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158.心臓から3センチ
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こき使いやがって、と天河は乱暴にソファに身を沈めた。
緋連雀が銃をぶっ放しておいて騒ぎを起こした挙句、私は行かないから、お前が丸腰で相手のところ行って早く話まとめろ、と言っているかのようなこのめちゃくちゃさを、孔雀はそうねえと受け入れてきたのか。
いや、この女家令にそうさせてきたのは、孔雀か。
長年の中立地帯の前線保持に疲弊していたA国もQ国も、全ての維持費も管理もこっちに押し付ける気だ。
孔雀はそれでもいいと言うらしいが、それではおさまらないだろう。
何が第二太子か。何が総督府長か。
A国もQ国も容赦がない。
安全保障の話し合いなど、一体何処の誰の何のための安全の保障の話なのだ。
毎日あっちこっちで騒乱や、小規模なテロが起きる。
天河は報告書を放り出した。
何も守れないじゃないか。
焦燥感と絶望が募る。
廊下から話し声がした。
でかい話し声の割に足音がしないのは家令だからだ。
忌々しい。
分刻みのスケジュールを組んで来る梟がまた連れ出しに来たのだろう。
ふて寝してやる、と天河はソファで目を閉じた。
自分の悪口でも言ってるような声がしたが、静かになりしばらくして目を開けた。
あまりにも静かで気味が悪い。
寝てる場合かとなんとか、いつもならばあの家令父娘が言ってくるのに。
気づくと、目の前に、思わぬ人物が忽然《こつぜん》といて呆然とした。
向かい合わせのソファで孔雀が静かに何か食べていた。
目が合うと、あ、起きた、と孔雀が微笑んだ。
「天河様、お目覚めですか。よくお休みでしたので静かにしておりました」
驚いて時計を見ると、わずかの時間と思ったが、二時間も寝ていたようだ。
「はいどうぞ。寝起きはさっぱりしたものがよろしいですよね」
と、孔雀がオレンジジュースを手渡す。
ついに幻覚が見え始めたのかと思ったが、手渡されたグラスの重みに自分でも意外な程驚いて天河は派手にグラスをひっくり返した。
頭からジュースを被った孔雀が、どうしたことかと慌てて小さく悲鳴を上げた。
だいぶ疲れていらっしゃるご様子、申し訳ない、と孔雀はため息をついて女家令の礼をした。
「あの、天河様。こんな有り様で申し訳ないですけど・・・。短期間ではありますが梟お兄様に代わりまして私がこちら勤めさせて頂きます。・・・ジュースお飲みになりますか」
天河は頷くと改めて渡されたジュースを一気飲みした。
しばらくすると血糖値が安定して、頭が動き出した。
どうやら、幻覚とか霊とか狸が化けたとかではなく、本物らしい。
最近、以前に増して科学者の割に非科学的な事を考えがちだ。
「天河様、あの、私ちょっと、頭拭いてきます・・・」
べたべたするし、酸っぱい。
天河が呆然と頷いた。
「・・・殿下、総家令。失礼お許しくださいまし。金糸雀が参りました」
珍しく気取って慇懃に入ってきた金糸雀が何事かと妹弟子を見た。
「・・・金糸雀お姉様、タオル持ってきて」
「あんた酸っぱい匂いするわよ。ジュースかぶった?・・・何やってんのよ、もう風呂入りなさいよ」
孔雀が失礼しますと礼をして部屋を出て行った。
金糸雀がわざとらしくため息をついた。
「・・・・天河様。私、遠距離恋愛がただの遠距離でらしたので、感動の再会を演出したんですけれど。これではただの近距離になっただけではないですか。孔雀がこちらに到着して2時間ですよ?何していらしたんですか?」
天河がため息をついた。
「・・・グースカ寝てた」
金糸雀は、せっかく気をまわしたのに。なんてしまらない男、と言わんばかりの表情で太子を一瞥した。
こんな実りのない事していられない、もう孔雀に飯作らせよう、と金糸雀が部屋を出て行った。
早朝、孔雀は外を見回っていた。
大嘴《おおはし》が重機で外構工事をしているのだか壊してるのだかわからない作業の手を止めた。
それから二人で歩き回り、大嘴が足を止めた。
「・・・ここだ」
天河が撃たれた場所だ。
孔雀は頷いて近寄った。
