【本編完結】魔眼持ちの伯爵令嬢〜2度目のチャンスは好きにやる〜

ロシキ

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1章 王国編

45話

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私はその事に驚き、フィーナに問いかけた。

「ふ、フィーナ、その魔眼は」

「これは様々な物を封じる魔法、封印魔法が使える魔眼です」

「封印魔法?」

私は全く聞いたことがない魔法だったので、驚いてオウム返しをしてしまった。
そのオウム返しに返答したのは、ミューだった。

「封印魔法とはその名の通りに、何でも封印魔法する魔法です。更に通常の魔法とは異なり、封印する対象の抵抗力や封印する時間により、魔力消費量が変わる魔法ですね。

まあ、魔力消費量が変わる魔法は、フロービスの時間魔法や私の支配魔法とも被りますね」

「支配魔法?それがミューの魔法?それにもう一つの魔法は?」

「私の支配魔法はこの世界の殆ど全ての物を支配する事が出来る魔法ですね。まあ、これも支配する物の大きさや抵抗力等で魔力消費量が多くなりますから、言葉で聞いたよりも使い勝手の悪い魔法ですね。

私のもう1つの魔法は神託魔法ですね。簡単に言えば神からのお告げを聞くことが出来る魔法です。まあ、こちらは神からの一方通行で行われる魔法ですので、こちらも使い勝手という点ではかなり悪いですね」

支配魔法に神託魔法なんて、前者は聞いた事すらない魔法であり、後者の神託魔法は第一王子の婚約者時代に、数百年に1度だけ現れた事があるという魔法の筈。
しかも、後者は確かに自分からは神に聞くことが出来ないものの、神が語り掛けて来た場合は数年先の未来も見えるという反則級の魔法。

そんな反則級の魔法を持っているのに、更に支配魔法なんてものを持っているなんて、化け物だと言わざる終えないと思う。

まあ、他者の魔法を封じられるようになったフィーナも似たようなものである。
いや、よくよく考えたら、私の時間魔法が使いこなせるようになれば、私も相手の魔法を発動前に戻したりできるのだろうか?

私がそんな事を考えていると、ミューが私に向かっていった。

「フロービス。ひとまずは、そちらの騎士さんの魔眼を隠してもらえますか?流石に現時点で魔眼を2つ持つ人間が存在するという事を世間に知られるわけにはいきませんからね」

「ええ、確かにそうね」

私はミューの言葉に納得して頷き、フィーナの右目にカモフラージュをかけた。

「他にも色々と聞きたいことはあるけど、それは置いておいて、私はどれくらい意識を失っていたの?」

「大体2時間ほどですね。その間にフロービス伯爵邸であったことの事実確認と執事長の死亡確認、更に他にも『黒の翼』に関係するものが居ないかの他の使用人に対する聞き取り調査とローニャ様がおっしゃっていた横領が実際にあったのかの調査も始まっています」
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