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第59話 オークション-2。

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第59話 オークション-2。


 俺らは飯の知らせが来るまで、部屋で数十分くらいのんびりと待っていると。


「旦那様、食事のご用意が整いました。」


 どうやら、飯が出来たようだ。

「んー。今行く。
 ……ほらっ。2人とも、行くぞー。」

「「はーい」なのじゃ。」

 俺ら+執事はそのまま、食堂へ向かった。
 ちなみに、あの後、2人は遊んでたら機嫌が治ってた。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 ガチャ。

 扉を開けると、いつものように机の上に食事がズラーッと並んでいた。


 いやー。よくこんなに作ってくれるよなぁ。
 正直、俺に食事は必要ないんだけどねぇ。まぁ、娯楽として食べてるだけだからいいけどね。

 ん?何でそんなことのために料理人を買ったのかって?
 …たとえ娯楽でもいいものを食いたいからに決まってんじゃん。


 食事時になると部屋の中には俺とハクとライム、それと執事が1人にメイドが2人だけになる。
 いや、扉の前辺りにメイドがさらに1人いるからメイドは計3人か。

 あ、ちなみに普通に残った2人のメイドはハクとライムの専属メイドにしてる。
 扉の前辺りにいるメイドはフォークとかナイフを落とした時に他のものを持ってくる人かな?よくわかんね。

 ちなみに、専属メイドはエミル《エルフ:賢者の卵》とテルシア《獣人:武闘の才能》だ。エミルはハクに、テルシアはライムの専属メイドとしてつけてる。


 さて。そろそろ飯を食いますかね。

「んじゃ、この世の全ての食材に、うんたら、かんたら。いただきます。」

「いただくのじゃ。」「いただきます。」


 --食事を始めてから数十分後。

「ご馳走様でしたっと。」
 うん。いつも通り美味かったなぁ。
 っと。そういや、結構経ったけど今何時だ?“全知”

『8:07分です。』

 うーん。そろそろオークション行ったほうがいいかな?ゆっくり歩いていけば時間的にも丁度いいだろ。

「ハク、ライム、これからオークション行くぞ。時間的にもそろそろだしな。」

「うむ。了解したのじゃ。」
「わかりました。今から出発いたしますか?」

 ん?こいつら準備はって、持ってくるもんが特にねぇのか。
 えーっと、俺はあの時にもらった指輪をつけてっと。よし。

「あー。お前ら準備は終わった。……と、見ていいんだな?」

「はい。」「Yes, Master.」

 うわ。ハクの英語の発音がすげぇ。
 すげぇ、出来てねぇ。
 文字で表すと、イエ↓ス↑、マスタ↓ーって感じ。こっちの方が分かりずれぇな。


◇◆◇◆◇◆◇まぁ、いいや。


「よし、じゃあ、出発すっか。」

「はい。」「うむ。」

「んじゃ、セバス、行ってくるな。」

「はい。行ってらっしゃいませ。旦那様。」

「ん。」


 俺らはゆっくり歩きながらも、オークションに向け、出発した。

 これが、あんな不幸を生むなどとは心にも思わな(ry。

 ……まぁ、正直、俺に災難って起きないんだよなぁ。
 フラグ的なやつじゃなくて、真面目に。まぁ、危険がないならいいんだけどねぇ。

 俺が危険になるってのは最悪でもいっちばん強い神様が現れるとかくらいだよなぁ。
 ……あっ、神様で思い出した。今度転移転生?させてくれた女神様に暇つぶしに会いに行こっと。
 まぁ、あくまで、予定だけどね。プラス、予定は未定ってね。
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