時計を見ると、天河が撃たれた時間と同じ頃。
あたりを見渡す。
「・・・邸内とは言っても、見通しいいのね」
「まわりになんもないからな」
空白地帯。
長く、地図上に何ら埋める事の出来なかった土地。
怨嗟の土地、後悔の土地、そう言われてきてはいたけれど。
孔雀はサンドイッチと水筒を取り出すと、大嘴《おおはし》に渡した。
天河が見たら自分の殺人未遂現場でピクニックをし始めたセンスに愕然とするだろうと二人は笑った。
晩秋とは言え、北は冷える。
雪国育ちの孔雀はこのきんと冷えた空気が嫌いではない。
炭酸飲料やかき氷に顔を近づけた時の、あの匂いに似ている。
逆に大嘴は寒さは大の苦手だ。
金糸雀が軍と開発した保温素材の下着を着ているのだろうが、さらに着膨れしている。
それでもこんな北の果てに志願したのは付き合いがいいだけではない、天河の為だからだ。
信じがたいが、合理的な考えをする家令の誰もが天河を襲撃した直接の人間の探索に否定的だった。
何かの思想団体ならまだしも、たった一人を探し出すその無意味さに興味を示さなかったのだ。
雉鳩《きじばと》ですら、孔雀の行き当たった予想の人物の線が濃厚となると、もう追うなとすら言った。
相手が悪い。出方を待て。つつくな、と。
しかし、大嘴は違う。怒ったのだ。
あの姉弟子相手だとしても、だ。
この兄弟子を天河の侍従に推薦したのは間違いではなかったと、孔雀は満足していた。
寒さに、水筒からカップに移した煮え立つ程にした温度のコーヒーがすぐに冷めていく。
大嘴は、嬉しそうに熱く香りのいいコーヒーを受け取った。
蜂蜜を溶かしてあるらしく、甘みがじんわり体に沁みていった。
孔雀は自分の分の湯気の立つカップを持ちながら、少し歩いた。
階段が十一段。
登りきったところで、被弾。
周囲に高い建物はあまりない。
緩やかな傾斜を探して、周囲を見渡した。
遠くに山脈が見える。
「あっちに針葉樹の森がある。長年堆積した地層であっちからちょっと勾配があるんだ」
「・・・風の向こうから扇状地ね。昔は大きな川があったのね。今はきっと伏流水でこっちに流れてる。低いから、きっと湿地帯になって、さらにステップ地帯になってる。・・・やっぱり広いな。・・・いい水と風の流れよね」
よくわかるものだ、と大嘴は感心した。
昔から、よくこんな地理学者というより風水師のような事を言う。
そしてそれが当たっているのだ。
ほらね、ここ水脈がこっちにあるよ、とポケットから出した針金のようなものでダウジングをした結果を兄弟子に伝える。
こんな占い師みたいな道具でよくわかるもんだと大嘴は半信半疑だが、きっと事実なのだろうとも思う。
孔雀は顔を上げて空を仰いだ。
冷えた空気が濡れた粘膜を震わせる。
風に乗っていろんな事がわかるものだ。
「・・・本当、木の匂い」
孔雀は、口を開けた。
「味すんのかよ」
「なんとなくね。・・・ナナカマドのおいしい匂い。これは、並木のね」
以前庭師が植えたのだろう可愛らしい鮮やかな紅い実は食料の少ない時期の野鳥の餌にもなる。
「あとは、ヒマラヤスギの匂いと、ネズの木の匂い」
「いいな。どっちも資材になる」
孔雀は唇を舐めた。
「そうね。あとは葉っぱが堆積した泥の匂い。風に泥炭の味もする。森の近くにやっぱり湿地帯があるのね。もう雪の匂いもする。今年は冬が早そう。ちょっと硫黄の味もする。温泉掘ったら出るかも」
孔雀が笑顔で振り返った。
「そりゃいいわ。ボーリングするか」
大嘴が笑った。
それから、と孔雀《くじゃく》が目を閉じた。
「今時分、風は追い風でこう吹くのね。・・・とすると、こっち」
と、孔雀が向かい風、北西方向を指示した。
家令の多くは従軍するから、空を飛ぶものにも親しんでいる。
風を読むのも、時間や距離の計算や感覚にも親しみがある。
「そうだ。ここから7キロ先の丘陵地帯から撃ったんだと思う。早朝と夕方は強い風が吹く」
数学に明るい大嘴と金糸雀が計算したのだ、間違いない。
長距離射程をする者は風を嫌う。だが。
あんな高さもなく、山からの風が降りる場所から。
天河の心臓から3センチめがけて、たった一弾。
「・・・さすが、お見事」
