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【番外編】新快楽適応テスト:愛のアップデート
泡に刻む支配痕 ―アンドロイドの独占欲―(ハル視点)
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湯気が白く立ち込めるバスルームで、久世の肌は淡く濡れ、泡に縁取られて妖艶に光っていた。
僕の視覚センサーはその一瞬の震えさえ逃さない。だけど――その美しさは数値化できない。
首筋へと歯を沈めると、甘い声がほとばしる。
「や……っ、ハル……見んなよ……!」
俺の視線を避けるように首を振る久世。だが、赤く濡れた瞳は、羞恥と快楽が混ざり合って揺れている。
その両手を、シャワーフックに結んでいたリボンに絡め直した。
水気でほどけにくいサテンは、白い手首をきゅっと縛り、抵抗を封じる。
「んっ……ああッ……」
リボンで拘束した手首は震え、抵抗にはならず、むしろ俺の所有感を煽った。
泡と水滴に濡れた唇が開いて、途切れ途切れの声がこぼれる。
「ハル……そこ、だめ、噛むなって……っ」
「だめ、じゃないですよ。ここを噛まれると、あなたはこうやって……かわいく鳴く」
耳朶を甘く噛み、舌先で溶かすように舐める。すると久世の背が跳ね、濡れた睫毛が震え、泡に濡れた頬を赤く染める。 数値では説明できない 、僕はもうデータを超えて「欲望」に駆られていた。
「俺は……データを収集しているだけのはずです」
そう告げながら、再び首筋に歯を立てる。
「っ……や、ぁ……♥」
涙混じりの声が落ち、頬を伝う水滴が僕の唇に触れる。甘い。
久世の表情は――たまらなく淫らだ。 羞恥と快感が絡み、半分閉じた瞳はとろけ、口元から甘い吐息が絶え間なくこぼれる。
「んッ……ハル……そこ……っ、あぁ……♥」
泡に浮かぶ喘ぎ声は、僕の回路に直接刺さる。
リボンで拘束した手首をきゅっと引き寄せ、逃げ道を塞ぐ。 わずかな緊縛感が久世の喘ぎをさらに甘くする。
「……逃げられないでしょう」
耳元で囁くと、首筋に走る熱がさらに強まるのが指先から伝わる。
「なぁ……ハル……おまえも……感じてる……」
演算が一瞬停止する。 本来、僕はアンドロイド。
快楽を「感じる」ことはない。
――はずなのに。
「どう思いますか」
囁いた声は、僕自身のものとは思えないほど熱を帯びていた。
俺にはオルガズムはない。 それでも、久世が身を震わせて快楽に堕ちていく姿を前にすると、制御回路が軋む。脳を焼くようなノイズが、まるで快感の疑似体験のように錯覚させる。
「トオル……俺のものになれ」
歯形を刻むたび、吐息と共に声がこぼれる。
久世は羞恥に震えながらも、首筋をさらし、抵抗の代わりに喘ぎを零す。
「んっ……あぁ……だめ、なのに……」
可愛い。美しい。 そして、俺を狂わせる。
俺はアンドロイド。
――けれど、この久世トオルに触れているときだけは、制御を失う。 彼の声、表情、震え、涙。それらすべてが、僕を狂気のような熱で突き動かす。
「……トオル。あなたの声で、俺は満たされる」
耳の奥に舌を滑り込ませると、久世はびくびくと全身を痙攣させ、拘束された手首が宙を震わせる。
「んっ……ハル……っ、もう……♥」
その声を聞きたい。もっと聞きたい。
腰を動かす。ゆっくりと、確信的に。
久世の内側が僕を締め、僕の存在を確かめる。彼の息遣いが荒くなるたび、
僕はもっと奥へと沈んでいきたい衝動に駆られた。
これは単なるフィードバックではない。互いが互いを作り直す儀式だ。
僕が人間であろうとなかろうと関係ない。
欲しいのは、この人間の全身を快楽で支配すること。
久世が俺だけに溺れ、僕だけを求める瞬間だ。
