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本編
8話目 / 9話目
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『8話目・スキル派生と私 / 更楽茄子 』
次の日もその次の日も宝箱とスキル上げの日々だ。
気付けば1週間くらいは経過してる気がする。
ちなみに、部屋の外にはまだ出ていない。
必要な回数がレベルが上がる毎に増えるらしく、最初ほどサクサクは上がらなくなってきた。
それでもなんとか、施錠・開錠共にスキルLv5にまでは成長した。
ちなみに開錠は─────
Lv1:下位の鍵を開ける事が出来る
Lv2:上位の鍵を開ける事が出来る
Lv3:下位の魔法錠を開ける事が出来る
Lv4:上位の魔法錠を開ける事が出来る
Lv5:全ての鍵を開ける事が出来る
Lv6:全ての魔法錠を開ける事ができる
────となっているので、実質Lv6以上に上げる意味はない。
スキルの上限はLv10という事なので、4レベルは死んでる事になる。
もしかしたら、この世界に電子錠とかの新種の鍵が追加されれば、それを開けるのに使えるかもしれないのだけど、Lv7以降の説明文は未だないので、そういうものはなさそうだ。
「施錠」
─────System───────
宝箱に鍵をかけた
施錠のスキルが派生した
施錠 (事象)Lv1を習得した
───────────────
キマシタワーーーーーッ!!
これは間違いなく、スキルを使う度に成功する未来を思いながらやった、その甲斐があったって事でしょう。
「開錠」
─────System───────
宝箱の鍵をあけた
開錠のスキルが派生した
開錠 (事象)Lv1を習得した
───────────────
ついでにこっちも習得。
それからもしばらくパカパカを続けてゆく事に。
「施錠」
─────System───────
宝箱に鍵をかけた
施錠 (事象)のレベルが上がった
施錠 (事象)Lv1 → 施錠 (事象)Lv2
───────────────
施錠 (事象)のスキルレベルも今まで通りの宝箱パカパカで普通に上がった。
どうやらスキルの修練はこのまま続行でいけそうで何よりだ。
とりあえず『開錠 (事象)』のスキルレベルまであげてから、私はお風呂に入ってベッドに飛び込んだ。
上手くいくかどうか分からず、今までずっと不安だったけど、今日は久々にゆったりと寝れるかもしれない。
私の冒険は、次のステージに突入するのだった。
残り:11人
───────────────────────
『9話目・レベルアップと私 / 更楽茄子』
部屋の扉を開け、初めて外に出る。
元いた世界と同じく空は普通に青くて、空には雲が浮いていた。
周囲には人の姿はなく、当然店のようなものも見当たらない。
『あーっ、やっと出てきたんですねぇ。そこの門を抜けたら私の力は届かないのでぇ、気を付けてくださいねぇ』
「あの、女神様?。ここ、扉も何もないけど、モンスターは入ってこないの?」
『それは大丈夫ですぅ。皆様は自由に出入りできますけどぉ、あちらの住人には入ってこれない様になってますぅ』
ふんふん……最悪この門まで逃げれば、助かるって事ね。
『ところでぇ、お渡しした初期装備はぁ、お部屋に置いたままですよぉ?』
そうなんだけど、宝箱の中身取り出すと消えちゃうのは、他の人のを見て確認してるので、そのままにしてあるのだ。
でも、素手で挑むのも怖いので、とりあえず部屋の前に転がっていた木の棒を手に持ってみた。
─────System───────
木の棒 を装備しました
──────────────────
素手よりなんかあがるみたいだし、これで行くことにする。
門の前をしばらくうろうろしてると、スライムって感じのどろどろが居た。
まずは基本通り、調べてみる事に。
─────System───────
スライム Lv1
──────────────────
────との事なので、とりあえず殴りかかってみる事に。
飛ばしてきた液体が酸っぽくて火傷っぽくなったけど、それ以外はなんてことないみたいで、木の棒で数度叩いたら倒せた。
─────System───────
スライムを倒した
経験値を3獲得した
──────────────────
ステータスを見たところ、酸を受けたらHPが2ほど削られるみたいで、合計6も減ってた。
怖いので一度部屋に戻って壺に入ってHPを全快させると、また外でスライムを叩く。
外と部屋の往復を繰り返し、5匹目を叩いてとどめを刺した時のことだった。
─────System───────
スライムを倒した
経験値を3獲得した
ユキナのレベルが上がった
鍵師Lv1 → 鍵師Lv2
──────────────────
よし、あがった。
あとは、昨日考えてた通り自分にスキルを使ってみる。
「─────施錠 (事象)」
私の中でカチャリと音がした。
うん、なんか上手くいった気がする。
そして新たに見つけたスライムにも、スキルを使ってみる。
「─────開錠 (事象)」
スライムの方からカチャリと音がした─────うん、大丈夫っぽい。
準備も出来たので、そのまま木の棒で叩いてみる。
すると、さっきより少ない回数で倒せるようになっていた。
そして、私は色々な自分の予想があっていたことを確認するのだった。
残り:11人
次の日もその次の日も宝箱とスキル上げの日々だ。
気付けば1週間くらいは経過してる気がする。
ちなみに、部屋の外にはまだ出ていない。
必要な回数がレベルが上がる毎に増えるらしく、最初ほどサクサクは上がらなくなってきた。
それでもなんとか、施錠・開錠共にスキルLv5にまでは成長した。
ちなみに開錠は─────
Lv1:下位の鍵を開ける事が出来る
Lv2:上位の鍵を開ける事が出来る
Lv3:下位の魔法錠を開ける事が出来る
Lv4:上位の魔法錠を開ける事が出来る
Lv5:全ての鍵を開ける事が出来る
Lv6:全ての魔法錠を開ける事ができる
────となっているので、実質Lv6以上に上げる意味はない。
スキルの上限はLv10という事なので、4レベルは死んでる事になる。
もしかしたら、この世界に電子錠とかの新種の鍵が追加されれば、それを開けるのに使えるかもしれないのだけど、Lv7以降の説明文は未だないので、そういうものはなさそうだ。
「施錠」
─────System───────
宝箱に鍵をかけた
施錠のスキルが派生した
施錠 (事象)Lv1を習得した
───────────────
キマシタワーーーーーッ!!