丘の上を見据えながら、孔雀が呟いた。
それ以外、何と言えばいいのか。
大嘴は孔雀の確信を前に苦い顔をした。
緋連雀が銃をぶっ放しておいて騒ぎを起こした挙句、私は行かないから、お前が丸腰で相手のところ行って早く話まとめろ、と言っているかのようなこのめちゃくちゃさを、孔雀はそうねえと受け入れてきたのか。
いや、この女家令にそうさせてきたのは、孔雀か。
長年の中立地帯の前線保持に疲弊していたA国もQ国も、全ての維持費も管理もこっちに押し付ける気だ。
孔雀はそれでもいいと言うらしいが、それではおさまらないだろう。
何が第二太子か。何が総督府長か。
A国もQ国も容赦がない。
安全保障の話し合いなど、一体何処の誰の何のための安全の保障の話なのだ。
毎日あっちこっちで騒乱や、小規模なテロが起きる。
天河は報告書を放り出した。
何も守れないじゃないか。
焦燥感と絶望が募る。
廊下から話し声がした。
でかい話し声の割に足音がしないのは家令だからだ。
忌々しい。
分刻みのスケジュールを組んで来る梟がまた連れ出しに来たのだろう。
ふて寝してやる、と天河はソファで目を閉じた。
自分の悪口でも言ってるような声がしたが、静かになりしばらくして目を開けた。
あまりにも静かで気味が悪い。
寝てる場合かとなんとか、いつもならばあの家令父娘が言ってくるのに。
気づくと、目の前に、思わぬ人物が忽然《こつぜん》といて呆然とした。
向かい合わせのソファで孔雀が静かに何か食べていた。
目が合うと、あ、起きた、と孔雀が微笑んだ。
「天河様、お目覚めですか。よくお休みでしたので静かにしておりました」
驚いて時計を見ると、わずかの時間と思ったが、二時間も寝ていたようだ。
「はいどうぞ。寝起きはさっぱりしたものがよろしいですよね」
と、孔雀がオレンジジュースを手渡す。
ついに幻覚が見え始めたのかと思ったが、手渡されたグラスの重みに自分でも意外な程驚いて天河は派手にグラスをひっくり返した。
頭からジュースを被った孔雀が、どうしたことかと慌てて小さく悲鳴を上げた。
だいぶ疲れていらっしゃるご様子、申し訳ない、と孔雀はため息をついて女家令の礼をした。
「あの、天河様。こんな有り様で申し訳ないですけど・・・。短期間ではありますが梟お兄様に代わりまして私がこちら勤めさせて頂きます。・・・ジュースお飲みになりますか」
天河は頷くと改めて渡されたジュースを一気飲みした。
しばらくすると血糖値が安定して、頭が動き出した。
どうやら、幻覚とか霊とか狸が化けたとかではなく、本物らしい。
最近、以前に増して科学者の割に非科学的な事を考えがちだ。
「天河様、あの、私ちょっと、頭拭いてきます・・・」
べたべたするし、酸っぱい。
天河が呆然と頷いた。
「・・・殿下、総家令。失礼お許しくださいまし。金糸雀が参りました」
珍しく気取って慇懃に入ってきた金糸雀が何事かと妹弟子を見た。
「・・・金糸雀お姉様、タオル持ってきて」
「あんた酸っぱい匂いするわよ。ジュースかぶった?・・・何やってんのよ、もう風呂入りなさいよ」
孔雀が失礼しますと礼をして部屋を出て行った。
金糸雀がわざとらしくため息をついた。
「・・・・天河様。私、遠距離恋愛がただの遠距離でらしたので、感動の再会を演出したんですけれど。これではただの近距離になっただけではないですか。孔雀がこちらに到着して2時間ですよ?何していらしたんですか?」
天河がため息をついた。
「・・・グースカ寝てた」
金糸雀は、せっかく気をまわしたのに。なんてしまらない男、と言わんばかりの表情で太子を一瞥した。
こんな実りのない事していられない、もう孔雀に飯作らせよう、と金糸雀が部屋を出て行った。
早朝、孔雀は外を見回っていた。
大嘴《おおはし》が重機で外構工事をしているのだか壊してるのだかわからない作業の手を止めた。
それから二人で歩き回り、大嘴が足を止めた。
「・・・ここだ」
天河が撃たれた場所だ。
孔雀は頷いて近寄った。
時計を見ると、天河が撃たれた時間と同じ頃。
あたりを見渡す。
「・・・邸内とは言っても、見通しいいのね」
「まわりになんもないからな」
空白地帯。
長く、地図上に何ら埋める事の出来なかった土地。
