コンビニ行ったら異世界女子が当たりました・・・俺どうしたらいいの?

とうちゃんすらいむ

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初夢でおこ その2

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・・・暇だ・・・

そもそも、 ここは俺の夢の中だし、考えて見たら、何も聞いてない状態でここにいる訳だから、なにも律儀に待ってなくても問題ないよな?なんて思ったんだけど、ここで無責任な地球人と思われたくない。

せっかくだから、イデアが住んでいたアルテミスと言う世界の事聞けないかな?って思ったんで、アルテミス側の神様に話を振ってみたんだ。

正直どういう世界なのかが聞きたい。

イデアは今まで、狭い部屋に押し込められ、窮屈な奴隷生活を送っていたため、かなり狭い世界しか知らない。

その中で話せる事しか聞けなかったから、そちらの世界の事をもっと教えて下さい。

そう言うと、3人の神様(だと思いますが)が生き生きとした表情で自分たちの世界を語りだす。

色々な神様が、色々なことを言っていたので、正直分からない部分もあったんだけど、たぶん、中世ヨーロッパの世界に魔法の妖精と魔物、魔族、神様、悪魔…そういったものをまとめてぶちこんでまぜまぜした世界らしい。

電気や機械と言ったものもなく、どこかのファンタジー小説を読んだような、そんな世界が神様の話から浮かんできたので、こちらの想像上の物語と似たような感じで驚いていると、私たちの世界を見ないでそんなことが書ける人達がいるなんてすごいですね言ってくれたんだ。

そんな説明をしてくれながらも、こちらを気遣ってくれていたので、ありがとうございますと素直にお礼を言う。

気のせいかも知れないけど、あっちの神様は人との接し方というものはわかってるのかもしれない。

現に、話をしてもちゃんと返してくれるし、笑顔で相手を称えるということもしてくれる。


目に見えるだけほんとありがたいなと思う存在だと思うのだが、神様というよりかは、どこか近くにいるちょっと偉そうなおじさんお姉さんというような感じを受ける。

もしかしたら、あちらの世界の神様と、こちらの世界の神様のたいおうは、全然違うのではないかということを感じた。

 まあ、それを言ってしまえばこちらの神様もいろいろだから何とも言えない。

海外の神様のように役割がきちんとしているところもあれば、ヤオロズの神…米のひとつひとつぶにも神様がいるようというような自分たちが住んでいる日本という国の神様もいる。

まぁ、そんな神様の比較をしてもしゃあないなあと思いながらも、申し訳ないなと思いつつもかなり疲れてきたので、今いる神様3人に今の現状を正直に話をし、イデアはもう私達できちんと預かっておりますが、もしそちらの世界に戻りたいということを言うようになったら、力を貸していただけませんか?と話をしてお別れすることにした。

目の前の神様達も、そんな俺の話を聞いたり、こちらに断りを入れてくれた上で俺が今まで経験してきた記憶を覗いてくれ、「この人なら安心していてお任せ出来る」と言ってくれ、こちらもよろしくお願いしますと頭を下げて部屋から出て行ったんだ。

正直、こんなのが初夢なのか?と思うとちょっとがっかりしたんだけど、まぁ・・・こういう意義な話ができ、相手の神様の事が少しでも分かっただけでも良いのかなと思って、ようやく俺は再び眠りにつけたんだ。

◇ ◇ ◇ ◇

ふと目が覚めると、枕元には四つのリングが置いてあった。

腕輪のような形状で、一見シルバーアクセサリーのように見えるが、よくよく見るとリングの脇には見慣れない文字で色々な文字が織り込んであるので、もしかしたらこの世のものではないのかな?

