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聖女の暴力編
第40話 聖女の魔界入り
「結構強いんじゃない。」
お母さんの言う通りだわ。
「いや、3級なんて悪魔を100体集めれば1体は居る程度のものでしかない。魔界では大したものではないよ。」
うーん。アンリさんの話だと、3級は全悪魔の1%。3億体はいる計算になるものね。
「そう考えると確かに……。」
「だろう? 私じゃアンリの力にはなれないから、お前たちが助けてやってくれ。代わりにお前たちの仲間を私が鍛えるとしよう。」
あれ? 私達が魔界に行っている間鍛えるといっても、ギャモーやミレイユさんは短期間で強くなるのかしら?
「2人が修行している間に、魔界事情が解決しちゃいませんか?」
「そうなったらそうなったよ。間に合わなくても仕方ないわ。2人が死んだら嫌でしょう?」
それは勿論。
「ギャモーが死んだら魔界を滅ぼします。」
皆静かになってしまった。どうしたの?
「これが病み属性と言う奴か……。」
ミザリーさん何それ?
「それはやめてくれ。」
ギャモーって意外と恥ずかしがり屋よね。照れるからやめてくれだなんて。
「……本当に滅ぼしそうだからやめてね。ね? ギャモーさんは死なないようにミザリーが鍛えるから安心して? ね?」
アンリさんがなんだか焦っている。
「アリエンナ、その時は一緒に暴れましょうね? 勿論私も協力するわ。なんたってお母さんだもの。」
「絶対やめて! アリエーンは暴れたいだけでしょ!?」
「そんな事ないわよ。お母さんだから娘の為に頑張るのよ。」
流石お母さん。
「なら、母さんの為に娘のあなたが止める方向で頑張ってよ!」
アンリさん……お母さんは多分私を優先すると思うよ?
「ダメよ。母さんこそ、孫の為に魔界を一緒に滅ぼさなきゃ。」
「待て待て! 何で俺が死ぬ事前提になってんだよ! 死なない為に修行すんだろが!」
「そうね。ギャモーは死なないから、魔界を滅ぼさなくて良いのよね。」
安心した。
「えぇ? アリエンナ。ギャモーさんが死ななくても一緒に魔界を滅ぼしてみない?」
「絶対にやめて!」
「きっとストレス解消に良いわよ。」
「うーん。理由も無いのに滅ぼすのは……。」
「そうよ! アリエンナちゃんの言う通りよ!」
「お母さん。物騒な事言ったらダメだよ。」
「聖女様も結構なものですけどね。」
ミレイユさん? そんな事ないと思うんだけど……。
「仕方ないか……。悪魔は三百億も居るんでしょ? 十億か二十億くらいならぶっ殺しても良い?」
「アリエーン……。何でそんなに殺したがるの? 母さん悲しいんですけど。」
アンリさんが困っている。
「またまたぁ……母さんったら大袈裟よ。悪魔なんて掃いて捨てる程いるじゃない。ちょっとくらいぶっ殺しても大して困らないって。」
お母さんがウキウキと楽しそうにしている。
「いや……うーん。それ自体は困らないけど、他の魔神に目を付けられるわよ?」
「母さんと私とアリエンナの3人がいれば、魔神の一体くらい余裕じゃない? というか私とアリエンナの2人でも殺れないかしら?」
お母さん? 何でそんなに楽しそうな事思いついちゃったの?
「流石にそこまで甘くはないわよ。さっきの魔神形態で戦った時だっていくらかは手加減してたんだからね?」
「そう……。なら仕方ないわね。暫くは私とアリエンナも修行しながら魔界観光しましょう。」
「うん。楽しみ。」
「観光じゃないんだけどな……。」
アンリさんが呆れた顔で魔法を発動すると、黒い穴のようなものが宙に現れた。
「まぁいつまでもこうしていても仕方ないから、とっとと行くわよ。」
魔界への出入り口が開かれたようで、向こうが黒くなっていて見えない。
「ギャモー、ミレイユさん、またね。」
「先に行って来るわ。」
私とお母さんは2人に手を振る。
「おう!」
「私達も頑張って修行します!」
「気を付けてな。」
私達3人は穴を通って魔界へと進んだ。
穴の向こう側は特に人間界と変わった様子もなく、少し離れた所に普通の村が見えた。
「ここが魔界よ。あなた達は強いけど、人間界とは常識が違うから気を付けるのよ? 私もその都度教えるから。」
「わかったわ。」
「はい。」
「さっき戦ってた時の……身体強化? はどのくらい発動出来るの?」
何でそんな事を?
「あれなら、ちょっと出力抑えれば常時発動しっ放しに出来るわ。」
「私も出来そうです。」
「なら、発動させて切らさないようにして? 舐められるのは好きじゃないでしょ?」
そういう事ならと、私とお母さんは身体強化魔法を発動する。
「じゃあ早速私の城に転移するわよ。」
アンリさんの転移魔法で私達はお城に連れて行かれた。
「これはアンリ様! どうぞ中へ。こちらの方々は?」
門番さん? この人ってまぁまぁ強そう。
「娘と孫よ。2人ともかなり強いから怒らせないようにね。紙屑みたいに引きちぎられるわよ?」
「ははぁ!!」
「そんなすぐに怒らないわよ。」
さっき怒ってたじゃん。
「まぁ……今はツッコまないでおく。中へ入りましょう。」
私達はアンリさんに案内され、城内を進む。
城は大きく立派で、魔王の城よりも恰好良い。
「アンリさん。他の魔神もお城を持っているんですか?」
「えぇ。魔神は国のトップみたいなものだから、全員城持ちよ。」
家持ちみたいな感じで言ってるけど、それって凄い事だよね?
