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その事は記憶に御座いません その2
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「では、皆様に異次元空間を動かした事実はないのですね」
天界の重鎮達に囲まれて、異次元空間を動かせる能力を持つミセイエル、嶺家当主、その長子ヨンサンが大きく頷くとその視線は宰相で祇家の当主に向けられた。
「チカハ様、ヨンハ様はどうされたのですか?もし未明に起こった異常気象が異次元空間を動かしたせいなら責任を取ってもらわなければなりませんが」
5家の中でも祇家と嶺家の経済基盤は突出しているため小国の国家予算ほどの出費ぐらいではぐらつかないから、問題はないのだが。
むしろ時々排出してくれないと他家とのバランスが取れないと思われていて、現にオウカ入水の時、異次元空間を動かしたと疑われた嶺家が多額の見舞金を出したはずだ。
この度の異常気象は18年前に起こったオウカ入水の時のものとよく似ている。
あの時は入水の夜に首都デリカの天候が荒れ、炎家がどんなに操作しても突然現れた巨大台風を消滅出来ず、その後もメルタ全土で1ヵ月以上も雨が続いた。
今回はその逆で1ヵ月前より各地で記録的な降水量を観測し、おかしいと思っていたら本日未明に突然発生した低気圧があっという間に巨大化して桜南・桜東を襲った。
皇家の長老たちはすぐさま異次元空間を操作できる4名を呼び出したのだが、ヨンハが来ていない。
ヨンハ不在の理由を訪ねられた祇家の当主が抑揚を抑えた声で答える。
「今、ヨンジュンがこちらに向かっています。その報告を受けてから詳細をお話致します」
「ヨンジュン殿が?こちらに?ヨンハ様ではなくて?」
?の空気の広がる中、彼は表情筋の一筋も動かすことなく祇家の控室に向かった。
すぐに説明に来いと、指令を出したにも関わらず息子の代わりにヨンジュンが来るという。
やれやれ、この度の被害賠償は我が家で持つということか。
息子が出会った異世界人が嫁候補なら祇家の資産庫を喜んで開く。
だが、出会って数分で結婚を考えるなんてありえない話だ。
チカハは祇家の控室に入って来たヨンジュウンが一礼した後、引き攣った顔でする詳細報告を信じられない思いで聞いた。
「本当にそのサクラという異世界人と結婚すると言ったのか?見合いにも恋愛にも無関心であれほど嫌がった結婚を、か?」
「すでに、璃波宮にお連れになりました」
その切り返しに目を剥く。
「璃波宮は祇家のハネムーン用の離宮だぞ。やけに情熱的で一足飛びだが、何か急ぐ理由でもあるのか?」
「急ぐのはヨンハ様のお気持ちでしょう。ですが少々厄介なことがございます」
「何だ?ヨンハの結婚は祇家の悲願だ。相手が異世界人でもブスでバカで作法知らずで何も出来なくても、一流のスタイリストを雇って、賢い侍女を付ければどうにかなる」
「・・・。彼女のレベルはすべて普通です。ですがとんでもない物を持っていまして」
「なんだ、爆弾でも持っていたのか」
「いえ、爆弾より厄介な、・・・」
「何だ?」
「桜家のピアス」
「・・・」
結婚相手出現報告を聞いた祇家の当主は一旦相好を崩したが、桜家のピアスという一言に再び固った。
異次元空間を動かしたという審議の後、休憩を挟みこの度の災害の報告が行われている。
中でも特にひどいのが桜家の管轄する桜南・桜東だ。
この地域はメルタ国の南東部に位置し、気候も穏やかで農耕とそれに付属した特産物、風光明媚な風景を活かした観光を経済基盤としていた。
そのため木造建築が多く家屋の損壊や倒木の被害、特に桜東はロレール川が氾濫して壊滅的な被害を出した。
「桜東で農作物に多大な被害を出しておりまして、今年のフレグランスの出来が心配されます。それにロレール湖にも土砂が大量に流れ込んでオウカ貝が壊滅的な状況です。特産物のオウカ型淡水パールの産出はこの先10年見込めないかと…」
報告する50過ぎの桜家当主代行の顔が苦渋に満ちている。
やはり、当主不在では災害などの突発的アクシデントへの対処が希薄になると囁く者や、もとより特殊能力を持つ者が少ない桜家を名門5家から外すべきだという者まで現れる始末だ。
災害時には時代のゼウスが全能力を駆使して広大なバリアを張り被害を最小限にするのだが、この度はミセイエルがその能力を人命保護に注ぎ込んだため、農地や森林、ロレール湖など桜家の経済基盤は壊滅的だった。
元々ミセイエル様は桜家がお嫌いだから。
ミセイエル様は広大なバリアが張れないのでは?
