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砂の城……✨✨✨
砂の城……✨✨✨
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アキラは伏魔殿のメンバーをタブレットで見せた。
「まず、この目つきの鋭い整形美女が前妻の舞香だ。
レイラに取ってはママ母だ。アラフォーで、オレの母親を殺したのも舞香だと思っている。
クレバーで冷酷だ!」
「ふぅン、確かに嫌な目つきだ」
「未だに龍崎家に居座って遺産のおこぼれに預かろうと、虎視眈々と狙っている。
整形を繰り返して若返りに必死だ」
確かに、見舞いに来た時もツルッとしてシワがなく異様だったが。やっぱり整形なのか。
「次は、舞香の連れ子のジャスティン。自称ビジュアル系ミュージシャンだ。『ジャスティンバンド』のギター&ボーカルらしい。まァ、金持ちの道楽さ」
シルバーの長髪だ。イケメンだが目つきが冷たい。
「なるほど……」
「それから長女のミラだ。綺麗な薔薇にはトゲがある。ドSの女王様キャラだ」
「なるほど……」見たまんまだ。これで先日来たヤツの簡単なプロフィールはわかった。
「まァ、舞香やミラたちは意地が悪くてねえェ……。
オレも昔ッからパシリにされて来たんだ」
「フフゥン」積年の怨み骨髄ッてヤツか。
相当、アキラも怨んでいるようだ。
「それと、このレイラの隣りが龍崎家、当主の龍崎仁だ」
かつてはイケメンだったのだろう。威厳があると言うか、怖い顔だ。
「まァ、龍崎仁のことは、いずれ詳しく話すよ。レイラは可愛がられていたからな。上手くやってくれ」
「おいおい……」投げっ放しかよ。
上手くねえェ……。自信は、まったくねえェな。
生まれてこの方、他人に可愛がられたことはない。
「なにしろ、資産一千億だからな。遺産相続で、いつ血の雨が降っても不思議じゃねえェ……。
現にレイラは殺されたんだ」
「ううゥ……、一千億か!」
あまりに途方もなくて、実感がわかない。
確かに血で血を洗う遺産争いになってもおかしくはないだろう。
「それと長男の光輝だ。ヒッキーでね。ほとんど四階の部屋から出てこない」
ニット帽を被りマスクをしているため、顔がよくわからない。
昔の画像ではイケメンだ。龍崎仁の昔の姿にそっくりだという。
「光輝は、仁と元正妻との長男だ。本来なら彼が正当な後継者で龍崎家を継ぐべきだが、いろいろあってねえェ……」
「ふゥゥン」複雑な家庭だ。
「だが、この光輝もよくわからない男だ。注意した方が良い」
「……」おいおい、なんだよ。
要注意人物が多過ぎだぜ。
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
「まず、この目つきの鋭い整形美女が前妻の舞香だ。
レイラに取ってはママ母だ。アラフォーで、オレの母親を殺したのも舞香だと思っている。
クレバーで冷酷だ!」
「ふぅン、確かに嫌な目つきだ」
「未だに龍崎家に居座って遺産のおこぼれに預かろうと、虎視眈々と狙っている。
整形を繰り返して若返りに必死だ」
確かに、見舞いに来た時もツルッとしてシワがなく異様だったが。やっぱり整形なのか。
「次は、舞香の連れ子のジャスティン。自称ビジュアル系ミュージシャンだ。『ジャスティンバンド』のギター&ボーカルらしい。まァ、金持ちの道楽さ」
シルバーの長髪だ。イケメンだが目つきが冷たい。
「なるほど……」
「それから長女のミラだ。綺麗な薔薇にはトゲがある。ドSの女王様キャラだ」
「なるほど……」見たまんまだ。これで先日来たヤツの簡単なプロフィールはわかった。
「まァ、舞香やミラたちは意地が悪くてねえェ……。
オレも昔ッからパシリにされて来たんだ」
「フフゥン」積年の怨み骨髄ッてヤツか。
相当、アキラも怨んでいるようだ。
「それと、このレイラの隣りが龍崎家、当主の龍崎仁だ」
かつてはイケメンだったのだろう。威厳があると言うか、怖い顔だ。
「まァ、龍崎仁のことは、いずれ詳しく話すよ。レイラは可愛がられていたからな。上手くやってくれ」
「おいおい……」投げっ放しかよ。
上手くねえェ……。自信は、まったくねえェな。
生まれてこの方、他人に可愛がられたことはない。
「なにしろ、資産一千億だからな。遺産相続で、いつ血の雨が降っても不思議じゃねえェ……。
現にレイラは殺されたんだ」
「ううゥ……、一千億か!」
あまりに途方もなくて、実感がわかない。
確かに血で血を洗う遺産争いになってもおかしくはないだろう。
「それと長男の光輝だ。ヒッキーでね。ほとんど四階の部屋から出てこない」
ニット帽を被りマスクをしているため、顔がよくわからない。
昔の画像ではイケメンだ。龍崎仁の昔の姿にそっくりだという。
「光輝は、仁と元正妻との長男だ。本来なら彼が正当な後継者で龍崎家を継ぐべきだが、いろいろあってねえェ……」
「ふゥゥン」複雑な家庭だ。
「だが、この光輝もよくわからない男だ。注意した方が良い」
「……」おいおい、なんだよ。
要注意人物が多過ぎだぜ。
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