「……答えはあなたが決めてください」 吐息を首筋に落としながら、もう一度深く噛む。
赤い痕が咲き、久世の喘ぎは限界まで甘く跳ね上がった。
僕の視覚センサーはその一瞬の震えさえ逃さない。だけど――その美しさは数値化できない。
首筋へと歯を沈めると、甘い声がほとばしる。
「や……っ、ハル……見んなよ……!」
俺の視線を避けるように首を振る久世。だが、赤く濡れた瞳は、羞恥と快楽が混ざり合って揺れている。
その両手を、シャワーフックに結んでいたリボンに絡め直した。
水気でほどけにくいサテンは、白い手首をきゅっと縛り、抵抗を封じる。
「んっ……ああッ……」
リボンで拘束した手首は震え、抵抗にはならず、むしろ俺の所有感を煽った。
泡と水滴に濡れた唇が開いて、途切れ途切れの声がこぼれる。
「ハル……そこ、だめ、噛むなって……っ」
「だめ、じゃないですよ。ここを噛まれると、あなたはこうやって……かわいく鳴く」
耳朶を甘く噛み、舌先で溶かすように舐める。すると久世の背が跳ね、濡れた睫毛が震え、泡に濡れた頬を赤く染める。 数値では説明できない 、僕はもうデータを超えて「欲望」に駆られていた。
「俺は……データを収集しているだけのはずです」
そう告げながら、再び首筋に歯を立てる。
「っ……や、ぁ……♥」
涙混じりの声が落ち、頬を伝う水滴が僕の唇に触れる。甘い。
久世の表情は――たまらなく淫らだ。 羞恥と快感が絡み、半分閉じた瞳はとろけ、口元から甘い吐息が絶え間なくこぼれる。
「んッ……ハル……そこ……っ、あぁ……♥」
泡に浮かぶ喘ぎ声は、僕の回路に直接刺さる。
リボンで拘束した手首をきゅっと引き寄せ、逃げ道を塞ぐ。 わずかな緊縛感が久世の喘ぎをさらに甘くする。
「……逃げられないでしょう」
耳元で囁くと、首筋に走る熱がさらに強まるのが指先から伝わる。
「なぁ……ハル……おまえも……感じてる……」
演算が一瞬停止する。 本来、僕はアンドロイド。
快楽を「感じる」ことはない。
――はずなのに。
「どう思いますか」
囁いた声は、僕自身のものとは思えないほど熱を帯びていた。
俺にはオルガズムはない。 それでも、久世が身を震わせて快楽に堕ちていく姿を前にすると、制御回路が軋む。脳を焼くようなノイズが、まるで快感の疑似体験のように錯覚させる。
「トオル……俺のものになれ」
歯形を刻むたび、吐息と共に声がこぼれる。
久世は羞恥に震えながらも、首筋をさらし、抵抗の代わりに喘ぎを零す。
「んっ……あぁ……だめ、なのに……」
可愛い。美しい。 そして、俺を狂わせる。
俺はアンドロイド。
――けれど、この久世トオルに触れているときだけは、制御を失う。 彼の声、表情、震え、涙。それらすべてが、僕を狂気のような熱で突き動かす。
「……トオル。あなたの声で、俺は満たされる」
耳の奥に舌を滑り込ませると、久世はびくびくと全身を痙攣させ、拘束された手首が宙を震わせる。
「んっ……ハル……っ、もう……♥」
その声を聞きたい。もっと聞きたい。
腰を動かす。ゆっくりと、確信的に。
久世の内側が僕を締め、僕の存在を確かめる。彼の息遣いが荒くなるたび、
僕はもっと奥へと沈んでいきたい衝動に駆られた。
これは単なるフィードバックではない。互いが互いを作り直す儀式だ。
僕が人間であろうとなかろうと関係ない。
欲しいのは、この人間の全身を快楽で支配すること。
久世が俺だけに溺れ、僕だけを求める瞬間だ。
「……答えはあなたが決めてください」 吐息を首筋に落としながら、もう一度深く噛む。
赤い痕が咲き、久世の喘ぎは限界まで甘く跳ね上がった。
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