そんな物言いに琉家の当主がすかさずフォローを入れた。
「ゼウス様も代替わりしたばかりでオーク様ほど自己能力を把握できていないのでしょう。もし力の入れどころを間違えれば人命被害を出しますから」
桜南・桜東地域を護るバリアを張るだけの能力が無いような言われように薄笑いを浮かべるミセイエルを見て、ヨンサンが腹の中で突っ込みを入れる。
自己能力を把握してない?なんてことがあるか!オマエ小指1本動かすより簡単に桜家全土にバリアを張れるだろ。こうなることが分かっていてわざとしなかったんだろう!
10年前の花見のせいでお前が桜を嫌っているのは知っているが、それは桜家と関係ないだろう。
いったい何を考えてるんだ?
真意を探るヨンサンを置き去りにして、嶺家の当主で国家予算を管理する父親が会議を進める。
「被害の大きかった桜南・桜東地方への支援はミセイエル様の対処が不十分でもあり、ヨンハ様からお話をお聞きした上で、皇家の国庫を開き対処する事に致します」
続く声は炎家当主、情報管理のスペシャリストの視線が祇家当主に向けられる。
「で、ヨンハ様はいつこちらに?」
この場で嘘や誤魔化しは許されない。
チカハは顎を上げ向けられた視線を跳ね返した。
[愚息ヨンハには、璃波宮にて謹慎を申し渡しました」
周りが息をのむ。
「璃波宮は祇家の者が新婚を過ごすところではないですか?そこで謹慎とはどういうことなんです?」
「ヨンハの意中の女性が異世界から現れたようです。すでに彼女を天界の璃波宮に連れて行いきました。そういうことですから災害の損害賠償は当家が致します。皆様には愚息の婚約を祝っていただきたい」
威厳を持って立て板に水のごとく告げられた報告には誰も口をはさめなかった。
地上に壊滅的な暴風雨災害があった5日後にヨンハの婚約が正式に承認された。
ミセイエルがヨンハのフィアンセの眠るスクリーンをちらりと見て祝辞を述べ、ヨンハが深々と頭を下げると婚約は成立だ。
天界に移動する時に起こる衝撃は異世界人に大きなダメージを与える。
ヨンハがゼウスの能力で、生命維持代謝を極限にまで落し、その衝撃を最小限に抑え込こんだため彼女は仮死状態になった。
祇家は報告後僅か3日で数十億の賠償金を払い、貴族階級の女官、侍女、その他料理人やハウスキーパー庭師に至るまで一流と言われる使用人を雇い入れた。
特に桜家のオウ・オウセンが教育係に着いた事が天界人を驚かせた。
異世界から取り寄せられてあっという間に天界の花と歌われるようになった前ゼウスの寵姫リオンを彷彿とさせたこもあり、サクラはたちまち天界人の関心を惹き注目の的となった!
が、その熱はいっぺんに冷めた。
本来なら皇家宮殿に2人で立ちゼウスや重鎮達に婚約を報告し、祝福を受けなければならないのだが、仮死状態にあるサクラが立てるはずもない。
婚約者様がお元気になられるまで婚約式はお待ちになっては、という周りの助言を完全無視し代わりに皇宮殿の大スクリーンに彼女を映した。
その横にヨンハが立ち祝辞を受けるという異例の対処のごり押し。
そこまでしたのだから、どんな美女かと思えば完全に期待外れで天界人のテンションは一気に下がる。
瞳を閉じて眠る彼女は、小さな顔に青白い肌と黒い髪をしていたがその風貌は並みよりチョイ下。
あのヨンハの婚約者が、だれに聞いても普通を強調さる風貌で、これと言った印象も残らない。
天界人の誰もが普通で影の薄い印象だと言う中、ミセイエルに残った印象は、温度がない人形どころか、まるで死体のような、だった。
(ちょっと~ 初対面の女の子を勝手にかどわかして、何てことしてくれるの~
おまけに眠ってるうちに正式な婚約成立なんて冗談じゃありません。
大体私はあなた様の名前も存じませんし!
宰相様、私はバカでもブスでも作法知らずでもありませんし、お茶汲みぐらいは出来ますよ。
天界の皆様がハイレベルなだけで、私の女子力は、ふ・つ・う、です!決してチョイ下は付きません。
ミセイエル様、死体だなんて!失礼すぎます!!
