの議会でのやりとりを思い出す。
この年下の姉弟子の底知れなさを垣間見る度に、やはり、とても、好ましく思う。
孔雀が電話で早速弁当を注文しているのをぼんやりと見ていた仏法僧《ぶっぽうそう》の足を燕《つばめ》が蹴り飛ばした。
雉鳩《きじばと》が見ていたカエルマークの弁当のチラシから顔を上げた。
十回ご注文頂きますとカステラ一本プレゼント、と書いてある。
金糸雀《カナリア》から送られてきた動画にあった、天河《てんが》のデスクの上にカステラが山積みになっていたのはこれか。
家令共はカステラが届いた先から食ってしまうが、天河《てんが》は大事に取ってあるのだろう。
「王族の癖に貧乏くせ・・・」
つい本音が出た。
「おっと。・・・地に足がついていてよろしい、だな」
取り繕って言い直す。
「雉鳩《きじばと》お兄様、聞いてる?」
孔雀《くじゃく》が訝しそうに兄弟子に声を掛けた。
「ああ、聞いてる。これ、うな重がいい。味噌汁とお新香つけて」
「・・・お弁当じゃなくて。今はこっち」
孔雀《くじゃく》は兄弟子が見ていた弁当まチラシを取り上げ、白鴎《はくおう》と大嘴《おおはし》がまとめた書類と動画を見せた。
天河《てんが》の診断書を雉鳩《きじばと》が覗き込んだ。
「お前、どうあっても天河様を撃った人間をあぶり出したいと。・・・無理じゃないか・・・」
あんな混沌とした場所でテロリストやアナーキストが民間人に紛れ込まれたら、区別がつかない。
「下手に突っついて、蛇でも鬼でも出て来たらどうするんだよ」
「蛇や鬼ならまだいいわよ」
孔雀《くじゃく》が雉鳩《きじばと》のデスクからドールハウスの人形を取り出した。
オールドグッドディをテーマにしたドールハウス制作が雉鳩《きじばと》の趣味でもある。
「ああ、手荒にすんなよ・・・」
孔雀《くじゃく》が紙に簡単に位置図を書いた。その上に人形を置く。
「・・・お兄様、見て。天河《てんが》様がいたのここ。大嘴《おおはし》お兄様の計算だと、7キロ先から撃ったということなの。検算は金糸雀《カナリア》お姉様がしてる。・・・さらにゆるやかに傾斜、角度、正確な風速はわからないけど、多分、こっち山だから、今の季節、こう追い風がかかって・・・」
この計算だとこのくらいかな、とデスクの端に薄手の冊子を二冊重ねた上に、もう一つの人形を置いて、息を吹きかけた。
雉鳩《きじばと》が唸った。
「ライフルで7キロ。当然ズーム使ったとしても。すごいよな」
「ロングショットは、梟《ふくろう》お兄様と雉鳩《きじばと》お兄様と白鴎《はくおう》お兄様、それから黄鶲《きびたき》お姉様、猩々朱鷺《しょうじょうとき》お姉様、鷂《はいたか》お姉様、青鷺《あおさぎ》お姉様は得意よね」
「姉弟子《あのひと》達は、狩りだ、狩り。晩のおかずに猪だの鹿だの獲って来ちゃ、焼肉食い放題だって大騒ぎなんだから」
アマゾネスの血の滴る所業にぞっとする。
「いやあ・・・お前の流鏑馬《やぶさめ》だの投縄《ローピング》も大したもんだよ。ありゃ隠し芸だろ・・・。でも、白鴎《はくおう》によると、皆目見当もつかんくらいの腕だというんだから」
自分が直にその場に立って見て、感じるものがあったのだろう。
白鴎《はくおう》は、あれは人間業《にんげんわざ》じゃないな。といってよこした。
雉鳩《きじばと》も、押し黙った。
「・・・そんなテロリスト、いますか?ならどうして。どんな経緯があったの。・・・こんなことできるひと、一人しか知らない。私も、雉鳩《きじばと》お兄様もよ」
雉鳩《きじばと》の顔色が変わった。
「いや・・・正確には三人知ってる。一人はオリンピックの強化選手で合宿中。一人はちょっと言えない特殊な仕事中で潜入中。・・・もう一人は、失踪中」
その最後の一人と、自分達の思う人物が一致するとしたら。
見事な弾道を描き、神とも悪魔とも恐れられた巨大な羆《ひぐま》を仕留めたのを白鴎《はくおう》と雉鳩《きじばと》は目の前で見ているのだ。
その後、姉弟子が羆《ひぐま》に巨大な斧を振り下ろし、美味しいシチューにすると血しぶきを浴びながら解体している光景が衝撃的すぎてトラウマだ。
