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外伝:メイド喫茶でバイトテロしたら異世界召喚されました。しかも死に戻り特典付きで。
第5話 勇者の魔法は天変地異
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という事で、やってまいりました戦場へ。
「勇者様。これから超特大スーパーウルトラミラクル究極デラックス魔法を見せてくれるんですよね?」
この人は私を戦場に連れて来てくれた兵士さん。
でも名前が全然違うんだよねぇ。
「違うよ? 究極超弩級滅殺ミラクルタイフーン地獄に堕ちろ死ね死ねギャラクシーだよ?」
「勇者様……。」
どうして驚いてるの?
「さっきと言ってる事が違うじゃないですか。」
「人は停滞する事で退化し、歩み続ける事で進化するの。」
「何言ってるんです?」
こんなに格好良い台詞なのに、どうも通じてないみたい。
「つまり……過去に囚われ過ぎず、常に進化していくことを目標にした方が良いって事だね。」
「最初に言った名前を忘れたという事ですね?」
なんて鋭いの……?
ただの兵士にしておくには勿体ないじゃない!
「は、はい。咄嗟に言い訳してしまいました。ごめんなさい。」
「あ、その……責めてる訳じゃ……。」
気まずい。
何で気まずい感じになっちゃったの?
「兎に角! これから超弩級ウルトラミラクル地獄に堕ちろ死ね死ねスーパーデラックスを見せるわ!」
「あ、また名前が変わっ……」
「いけええええええええっ!!!」
恥ずかしさを誤魔化す為に、私はとにかく魔力をかき集めて魔法を解き放つ。
既に戦場から味方の撤退は確認しているので、巻き込む事は考えなくて良いなと気楽に全力で放ってしまった。
「ゆ、勇者様……」
「な、なにかしらジョージ?」
「あれは……何ですか? あと、私はジョージではありません。」
ヤッバ。
いくらなんでもあれはヤッバ。
超巨大な炎の竜巻が敵陣のど真ん中に出現し、敵兵を根こそぎ巻き上げてしまっている。
何あれ?
かなりの速度で移動してない?
しかもゲギャヒちゃんが殺したわけじゃないのに、何故か私の力がモリモリ増えていってる。
「このままだとストレッチ王国の前線都市に行ってしまいます! いくらなんでも、あれは酷いですよ!」
「え? あ、そうかも。」
言われてから気付いた。
どうして私はこんな事をしても何も感じないんだろ?
誰がどう見たって数万人は死なせてるのに……。
「勇者様には人の心が無いのですか……?」
しっつれいね!
あるわい!
人の心に満ち溢れとるわい!
でも、なんとなく。なんとなーくなんだけど『さぐぬtヴぃらヴんみr』と繋がってる感じがする。
ていうか、なんとなくじゃなくて、確信に変わってしまった。
これ絶対まだ繋がってるじゃん!?
もうガッツリと。
しかもさ、私の中にゲギャヒちゃんの因子とか残滓? のようなものがあるよね? 絶対あるよね?
だって、感じるもん。
「……。」
「勇者様! 早く……早くあれを止めないと! これは戦争の域を超えています!」
うん。内緒にしておこう。
絶対バレたら私が世界の敵として始末されるヤツだこれ。
「勇者に任せて!」
「……勇者様がやったんじゃないですか。」
「鋭いわねジョージ。」
「ジョージではありません。」
この人、私の扱いが段々雑になってない?
「えーと、あれを止めるあれを止める…………分からん。おりゃああああああああ!!!」
「今分からんって言いま…………」
「せやああああああああああああ!!!」
もう勢いよ桜!
勢いで乗り切るのよ!
兎に角止める方向で考えながら魔力を振り絞ると、空から超巨大な隕石が炎の竜巻目掛けて降ってきた。
「な、な…………。」
多分これで止まるでしょ。
隕石の衝突は竜巻なんて余裕で吹き飛ばすでしょうしね!