これは間違いなく、スキルを使う度に成功する未来を思いながらやった、その甲斐があったって事でしょう。
「開錠」
─────System───────
宝箱の鍵をあけた
開錠のスキルが派生した
開錠 (事象)Lv1を習得した
───────────────
ついでにこっちも習得。
それからもしばらくパカパカを続けてゆく事に。
「施錠」
─────System───────
宝箱に鍵をかけた
施錠 (事象)のレベルが上がった
施錠 (事象)Lv1 → 施錠 (事象)Lv2
───────────────
施錠 (事象)のスキルレベルも今まで通りの宝箱パカパカで普通に上がった。
どうやらスキルの修練はこのまま続行でいけそうで何よりだ。
とりあえず『開錠 (事象)』のスキルレベルまであげてから、私はお風呂に入ってベッドに飛び込んだ。
上手くいくかどうか分からず、今までずっと不安だったけど、今日は久々にゆったりと寝れるかもしれない。
私の冒険は、次のステージに突入するのだった。
残り:11人
───────────────────────
『9話目・レベルアップと私 / 更楽茄子』
部屋の扉を開け、初めて外に出る。
元いた世界と同じく空は普通に青くて、空には雲が浮いていた。
周囲には人の姿はなく、当然店のようなものも見当たらない。
『あーっ、やっと出てきたんですねぇ。そこの門を抜けたら私の力は届かないのでぇ、気を付けてくださいねぇ』
「あの、女神様?。ここ、扉も何もないけど、モンスターは入ってこないの?」
『それは大丈夫ですぅ。皆様は自由に出入りできますけどぉ、あちらの住人には入ってこれない様になってますぅ』
ふんふん……最悪この門まで逃げれば、助かるって事ね。
『ところでぇ、お渡しした初期装備はぁ、お部屋に置いたままですよぉ?』
そうなんだけど、宝箱の中身取り出すと消えちゃうのは、他の人のを見て確認してるので、そのままにしてあるのだ。
でも、素手で挑むのも怖いので、とりあえず部屋の前に転がっていた木の棒を手に持ってみた。
─────System───────
木の棒 を装備しました
──────────────────
素手よりなんかあがるみたいだし、これで行くことにする。
門の前をしばらくうろうろしてると、スライムって感じのどろどろが居た。
まずは基本通り、調べてみる事に。
─────System───────
スライム Lv1
──────────────────
────との事なので、とりあえず殴りかかってみる事に。
飛ばしてきた液体が酸っぽくて火傷っぽくなったけど、それ以外はなんてことないみたいで、木の棒で数度叩いたら倒せた。
─────System───────
スライムを倒した
経験値を3獲得した
──────────────────
ステータスを見たところ、酸を受けたらHPが2ほど削られるみたいで、合計6も減ってた。
怖いので一度部屋に戻って壺に入ってHPを全快させると、また外でスライムを叩く。
外と部屋の往復を繰り返し、5匹目を叩いてとどめを刺した時のことだった。
─────System───────
スライムを倒した
経験値を3獲得した
ユキナのレベルが上がった
鍵師Lv1 → 鍵師Lv2
──────────────────
よし、あがった。
あとは、昨日考えてた通り自分にスキルを使ってみる。
「─────施錠 (事象)」
私の中でカチャリと音がした。
うん、なんか上手くいった気がする。
そして新たに見つけたスライムにも、スキルを使ってみる。
「─────開錠 (事象)」
スライムの方からカチャリと音がした─────うん、大丈夫っぽい。
準備も出来たので、そのまま木の棒で叩いてみる。
すると、さっきより少ない回数で倒せるようになっていた。
そして、私は色々な自分の予想があっていたことを確認するのだった。
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