リングのそばにある手紙を見てみると、これはそちらの世界で言う携帯電話のようなものです。もしお困りのことがありましたら、このリングつけて連絡を取りたいと願って頂ければ、頭の中で会話ができます・・・という内容の言葉が書かれていた。

字をよくよく見ると、外国人の方が日本語を一生懸命学んで書いたような、少しいびつな字が書かれており、あの異世界の神様がこんな俺に気を遣ってくれたのかな?と思うと本当にありがたく思い、イデアが住んでいた神様のを治める国は、本当は良い国で、イデアが置かれていた環境がイレギュラーな部分だったのかもな?なんて思ったんだ。

もしかしたら、イデアはあちらの世界のままでいても幸せになってたのかもしれないと思ったんだけど、夢の中で聞いていた神様の会話の中で、神様が手出しができない状況の中にいたらしいから、俺が思っているよりも苦しい環境にいたことは間違いない。

改めて気を引き締め、もっとイデアをしっかり面倒を見て、最終的には独り立ちさせてあげられるような環境を作らなければいけないなと改めて思いました。

そんなこと思いながらリビングに行くと、イデアとカミサンが

「新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」と深々と挨拶をしてくれたので、ちょっと驚きながらも、こちらも挨拶をする。勇気は相変わらず寝てるが、ま、今日くらいは許してやろう。

イデアによく挨拶ができたねと話をすると「えへへへ」と照れた笑をしながら、カミサンに教えてもらったと言いながら、カミサンを手伝うために台所に小走りで向かって行ってしまった。

台所を見ると、お雑煮の準備ができていて、イデアはお餅を焼いてくれてるようだ。

正直、我が家はあまりお餅を食べない家なのだが、カミサン曰く、こういう時でもないと日本の風習というものを教えることができないし、何よりお餅自体普段なかなか食べないものだし、ちょっと変わった食感もあるから、もしかしたらイデアが好きな食べ方もあるかもしれないと思いったので用意してくれたということだった。

まあ俺と勇気は、きな粉餅で食べられるのでいいんだけどね。
イデアにあべかわときなこ餅を用意して、両方食べさせてみたら、「私もきなこの方が好きかもしれません、でももちもちして面白いですね、これ」と言ってくれたのでおもち作戦は成功のようだ。

そんなおもち談義に花を咲かせていたら勇気が起きてきたので、そのままおもちやら雑煮やら、その場にあったものを並べてご飯を食べ、初詣に行くために着替える。

今日の初夢で、あんな神様の失態を見てるだけに、本当だったら神様に礼なんか言いたくないと思ったんだけど、まあ、これも行事の一環だし、これからもよろしくと挨拶をしに行くだけでもいいのかな?と思ったので、あえてそこは忘れることにしたんだ。

近所の神社に行くと、日本人みんな同じようなこと思っているのか?お参りに行くのに列が並んでいたため、イデアは「普段並んでないのに、この日だけすごい並んでるんですね。まるで違う場所にいる見たいです」と驚いた様子を見せていたので、まあ元旦からの三が日はそんなもんだよと言いながら並ぶ。

並んでいる間に、近所の小さい神社でありながらも屋台が出ていて、勇気の目線がずーーーとチョコバナナに向かっていたため、買ってやるからイデアと一緒に行っといでと言い、少しだけお祭り気分を味わってもらった。

そんなこんなで俺らの順番が来たので、神社の前に表示してある「二礼二拍手一礼」をイデアに教えながら、手を合わせてお願い事を心の中でいってごらんと言うと、何やら真剣に思ってることを伝えているのか?妙に表情が険しい・・・正直ちょっと怖いよイデア。

そんな俺はと言うと、正直、神様に願い事をするというよりかは、こういった時は自分の誓いというものを心の中に浮かべるので、家族四人(もちろんイデアをも含めて)俺が大切にしたいと思うし、俺も含めてみんなが幸せであってほしいし、幸せになるための努力をするので見守っていてください、と念じて手を合わせるのをやめた。

できることであれば、イデアの方から「家族になりたい」という言葉が聞きたいものだが、まだまだ時間がかかりそうだからそこは置いておこう。

これから1年間 2年間 3年間・・・
時間をかけてもいいので、まずは彼女の自信を取り戻すこと、彼女が自分のことを自分で大事にできるように、俺らが色々見守ってあげること、そこら辺を大切にしたいなと思った今日この頃でした。
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