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ワクワクしてきたぞ!
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元旦が過ぎ、次の二日から仕事だった俺は、早速お客様の洗礼にあっていたんだ。
なぜ元旦でも窓口が開いているにも関わらず、今日からこんなに並ぶのか?と嬉しい悲鳴を上げる反面・・・
「なぜ、こんなに人がいないのかもっと早くしろ俺は忙しいんだ!」と、酒の香りがするおっちゃんが暴言のオンパレードを豪速球で投げてきたり、忙しくなくても忙しい忙しいからはやくしろ!とまくし立ててくるおばちゃんたちにうんざりしながらも、ぼやいても仕方がない。
気にしないで必要最低限の接客応対を心がけ、気持ちよい対応をしてくださる方には最高の笑顔で対応。
どんどんいらっしゃるお客様にもみくちゃにされてるうちに、気が付けば窓口終了のお時間になってしまったので、早々に片づけを終わらせて帰宅したんだ。
なかなかしんどかったなぁ~って思いながら家に帰ると、カミサンが何か聞いてほしそうな顔をしていたので、珍しいなあと思いながら返事をすると、
「私、魔法使いになってしまったみたいなの」との事。
あれ?おかしいなあ・・・
ここにいるのは40近くのおばさんのはず。
結構しっかりしてて、あまり冗談が好きではないカミサンなのに、なんで今日に限ってこんなメルヘンチックのこと言ってるんだろう?どっか頭のネジの外れてしまったのかな?と、とっても失礼なことを考えていたら、カミサン目がとっても怖いことになってよ。
あっ!口に出てた?なんて言ったら
「問答無用!」
と、いきなり俺、投げ飛ばされちゃったのよ!
えっ?と思ったら、カミサンに掴まれて投げ飛ばされて、ソファーにぼーーーん!とね。
カミサン運動が苦手だし、今まで格闘技や武道の経験もない。そのカミサンが80KG前後ある俺を、片手で捕まえて投げ飛ばすなんて・・・それ異常すぎるよな!なんて思ってたら、「どう?私の肉体強化の魔法は!!ウハハハハハ!!」なんて、無い胸張って笑ってるのよ。
疑って悪かった!すまんすまんてと言いながら、どうやってこういう風になったのかを聞いてみたら、私もよくわからないんだけど・・・と言いながら、初夢の話をしてくれたんだ。
真っ白な空間の中に自分がいることに気がつき、思わず周りを見渡してみたら、前の方から一人の白ひげのダンディな親父が来たらしいんだ。
その男性が「村主幸さんはですね」と尋ねてきたので、はい、と一言言うと、
「いつも正木さんと一緒にイデアのことを見てくださってありがとうございます」
と深々と頭を下げられ、今回はお詫びとお礼に来ましたと言われたそうな。
そんな男性の様子にとまどいながらも、なんとなくこれはただの人とかただの夢ではないと感じたらしく、カミサンはちょっと戸惑ったらしい。
ただ、イデアとは楽しく生活してますし、彼女も少しずつ今の生活に慣れてきたので、もしかしたら、そろそろ自分の意思を持って色々なことができるようになるのではないでしょうか?とその男性に話したんだって。
するとその男性は、ふっ、と笑顔を見せ、よかったとほっとした様子で胸をなでおろし、そして、幸様、もしよろしければ、今までのお詫びに何かあなたに必要な能力を授けたいと思うのですがいかがでしょうか?と話をしてくれたそうな。
カミサンはちょっと考えて、できることであれば…とひとつお願いをしたそうです。
今訪問入浴と言う、体が不自由だったり色々な障害を抱えている人達のお風呂の介助をするお仕事をしてるんだけど、自分の体力と腕力のなさが気になってるから、もし良かったら、お客様を支えられるくらいの力が欲しいです。
体力も腕力も、自分は足りなすぎるので、そこら辺補う何かが欲しいということを言ったところ…
「その程度の事でよろしいのでしょうか?」と言いながら、申し訳なさそうに一つの方法を教えてくれたそうだ。
それは、自分の中にある魔力というのだろうか?体内にある未知なる不思議な力を用いて、体力筋力を向上させるスキル?技術らしく、その方法を一つ一つ教えてくれたそうだ。
それらを一通り使いこなすことができたところで、 「これからもイデアのことよろしくお願いします」と、また深々と頭を下げ、正木様にもよろしくお伝えくださいという話をし、その場から去ったそうな。
普段から旦那には、いつも感謝してもらってるありがたいと思ってはいるものの、なかなか他の方には理解してもらえない苦労や、言葉にできないそういったモヤモヤしたものを、あの男性の方に少し解消してもらえたような気がしてとても嬉しかったと言って笑顔になったカミサンを見て、その男性にちょっと嫉妬。
まあ、カミサンが笑顔になったから、感謝しないといけないよなと思い直し、もしよかったら…と俺もやり方を教えてもらう。
ただ、そう簡単にはうまくいかない様で、なかなか体の中にある力を感じる事が出来ないので、これは長期にわたって少しずつ行っていく必要があるのかなと思った。
ただ、考えてみたら、魔力というものはどういったものかもわからないんで、イデアに教えて貰おうと思った今日この頃。
そんな練習風景を、偶然通りがかりで見ていた息子が、某中華系アクション俳優の真似をしているのか?それとも、某人気冒険漫画の手に気を集中させ放つ技の練習をしているのか?と興味津々に見ていたらしく、その事実に気がついた時は本当に恥ずかしかったなぁ~
ただ、神様直伝の身体強化がカミサンに出来たなら、俺にも可能性はあるかも?
さらに言うなら、アレンジして○○波~なんてやれるかも?と密かに思う俺。
まさかこの年になってこんな楽しい事にチャレンジ出来るとは…オラ、ワクワクしてきたぞ!
