207 / 580
7章 更なる強さを求めて
183 支援魔法
しおりを挟む
帰宅しながら考える。
前回の祝福の儀では、俺だけスキルを獲得できなかったためにSPがちょっと多い。
5階層の探索は1回に付き380SPを下回ることがなく、今日だけで1200弱のSPを獲得している。
俺だけで見れば2100SPちょっと溜まっていて、攻撃範囲拡張を取れる状態ではある。しかしこの状態では俺以外のメンバーは攻撃範囲拡張を獲得できる者は間違いなくいないだろう。
明日もう1日探索して1200弱増やせば、全員が攻撃範囲拡張取得圏内に入るものの、他のメンバーはぎりぎりのSPのはずだから、別のスキルを取られてしまうと攻撃範囲拡張が取れない可能性も出てくる。
更にもう1日探索した場合、全員のSPは3500近くなるだろう。これだけ余裕があれば、ある程度高い確率で攻撃範囲拡張を取得できると思う。
「ということで、明日明後日の2日間は探索優先で、3日後の朝に祝福の儀を受けに行こうか。人数的に、大人組も一緒に祝福の儀を受けておこう。
3日後までに暗視の獲得条件をクリアしておいてくれ。マッドスライム相手でも達成できるのは俺が確認済みだからな」
子供たちはどの程度迷宮に潜ったのか分からないので今回はパスだ。3回層で金貨6枚溜める頃には魔装術も取れるかもしれないし、自力で稼ぐべきだろう。
逆に大人組は、ある程度年月の迷宮に篭っていたはずなので、子供たちに比べればSPは多いはずだ。それに大人組はパーティを組んでいない奴もちょいちょいいるから、ある意味子供達よりも探索の難易度が高い奴がいるんだよね。
厨房とトイレが増設された自宅に帰る。
宿舎メンバーには食事を配給。明日からは各宿舎から1人ずつ当番制で、夜明け前に自宅に来てもらって調理の手伝いをしてもらう。最終目標は全宿舎で自炊可能になること。
自炊できるようになったら、1人あたり1日銀貨1枚計算で食費を支給することに決めた。7階層以下で活動している間に自炊できれば、カンパニー参加費が実質無料になるということで、子供たちは張り切っている。
「そういえばみんなは昇級ってしたい?オーサンが昇給しろってうるさいけど、俺は正直興味ないんだ。
でも他のみんなが昇級するなら別に止めないつもり。多分今の段階でも、ハルを含めてみんな5等級にはなれるんじゃないかな」
「わ、私!?私は流石に無理じゃない!?」
「ハルはまだ戦闘技術が僕たちに追いついていないけど、スキルの所有数なら6等級でも上位だから、可能性はなくもないのかな?」
「アホハロイツァなんて戦闘技術は適当で、身体能力だけで3等級に上がってたからねー。ハルは今いる階層が合ってないだけで、毎日ちゃんと技術も磨いてるし、上がれてもおかしくないんじゃないかなー」
「流石にオーサンにはまだ及びませんけどね。オーサンも5等級にしては強いほうだと思いますし、ハルも一緒に試験を受けるのは良いかもしれないですね。自分の力量を客観的に知ることにも繋がるでしょう」
「まぁハルも無理強いはしないから。ハルはおいといて、みんなは昇級に前向きってことでいいのかな?だったらオーサンに試験について問い合わせてみるけど?」
「うん。トーマは受けないんだよね?ならトーマの代わりに僕たちが等級を上げるのも悪くないと思う。ただハルの昇級の成功率を上げるために、祝福の儀を受けたあとに試験を受ける形にして欲しいかな」
「だねー。得られている経験を考えると、今の私達よりも沢山スキルを持った状態で試験に臨めると思うしー」
「うん。みんなも受けるなら一緒に受けてみようと思う。別に落ちたって平気なんでしょ?」
「落ちても問題ないですよ。確か一度失敗すると半年間受験できなくなるらしいですが、ペナルティはそれだけのはずですね」
再受験に少し時間を空けるだけか。なら別に落ちてもなんでもないな。
「それじゃ今日のスクロールを分けようか。こっちは生活魔法だから、覚えてないものがあったら各自覚えてくれ。
そして攻撃魔法はフレイムアローが2つ、エアスラッシュが2つ、ウォータースフィアとストーンバレットが1つずつ。
防御はもうは無かったけど、新しいスクロールがある。支援魔法の『暗視』が2本だ。覚えたいやつが居たら教えてくれ」
誰も覚えたいとは言わない。まぁ当たり前っすよね。全員が暗視を持っている状態で暗視の魔法覚えても仕方ない。