怨嗟の土地、後悔の土地、そう言われてきてはいたけれど。
孔雀はサンドイッチと水筒を取り出すと、大嘴《おおはし》に渡した。
天河が見たら自分の殺人未遂現場でピクニックをし始めたセンスに愕然とするだろうと二人は笑った。
晩秋とは言え、北は冷える。
雪国育ちの孔雀はこのきんと冷えた空気が嫌いではない。
炭酸飲料やかき氷に顔を近づけた時の、あの匂いに似ている。
逆に大嘴は寒さは大の苦手だ。
金糸雀が軍と開発した保温素材の下着を着ているのだろうが、さらに着膨れしている。
それでもこんな北の果てに志願したのは付き合いがいいだけではない、天河の為だからだ。
信じがたいが、合理的な考えをする家令の誰もが天河を襲撃した直接の人間の探索に否定的だった。
何かの思想団体ならまだしも、たった一人を探し出すその無意味さに興味を示さなかったのだ。
雉鳩《きじばと》ですら、孔雀の行き当たった予想の人物の線が濃厚となると、もう追うなとすら言った。
相手が悪い。出方を待て。つつくな、と。
しかし、大嘴は違う。怒ったのだ。
あの姉弟子相手だとしても、だ。
この兄弟子を天河の侍従に推薦したのは間違いではなかったと、孔雀は満足していた。
寒さに、水筒からカップに移した煮え立つ程にした温度のコーヒーがすぐに冷めていく。
大嘴は、嬉しそうに熱く香りのいいコーヒーを受け取った。
蜂蜜を溶かしてあるらしく、甘みがじんわり体に沁みていった。
孔雀は自分の分の湯気の立つカップを持ちながら、少し歩いた。
階段が十一段。
登りきったところで、被弾。
周囲に高い建物はあまりない。
緩やかな傾斜を探して、周囲を見渡した。
遠くに山脈が見える。
「あっちに針葉樹の森がある。長年堆積した地層であっちからちょっと勾配があるんだ」
「・・・風の向こうから扇状地ね。昔は大きな川があったのね。今はきっと伏流水でこっちに流れてる。低いから、きっと湿地帯になって、さらにステップ地帯になってる。・・・やっぱり広いな。・・・いい水と風の流れよね」
よくわかるものだ、と大嘴は感心した。
昔から、よくこんな地理学者というより風水師のような事を言う。
そしてそれが当たっているのだ。
ほらね、ここ水脈がこっちにあるよ、とポケットから出した針金のようなものでダウジングをした結果を兄弟子に伝える。
こんな占い師みたいな道具でよくわかるもんだと大嘴は半信半疑だが、きっと事実なのだろうとも思う。
孔雀は顔を上げて空を仰いだ。
冷えた空気が濡れた粘膜を震わせる。
風に乗っていろんな事がわかるものだ。
「・・・本当、木の匂い」
孔雀は、口を開けた。
「味すんのかよ」
「なんとなくね。・・・ナナカマドのおいしい匂い。これは、並木のね」
以前庭師が植えたのだろう可愛らしい鮮やかな紅い実は食料の少ない時期の野鳥の餌にもなる。
「あとは、ヒマラヤスギの匂いと、ネズの木の匂い」
「いいな。どっちも資材になる」
孔雀は唇を舐めた。
「そうね。あとは葉っぱが堆積した泥の匂い。風に泥炭の味もする。森の近くにやっぱり湿地帯があるのね。もう雪の匂いもする。今年は冬が早そう。ちょっと硫黄の味もする。温泉掘ったら出るかも」
孔雀が笑顔で振り返った。
「そりゃいいわ。ボーリングするか」
大嘴が笑った。
それから、と孔雀《くじゃく》が目を閉じた。
「今時分、風は追い風でこう吹くのね。・・・とすると、こっち」
と、孔雀が向かい風、北西方向を指示した。
家令の多くは従軍するから、空を飛ぶものにも親しんでいる。
風を読むのも、時間や距離の計算や感覚にも親しみがある。
「そうだ。ここから7キロ先の丘陵地帯から撃ったんだと思う。早朝と夕方は強い風が吹く」
数学に明るい大嘴と金糸雀が計算したのだ、間違いない。
長距離射程をする者は風を嫌う。だが。
あんな高さもなく、山からの風が降りる場所から。
天河の心臓から3センチめがけて、たった一弾。
「・・・さすが、お見事」
丘の上を見据えながら、孔雀が呟いた。
それ以外、何と言えばいいのか。
大嘴は孔雀の確信を前に苦い顔をした。
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