とにかく私の記憶のない時に起こった事には責任を持ちません!断固抗議します!)
天界の重鎮達に囲まれて、異次元空間を動かせる能力を持つミセイエル、嶺家当主、その長子ヨンサンが大きく頷くとその視線は宰相で祇家の当主に向けられた。
「チカハ様、ヨンハ様はどうされたのですか?もし未明に起こった異常気象が異次元空間を動かしたせいなら責任を取ってもらわなければなりませんが」
5家の中でも祇家と嶺家の経済基盤は突出しているため小国の国家予算ほどの出費ぐらいではぐらつかないから、問題はないのだが。
むしろ時々排出してくれないと他家とのバランスが取れないと思われていて、現にオウカ入水の時、異次元空間を動かしたと疑われた嶺家が多額の見舞金を出したはずだ。
この度の異常気象は18年前に起こったオウカ入水の時のものとよく似ている。
あの時は入水の夜に首都デリカの天候が荒れ、炎家がどんなに操作しても突然現れた巨大台風を消滅出来ず、その後もメルタ全土で1ヵ月以上も雨が続いた。
今回はその逆で1ヵ月前より各地で記録的な降水量を観測し、おかしいと思っていたら本日未明に突然発生した低気圧があっという間に巨大化して桜南・桜東を襲った。
皇家の長老たちはすぐさま異次元空間を操作できる4名を呼び出したのだが、ヨンハが来ていない。
ヨンハ不在の理由を訪ねられた祇家の当主が抑揚を抑えた声で答える。
「今、ヨンジュンがこちらに向かっています。その報告を受けてから詳細をお話致します」
「ヨンジュン殿が?こちらに?ヨンハ様ではなくて?」
?の空気の広がる中、彼は表情筋の一筋も動かすことなく祇家の控室に向かった。
すぐに説明に来いと、指令を出したにも関わらず息子の代わりにヨンジュンが来るという。
やれやれ、この度の被害賠償は我が家で持つということか。
息子が出会った異世界人が嫁候補なら祇家の資産庫を喜んで開く。
だが、出会って数分で結婚を考えるなんてありえない話だ。
チカハは祇家の控室に入って来たヨンジュウンが一礼した後、引き攣った顔でする詳細報告を信じられない思いで聞いた。
「本当にそのサクラという異世界人と結婚すると言ったのか?見合いにも恋愛にも無関心であれほど嫌がった結婚を、か?」
「すでに、璃波宮にお連れになりました」
その切り返しに目を剥く。
「璃波宮は祇家のハネムーン用の離宮だぞ。やけに情熱的で一足飛びだが、何か急ぐ理由でもあるのか?」
「急ぐのはヨンハ様のお気持ちでしょう。ですが少々厄介なことがございます」
「何だ?ヨンハの結婚は祇家の悲願だ。相手が異世界人でもブスでバカで作法知らずで何も出来なくても、一流のスタイリストを雇って、賢い侍女を付ければどうにかなる」
「・・・。彼女のレベルはすべて普通です。ですがとんでもない物を持っていまして」
「なんだ、爆弾でも持っていたのか」
「いえ、爆弾より厄介な、・・・」
「何だ?」
「桜家のピアス」
「・・・」
結婚相手出現報告を聞いた祇家の当主は一旦相好を崩したが、桜家のピアスという一言に再び固った。
異次元空間を動かしたという審議の後、休憩を挟みこの度の災害の報告が行われている。
中でも特にひどいのが桜家の管轄する桜南・桜東だ。
この地域はメルタ国の南東部に位置し、気候も穏やかで農耕とそれに付属した特産物、風光明媚な風景を活かした観光を経済基盤としていた。
そのため木造建築が多く家屋の損壊や倒木の被害、特に桜東はロレール川が氾濫して壊滅的な被害を出した。
「桜東で農作物に多大な被害を出しておりまして、今年のフレグランスの出来が心配されます。それにロレール湖にも土砂が大量に流れ込んでオウカ貝が壊滅的な状況です。特産物のオウカ型淡水パールの産出はこの先10年見込めないかと…」
報告する50過ぎの桜家当主代行の顔が苦渋に満ちている。
やはり、当主不在では災害などの突発的アクシデントへの対処が希薄になると囁く者や、もとより特殊能力を持つ者が少ない桜家を名門5家から外すべきだという者まで現れる始末だ。
災害時には時代のゼウスが全能力を駆使して広大なバリアを張り被害を最小限にするのだが、この度はミセイエルがその能力を人命保護に注ぎ込んだため、農地や森林、ロレール湖など桜家の経済基盤は壊滅的だった。
元々ミセイエル様は桜家がお嫌いだから。
ミセイエル様は広大なバリアが張れないのでは?