「たーまやー。」
巨大隕石の衝突は全てを吹き飛ばした。
流石は私。
メイド喫茶でバイトしていただけのことはあるってね。
「ゆ、勇者様。この後はどうするのですか?」
「どうしたのジョージ? ハキハキお話しできないとずっと平の兵士のままよ?」
「余計なお世話です。それよりも……。」
ジョージが指さす方を見ると、隕石が衝突した余波で尋常ではない爆風が勢い良くこちらに迫って来ていた。
私はちょっと強い魔法が使えるだけの女子大生。防御とか躱し方なんて全く知らない。
「どうするの?」
「知りませんよ!」
逃げないと……でも、逃げるったってどこへ?
この辺に遮蔽物はないし、仮にあったとしても防ぎきれそうには見えな……あぁ。
【桜の魂が大幅に強化されました……桜の魂+46287を獲得】
【猫耳カチューシャ+135、メイド服+170を獲得】
「では、戦争が終わったら結婚しよう。」
1.何がでは、なんですか? 私は帰るので嫌です。
2.よろしい。ならば結婚だ。
また……戻ってる。という事はあの時、爆風に巻き込まれて死んだのね。
死んだのは勿論ショックだけど、本当にどうしよう。公爵様と結婚しなきゃいけないの?
私、ネットとかしないと生き辛さを感じるのに。
もうこれ2の選択肢を選ぶしかないじゃん。
「よろしい。ならば結婚だ。」
「おお。受けてくれるか。」
そりゃあね。受けなきゃまた同じ事の繰り返しになる気がするし。
受けてくれるかなんて言ってるけど、前回は断られて驚いてたじゃん。
絶対断られないと思ってたじゃん。
でも、不思議と嫌な気はしない。一応私を戦争に出さないように配慮してくれたりもした人だし。
「では早速結婚式の日取りを決めようか。」
「公爵様。それも大事ですけど、独立戦争中ですよね?」
「うぐっ! だ、だが……こっちには特大の戦力が……。」
「もしかして、マーダスさんの事ですか?」
「うん? マーダスの事を知ってたのか。」
そうだった。前回も同じやり取りをしたけど、私がマーダスさんを知っているという事を公爵様は知らないんだった。
結婚するんだし、一応ちゃんと言っておこう。
「私は死んでも戻る能力があるようです。それでマーダスさんを知っていました。」
「な、なんだと!?」
公爵様驚きすぎ。
気持ちは分かるけどもさ。
「では……既に一度死んでしまったという事か?」
「おお勇者よ。死んでしまうとはなさけない。」
「何だそれは?」
「有名な台詞です。主に死んだ時に使います。」
公爵様は私の発言を聞くなり、肩を怒らせこちらに近づいて来る。
「死んでしまうのが情けないはずがあるか! サクラは死んだのだろ? 辛いのを無理に誤魔化すんじゃない!」
そう言って私を抱きしめてくれる公爵様。いえ、いつまでも公爵様だと失礼ね。
モリブデン様は力強く私を抱きしめたままに言葉を続けた。
「サクラはつかみどころがないような性格ではある。だがな、本当に辛いことまで相手に気持ちを悟らせないようにする必要はないんだ。」
暖かい人。
ただ偉そうにふんぞり返っている人とは違うんだわ。
私は中学のころ彼氏に浮気された。しかも付き合った初日に。
それからは若干男性不信気味になって、男の人の発言を信じ切ることなんて出来なかったのに、なんでかこの人の言葉はすんなり飲みこめる気がする。
あーあ。一生をこんなネットもない世界で過ごすつもりなんてなかったのになぁ……。
何度かやり直しを繰り返せば元の世界に戻れる。そう思っていたんだけど、私はこの人に恋をしてしまったらしい。
「勇者の力に頼らずとも、俺が何とかしてみせる!」
「いや、無理でしょ。」
「急に辛辣になったなぁ。」
「結婚するのでタメ口でよろ。」
「あ、あぁ。うん。まあ良いぞ?」
モリブデン様はどうやら私の急激な態度の変化に追いついていないようね。
ずっと余所行き&メイドやってる時の態度だったし仕方ないか。
「そう。私は切り替えの早い女。人呼んで桜。」
「それが素だったのか?」
「ダメ?」
「良いぞ。大変結構。」
「けっこうけっこうコケコッコー。」
「今良い場面だから。これからキスとかしそうな場面だったから。だから茶化さんでくれ。」
「あ、はい。」
私の悪い癖ね。
「勇者様。これから超特大スーパーウルトラミラクル究極デラックス魔法を見せてくれるんですよね?」
この人は私を戦場に連れて来てくれた兵士さん。
でも名前が全然違うんだよねぇ。
「違うよ? 究極超弩級滅殺ミラクルタイフーン地獄に堕ちろ死ね死ねギャラクシーだよ?」
「勇者様……。」
どうして驚いてるの?