「そんじゃ、暗視は俺とリーネで覚えるか。攻撃魔法は適当に分けよう」
「ままま待ってください~!なんで私が暗視を覚えるんですか!?ほ、他の人で良いでしょう……!?」
リーネって普段はぼそぼそ喋るくせに、ビックリした時はめちゃくちゃ大声になるんだよな。今までまともな会話の機会が少なくて、音量調節に慣れてないのかもな。
「勿論考えなしに言ってるわけじゃなよ。ベイクの迷宮の4階層からは、暗視が無いと探索出来ないんだ。スキルを手に入れるまでは、暗視魔法か暗視ポーションに頼らざるを得ない。
迷宮に潜らないリーネが暗視を覚えることで、カンパニーのメンバーは暗視ポーションを買う必要がなくなるからな。カンパニーに参加する大きな利点の1つになるだろ?
異風の旋律のメンバーは常に迷宮に潜るから、他のパーティに暗視をかけて回る余裕なんてないしな」
「ううう……。迷宮に入れない私が、支援魔法を使いこなせるとは思わないんですけどぉ……」
「リーネ。魔法の上達と迷宮とはなんの関係もないんだよ。迷宮に入ろうが入らなかろうが、魔法は使った分だけ上達して、魔力も使うほどに増加するんだ。
逆に言えば、迷宮に入っていても魔法を使わない限り、魔法の技術が上達することもない。感情論や常識で論理を否定するな。迷宮に入れないリーネだって、魔法と魔力の成長は可能なんだよ」
なおも渋るリーネだったが、別に使いこなせなくても怒らないと約束して、俺と同時に暗視を取得した。
◆◆◆◆◆◆
暗視魔法
暗所での視界を得ることを目的とした、支援魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、対象の魔力に干渉し、一定時間『暗視』の特殊効果を付与する。
効果持続中に再度魔法を行使すると、効果時間を上書きできる。
◆◆◆◆◆◆
効果はまんま暗視ポーションかな。上書きで効果時間延長できるのは使いやすいかも。発動してみたが、生活魔法よりはかなり消費魔力は多いが、攻撃魔法の半分以下って感じかな。
かける人数が増えると負担が大きそうなので、リーネには普段から積極的に魔法を訓練して、魔力を増やすように言っておく。
攻撃魔法の分配は、俺がフレイムアロー、エアスラッシュ、ストーンバレットの三種類、シンがフレイムアロー、リーンがエアスラッシュ、ハルがウォータースフィアを覚えた。
これで俺とシンは4属性の攻撃魔法全てが使えるようになったわけだ。活用できるかは分からないが。
◆◆◆◆◆◆
石弾
土属性の攻撃魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、石塊を生成し、撃ち出すことが出来る。
撃ち出した後、発生させた石塊は魔力に還元される。
◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆
水結晶
水属性の攻撃魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、水の球体を生成し、撃ち出すことができる。
撃ち出した後、発生させた水は魔力に還元される。
◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆
火矢
火属性の攻撃魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、炎の矢を生成し、撃ち出すことが出来る。
撃ち出した後、発生させた炎は魔力に還元される。
◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆
風斬
風属性の攻撃魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、風の刃を生成し、撃ち出すことが出来る。
撃ち出した後、発生させた風の刃は魔力に還元される。
◆◆◆◆◆◆
ようやく攻撃魔法の詳細が全部確認出来た・・・…、けど大した情報じゃないな。ストーンバレットは、石ころなんて威力じゃないだろって言いたいくらいか。
魔法もスキルも充実してきて、ステータス画面が賑やかになってきたなぁ。
前回の祝福の儀では、俺だけスキルを獲得できなかったためにSPがちょっと多い。