そんな物言いに琉家の当主がすかさずフォローを入れた。
「ゼウス様も代替わりしたばかりでオーク様ほど自己能力を把握できていないのでしょう。もし力の入れどころを間違えれば人命被害を出しますから」
桜南・桜東地域を護るバリアを張るだけの能力が無いような言われように薄笑いを浮かべるミセイエルを見て、ヨンサンが腹の中で突っ込みを入れる。
自己能力を把握してない?なんてことがあるか!オマエ小指1本動かすより簡単に桜家全土にバリアを張れるだろ。こうなることが分かっていてわざとしなかったんだろう!
10年前の花見のせいでお前が桜を嫌っているのは知っているが、それは桜家と関係ないだろう。
いったい何を考えてるんだ?
真意を探るヨンサンを置き去りにして、嶺家の当主で国家予算を管理する父親が会議を進める。
「被害の大きかった桜南・桜東地方への支援はミセイエル様の対処が不十分でもあり、ヨンハ様からお話をお聞きした上で、皇家の国庫を開き対処する事に致します」
続く声は炎家当主、情報管理のスペシャリストの視線が祇家当主に向けられる。
「で、ヨンハ様はいつこちらに?」
この場で嘘や誤魔化しは許されない。
チカハは顎を上げ向けられた視線を跳ね返した。
[愚息ヨンハには、璃波宮にて謹慎を申し渡しました」
周りが息をのむ。
「璃波宮は祇家の者が新婚を過ごすところではないですか?そこで謹慎とはどういうことなんです?」
「ヨンハの意中の女性が異世界から現れたようです。すでに彼女を天界の璃波宮に連れて行いきました。そういうことですから災害の損害賠償は当家が致します。皆様には愚息の婚約を祝っていただきたい」
威厳を持って立て板に水のごとく告げられた報告には誰も口をはさめなかった。
地上に壊滅的な暴風雨災害があった5日後にヨンハの婚約が正式に承認された。
ミセイエルがヨンハのフィアンセの眠るスクリーンをちらりと見て祝辞を述べ、ヨンハが深々と頭を下げると婚約は成立だ。
天界に移動する時に起こる衝撃は異世界人に大きなダメージを与える。
ヨンハがゼウスの能力で、生命維持代謝を極限にまで落し、その衝撃を最小限に抑え込こんだため彼女は仮死状態になった。
祇家は報告後僅か3日で数十億の賠償金を払い、貴族階級の女官、侍女、その他料理人やハウスキーパー庭師に至るまで一流と言われる使用人を雇い入れた。
特に桜家のオウ・オウセンが教育係に着いた事が天界人を驚かせた。
異世界から取り寄せられてあっという間に天界の花と歌われるようになった前ゼウスの寵姫リオンを彷彿とさせたこもあり、サクラはたちまち天界人の関心を惹き注目の的となった!
が、その熱はいっぺんに冷めた。
本来なら皇家宮殿に2人で立ちゼウスや重鎮達に婚約を報告し、祝福を受けなければならないのだが、仮死状態にあるサクラが立てるはずもない。
婚約者様がお元気になられるまで婚約式はお待ちになっては、という周りの助言を完全無視し代わりに皇宮殿の大スクリーンに彼女を映した。
その横にヨンハが立ち祝辞を受けるという異例の対処のごり押し。
そこまでしたのだから、どんな美女かと思えば完全に期待外れで天界人のテンションは一気に下がる。
瞳を閉じて眠る彼女は、小さな顔に青白い肌と黒い髪をしていたがその風貌は並みよりチョイ下。
あのヨンハの婚約者が、だれに聞いても普通を強調さる風貌で、これと言った印象も残らない。
天界人の誰もが普通で影の薄い印象だと言う中、ミセイエルに残った印象は、温度がない人形どころか、まるで死体のような、だった。
(ちょっと~ 初対面の女の子を勝手にかどわかして、何てことしてくれるの~
おまけに眠ってるうちに正式な婚約成立なんて冗談じゃありません。
大体私はあなた様の名前も存じませんし!
宰相様、私はバカでもブスでも作法知らずでもありませんし、お茶汲みぐらいは出来ますよ。
天界の皆様がハイレベルなだけで、私の女子力は、ふ・つ・う、です!決してチョイ下は付きません。
ミセイエル様、死体だなんて!失礼すぎます!!
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