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第1章 幼少期
12 修学旅行のお土産って数年後後悔する
しおりを挟む次の日、ルカと一緒に家族へのお土産を選んでいる。なんつーか、修学旅行の買い物みたいで楽しい。
「あんたたちセンスないわね。家遠いんでしょ?足のはやいもの買ってどうすんのよ!こっちのお菓子とかにしときなさい。」
「...なんでお前いんの?」
ほんとに、なんでライラがここに?2人で歩いてたら突然現れてビビった。
「男のくせに細かいこと気にすんじゃないわよ!わたしも一緒に買い物したいからに決まってんでしょ!?」
「開き直った!いやまあ、そういう事なら歓迎するよ。丁度いいや。4歳の妹にさ、どんなお土産がいいと思う?」
「ふっ、任せなさい!」
なんつーか、ライラってキツい感じの子かと思ったけど素直すぎるだけみたい?面倒見がよくて裏表がないんだな。今はいいけど、大人になったら苦労すんぞ。
そんなこんなで3人で買い物して、それぞれの帰路に着く。
「今度会う時は入学式だぞ!」
「ああ、楽しみにしてるからな。」
「いなかったら笑ってやるからね!」
そう言って別れた。また2人と再会するのが楽しみだ。早く結果来ないかなあ。
俺は次の日おじさんとおばちゃんにお礼を言い、また軽トラに乗った。
町に帰ったら家族がまた大げさに迎えたもんだから、他の乗客は[生き別れの家族と再会した]くらいの勘違いをしただろうな。涙ぐんで「よかったねえ、坊や」なんて言われた...。
そしてその1週間後、無事合格の通知が届いたのだった。
「よし...と。いやー、疲れた。」
再び来たぜ、王都!しかも今度は
「久しぶりだなー。知らねえ店も多い。」
家族も一緒だ!入学式を見たいらしい。俺も少し...いや、正直めっちゃ嬉しい。自分では大人だと思ってたけど、晴れ舞台は家族に見てもらいたい、くらいには子供だったみたいだな。
「いらっしゃい。義兄さん、姉さん。狭いけど、まあゆっくりしてって。」
「お世話になるわ、レスト。まあ畑もあるし、明日の入学式が終わったらすぐ帰っちゃうんだけどねぇ。」
そしてまたまたおじさんちにお世話になる。今回は大人数だけど平気かなあ?
「じゃあ俺は特待生の説明があるらしいから学校行ってくる。保護者はどっちでもいいってさ。
明日は時間ないんだし、お父さんたちは観光してる?」
「いや、俺も行く。父親だからな!レスト。マリーとマルを頼むぞ。」
「ん。わかった。じゃあ、行ってらっしゃい。」
おじさんに全てお任せして学校に向かう。あ、マリーって母さんね。ちなみに父さんはゼルブルーク。小ネタね。
「はー。すごいとこだな。さすがは王立学校だ。」
前回は若干緊張してたせいか学校ちゃんと見てないんだよなあ。
なんつーか、ゴージャス!...とは違うな。うーん。本校舎の外観は東京駅をもちっと豪華にしたような感じ?だめだ。日本しか知らん俺に上手い例えは見つからない...。まあいいか。
ただとにかく敷地が広い。うちの町すっぽり入りそう。もしかしてあの山も敷地内か...?
「こんにちは。久しぶりだねシャルトルーズ君。」
「理事長先生。お久しぶりです。」
理事長直々のお迎えか。さすが特待生。
「それと...あなたは...。」
「どうも。シャルトルーズの父ゼルブルークと申します。」
「.........そうですか。私は理事長のヘーゼル・オルドーといいます。明日より貴殿の優秀な御子息を預からせていただきます。」
「これはご丁寧にありがとうございます。ぜひ、よろしくお願い致します。」
にこやかに握手をする大人たち。理事長のさっきの間はなんだったんだ?
そして通されたのは筆記試験を受けた教室だ。
......ん?
「あの、理事長先生。今日は特待生の説明があると聞いて来ましたけど、他の合格者は...?」
「ああ、今年の合格者は君だけですよ。ではまず...」
あいつらああああぁああぁぁぁぁああ!!!!
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