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それぞれの決意の結末3
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微妙に腰砕け気味になったものの、おそらくはステレとオーウェンにとって今後の人生を左右するであろう、最大の選択はなされた。
下山するときは、こんな結果になるとは想像もしていなかった。思えば全ては魔人に出会ったことで始まった。いや、変わったのだ。『ただ死ぬまで生きる』から『生きて死ぬ』に。ドルトンは、半ば死の世界に居たステレを引き戻したのはオーウェンだと考えている。だが、ステレの言った通り、ステレに死と生を思い出させたのは<夜明けの雲>だったのだ。だから、魔人との決着をつけるまではステレは森から離れない。たとえその先が避けようの無い死だとしても。
とはいえ、今森に戻るわけにはいかなかった。今森に戻れば、待っているのは闘死ではなく凍死か餓死である。
「まずはこれからよね。王都には行きたくないし、エイレンに戻って雪解けを待つしか無いかしら?」
「あ、それなのですが…」
ドルトンが、心底申し訳なさそうに言った。
「エイレンに限らず、森に近い北部のウチの支店は、大方トレハン商会の連中が張っております。幸い、ココにいることは知られていないようですし。今はまだ戻らない方が良いかと」
(あいつらか)ステレはエイレンでチンピラ相手に暴れた時のことを思い出した。
「ちょっかいかけてきたら、丁寧におもてなしするつもりだけど?」
「ステレ様が後れを取るとは思えませんが、万が一にも街中で鬼人とバレますと、あまりよろしく無いかと」
確かに、前回相手をしたのは『街のチンピラ』でしか無いが、まさかあれが手駒の全てということは無いだろう。荒事に手慣れた連中が居るに違いない。いつまでも素性を隠したまま撃退できるか、保証は無い。
「暇な連中ねぇ。なんでそんなに私に構ってくる訳?」
うんざりしたよう言う言う。荒事は嫌いではないが、ステレには狙われる心当たりが全くないのだ。
「おそらくは、例の魔金属の武具のせいであろう…とモンドは考えています。あれがまだ出ると考えて、森から来たステレ様に接触しようとしているのでは…と」
「もう無いのに」
「そう言っても信じはしないでしょうな」
「あぁ、そして『じゃぁ自分の目で確かめれば良い』って、武具を拾った広場に案内してやると、今度は『どこに隠した』って言うのね?」
ステレの予測したあまりにテンプレな展開に、ドルトンは笑いながら頷いた。
「……大元を三枚に卸したりしたら不味いのよね?」
「できましたら。さすがに貴族と取引のある商人を、証拠もなく勝手に捌くのは、色々と…」
苦笑しながら言う。
「春までここにいれば良いではないか」
オーウェンは、それが当たり前のように言ったが、ステレは首を振る。
「あなたも王都に帰らなきゃならないでしょ?商会の侍女達をずっと置いてもらう訳にもいかないわ。この屋敷の使用人はきちんと教育されているというのは疑わないけど、このまま鬼人の私が世話になるのは、お互いのためにならないと思う」
「ん…む、……確かにな」
主人の客に敢えて無礼はしないだけの使用人だとは思うが、それでも、只人至上主義のこの国では、なんらかの軋轢は避けがたい。むしろドルトンの商会の只人の態度が異質なのだ。ただ単に「他人種に慣れていない」だけにしろ、何かの拍子に互いが不機嫌になるような付き合いを続ける必要は無いだろうと、ステレは思うのだ。何しろステレはそうとう意識しなければ『行儀の良い客』には程遠い。只人の貴族の屋敷では眉を顰められること請け合いだ。
そうなると、まだ監視の緩い南方に退避すべきだろうか?それにしても結局はドルトンの商会の世話になるしかない。早晩監視の目が張り付くのは確実だろう。三人揃って、仲良く腕組みしながらしばらく(うーん)と考え込んでしまった。手詰まり感もあって、無言のまましばらく時が流れる。
「いっそ、キャラバンでも組んでしばらく商売の旅にでも出ますか?用心棒殿」
下山したときの会話を思い出したドルトンが冗談めかして言ったが、ステレはいつになく真剣な表情で何事かを考えていた。
「…ねぇ、ウチの領地は今どうなってるか知ってる?誰か家の生き残りはいるのかしら?」
唐突にステレが言った意外な問いに、オーウェンとドルトンは顔を見合わせた。
