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11章 新たな都市の建設
466 引越し
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ダリッツさんが落ち着くのを待ってから、今後の予定を話し合う。
「ダリッツさん。申し訳ないんですけど、もう1日だけ預かってもらえますか? 引越しの準備をしてきますので。
そして明日、もう1度農地に入る許可を下さい。農地にさえ来れば、俺はゲートを使ってゲイザーたちを一気に運べますので」
「ええ、勿論構いません。許可も間違いなく出しておきましょう。
明日で最後になるのなら、今日はここの野菜を堪能してもらう事にしますよ、あはは」
中央農地を後にした俺は、まずはベイクに行って、マーサにターミナルの製作を……、ってまだ帰ってきてねぇ!
別荘に飛んでみんなを発見。マーサにターミナルの製作を依頼しておく。
そして次の場所に移動……する前に、せっかく別荘に来たのでまた少しだけみんなに相手をしてもらう。
なぁに、ほんの数時間程度さっ!
どうも別荘に来ると、頭の中がピンク色になってしまってダメだなぁ。
6人をこれでもかとノックアウトして満足したら、昨日片付け損なったお風呂場の後始末をしてボールクローグへ。
ガルムに明日協力して欲しいとお願いしておく。
とりあえずガルムとターミナルさえあれば、引越しの準備は整ったよな?
あ、あとベイクにも連絡を……、と思ったけど、これは明日でいいか。
ストレージに食料を詰め込み、別荘に戻る。
へとへと状態だった6人を、これでもかと追撃してしまった。
もう今日の用事は済んだからな。もはや何の遠慮も要らないぜっ!
とか張り切っていたら、あっという間に日没になってしまった。うん、最高に楽しかった!
ターミナルの製作頼んだマーサもぶっ倒れてるんだけど、明日ベイクから出発するまでに作ってもらえば大丈夫だよな?
流石にやりすぎたなぁとは思うんだけど、中央農地から帰ってきたタイミングで、まだ別荘に残ってたみんなも悪いと思うんだよね。
完璧に火が着いちゃったよね、あれのせいで。
「明日は南西の端くらいにターミナルを設置してくるから、悪いけどまたリーネと2人で行ってくるよ。
明後日にはみんなにも紹介できると思うから、それまで我慢してほしい」
「うん。それは構わないんだけど、貴方のお嫁さんが全員腰砕けになってる件については、言及したほうがいいのかな?」
「そこは触れない方がいいんじゃないかな?
しかし異界型迷宮は本当に出ないね。100や200潰した程度じゃ出てくれないみたいだよ」
本日俺達に代わって、ルイナスリームの仕事を引き受けた2人の視線がちょっと冷たい。
この程度は甘んじて受け入れようじゃないか。
そして寝る前は寝る前で、しっかり相手してもらった。
「の、乗り気じゃなかった頃のトーマが懐かしい……。先輩の私も、流石にこれを1人で受け止める自信はないよー……。皆がいてくれたよかったー……」
そう言い残し、リーンは意識を手放した。
翌日、日課を済ませたら、リーネにガルムの迎えを任せ、俺は1人ネヴァルド経由で中央農地へ。
「おはようございますトーマさん。今日は宜しくお願いします」
「おはようございます。それでは今日、ゲイザーを引き取らせていただきますね」
ゲイザーたちは既に集まっていた、のは良いんだけど、センサーで確認するに30羽以上居ねぇ……?
何でかなーと思って目を凝らすと、明らかにサイズが小さい固体も混じっていた。雛なのかな? 子供も連れてきてくれたって事は、本当に全員引っ越してくれるんだなぁ。無理させて申し訳ない。
「それじゃゲートを開くから、そこにいるリーネに案内してもらってくれ」
まずはベイクに送り出して、ガルムの馬車に乗ってもらう。
ゲイザーがどの程度の速度で飛行できるかは未知数だが、雛も居るから馬車の方が安心だ。
ちなみに中央農地から直接ゲートで移動することは禁じられているので、俺だけちゃんとネヴァルドを経由してからベイクで合流する。
「みんなお待たせ。ターミナルも積んであるな。それじゃガルム。まずはフィールダーのところまで頼むよ」
リーネの抱き心地を楽しみながら、ゲイザーたちの様子にも注意しているんだけど、みんな特に取り乱す様子も無く、馬車の中で大人しくしている。馬車なんて初めて乗っただろうに、凄い落ち着きようだ。
フィールダーたちと合流。間違いなく14頭居る。
フィールダーとゲイザーをお互い紹介してみたけれど、どっちも特にリアクションはなかった。
まぁ喧嘩さえしないのならば問題ない。
「それじゃみんな。俺たちが自由に行き来できるようにこのターミナルを設置しに行くぞ。
南西の端まで行くつもりだから、ガルムとフィールダーには申し訳ないけどよろしく頼むよ」
そしてエリアの端に向けて出発する。
日没を過ぎてもまだ到着しない。長い馬車の移動時間だったけど、俺専用の抱きぐるみのおかげで退屈しない。むしろまだまだ到着しなくてもいいな、と思った辺りで海と国境壁のある場所に到着した。
国境壁は山岳地帯に干渉してるので、少し戻ってもらって緑がある場所で馬車を降りる。
「みんなおつかれさま。そのまま休んでてくれ。俺はこれを設置してくるからさ」
ガルムもフィールダーも疲労の色は見えない。ほんとすげぇわこいつら。ほぼ1日走ったってのになぁ。
地面をリモデリングし、ターミナルの台座と簡素な屋根を作り、ターミナルを有効化。
っていうか今リモデリング使った時、ちょっと違和感があったな。後で検証しないと。
これでようやく、フィールダーとゲイザーを人里から引き離すことに成功した。
後は環境の整備だな。
生活魔法の得意な俺の頑張りどころって奴だ。
「ダリッツさん。申し訳ないんですけど、もう1日だけ預かってもらえますか? 引越しの準備をしてきますので。
そして明日、もう1度農地に入る許可を下さい。農地にさえ来れば、俺はゲートを使ってゲイザーたちを一気に運べますので」
「ええ、勿論構いません。許可も間違いなく出しておきましょう。
明日で最後になるのなら、今日はここの野菜を堪能してもらう事にしますよ、あはは」
中央農地を後にした俺は、まずはベイクに行って、マーサにターミナルの製作を……、ってまだ帰ってきてねぇ!
