コンビニ行ったら異世界女子が当たりました・・・俺どうしたらいいの?

とうちゃんすらいむ

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冒険の書 その1

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先日の息抜きがうまくいってくれたのか?家族そろってよい笑顔になれたのでほっとしている私です。

あれから、イデアも少し魔族領に行くことに少し前向きになっているので、あとは俺が余計な事を言わないでじーーーっと我慢して、彼女が何かアクションを起こそうと思った時にそっと後押しをしてあげれば良いのかな?と思っている次第です。

俺も子供の時に思ったんだけど、親にあれこれ言われるとやりたいこともやりたくなくなるし、やろうと思った時に言われるとイラッと来るから、親の希望ってのはさらっと言って終わりにしないといけないのかな?って、勇気やイデアを見て思うのよ。

真面目過ぎてついつい考えすぎちゃうイデア。
楽しいほうに夢中になりすぎて、大事な事を後回しにしがちな勇気。
だけど、最近はお互いがお互いに何か影響を与えているように思えるので、二人ともお互いを尊敬しつつも、仲良くやってくれるといいなぁ~って思っていますよ。

さてさて、そんなイデアですが、あとひとつ何か自信が欲しいと思っているらしいです。
この前はマスクドかもめさんのところに行って、練習生の方々と練習をさせて欲しいと言ったらしく、事務所から俺のところに連絡が入ってビックリしたんだ。

改めてイデアに話を聞くと、これからも魔族領に行くにあたり、魔獣との戦闘もあるかもしれない。
前の自分だったら魔獣の一匹や二匹軽く倒せたかも知れないけど、今の私は良い意味で平和ボケしてしまっている気がするので、そこらへんをどうにかしたくてお願いしたという事。

かもめさんは練習生として通う事を許可してくれるとは言ってくれてるんだけど、練習生として参加すると、毎日の参加は当たり前、場合によってはリングに立つことも視野に入れないといけない。もし来たり来なかったりという状態になったら、他の練習生の皆様の迷惑になってしまう可能性もあるのでは?と言うと、ちょっと考え込むイデア。

今現在、会長さんの好意に甘えて、ショッピングモールで様々な仕事を経験させてもらいながらアルバイト代を頂いているイデアなので、こちらの世界での将来を模索中なんですが、プロレスラーの練習に参加するということは、そちらの道へ行く可能性が一気に加速してしまうので、親としてちょっとストップをかけさせてもらいました。

かもめさんにイデアの正体は言っていないので、イデアの事を知ることで迷惑をかけたくないのもありますし、将来の道のために練習生としてプロレスラーの道へ進む勉強をするという訳でもないので、今回はお断りする方向になるのかな?今度差し入れがてらお詫びしにいかないとなぁ・・・

でも、そんなイデアの行動も怒れないので、これからの自分の道を模索するために、自分から相談しに行ったことは褒めつつも、結構びっくりするから、俺かカミサンに相談して欲しいというと、素直に謝られました。

で、そんなイデアの悩みを解決するためにはどうしたら良いか?と、今、第・・・何回だろう?村主家会議を行っているのですが、どうもみんな良いアイディアが浮かばずにいるんです。

異世界に行くために戦闘を経験したい。

この現代世界で戦闘なんて言ったら、ぱっと出てくるのは格闘技かな?イデアの発送は正しいと思う。
本当の戦闘だったら傭兵になって海外で血で血を争う戦場に行くという手もあるのかも知れないけど、親としてそのような場所に行かせたくはない。

かといって、この前の魔族領の領主の赤髪の子にお願いするのもずうずうしすぎる気もするので、どうしたものか?と考えていたら、煮詰まった勇気が手にしていた携帯ゲーム機が目に入りました。

ゲームの世界=異世界

戦闘ある

逃げる事出来るし、死んでも生き返らせることが出来る!

前に行ったこともあるし(詳しくは「よんじゅうごおくぅぅ!!!!を参照下さい」)、これって結構良いアイディアなんじゃね?とカミサンに話したところ、やたら乗り気で同意されたよ。途中で「あっ!」なんて言ってたんで、もしかしたら彼女なりにいいアイディアが浮かんだのかも知れないから、良い追い風が吹いたかもしれないな。

イデアや勇気に同意を得られたので、いろいろなゲームソフトの内容を検討した結果、俺ら夫婦が一番思い入れがあり、勇気もその存在を知っている有名なゲームソフトの世界にお世話になることにしました。

たしか、その世界の道具もまとめて魔法のかばんにつっこんであると思いましたし、嫌な言い方になるかもしれないけど、お金は腐るほどあるので、いざとなったらお金でいろいろ買って揃えればいいのかな?という事になり、一日2時間を限度にゲームの世界に入って戦闘体験をすることに決まりました。

時間を確認し、電源が切れる可能性を無くした状態で移転の魔法の準備をするカミサンとイデア。

まず、二人が入って見て、自由に動けるか確認したところ、ちょっと前と雰囲気が違う気がすると言いながらも、自由に行動が出来たらしいので、今度は俺とイデアで入る。

考えてみたら、俺、移転の魔法初体験だったなぁ~って思ったら、急に意識を失っちゃってね・・・気が付いたら、どこかの街の隅っこでイデアに膝枕された状態で伸びてたのよ。

「お父さん大丈夫?」

そう心配そうに言うイデアと、これまた心配そうにこちらを見てくれている30代前半くらいの女性が目に入り、お礼を言いながら立つとちょっと立ちくらみがし、また座ってしまったんだ。

それを見ていた女性が、慌てて何処からか水を持ってきてくれたので、言葉に甘えて頂くと困った時はお互い様だよ!と言ってくれ、何か困った事があったら「イザベルの酒場」に来てくれれば力になれるかも?あたしはそこで女将をやってるんだよ!と言ってくれたんだ。

そういえば、このゲーム、イザベルの酒場ってところで冒険者の登録をして、パーティを作って活動するんだったよな?って思い出しながらも、このゲームの住人ってテンプレートな会話しか出来なかった気がするんだけどなぁ・・・って思った俺。

普通に親切で美人な女将さんだったよなぁ、ゲームの世界とは思えないくらい普通の人間の対応だったよなぁ・・・って思いながらも、立てずにいると、今度はカミサンと勇気が移転して来たので驚いていると、「あれっ?言ってなかったっけ?私も移転の魔法使えるよ!」とカミサン。

いやぁ・・・たまげたよ。
モノホンの魔法使いが身近にいたとはな!
前に身体強化の魔法?は教えてもらったけど、それだけかと思ってたよ!さすがカミサン!って褒めまくったら、褒めても何も出ないんだからね!って、勇気の頭を膝に載せながら照れてるの。

こんな状況でものんびりほのぼの話している俺らなんだけど、すれ違う人達が「大丈夫?」って気をつかってくれてるのがどうにも申し訳なくて、そろそろ起きたいなぁと思うんだけど、頭がぐわんぐわんするので、もう少しだけイデアの膝枕で休んでもいいかなぁ?





※あまりそのまますぎたので、「ルイザの酒場」「ルイザ」を「イザベルの酒場」「イザベル」に変更しました。(2018.7.10)
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