お母さんの言う通りだわ。
「いや、3級なんて悪魔を100体集めれば1体は居る程度のものでしかない。魔界では大したものではないよ。」
うーん。アンリさんの話だと、3級は全悪魔の1%。3億体はいる計算になるものね。
「そう考えると確かに……。」
「だろう? 私じゃアンリの力にはなれないから、お前たちが助けてやってくれ。代わりにお前たちの仲間を私が鍛えるとしよう。」
あれ? 私達が魔界に行っている間鍛えるといっても、ギャモーやミレイユさんは短期間で強くなるのかしら?
「2人が修行している間に、魔界事情が解決しちゃいませんか?」
「そうなったらそうなったよ。間に合わなくても仕方ないわ。2人が死んだら嫌でしょう?」
それは勿論。
「ギャモーが死んだら魔界を滅ぼします。」
皆静かになってしまった。どうしたの?
「これが病み属性と言う奴か……。」
ミザリーさん何それ?
「それはやめてくれ。」
ギャモーって意外と恥ずかしがり屋よね。照れるからやめてくれだなんて。
「……本当に滅ぼしそうだからやめてね。ね? ギャモーさんは死なないようにミザリーが鍛えるから安心して? ね?」
アンリさんがなんだか焦っている。
「アリエンナ、その時は一緒に暴れましょうね? 勿論私も協力するわ。なんたってお母さんだもの。」
「絶対やめて! アリエーンは暴れたいだけでしょ!?」
「そんな事ないわよ。お母さんだから娘の為に頑張るのよ。」
流石お母さん。
「なら、母さんの為に娘のあなたが止める方向で頑張ってよ!」
アンリさん……お母さんは多分私を優先すると思うよ?
「ダメよ。母さんこそ、孫の為に魔界を一緒に滅ぼさなきゃ。」
「待て待て! 何で俺が死ぬ事前提になってんだよ! 死なない為に修行すんだろが!」
「そうね。ギャモーは死なないから、魔界を滅ぼさなくて良いのよね。」
安心した。
「えぇ? アリエンナ。ギャモーさんが死ななくても一緒に魔界を滅ぼしてみない?」
「絶対にやめて!」
「きっとストレス解消に良いわよ。」
「うーん。理由も無いのに滅ぼすのは……。」
「そうよ! アリエンナちゃんの言う通りよ!」
「お母さん。物騒な事言ったらダメだよ。」
「聖女様も結構なものですけどね。」
ミレイユさん? そんな事ないと思うんだけど……。
「仕方ないか……。悪魔は三百億も居るんでしょ? 十億か二十億くらいならぶっ殺しても良い?」
「アリエーン……。何でそんなに殺したがるの? 母さん悲しいんですけど。」
アンリさんが困っている。
「またまたぁ……母さんったら大袈裟よ。悪魔なんて掃いて捨てる程いるじゃない。ちょっとくらいぶっ殺しても大して困らないって。」
お母さんがウキウキと楽しそうにしている。
「いや……うーん。それ自体は困らないけど、他の魔神に目を付けられるわよ?」
「母さんと私とアリエンナの3人がいれば、魔神の一体くらい余裕じゃない? というか私とアリエンナの2人でも殺れないかしら?」
お母さん? 何でそんなに楽しそうな事思いついちゃったの?
「流石にそこまで甘くはないわよ。さっきの魔神形態で戦った時だっていくらかは手加減してたんだからね?」
「そう……。なら仕方ないわね。暫くは私とアリエンナも修行しながら魔界観光しましょう。」
「うん。楽しみ。」
「観光じゃないんだけどな……。」
アンリさんが呆れた顔で魔法を発動すると、黒い穴のようなものが宙に現れた。
「まぁいつまでもこうしていても仕方ないから、とっとと行くわよ。」
魔界への出入り口が開かれたようで、向こうが黒くなっていて見えない。
「ギャモー、ミレイユさん、またね。」
「先に行って来るわ。」
私とお母さんは2人に手を振る。
「おう!」
「私達も頑張って修行します!」
「気を付けてな。」
私達3人は穴を通って魔界へと進んだ。
穴の向こう側は特に人間界と変わった様子もなく、少し離れた所に普通の村が見えた。
「ここが魔界よ。あなた達は強いけど、人間界とは常識が違うから気を付けるのよ? 私もその都度教えるから。」
「わかったわ。」
「はい。」
「さっき戦ってた時の……身体強化? はどのくらい発動出来るの?」
何でそんな事を?
「あれなら、ちょっと出力抑えれば常時発動しっ放しに出来るわ。」
「私も出来そうです。」
「なら、発動させて切らさないようにして? 舐められるのは好きじゃないでしょ?」
そういう事ならと、私とお母さんは身体強化魔法を発動する。
「じゃあ早速私の城に転移するわよ。」
アンリさんの転移魔法で私達はお城に連れて行かれた。
「これはアンリ様! どうぞ中へ。こちらの方々は?」
門番さん? この人ってまぁまぁ強そう。
「娘と孫よ。2人ともかなり強いから怒らせないようにね。紙屑みたいに引きちぎられるわよ?」
「ははぁ!!」
「そんなすぐに怒らないわよ。」
さっき怒ってたじゃん。
「まぁ……今はツッコまないでおく。中へ入りましょう。」
私達はアンリさんに案内され、城内を進む。
城は大きく立派で、魔王の城よりも恰好良い。
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