なぜ元旦でも窓口が開いているにも関わらず、今日からこんなに並ぶのか?と嬉しい悲鳴を上げる反面・・・
「なぜ、こんなに人がいないのかもっと早くしろ俺は忙しいんだ!」と、酒の香りがするおっちゃんが暴言のオンパレードを豪速球で投げてきたり、忙しくなくても忙しい忙しいからはやくしろ!とまくし立ててくるおばちゃんたちにうんざりしながらも、ぼやいても仕方がない。
気にしないで必要最低限の接客応対を心がけ、気持ちよい対応をしてくださる方には最高の笑顔で対応。
どんどんいらっしゃるお客様にもみくちゃにされてるうちに、気が付けば窓口終了のお時間になってしまったので、早々に片づけを終わらせて帰宅したんだ。
なかなかしんどかったなぁ~って思いながら家に帰ると、カミサンが何か聞いてほしそうな顔をしていたので、珍しいなあと思いながら返事をすると、
「私、魔法使いになってしまったみたいなの」との事。
あれ?おかしいなあ・・・
ここにいるのは40近くのおばさんのはず。
結構しっかりしてて、あまり冗談が好きではないカミサンなのに、なんで今日に限ってこんなメルヘンチックのこと言ってるんだろう?どっか頭のネジの外れてしまったのかな?と、とっても失礼なことを考えていたら、カミサン目がとっても怖いことになってよ。
あっ!口に出てた?なんて言ったら
「問答無用!」
と、いきなり俺、投げ飛ばされちゃったのよ!
えっ?と思ったら、カミサンに掴まれて投げ飛ばされて、ソファーにぼーーーん!とね。
カミサン運動が苦手だし、今まで格闘技や武道の経験もない。そのカミサンが80KG前後ある俺を、片手で捕まえて投げ飛ばすなんて・・・それ異常すぎるよな!なんて思ってたら、「どう?私の肉体強化の魔法は!!ウハハハハハ!!」なんて、無い胸張って笑ってるのよ。
疑って悪かった!すまんすまんてと言いながら、どうやってこういう風になったのかを聞いてみたら、私もよくわからないんだけど・・・と言いながら、初夢の話をしてくれたんだ。
真っ白な空間の中に自分がいることに気がつき、思わず周りを見渡してみたら、前の方から一人の白ひげのダンディな親父が来たらしいんだ。
その男性が「村主幸さんはですね」と尋ねてきたので、はい、と一言言うと、
「いつも正木さんと一緒にイデアのことを見てくださってありがとうございます」
と深々と頭を下げられ、今回はお詫びとお礼に来ましたと言われたそうな。
そんな男性の様子にとまどいながらも、なんとなくこれはただの人とかただの夢ではないと感じたらしく、カミサンはちょっと戸惑ったらしい。
ただ、イデアとは楽しく生活してますし、彼女も少しずつ今の生活に慣れてきたので、もしかしたら、そろそろ自分の意思を持って色々なことができるようになるのではないでしょうか?とその男性に話したんだって。
するとその男性は、ふっ、と笑顔を見せ、よかったとほっとした様子で胸をなでおろし、そして、幸様、もしよろしければ、今までのお詫びに何かあなたに必要な能力を授けたいと思うのですがいかがでしょうか?と話をしてくれたそうな。
カミサンはちょっと考えて、できることであれば…とひとつお願いをしたそうです。
今訪問入浴と言う、体が不自由だったり色々な障害を抱えている人達のお風呂の介助をするお仕事をしてるんだけど、自分の体力と腕力のなさが気になってるから、もし良かったら、お客様を支えられるくらいの力が欲しいです。
体力も腕力も、自分は足りなすぎるので、そこら辺補う何かが欲しいということを言ったところ…
「その程度の事でよろしいのでしょうか?」と言いながら、申し訳なさそうに一つの方法を教えてくれたそうだ。
それは、自分の中にある魔力というのだろうか?体内にある未知なる不思議な力を用いて、体力筋力を向上させるスキル?技術らしく、その方法を一つ一つ教えてくれたそうだ。
それらを一通り使いこなすことができたところで、 「これからもイデアのことよろしくお願いします」と、また深々と頭を下げ、正木様にもよろしくお伝えくださいという話をし、その場から去ったそうな。
普段から旦那には、いつも感謝してもらってるありがたいと思ってはいるものの、なかなか他の方には理解してもらえない苦労や、言葉にできないそういったモヤモヤしたものを、あの男性の方に少し解消してもらえたような気がしてとても嬉しかったと言って笑顔になったカミサンを見て、その男性にちょっと嫉妬。
まあ、カミサンが笑顔になったから、感謝しないといけないよなと思い直し、もしよかったら…と俺もやり方を教えてもらう。
ただ、そう簡単にはうまくいかない様で、なかなか体の中にある力を感じる事が出来ないので、これは長期にわたって少しずつ行っていく必要があるのかなと思った。
ただ、考えてみたら、魔力というものはどういったものかもわからないんで、イデアに教えて貰おうと思った今日この頃。
そんな練習風景を、偶然通りがかりで見ていた息子が、某中華系アクション俳優の真似をしているのか?それとも、某人気冒険漫画の手に気を集中させ放つ技の練習をしているのか?と興味津々に見ていたらしく、その事実に気がついた時は本当に恥ずかしかったなぁ~
ただ、神様直伝の身体強化がカミサンに出来たなら、俺にも可能性はあるかも?
さらに言うなら、アレンジして○○波~なんてやれるかも?と密かに思う俺。
まさかこの年になってこんな楽しい事にチャレンジ出来るとは…オラ、ワクワクしてきたぞ!
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