5階層の探索は1回に付き380SPを下回ることがなく、今日だけで1200弱のSPを獲得している。
俺だけで見れば2100SPちょっと溜まっていて、攻撃範囲拡張を取れる状態ではある。しかしこの状態では俺以外のメンバーは攻撃範囲拡張を獲得できる者は間違いなくいないだろう。
明日もう1日探索して1200弱増やせば、全員が攻撃範囲拡張取得圏内に入るものの、他のメンバーはぎりぎりのSPのはずだから、別のスキルを取られてしまうと攻撃範囲拡張が取れない可能性も出てくる。
更にもう1日探索した場合、全員のSPは3500近くなるだろう。これだけ余裕があれば、ある程度高い確率で攻撃範囲拡張を取得できると思う。
「ということで、明日明後日の2日間は探索優先で、3日後の朝に祝福の儀を受けに行こうか。人数的に、大人組も一緒に祝福の儀を受けておこう。
3日後までに暗視の獲得条件をクリアしておいてくれ。マッドスライム相手でも達成できるのは俺が確認済みだからな」
子供たちはどの程度迷宮に潜ったのか分からないので今回はパスだ。3回層で金貨6枚溜める頃には魔装術も取れるかもしれないし、自力で稼ぐべきだろう。
逆に大人組は、ある程度年月の迷宮に篭っていたはずなので、子供たちに比べればSPは多いはずだ。それに大人組はパーティを組んでいない奴もちょいちょいいるから、ある意味子供達よりも探索の難易度が高い奴がいるんだよね。
厨房とトイレが増設された自宅に帰る。
宿舎メンバーには食事を配給。明日からは各宿舎から1人ずつ当番制で、夜明け前に自宅に来てもらって調理の手伝いをしてもらう。最終目標は全宿舎で自炊可能になること。
自炊できるようになったら、1人あたり1日銀貨1枚計算で食費を支給することに決めた。7階層以下で活動している間に自炊できれば、カンパニー参加費が実質無料になるということで、子供たちは張り切っている。
「そういえばみんなは昇級ってしたい?オーサンが昇給しろってうるさいけど、俺は正直興味ないんだ。
でも他のみんなが昇級するなら別に止めないつもり。多分今の段階でも、ハルを含めてみんな5等級にはなれるんじゃないかな」
「わ、私!?私は流石に無理じゃない!?」
「ハルはまだ戦闘技術が僕たちに追いついていないけど、スキルの所有数なら6等級でも上位だから、可能性はなくもないのかな?」
「アホハロイツァなんて戦闘技術は適当で、身体能力だけで3等級に上がってたからねー。ハルは今いる階層が合ってないだけで、毎日ちゃんと技術も磨いてるし、上がれてもおかしくないんじゃないかなー」
「流石にオーサンにはまだ及びませんけどね。オーサンも5等級にしては強いほうだと思いますし、ハルも一緒に試験を受けるのは良いかもしれないですね。自分の力量を客観的に知ることにも繋がるでしょう」
「まぁハルも無理強いはしないから。ハルはおいといて、みんなは昇級に前向きってことでいいのかな?だったらオーサンに試験について問い合わせてみるけど?」
「うん。トーマは受けないんだよね?ならトーマの代わりに僕たちが等級を上げるのも悪くないと思う。ただハルの昇級の成功率を上げるために、祝福の儀を受けたあとに試験を受ける形にして欲しいかな」
「だねー。得られている経験を考えると、今の私達よりも沢山スキルを持った状態で試験に臨めると思うしー」
「うん。みんなも受けるなら一緒に受けてみようと思う。別に落ちたって平気なんでしょ?」
「落ちても問題ないですよ。確か一度失敗すると半年間受験できなくなるらしいですが、ペナルティはそれだけのはずですね」
再受験に少し時間を空けるだけか。なら別に落ちてもなんでもないな。
「それじゃ今日のスクロールを分けようか。こっちは生活魔法だから、覚えてないものがあったら各自覚えてくれ。
そして攻撃魔法はフレイムアローが2つ、エアスラッシュが2つ、ウォータースフィアとストーンバレットが1つずつ。
防御はもうは無かったけど、新しいスクロールがある。支援魔法の『暗視』が2本だ。覚えたいやつが居たら教えてくれ」
誰も覚えたいとは言わない。まぁ当たり前っすよね。全員が暗視を持っている状態で暗視の魔法覚えても仕方ない。
「そんじゃ、暗視は俺とリーネで覚えるか。攻撃魔法は適当に分けよう」
「ままま待ってください~!なんで私が暗視を覚えるんですか!?ほ、他の人で良いでしょう……!?」
