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7章 更なる強さを求めて
223 凱旋
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「トルネ。大丈夫か?どんな感じ?」
「ええトーマ。何とか大丈夫です。瞬間加速で後方に飛びながら槍を盾にしたのですが、衝撃を殺しきれませんでした。お役に立てずに済みません……!」
無事か良かった。意識も戻ったし、怪我はしたけど死なずに済んだ。
力いっぱい抱きしめてやりたいところだけど、怪我に響いたらマズイしな。頭を撫でておこう。
「トルネが無事だったから何の問題も無いよ。
それで怪我の具合は?街に戻ったら魔法治療院に行くけど、その前にポーションは必要か?」
「ふふ、トーマがなんだか優しいですね。
魔法治療院に行くのでしたらポーションは必要ないでしょう。
両腕と右足、わきばらを何本か、それと背中を痛めてしまってますね。背中は折れてないと思いますが」
結構な重症だな。背骨が無事っぽいのは不幸中の幸いか。
竜巻みたいな攻撃範囲だったもんなぁあれ。
少なくとも深層集中まで取ってないと回避出来ないだろ。
木に寄りかかっているトルネの隣に座り、負担をかけないように肩を抱く。
「すぐに治療してやりたいのは山々なんだけど、馬車とも逸れたし、ゲートを使うにも魔力が足りない。
魔力が回復するまでこうしてていいか?」
「ふふ、なんだか痛みが引いていくみたいです。
こんなことなら、たまには怪我をするのも悪くないですね」
トルネを抱き寄せて、静かに唇を重ねる。
お互いの存在を慈しむかのような、優しくて静かなキス。
周囲は破壊しつくされたような状態で、誰もいない森の中で、トルネと静かにキスを続ける。
ああなんかいいなこれ。ゲート使えるようになるまでずっとこのままキスしてよう。
「依頼主殿----!!無事かーーーー!?グリーンドラゴンはどうなったんだーー!?」
っと思ってたのにお邪魔虫が登場か。いやいや流石にお邪魔虫扱いは失礼すぎるか。
最後に少しだけ強く長くトルネの口を吸って、名残惜しいけど口を離した。
「……ん、……っはぁ」
「続きは夜ってことで。トルネはこのまま休んでてくれ。
おーいサリサリ!こっちだこっち!」
夜にお楽しみが出来たことでちょっとだけ気分を持ち直す。
「おお無事だったか!それで、グリーンドラゴンはどうなったのさ!?」
「ほれほれ、あそこ見てみ」
殴り飛ばしたグリーンドラゴンの顔を指差すことで勝敗を伝える。
「う、嘘だろろおお!?グリーンドラゴンを倒したってのかい!?しかもたった2人で!?」
「あーサリサリさん?驚くのは後にして、あいつの素材って運べるかな?流石にアレの素材は持って帰りたいんだけど」
「あ、ああ!勿論持っていけるよ!今ペルを呼ぶから待っててくれ!」
サリサリは両手の人差し指と中指を加え、ピュイー!っと口笛を鳴らした。
どうやら音魔法も併用して音量をあげたっぽいな。
うちのメンバー以外で音魔法使ってる奴、初めて見たような気がする。
「これでペルはすぐに来てくれる筈さ!
頭と尻尾は馬車に積んで、胴体は引っ張って行くしかないね。
ま、ウチらに任せてもらっていいよ。全部持ってって見せるからね!」
「じゃあ悪いけど任せるわ。流石に疲れたからこのまま休んでるよ」
トルネの肩を抱いたままゆっくりさせてもらおう。
ギュギュー。
っと、ちょっと眠っちゃったかな?ペルの声が聞こえて目が覚めた。
「ペルーこっちだよ!そっちも無事で良かった!
さぁみんな!最後にもう一仕事頑張るよ!」
サリサリがテキパキと運搬の指示を出している。
「トーマ!トルネ!無事で良かった!
