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オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》

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横浜、レイラと……✨✨✨

レイラ……✨✨✨

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 結局、レイラに言いくるめられ、ブリーチすることにした。

 市販のヘアカラーで、レイラは金髪へ。私は黒髪に戻した。



「キャッキャッ、スゴく臭いねェ……」
 確かにヘアカラーの臭いは堪らない。

 だが、レイラは何でも愉しそうに微笑んでいる。
 いつしか私の顔からも笑みがこぼれた。
 こんな気持ちは初めてだ。
 女子同士の友情なんてなかった。あるのは嫉妬やマウントの取り合いばかりだ。



「ッでェ……、何かわからないコトがあったら連絡して」
 レイラは何気なく笑った。



「うッ、うゥン……、けどねえェ。スマホがないんだ」
 恥ずかしそうに私はうつむいた。

 今どきスマホがないなんて学校でも私ひとりだった。



「え、マジィ、じゃァ、私の上げるよ」
「上げるッてェ……。いくらなんでも悪いよ。それじゃァ」



「大丈夫、ほらァ、アキラとのプライベートのスマホがあるから、こっちへ連絡して」



「うッううゥ……、二台も持ってるの」


「普通でしょ。みんな持ってるよ。学校用とプライベート用をねえェ……。
 ハイ、これで指紋認証し直して、後で顔認証もやり直せば、ルナのモノよ」
 白いスマホを私に渡してくれた。

 レイラのスマホはピンクだ。

 だが、このスマホが私たちの運命を変えることになるとは思わなかった。








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