別荘に飛んでみんなを発見。マーサにターミナルの製作を依頼しておく。
そして次の場所に移動……する前に、せっかく別荘に来たのでまた少しだけみんなに相手をしてもらう。
なぁに、ほんの数時間程度さっ!
どうも別荘に来ると、頭の中がピンク色になってしまってダメだなぁ。
6人をこれでもかとノックアウトして満足したら、昨日片付け損なったお風呂場の後始末をしてボールクローグへ。
ガルムに明日協力して欲しいとお願いしておく。
とりあえずガルムとターミナルさえあれば、引越しの準備は整ったよな?
あ、あとベイクにも連絡を……、と思ったけど、これは明日でいいか。
ストレージに食料を詰め込み、別荘に戻る。
へとへと状態だった6人を、これでもかと追撃してしまった。
もう今日の用事は済んだからな。もはや何の遠慮も要らないぜっ!
とか張り切っていたら、あっという間に日没になってしまった。うん、最高に楽しかった!
ターミナルの製作頼んだマーサもぶっ倒れてるんだけど、明日ベイクから出発するまでに作ってもらえば大丈夫だよな?
流石にやりすぎたなぁとは思うんだけど、中央農地から帰ってきたタイミングで、まだ別荘に残ってたみんなも悪いと思うんだよね。
完璧に火が着いちゃったよね、あれのせいで。
「明日は南西の端くらいにターミナルを設置してくるから、悪いけどまたリーネと2人で行ってくるよ。
明後日にはみんなにも紹介できると思うから、それまで我慢してほしい」
「うん。それは構わないんだけど、貴方のお嫁さんが全員腰砕けになってる件については、言及したほうがいいのかな?」
「そこは触れない方がいいんじゃないかな?
しかし異界型迷宮は本当に出ないね。100や200潰した程度じゃ出てくれないみたいだよ」
本日俺達に代わって、ルイナスリームの仕事を引き受けた2人の視線がちょっと冷たい。
この程度は甘んじて受け入れようじゃないか。
そして寝る前は寝る前で、しっかり相手してもらった。
「の、乗り気じゃなかった頃のトーマが懐かしい……。先輩の私も、流石にこれを1人で受け止める自信はないよー……。皆がいてくれたよかったー……」
そう言い残し、リーンは意識を手放した。
翌日、日課を済ませたら、リーネにガルムの迎えを任せ、俺は1人ネヴァルド経由で中央農地へ。
「おはようございますトーマさん。今日は宜しくお願いします」
「おはようございます。それでは今日、ゲイザーを引き取らせていただきますね」
ゲイザーたちは既に集まっていた、のは良いんだけど、センサーで確認するに30羽以上居ねぇ……?
何でかなーと思って目を凝らすと、明らかにサイズが小さい固体も混じっていた。雛なのかな? 子供も連れてきてくれたって事は、本当に全員引っ越してくれるんだなぁ。無理させて申し訳ない。
「それじゃゲートを開くから、そこにいるリーネに案内してもらってくれ」
まずはベイクに送り出して、ガルムの馬車に乗ってもらう。
ゲイザーがどの程度の速度で飛行できるかは未知数だが、雛も居るから馬車の方が安心だ。
ちなみに中央農地から直接ゲートで移動することは禁じられているので、俺だけちゃんとネヴァルドを経由してからベイクで合流する。
「みんなお待たせ。ターミナルも積んであるな。それじゃガルム。まずはフィールダーのところまで頼むよ」
リーネの抱き心地を楽しみながら、ゲイザーたちの様子にも注意しているんだけど、みんな特に取り乱す様子も無く、馬車の中で大人しくしている。馬車なんて初めて乗っただろうに、凄い落ち着きようだ。
フィールダーたちと合流。間違いなく14頭居る。
フィールダーとゲイザーをお互い紹介してみたけれど、どっちも特にリアクションはなかった。
まぁ喧嘩さえしないのならば問題ない。
「それじゃみんな。俺たちが自由に行き来できるようにこのターミナルを設置しに行くぞ。
南西の端まで行くつもりだから、ガルムとフィールダーには申し訳ないけどよろしく頼むよ」
そしてエリアの端に向けて出発する。
日没を過ぎてもまだ到着しない。長い馬車の移動時間だったけど、俺専用の抱きぐるみのおかげで退屈しない。むしろまだまだ到着しなくてもいいな、と思った辺りで海と国境壁のある場所に到着した。
国境壁は山岳地帯に干渉してるので、少し戻ってもらって緑がある場所で馬車を降りる。
「みんなおつかれさま。そのまま休んでてくれ。俺はこれを設置してくるからさ」
ガルムもフィールダーも疲労の色は見えない。ほんとすげぇわこいつら。ほぼ1日走ったってのになぁ。
地面をリモデリングし、ターミナルの台座と簡素な屋根を作り、ターミナルを有効化。
っていうか今リモデリング使った時、ちょっと違和感があったな。後で検証しないと。
これでようやく、フィールダーとゲイザーを人里から引き離すことに成功した。
後は環境の整備だな。
生活魔法の得意な俺の頑張りどころって奴だ。
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