そうだ、銃弾は、山の様な羆《ひぐま》の眉間の真ん中と、頸骨のど真ん中に命中していたのだ。
それ以来、羆《ひぐま》殺しともレディ・タイガーとも呼ばれた、あの美しい姉弟子。
「だとしたら、天河《てんが》様は命を取り留めたんじゃなくて。生かされたとまでは言えないけれど、殺されなかったのよ」
雉鳩《きじばと》は立ち上がると、資料を慌ただしく纏《まと》めた。
「・・・調査しよう」
孔雀《くじゃく》が頷いた。
「思ったより早いね」
翡翠《ひすい》が封筒の送り主の名をちらりと見た。
使節団について詳しく聞きたい、出来れば希望したいという内容のもの。
「来月までに何人になりますか。それ以外の方は議会を除籍させていただく他ありませんね」
ふるい落とし、あぶり出し。
「ご自分で納得して辞めてくれるんだからお互いにとっていい・・・発展的解散ですよねえ」
「白鴎《はくおう》お兄様のお父様《ギルド長》が早速、極北開発国債の提案をしたいそうです。・・・これで初期投資分は確保できそうです」
翡翠《ひすい》は気が早い、さすがと笑った。
「さてさて。議会はゆるやかに組み直しだね」
何度か強引な議会解散をして非難を浴びたので、今回はちょっと考えたのだ。
燕《つばめ》が、箱にそれぞれ元老院とギルドと議員とペンで書いて仕分けを始めた。
それを仏法僧《ぶっぽうそう》が名簿に集計し始めた。
「義憤とか、そこまでは求めませんけど。とにかく利権が絡むのは必定。鼻も利かないでは困りますからね。皆さんお忘れかしらね。家令は昔からそうやって戦争して来ましたのよ」
前線から一定の距離を保って、そこからインフラを整備し、街を作り、兵站を欠かさず投入する。
家令が宮廷において必要とは思えない技師系の資格や経験を積むのはその為だ。
「ははあ、さすがギルドが多いねえ」
翡翠《ひすい》が名簿を覗き込み感心して言った。
「カエルマークは?」
孔雀の実家が運営する企業だ。
「実は、もう現場に入っているんです」
「へえ。さすが。建材部門かな。こういう時、建築は儲かるからねえ」
孔雀《くじゃく》が嬉しそうにチラシを取り出す。
「いいえ。まずはお弁当のケータリングです。ほら、何せ食べる所がないわけです。だから今後発足するであろう暫定政府やら運営委員会やら、これから皆さん困るでしょうから」
まずは衣食住、特に食う事、と考えるのは女だからか。
「ははあ。なるほど。これうまそう」
燕《つばめ》もいいなあ、とケータリングの写真付きのチラシを見ている。
「孔雀《くじゃく》姉上、懐かしいですね」
鳥達の庭園《ガーデン》で上の世代に取り残された孔雀《くじゃく》と大嘴《おおはし》と燕《つばめ》は、しばらくこんなような冷凍弁当で三食を食いつないでいた時期があるのだ。
「本当ねえ。試しに、頼んでみましょうか」
「いいね」
翡翠《ひすい》は食べたいものにペンで丸をつけていた。
「天河《てんが》様はこれがおいしいって言ってらしたそうですよ」
白鴎《はくおう》と仏法僧《ぶっぽうそう》が出向出来る時はいいのだが、そうでないと雇いの料理人の味が口に合わぬと、家令が文句を言うのだ。
梟《ふくろう》や金糸雀《カナリア》や緋連雀《ひれんじゃく》はもちろん、上の世代の姉弟子達も飯炊きスキルはゼロだ。
「へえ。チキン南蛮?・・・これ、どこらへんが南蛮なの?」
翡翠に言われて、孔雀がチラシをじっと見てから首を傾げた。
「あら確かに。これ、言うほど辛くありませんよねえ・・・」
呑気な事を言っているが、仏法僧《ぶっぽうそう》は先ほどの議会でのやりとりを思い出す。
この年下の姉弟子の底知れなさを垣間見る度に、やはり、とても、好ましく思う。
孔雀が電話で早速弁当を注文しているのをぼんやりと見ていた仏法僧《ぶっぽうそう》の足を燕《つばめ》が蹴り飛ばした。
雉鳩《きじばと》が見ていたカエルマークの弁当のチラシから顔を上げた。
十回ご注文頂きますとカステラ一本プレゼント、と書いてある。
金糸雀《カナリア》から送られてきた動画にあった、天河《てんが》のデスクの上にカステラが山積みになっていたのはこれか。