シンたちは目が覚めてないんだ」
「ハルはもう動けるんだな。
それじゃトルネ。俺が運んでやるから、3人にジェネレイトかけてやってくれ」
背中が痛まないか確認しつつ、トルネを横抱きにして馬車に移動する。
「ふふ。いいですねこの抱かれ方。普段からもっとしてください」
「みんな頑張ったから今日は特別なんだよ。いつもやってたら特別感がなくなっちゃうだろ」
「うん。砂糖吐きたくなる気分だけど、トルネかなり重傷だよね。大人しくしててくれるならそのままでもいいかな。
トーマは大丈夫だったの?」
「ああ、俺はジャンプが使えるおかげでなんとかな。
トルネも深層集中まで取ってれば、もしかしたら回避できたかもしれないんだけどなぁ。
ま、なんにしても無事に済んで良かった。
グリーンドラゴンの素材はなるべく持って帰ろう。装備に使えそうだからな」
頭と尻尾と2本の大木は馬車からはみ出しつつも無理矢理載せて、体は馬車に連結を完了させたようだ。
狩人の仕事は目的の獲物だけを狩って終わり、とならない場合も多く、馬車に乗せきれない荷物を運ぶことは常に想定してあるものらしい。
流石にグリーンドラゴンを運んだことはないそうだが、グランドドラゴンやグランドタートル級の大きさの魔物はそこそこ狩ったことがあるらしい。
「よし、全員乗ったね?カイラとポースン、悪いけど後ろの荷物が外れないか気にしててくれよ?」
「あーそうだな。あの荷物が街まで無事に届けられたら、追加で白金貨1枚払うよ。そのくらいの価値はあるだろ」
「おおう依頼主殿、話がわかるぅ!ってなわけだよ!後ろのデカブツは白金貨だと思って、絶対に落すんじゃないよ!
じゃあペル、行ってくれ!」
ギュー!
嬉しそうに返事をしてペルが走り出した。サリサリが無事だったのが嬉しいんだろうな。
つうかペルすげぇな!?荷物を満載に詰んだ馬車に、更に30人以上人が乗って、馬車の後ろにグリーンドラゴンを引き摺ってるっていうのに、問題なく進んでいけるとは。
……ペルだったらグリーンドラゴンと戦えたんじゃねぇの?
「いや、ペルは力と体力はあるんだけどね。それだけなんだよ。
魔力を使った攻撃や特殊能力を持っているわけじゃないし、なにより気性が優しい子だからね。戦闘には向いてないし、あまり戦わせたくないのさ」
なるほどね。まぁ実際でかいだけだと、俺たちにとっても大した脅威じゃないか。
トルネをお姫様抱っこしたまま馬車に揺られる。
途中で起きたリーンもくっついてきたけど、まぁ今日はいいだろ。皆頑張ったしな。
「銀の乙女がグリーンドラゴンを狩ってきたぞーーー!!」
ボールクローグに戻ると、なんだか結構な騒ぎになった。
確かにとんでもねぇ強さだったからなアイツ。
フラジャイル持ってなかったら間違いなく全滅してたし。
「ええトーマ。何とか大丈夫です。瞬間加速で後方に飛びながら槍を盾にしたのですが、衝撃を殺しきれませんでした。お役に立てずに済みません……!」
無事か良かった。意識も戻ったし、怪我はしたけど死なずに済んだ。
力いっぱい抱きしめてやりたいところだけど、怪我に響いたらマズイしな。頭を撫でておこう。
「トルネが無事だったから何の問題も無いよ。
それで怪我の具合は?街に戻ったら魔法治療院に行くけど、その前にポーションは必要か?」
「ふふ、トーマがなんだか優しいですね。
魔法治療院に行くのでしたらポーションは必要ないでしょう。
両腕と右足、わきばらを何本か、それと背中を痛めてしまってますね。背中は折れてないと思いますが」
結構な重症だな。背骨が無事っぽいのは不幸中の幸いか。
竜巻みたいな攻撃範囲だったもんなぁあれ。
少なくとも深層集中まで取ってないと回避出来ないだろ。
木に寄りかかっているトルネの隣に座り、負担をかけないように肩を抱く。
「すぐに治療してやりたいのは山々なんだけど、馬車とも逸れたし、ゲートを使うにも魔力が足りない。
魔力が回復するまでこうしてていいか?」
「ふふ、なんだか痛みが引いていくみたいです。
こんなことなら、たまには怪我をするのも悪くないですね」
トルネを抱き寄せて、静かに唇を重ねる。
お互いの存在を慈しむかのような、優しくて静かなキス。
周囲は破壊しつくされたような状態で、誰もいない森の中で、トルネと静かにキスを続ける。
ああなんかいいなこれ。ゲート使えるようになるまでずっとこのままキスしてよう。
「依頼主殿----!!無事かーーーー!?グリーンドラゴンはどうなったんだーー!?」
っと思ってたのにお邪魔虫が登場か。いやいや流石にお邪魔虫扱いは失礼すぎるか。
最後に少しだけ強く長くトルネの口を吸って、名残惜しいけど口を離した。
「……ん、……っはぁ」
「続きは夜ってことで。トルネはこのまま休んでてくれ。
おーいサリサリ!こっちだこっち!」
夜にお楽しみが出来たことでちょっとだけ気分を持ち直す。
「おお無事だったか!それで、グリーンドラゴンはどうなったのさ!?」
「ほれほれ、あそこ見てみ」
殴り飛ばしたグリーンドラゴンの顔を指差すことで勝敗を伝える。
「う、嘘だろろおお!?グリーンドラゴンを倒したってのかい!?しかもたった2人で!?」
「あーサリサリさん?驚くのは後にして、あいつの素材って運べるかな?流石にアレの素材は持って帰りたいんだけど」
「あ、ああ!勿論持っていけるよ!今ペルを呼ぶから待っててくれ!」
サリサリは両手の人差し指と中指を加え、ピュイー!っと口笛を鳴らした。
どうやら音魔法も併用して音量をあげたっぽいな。
うちのメンバー以外で音魔法使ってる奴、初めて見たような気がする。
「これでペルはすぐに来てくれる筈さ!
