十秒探偵ナポレオン&トモロー 写楽の正体を暴け!

オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》

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東洲斎写楽

北斎

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『写楽イコール北斎と言うのは、割りとポピュラーなんだよ。何人も写楽、北斎説をとなえているんだ!』



「へえェ、そうなの?」



『だって画名にこだわらない浮世絵師なんて、そうそういないから!』


「まァそうだね」


『まったく謎の写楽と違って、北斎の逸話は枚挙にいとわないんだ。着の身着のままのボロボロのカッコウで町内を浮浪者みたいに歩いていたと言うのは有名な話しだしねえェ』


「はァ、浮浪者かァ」



『掃除が嫌いで、一度も掃除をせずゴミ屋敷のようになったら、引っ越しを繰り返していたって逸話もある。その数、九十回以上だ。相当なモノだろう』


「えェ、九十回以上も引っ越してたの?」


『ああァ、だから北斎隠密説って言うのもあるくらいだ』



「北斎隠密説?」


『実際、北斎は諸国を漫遊しその土地を風景画として残していたらしい。富嶽三十六景も描くくらいで、北斎は風景画家としても歌川広重に並ぶ浮世絵師なんだ』 


「はァなるほどねえェ。赤富士や波に飲まれるような富士山も漫画的で面白いしね」




『うん、神奈川沖浪裏かァ。千円札の裏面に描かれてあるしねェ』


「ああァ、そうなのか?」
 あまり最近のお札は見たことがない。



『他にも北斎はパフォーマーとしても名を馳せていたんだ!』


「パフォーマーとして?」



『ああァ、そうだ。寺の境内で百二十畳の大達磨おおダルマの絵を描いて、集まった観衆を驚かせたんだ』
 

「大ダルマ?」
 ひと抱えもある大きな筆で大ダルマを描くパフォーマンスだそうだ。








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