「……カンフレー家取り潰しについては、俺も詳しい事は知らされていない。先王がどういう意図で襲撃をかけたのかも、まだ公にはされていない……」
王家に近しいオーウェンが記憶を探りながら語りだしたが、すぐに途中で口籠った。(これを伝えて大丈夫なのだろうか)そう考えていることがステレにもすぐ判った。
「……いいわ。大丈夫」
「……残された死体の数からすると、カンフレー家の家臣も半数は死んだらしい。陛下が即位されたことで、謀反の罪によるカンフレー家の取り潰しは取り消されたのだが……ステレが死んだことになっているので、血筋が途絶えてしまって、結局カンフレー家は廃絶のままだ。今、カンフレー領は王の直轄地になっている。そのせいかあまり表に情報が出てこない。旧家臣がどうなっているかも、判らない」
「そっか……」
苦いものを飲み込むように、なんとかオーウェンの言葉を受け入れる。
カンフレー家は、家の繁栄などどうでも良いと言わんばかりの暮らしだった。それどころか、自家の勢力をわざと落とそうとしていた節さえある。往時はそれなりに広い領地を持っていたそうだが、肥沃な平地や港もある良地は分家に任せ、本家は山奥から動こうとしなかった。長い歴史の間にその分家もどんどん途絶え、その度に領地を王家に返上し最後は山奥の本家しか残っていなかった。ステレが物心ついたとき、両親と自分がカンフレー家の血族の全てだったのだ。そんな小さな領地の小さな男爵家だから、家臣も皆ステレの家族だった。
心配顔のオーウェンに気付いたステレは、どうにか口の端を上げて見せた。
「ん、大丈夫。半分は助かったのかもしれない…ということだもの」
その一言で、オーウェンはどうにか安心したようだった。
グリフを王位に就けた後、魔の森に向かったのは、故郷に帰る気にはならなかったからだ。家のことは記憶から意図的に消していたから、本能的に避けていたのかもしれない。家を、故郷を、朧気ながら思い出した今、『家族』の消息を知りたくなった。
「故郷に父様と母様のお墓を作りたいんだけど、それくらいなら許してもらえるかな?」
「それはまぁ問題無いと思うが…」
「それでは?」
「うん、カンフレーに行ってみようかな」
下山するときは、こんな結果になるとは想像もしていなかった。思えば全ては魔人に出会ったことで始まった。いや、変わったのだ。『ただ死ぬまで生きる』から『生きて死ぬ』に。ドルトンは、半ば死の世界に居たステレを引き戻したのはオーウェンだと考えている。だが、ステレの言った通り、ステレに死と生を思い出させたのは<夜明けの雲>だったのだ。だから、魔人との決着をつけるまではステレは森から離れない。たとえその先が避けようの無い死だとしても。
とはいえ、今森に戻るわけにはいかなかった。今森に戻れば、待っているのは闘死ではなく凍死か餓死である。
「まずはこれからよね。王都には行きたくないし、エイレンに戻って雪解けを待つしか無いかしら?」
「あ、それなのですが…」
ドルトンが、心底申し訳なさそうに言った。
「エイレンに限らず、森に近い北部のウチの支店は、大方トレハン商会の連中が張っております。幸い、ココにいることは知られていないようですし。今はまだ戻らない方が良いかと」
(あいつらか)ステレはエイレンでチンピラ相手に暴れた時のことを思い出した。
「ちょっかいかけてきたら、丁寧におもてなしするつもりだけど?」
「ステレ様が後れを取るとは思えませんが、万が一にも街中で鬼人とバレますと、あまりよろしく無いかと」
確かに、前回相手をしたのは『街のチンピラ』でしか無いが、まさかあれが手駒の全てということは無いだろう。荒事に手慣れた連中が居るに違いない。いつまでも素性を隠したまま撃退できるか、保証は無い。
「暇な連中ねぇ。なんでそんなに私に構ってくる訳?」
うんざりしたよう言う言う。荒事は嫌いではないが、ステレには狙われる心当たりが全くないのだ。
「おそらくは、例の魔金属の武具のせいであろう…とモンドは考えています。あれがまだ出ると考えて、森から来たステレ様に接触しようとしているのでは…と」
「もう無いのに」
「そう言っても信じはしないでしょうな」
「あぁ、そして『じゃぁ自分の目で確かめれば良い』って、武具を拾った広場に案内してやると、今度は『どこに隠した』って言うのね?」
ステレの予測したあまりにテンプレな展開に、ドルトンは笑いながら頷いた。
「……大元を三枚に卸したりしたら不味いのよね?」
「できましたら。さすがに貴族と取引のある商人を、証拠もなく勝手に捌くのは、色々と…」