頭と尻尾は馬車に積んで、胴体は引っ張って行くしかないね。
ま、ウチらに任せてもらっていいよ。全部持ってって見せるからね!」
「じゃあ悪いけど任せるわ。流石に疲れたからこのまま休んでるよ」
トルネの肩を抱いたままゆっくりさせてもらおう。
ギュギュー。
っと、ちょっと眠っちゃったかな?ペルの声が聞こえて目が覚めた。
「ペルーこっちだよ!そっちも無事で良かった!
さぁみんな!最後にもう一仕事頑張るよ!」
サリサリがテキパキと運搬の指示を出している。
「トーマ!トルネ!無事で良かった!
シンたちは目が覚めてないんだ」
「ハルはもう動けるんだな。
それじゃトルネ。俺が運んでやるから、3人にジェネレイトかけてやってくれ」
背中が痛まないか確認しつつ、トルネを横抱きにして馬車に移動する。
「ふふ。いいですねこの抱かれ方。普段からもっとしてください」
「みんな頑張ったから今日は特別なんだよ。いつもやってたら特別感がなくなっちゃうだろ」
「うん。砂糖吐きたくなる気分だけど、トルネかなり重傷だよね。大人しくしててくれるならそのままでもいいかな。
トーマは大丈夫だったの?」
「ああ、俺はジャンプが使えるおかげでなんとかな。
トルネも深層集中まで取ってれば、もしかしたら回避できたかもしれないんだけどなぁ。
ま、なんにしても無事に済んで良かった。
グリーンドラゴンの素材はなるべく持って帰ろう。装備に使えそうだからな」
頭と尻尾と2本の大木は馬車からはみ出しつつも無理矢理載せて、体は馬車に連結を完了させたようだ。
狩人の仕事は目的の獲物だけを狩って終わり、とならない場合も多く、馬車に乗せきれない荷物を運ぶことは常に想定してあるものらしい。
流石にグリーンドラゴンを運んだことはないそうだが、グランドドラゴンやグランドタートル級の大きさの魔物はそこそこ狩ったことがあるらしい。
「よし、全員乗ったね?カイラとポースン、悪いけど後ろの荷物が外れないか気にしててくれよ?」
「あーそうだな。あの荷物が街まで無事に届けられたら、追加で白金貨1枚払うよ。そのくらいの価値はあるだろ」
「おおう依頼主殿、話がわかるぅ!ってなわけだよ!後ろのデカブツは白金貨だと思って、絶対に落すんじゃないよ!
じゃあペル、行ってくれ!」
ギュー!
嬉しそうに返事をしてペルが走り出した。サリサリが無事だったのが嬉しいんだろうな。
つうかペルすげぇな!?荷物を満載に詰んだ馬車に、更に30人以上人が乗って、馬車の後ろにグリーンドラゴンを引き摺ってるっていうのに、問題なく進んでいけるとは。
……ペルだったらグリーンドラゴンと戦えたんじゃねぇの?
「いや、ペルは力と体力はあるんだけどね。それだけなんだよ。
魔力を使った攻撃や特殊能力を持っているわけじゃないし、なにより気性が優しい子だからね。戦闘には向いてないし、あまり戦わせたくないのさ」
なるほどね。まぁ実際でかいだけだと、俺たちにとっても大した脅威じゃないか。
トルネをお姫様抱っこしたまま馬車に揺られる。
途中で起きたリーンもくっついてきたけど、まぁ今日はいいだろ。皆頑張ったしな。
「銀の乙女がグリーンドラゴンを狩ってきたぞーーー!!」
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