リーネって普段はぼそぼそ喋るくせに、ビックリした時はめちゃくちゃ大声になるんだよな。今までまともな会話の機会が少なくて、音量調節に慣れてないのかもな。
「勿論考えなしに言ってるわけじゃなよ。ベイクの迷宮の4階層からは、暗視が無いと探索出来ないんだ。スキルを手に入れるまでは、暗視魔法か暗視ポーションに頼らざるを得ない。
迷宮に潜らないリーネが暗視を覚えることで、カンパニーのメンバーは暗視ポーションを買う必要がなくなるからな。カンパニーに参加する大きな利点の1つになるだろ?
異風の旋律のメンバーは常に迷宮に潜るから、他のパーティに暗視をかけて回る余裕なんてないしな」
「ううう……。迷宮に入れない私が、支援魔法を使いこなせるとは思わないんですけどぉ……」
「リーネ。魔法の上達と迷宮とはなんの関係もないんだよ。迷宮に入ろうが入らなかろうが、魔法は使った分だけ上達して、魔力も使うほどに増加するんだ。
逆に言えば、迷宮に入っていても魔法を使わない限り、魔法の技術が上達することもない。感情論や常識で論理を否定するな。迷宮に入れないリーネだって、魔法と魔力の成長は可能なんだよ」
なおも渋るリーネだったが、別に使いこなせなくても怒らないと約束して、俺と同時に暗視を取得した。
◆◆◆◆◆◆
暗視魔法
暗所での視界を得ることを目的とした、支援魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、対象の魔力に干渉し、一定時間『暗視』の特殊効果を付与する。
効果持続中に再度魔法を行使すると、効果時間を上書きできる。
◆◆◆◆◆◆
効果はまんま暗視ポーションかな。上書きで効果時間延長できるのは使いやすいかも。発動してみたが、生活魔法よりはかなり消費魔力は多いが、攻撃魔法の半分以下って感じかな。
かける人数が増えると負担が大きそうなので、リーネには普段から積極的に魔法を訓練して、魔力を増やすように言っておく。
攻撃魔法の分配は、俺がフレイムアロー、エアスラッシュ、ストーンバレットの三種類、シンがフレイムアロー、リーンがエアスラッシュ、ハルがウォータースフィアを覚えた。
これで俺とシンは4属性の攻撃魔法全てが使えるようになったわけだ。活用できるかは分からないが。
◆◆◆◆◆◆
石弾
土属性の攻撃魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、石塊を生成し、撃ち出すことが出来る。
撃ち出した後、発生させた石塊は魔力に還元される。
◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆
水結晶
水属性の攻撃魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、水の球体を生成し、撃ち出すことができる。
撃ち出した後、発生させた水は魔力に還元される。
◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆
火矢
火属性の攻撃魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、炎の矢を生成し、撃ち出すことが出来る。
撃ち出した後、発生させた炎は魔力に還元される。
◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆
風斬
風属性の攻撃魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、風の刃を生成し、撃ち出すことが出来る。
撃ち出した後、発生させた風の刃は魔力に還元される。
◆◆◆◆◆◆
ようやく攻撃魔法の詳細が全部確認出来た・・・…、けど大した情報じゃないな。ストーンバレットは、石ころなんて威力じゃないだろって言いたいくらいか。
魔法もスキルも充実してきて、ステータス画面が賑やかになってきたなぁ。
1
あなたにおすすめの小説
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!
石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる