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7章 更なる強さを求めて
168 お金を取ろう
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子供達が起きるまで仲間たちと模擬戦を繰り返す。
今回スキルを得られなかったので、スキルを得た他のメンバーの変化が良くわかる。
やっぱり身体能力強化は強力だな。動作の全てに影響してくる。ハルも今回大量にスキルを得たことで、動きがかなり変わった気がする。恐らく本人にはあまり実感がないだろうけど。
子供達が目を覚まし、全員が歩ける程度まで回復したら自宅に移動する。そういえばこいつらって魔法も覚えてない、魔力初期値状態のはずだから、魔装術はあんまり長時間使えないんだなぁ。ま、やる気があれば伸びるだろ。
家に帰ると夕飯が出来ていた。椅子もテーブルも足りないので、パンとスープだけの簡単な食事だ。ただしおかわり自由。とりあえず腹いっぱいにさせとけ作戦。みんなで床に座って食事した。
「ジーンさんリンシアさん、突然で悪かった。食事用意してくれて助かったよ」
「いえいえ、他にやることもないから。お金だってトーマさんが出してるんだから、このくらいなんでもないわ」
この人数が何度もおかわりできる量だ。何度も買出しさせてしまったかもしれないな。この辺も少し考えないといけないか。
「さて、栄光の運び手のみんな。今日は色々世話してやったけど、明日以降は金取るからその説明をさせてもらうぞ。
旋律の運び手に参加している冒険者には宿と食事を提供するつもりだが、勿論無料じゃないぜ」
子供達が息を飲む音が聞こえる。もはや支払いとかが軽いトラウマになってないか?
「ベイクの迷宮1階層から4階層で活動している間は1日銅板1枚。5~7階層で活動し始めたら銀貨1枚。8階層に到達したら銀板1枚を払ってもらう。毎日な。払えなければ脱退してもらう。
他の冒険者の分を肩代わりするのは認めてやるが、怪我や病気で迷宮に潜れない場合は、ちゃんと言ってくれれば免除してやる。だから変に無理はすんなよ?」
「わ、わかった。8階層以降の銀板1枚はちょっと自信ないけど、銀貨までは今でも払えると思うし、問題無い。だよな?」
子供達同士で確認しているが、どうやらみんな文句はないようだ。
「その金で俺たち以外の冒険者の食事代とかを捻出する予定だからな。払い忘れないように気をつけてくれ。お金の受け取りはジーンさんとリンシアさんにお願いしてもいいかな?」
2人からの了承を確認し、話を進める。
「救貧院のクレーレさんとも話をしてきたんだけど、今後若い生活困窮者、まぁ主に迷宮孤児とかになると思うけど、迷宮に潜れるようになったらこっちで面倒をみていくことになる。
まだまだ生活の苦しい子供は多いらしいから、なるべく早く次の子供を受け入れたいが、それはお前達の成果次第で変わってくることを忘れるな。お前たちが1人でも死ねば、救貧院の理解は得られなくなるし、お前達が立派な冒険者にならないと、お前達のあとに旋律の運び手の世話になろうって子供は現れなくなっちまうぞ。
無理をする必要はないが、冒険者としての向上心は失くさないようにな」
「あ、当たり前だ!俺たちはもっともっと凄い冒険者になってやるんだ!」
子供たちはみんなやる気に溢れた表情だ。ま、オーサンにも5階層にいけるって言われてる奴らだしな。あまり心配は要らないだろ。
「お前達にやって欲しいのは、今まで通りの迷宮探索と、カンパニーへの支払い。そして新しく入ってくるやつらに戦い方を教えてやって欲しい。オーサンほど本格的にはやらなくていいぞ。例えば武器の扱い方とか、魔物の知識とかだな。3階層で戦えるくらいまで教えてやったら、あとは本人次第でいい。
俺が居ないとなにも出来ないんじゃ、カンパニーを作った意味がない。みんなにはなるべく自分たちで動いて、なおかつカンパニーのために、少しずつ力を貸して欲しいって感じかな。お願いできるか?」
「えっと、結局は俺たちは俺たちで迷宮に潜れってことだろ?後から入ってくるやつの世話なんて、院では普通だったし。
……ええと、ホントにそれだけ?」
「お前らの負担にならないなら良かったよ。一応明日は4階層に一緒に行こうか。ポーターの時もシャドウボアを見たと思うけど、お前らだけで仕留められるか確認するよ。多分問題ないと思うけどな」
「あ、ああ!トーマたちが一緒なら心強いよ!」
シャドウボアくらいなら問題ないだろうけどな。動きは一直線だし、魔装術を覚えているから火力も申し分なし。入るだけなら10階層にも行ったことのあるこいつ等が、シャドウボアを見て動揺することもないだろうし。
「あ、一応言っておくけど、このカンパニーに宿を世話になってるうちは子作り禁止だからな。好きな相手がいるなら早いとこ冒険者として身を立てて、他の場所に居を構えるように」
「え!?カンパニー抜けないと子供作っちゃ駄目なの!?」
「そうじゃねぇよ。要は自立出来てないうちから子供を作るなって言ってんだ。自分の子供に、お前らがしてきたような苦労をさせたくないだろ?それに自分の子供は自分で育てないと思わないか?救貧院に預けて終わりでいいのか?ってことだよ。
自分の家を持てるくらいに生活が安定すれば、子供だろうが結婚だろうが好きにすればいい。
生活が安定したら、いつでもカンパニーを抜けても構わないからな。無駄にカンパニーに金払い続ける必要もないし。まぁ残りたければ残ったっていいけどな」
「残るよ!残るに決まってる!抜けるわけないだろ!」
「それは好きにしていいっての。じゃあ明日は早いからもう寝てくれ。あ、魔力は使えば使うほど増えるから、寝る前とかに魔力切れ起こしてから寝るのも、訓練としては悪くないぞ」
子供達を1階に残し、他のメンバーで2階の住居スペースに移動する。
「明日からはあいつらにも食事の準備を手伝わせたいけど、厨房にそんなに人数入れないよね?まぁそれでも料理は覚えさせたいけど。それと出来れば読み書きも出来るようにさせたいところだわ。
あ~……、人を育てるってのは大変だな」
「ふ、トーマさんが自分で始めたことだろう?始めが大変なのは仕方ないさ。少しずつ色々改善していこう」
「あ、明日は朝一で商工ギルドにいこう、ジーンさんたちも一緒にね。カンパニー用口座の運用許可出すからさ。食費だったりの諸々の経費はカンパニー用口座から使ってね?緊急でもない限りは私財を投入する事は厳禁。息が続かなくなっちゃうからね」
あくまでWIN-WINの関係を構築できなければ意味がない。こちら側だってちゃんと利益を得る必要がある。
「トーマさー。こんなことしてると、どんどんお嫁さん増えちゃうと思うよー?」
あ、そういう方面でのメリットはもう間に合ってますんで。
今回スキルを得られなかったので、スキルを得た他のメンバーの変化が良くわかる。
やっぱり身体能力強化は強力だな。動作の全てに影響してくる。ハルも今回大量にスキルを得たことで、動きがかなり変わった気がする。恐らく本人にはあまり実感がないだろうけど。
子供達が目を覚まし、全員が歩ける程度まで回復したら自宅に移動する。そういえばこいつらって魔法も覚えてない、魔力初期値状態のはずだから、魔装術はあんまり長時間使えないんだなぁ。ま、やる気があれば伸びるだろ。
家に帰ると夕飯が出来ていた。椅子もテーブルも足りないので、パンとスープだけの簡単な食事だ。ただしおかわり自由。とりあえず腹いっぱいにさせとけ作戦。みんなで床に座って食事した。
「ジーンさんリンシアさん、突然で悪かった。食事用意してくれて助かったよ」
「いえいえ、他にやることもないから。お金だってトーマさんが出してるんだから、このくらいなんでもないわ」
この人数が何度もおかわりできる量だ。何度も買出しさせてしまったかもしれないな。この辺も少し考えないといけないか。
「さて、栄光の運び手のみんな。今日は色々世話してやったけど、明日以降は金取るからその説明をさせてもらうぞ。
旋律の運び手に参加している冒険者には宿と食事を提供するつもりだが、勿論無料じゃないぜ」
子供達が息を飲む音が聞こえる。もはや支払いとかが軽いトラウマになってないか?
「ベイクの迷宮1階層から4階層で活動している間は1日銅板1枚。5~7階層で活動し始めたら銀貨1枚。8階層に到達したら銀板1枚を払ってもらう。毎日な。払えなければ脱退してもらう。
他の冒険者の分を肩代わりするのは認めてやるが、怪我や病気で迷宮に潜れない場合は、ちゃんと言ってくれれば免除してやる。だから変に無理はすんなよ?」
「わ、わかった。8階層以降の銀板1枚はちょっと自信ないけど、銀貨までは今でも払えると思うし、問題無い。だよな?」
子供達同士で確認しているが、どうやらみんな文句はないようだ。
「その金で俺たち以外の冒険者の食事代とかを捻出する予定だからな。払い忘れないように気をつけてくれ。お金の受け取りはジーンさんとリンシアさんにお願いしてもいいかな?」
2人からの了承を確認し、話を進める。
「救貧院のクレーレさんとも話をしてきたんだけど、今後若い生活困窮者、まぁ主に迷宮孤児とかになると思うけど、迷宮に潜れるようになったらこっちで面倒をみていくことになる。
まだまだ生活の苦しい子供は多いらしいから、なるべく早く次の子供を受け入れたいが、それはお前達の成果次第で変わってくることを忘れるな。お前たちが1人でも死ねば、救貧院の理解は得られなくなるし、お前達が立派な冒険者にならないと、お前達のあとに旋律の運び手の世話になろうって子供は現れなくなっちまうぞ。
無理をする必要はないが、冒険者としての向上心は失くさないようにな」
「あ、当たり前だ!俺たちはもっともっと凄い冒険者になってやるんだ!」
子供たちはみんなやる気に溢れた表情だ。ま、オーサンにも5階層にいけるって言われてる奴らだしな。あまり心配は要らないだろ。
「お前達にやって欲しいのは、今まで通りの迷宮探索と、カンパニーへの支払い。そして新しく入ってくるやつらに戦い方を教えてやって欲しい。オーサンほど本格的にはやらなくていいぞ。例えば武器の扱い方とか、魔物の知識とかだな。3階層で戦えるくらいまで教えてやったら、あとは本人次第でいい。
俺が居ないとなにも出来ないんじゃ、カンパニーを作った意味がない。みんなにはなるべく自分たちで動いて、なおかつカンパニーのために、少しずつ力を貸して欲しいって感じかな。お願いできるか?」
「えっと、結局は俺たちは俺たちで迷宮に潜れってことだろ?後から入ってくるやつの世話なんて、院では普通だったし。
……ええと、ホントにそれだけ?」
「お前らの負担にならないなら良かったよ。一応明日は4階層に一緒に行こうか。ポーターの時もシャドウボアを見たと思うけど、お前らだけで仕留められるか確認するよ。多分問題ないと思うけどな」
「あ、ああ!トーマたちが一緒なら心強いよ!」
シャドウボアくらいなら問題ないだろうけどな。動きは一直線だし、魔装術を覚えているから火力も申し分なし。入るだけなら10階層にも行ったことのあるこいつ等が、シャドウボアを見て動揺することもないだろうし。
「あ、一応言っておくけど、このカンパニーに宿を世話になってるうちは子作り禁止だからな。好きな相手がいるなら早いとこ冒険者として身を立てて、他の場所に居を構えるように」
「え!?カンパニー抜けないと子供作っちゃ駄目なの!?」
「そうじゃねぇよ。要は自立出来てないうちから子供を作るなって言ってんだ。自分の子供に、お前らがしてきたような苦労をさせたくないだろ?それに自分の子供は自分で育てないと思わないか?救貧院に預けて終わりでいいのか?ってことだよ。
自分の家を持てるくらいに生活が安定すれば、子供だろうが結婚だろうが好きにすればいい。
生活が安定したら、いつでもカンパニーを抜けても構わないからな。無駄にカンパニーに金払い続ける必要もないし。まぁ残りたければ残ったっていいけどな」
「残るよ!残るに決まってる!抜けるわけないだろ!」
「それは好きにしていいっての。じゃあ明日は早いからもう寝てくれ。あ、魔力は使えば使うほど増えるから、寝る前とかに魔力切れ起こしてから寝るのも、訓練としては悪くないぞ」
子供達を1階に残し、他のメンバーで2階の住居スペースに移動する。
「明日からはあいつらにも食事の準備を手伝わせたいけど、厨房にそんなに人数入れないよね?まぁそれでも料理は覚えさせたいけど。それと出来れば読み書きも出来るようにさせたいところだわ。
あ~……、人を育てるってのは大変だな」
「ふ、トーマさんが自分で始めたことだろう?始めが大変なのは仕方ないさ。少しずつ色々改善していこう」
「あ、明日は朝一で商工ギルドにいこう、ジーンさんたちも一緒にね。カンパニー用口座の運用許可出すからさ。食費だったりの諸々の経費はカンパニー用口座から使ってね?緊急でもない限りは私財を投入する事は厳禁。息が続かなくなっちゃうからね」
あくまでWIN-WINの関係を構築できなければ意味がない。こちら側だってちゃんと利益を得る必要がある。
「トーマさー。こんなことしてると、どんどんお嫁さん増えちゃうと思うよー?」
あ、そういう方面でのメリットはもう間に合ってますんで。
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