「さっきと言ってる事が違うじゃないですか。」
「人は停滞する事で退化し、歩み続ける事で進化するの。」
「何言ってるんです?」
こんなに格好良い台詞なのに、どうも通じてないみたい。
「つまり……過去に囚われ過ぎず、常に進化していくことを目標にした方が良いって事だね。」
「最初に言った名前を忘れたという事ですね?」
なんて鋭いの……?
ただの兵士にしておくには勿体ないじゃない!
「は、はい。咄嗟に言い訳してしまいました。ごめんなさい。」
「あ、その……責めてる訳じゃ……。」
気まずい。
何で気まずい感じになっちゃったの?
「兎に角! これから超弩級ウルトラミラクル地獄に堕ちろ死ね死ねスーパーデラックスを見せるわ!」
「あ、また名前が変わっ……」
「いけええええええええっ!!!」
恥ずかしさを誤魔化す為に、私はとにかく魔力をかき集めて魔法を解き放つ。
既に戦場から味方の撤退は確認しているので、巻き込む事は考えなくて良いなと気楽に全力で放ってしまった。
「ゆ、勇者様……」
「な、なにかしらジョージ?」
「あれは……何ですか? あと、私はジョージではありません。」
ヤッバ。
いくらなんでもあれはヤッバ。
超巨大な炎の竜巻が敵陣のど真ん中に出現し、敵兵を根こそぎ巻き上げてしまっている。
何あれ?
かなりの速度で移動してない?
しかもゲギャヒちゃんが殺したわけじゃないのに、何故か私の力がモリモリ増えていってる。
「このままだとストレッチ王国の前線都市に行ってしまいます! いくらなんでも、あれは酷いですよ!」
「え? あ、そうかも。」
言われてから気付いた。
どうして私はこんな事をしても何も感じないんだろ?
誰がどう見たって数万人は死なせてるのに……。
「勇者様には人の心が無いのですか……?」
しっつれいね!
あるわい!
人の心に満ち溢れとるわい!
でも、なんとなく。なんとなーくなんだけど『さぐぬtヴぃらヴんみr』と繋がってる感じがする。
ていうか、なんとなくじゃなくて、確信に変わってしまった。
これ絶対まだ繋がってるじゃん!?
もうガッツリと。
しかもさ、私の中にゲギャヒちゃんの因子とか残滓? のようなものがあるよね? 絶対あるよね?
だって、感じるもん。
「……。」
「勇者様! 早く……早くあれを止めないと! これは戦争の域を超えています!」
うん。内緒にしておこう。
絶対バレたら私が世界の敵として始末されるヤツだこれ。
「勇者に任せて!」
「……勇者様がやったんじゃないですか。」
「鋭いわねジョージ。」
「ジョージではありません。」
この人、私の扱いが段々雑になってない?
「えーと、あれを止めるあれを止める…………分からん。おりゃああああああああ!!!」
「今分からんって言いま…………」
「せやああああああああああああ!!!」
もう勢いよ桜!
勢いで乗り切るのよ!
兎に角止める方向で考えながら魔力を振り絞ると、空から超巨大な隕石が炎の竜巻目掛けて降ってきた。
「な、な…………。」
多分これで止まるでしょ。
隕石の衝突は竜巻なんて余裕で吹き飛ばすでしょうしね!
「たーまやー。」
巨大隕石の衝突は全てを吹き飛ばした。
流石は私。
メイド喫茶でバイトしていただけのことはあるってね。
「ゆ、勇者様。この後はどうするのですか?」
「どうしたのジョージ? ハキハキお話しできないとずっと平の兵士のままよ?」
「余計なお世話です。それよりも……。」
ジョージが指さす方を見ると、隕石が衝突した余波で尋常ではない爆風が勢い良くこちらに迫って来ていた。
私はちょっと強い魔法が使えるだけの女子大生。防御とか躱し方なんて全く知らない。
「どうするの?」
「知りませんよ!」
逃げないと……でも、逃げるったってどこへ?
この辺に遮蔽物はないし、仮にあったとしても防ぎきれそうには見えな……あぁ。
【桜の魂が大幅に強化されました……桜の魂+46287を獲得】
【猫耳カチューシャ+135、メイド服+170を獲得】
「では、戦争が終わったら結婚しよう。」
1.何がでは、なんですか? 私は帰るので嫌です。
2.よろしい。ならば結婚だ。
また……戻ってる。という事はあの時、爆風に巻き込まれて死んだのね。
死んだのは勿論ショックだけど、本当にどうしよう。公爵様と結婚しなきゃいけないの?
私、ネットとかしないと生き辛さを感じるのに。
もうこれ2の選択肢を選ぶしかないじゃん。
「よろしい。ならば結婚だ。」
「おお。受けてくれるか。」
そりゃあね。受けなきゃまた同じ事の繰り返しになる気がするし。
受けてくれるかなんて言ってるけど、前回は断られて驚いてたじゃん。
絶対断られないと思ってたじゃん。
でも、不思議と嫌な気はしない。一応私を戦争に出さないように配慮してくれたりもした人だし。
「では早速結婚式の日取りを決めようか。」
「公爵様。それも大事ですけど、独立戦争中ですよね?」
「うぐっ! だ、だが……こっちには特大の戦力が……。」
「もしかして、マーダスさんの事ですか?」
「うん? マーダスの事を知ってたのか。」
そうだった。前回も同じやり取りをしたけど、私がマーダスさんを知っているという事を公爵様は知らないんだった。
結婚するんだし、一応ちゃんと言っておこう。
「私は死んでも戻る能力があるようです。それでマーダスさんを知っていました。」
「な、なんだと!?」
公爵様驚きすぎ。
気持ちは分かるけどもさ。
「では……既に一度死んでしまったという事か?」
「おお勇者よ。死んでしまうとはなさけない。」
「何だそれは?」
「有名な台詞です。主に死んだ時に使います。」
公爵様は私の発言を聞くなり、肩を怒らせこちらに近づいて来る。
「死んでしまうのが情けないはずがあるか! サクラは死んだのだろ? 辛いのを無理に誤魔化すんじゃない!」
そう言って私を抱きしめてくれる公爵様。いえ、いつまでも公爵様だと失礼ね。
モリブデン様は力強く私を抱きしめたままに言葉を続けた。
「サクラはつかみどころがないような性格ではある。だがな、本当に辛いことまで相手に気持ちを悟らせないようにする必要はないんだ。」
暖かい人。
ただ偉そうにふんぞり返っている人とは違うんだわ。
私は中学のころ彼氏に浮気された。しかも付き合った初日に。
それからは若干男性不信気味になって、男の人の発言を信じ切ることなんて出来なかったのに、なんでかこの人の言葉はすんなり飲みこめる気がする。
あーあ。一生をこんなネットもない世界で過ごすつもりなんてなかったのになぁ……。
何度かやり直しを繰り返せば元の世界に戻れる。そう思っていたんだけど、私はこの人に恋をしてしまったらしい。
「勇者の力に頼らずとも、俺が何とかしてみせる!」
「いや、無理でしょ。」
「急に辛辣になったなぁ。」
「結婚するのでタメ口でよろ。」
「あ、あぁ。うん。まあ良いぞ?」
モリブデン様はどうやら私の急激な態度の変化に追いついていないようね。
ずっと余所行き&メイドやってる時の態度だったし仕方ないか。
「そう。私は切り替えの早い女。人呼んで桜。」
「それが素だったのか?」
「ダメ?」
「良いぞ。大変結構。」
「けっこうけっこうコケコッコー。」
「今良い場面だから。これからキスとかしそうな場面だったから。だから茶化さんでくれ。」
「あ、はい。」
私の悪い癖ね。
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