苦笑しながら言う。
「春までここにいれば良いではないか」
オーウェンは、それが当たり前のように言ったが、ステレは首を振る。
「あなたも王都に帰らなきゃならないでしょ?商会の侍女達をずっと置いてもらう訳にもいかないわ。この屋敷の使用人はきちんと教育されているというのは疑わないけど、このまま鬼人の私が世話になるのは、お互いのためにならないと思う」
「ん…む、……確かにな」
主人の客に敢えて無礼はしないだけの使用人だとは思うが、それでも、只人至上主義のこの国では、なんらかの軋轢は避けがたい。むしろドルトンの商会の只人の態度が異質なのだ。ただ単に「他人種に慣れていない」だけにしろ、何かの拍子に互いが不機嫌になるような付き合いを続ける必要は無いだろうと、ステレは思うのだ。何しろステレはそうとう意識しなければ『行儀の良い客』には程遠い。只人の貴族の屋敷では眉を顰められること請け合いだ。
そうなると、まだ監視の緩い南方に退避すべきだろうか?それにしても結局はドルトンの商会の世話になるしかない。早晩監視の目が張り付くのは確実だろう。三人揃って、仲良く腕組みしながらしばらく(うーん)と考え込んでしまった。手詰まり感もあって、無言のまましばらく時が流れる。
「いっそ、キャラバンでも組んでしばらく商売の旅にでも出ますか?用心棒殿」
下山したときの会話を思い出したドルトンが冗談めかして言ったが、ステレはいつになく真剣な表情で何事かを考えていた。
「…ねぇ、ウチの領地は今どうなってるか知ってる?誰か家の生き残りはいるのかしら?」
唐突にステレが言った意外な問いに、オーウェンとドルトンは顔を見合わせた。
「……カンフレー家取り潰しについては、俺も詳しい事は知らされていない。先王がどういう意図で襲撃をかけたのかも、まだ公にはされていない……」
王家に近しいオーウェンが記憶を探りながら語りだしたが、すぐに途中で口籠った。(これを伝えて大丈夫なのだろうか)そう考えていることがステレにもすぐ判った。
「……いいわ。大丈夫」
「……残された死体の数からすると、カンフレー家の家臣も半数は死んだらしい。陛下が即位されたことで、謀反の罪によるカンフレー家の取り潰しは取り消されたのだが……ステレが死んだことになっているので、血筋が途絶えてしまって、結局カンフレー家は廃絶のままだ。今、カンフレー領は王の直轄地になっている。そのせいかあまり表に情報が出てこない。旧家臣がどうなっているかも、判らない」
「そっか……」
苦いものを飲み込むように、なんとかオーウェンの言葉を受け入れる。
カンフレー家は、家の繁栄などどうでも良いと言わんばかりの暮らしだった。それどころか、自家の勢力をわざと落とそうとしていた節さえある。往時はそれなりに広い領地を持っていたそうだが、肥沃な平地や港もある良地は分家に任せ、本家は山奥から動こうとしなかった。長い歴史の間にその分家もどんどん途絶え、その度に領地を王家に返上し最後は山奥の本家しか残っていなかった。ステレが物心ついたとき、両親と自分がカンフレー家の血族の全てだったのだ。そんな小さな領地の小さな男爵家だから、家臣も皆ステレの家族だった。
心配顔のオーウェンに気付いたステレは、どうにか口の端を上げて見せた。
「ん、大丈夫。半分は助かったのかもしれない…ということだもの」
その一言で、オーウェンはどうにか安心したようだった。
グリフを王位に就けた後、魔の森に向かったのは、故郷に帰る気にはならなかったからだ。家のことは記憶から意図的に消していたから、本能的に避けていたのかもしれない。家を、故郷を、朧気ながら思い出した今、『家族』の消息を知りたくなった。
「故郷に父様と母様のお墓を作りたいんだけど、それくらいなら許してもらえるかな?」
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「それでは?」
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今までありがとうございました!
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追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
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