家令共はカステラが届いた先から食ってしまうが、天河《てんが》は大事に取ってあるのだろう。
「王族の癖に貧乏くせ・・・」
つい本音が出た。
「おっと。・・・地に足がついていてよろしい、だな」
取り繕って言い直す。
「雉鳩《きじばと》お兄様、聞いてる?」
孔雀《くじゃく》が訝しそうに兄弟子に声を掛けた。
「ああ、聞いてる。これ、うな重がいい。味噌汁とお新香つけて」
「・・・お弁当じゃなくて。今はこっち」
孔雀《くじゃく》は兄弟子が見ていた弁当まチラシを取り上げ、白鴎《はくおう》と大嘴《おおはし》がまとめた書類と動画を見せた。
天河《てんが》の診断書を雉鳩《きじばと》が覗き込んだ。
「お前、どうあっても天河様を撃った人間をあぶり出したいと。・・・無理じゃないか・・・」
あんな混沌とした場所でテロリストやアナーキストが民間人に紛れ込まれたら、区別がつかない。
「下手に突っついて、蛇でも鬼でも出て来たらどうするんだよ」
「蛇や鬼ならまだいいわよ」
孔雀《くじゃく》が雉鳩《きじばと》のデスクからドールハウスの人形を取り出した。
オールドグッドディをテーマにしたドールハウス制作が雉鳩《きじばと》の趣味でもある。
「ああ、手荒にすんなよ・・・」
孔雀《くじゃく》が紙に簡単に位置図を書いた。その上に人形を置く。
「・・・お兄様、見て。天河《てんが》様がいたのここ。大嘴《おおはし》お兄様の計算だと、7キロ先から撃ったということなの。検算は金糸雀《カナリア》お姉様がしてる。・・・さらにゆるやかに傾斜、角度、正確な風速はわからないけど、多分、こっち山だから、今の季節、こう追い風がかかって・・・」
この計算だとこのくらいかな、とデスクの端に薄手の冊子を二冊重ねた上に、もう一つの人形を置いて、息を吹きかけた。
雉鳩《きじばと》が唸った。
「ライフルで7キロ。当然ズーム使ったとしても。すごいよな」
「ロングショットは、梟《ふくろう》お兄様と雉鳩《きじばと》お兄様と白鴎《はくおう》お兄様、それから黄鶲《きびたき》お姉様、猩々朱鷺《しょうじょうとき》お姉様、鷂《はいたか》お姉様、青鷺《あおさぎ》お姉様は得意よね」
「姉弟子《あのひと》達は、狩りだ、狩り。晩のおかずに猪だの鹿だの獲って来ちゃ、焼肉食い放題だって大騒ぎなんだから」
アマゾネスの血の滴る所業にぞっとする。
「いやあ・・・お前の流鏑馬《やぶさめ》だの投縄《ローピング》も大したもんだよ。ありゃ隠し芸だろ・・・。でも、白鴎《はくおう》によると、皆目見当もつかんくらいの腕だというんだから」
自分が直にその場に立って見て、感じるものがあったのだろう。
白鴎《はくおう》は、あれは人間業《にんげんわざ》じゃないな。といってよこした。
雉鳩《きじばと》も、押し黙った。
「・・・そんなテロリスト、いますか?ならどうして。どんな経緯があったの。・・・こんなことできるひと、一人しか知らない。私も、雉鳩《きじばと》お兄様もよ」
雉鳩《きじばと》の顔色が変わった。
「いや・・・正確には三人知ってる。一人はオリンピックの強化選手で合宿中。一人はちょっと言えない特殊な仕事中で潜入中。・・・もう一人は、失踪中」
その最後の一人と、自分達の思う人物が一致するとしたら。
見事な弾道を描き、神とも悪魔とも恐れられた巨大な羆《ひぐま》を仕留めたのを白鴎《はくおう》と雉鳩《きじばと》は目の前で見ているのだ。
その後、姉弟子が羆《ひぐま》に巨大な斧を振り下ろし、美味しいシチューにすると血しぶきを浴びながら解体している光景が衝撃的すぎてトラウマだ。
そうだ、銃弾は、山の様な羆《ひぐま》の眉間の真ん中と、頸骨のど真ん中に命中していたのだ。
それ以来、羆《ひぐま》殺しともレディ・タイガーとも呼ばれた、あの美しい姉弟子。
「だとしたら、天河《てんが》様は命を取り留めたんじゃなくて。生かされたとまでは言えないけれど、殺されなかったのよ」
雉鳩《きじばと》は立ち上がると、資料を慌ただしく纏《まと》めた。
「・・・調査しよう」
孔雀《くじゃく》が頷いた。
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