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【閑話】お菓子をあげるから(ラファ×ギル)
♥(5)
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「いぃっ、痛……! ――あぁっ、あ!」
摘んだ突起を、まるで手綱のように引っ張りながら、腰の動きを再開する。深く浅く、抽挿する傍ら、彼の悦いところを押し上げる。
そのたび、悔しいように奥歯を噛みしめ、そのくせ堪えきれずに漏れる声――挙げ句仰け反ってしまう上体をどうにもできない彼の姿が、どうしようもなく僕を煽った。
……可愛い男。
節操がなくて浅はかで、取り柄と言えば顔と身体だけと言われるばかりの愚か者。
悪魔のくせに天使の僕に抱かれるなんて、同族に知られたらどんな目で見られるんでしょうね。
人間と悪魔のハーフという出生のこともあり、元々いい印象は持たれてないあなたを――僕以外の誰かが蔑むなんて許さないけど。
「あれ……もうイったんですか?」
気がつくと、彼の腹部は白濁した飛沫でどろどろになっていた。
仕方ないように苦笑すると、僕は一旦彼の中からそれを引き抜いた。
真っ白なシーツの上、彼は何も応えないまま、あからさまにほっとしたような息をつく。忙しない呼吸に胸を喘がせながら、それでもやっと終わったとばかりに脱力し、浸るように目を閉じる。
「まだですよ」
その身を僕はひっくり返した。
手首を戒めていたロープは少々ねじれたくらいではどうにもならない。新たに軋む音を響かせるだけだ。
「え……っ。は……?」
戸惑いのうちに腰だけを高く掲げさせられ、彼は一拍遅れて肌を紅潮させた。
そんな彼の背後で膝立ちになり、僕は改めて彼の腰に手を添えた。そうして、いまだ痛いくらいに高ぶっているそれを、目の前でひくつく窪みへと宛がって――。
「待っ……ぁ、もう無理っ……やめ、――ラファエル……!」
制しようと僕の名を呼ぶ声が耳に届く。
摘んだ突起を、まるで手綱のように引っ張りながら、腰の動きを再開する。深く浅く、抽挿する傍ら、彼の悦いところを押し上げる。
そのたび、悔しいように奥歯を噛みしめ、そのくせ堪えきれずに漏れる声――挙げ句仰け反ってしまう上体をどうにもできない彼の姿が、どうしようもなく僕を煽った。
……可愛い男。
節操がなくて浅はかで、取り柄と言えば顔と身体だけと言われるばかりの愚か者。
悪魔のくせに天使の僕に抱かれるなんて、同族に知られたらどんな目で見られるんでしょうね。
人間と悪魔のハーフという出生のこともあり、元々いい印象は持たれてないあなたを――僕以外の誰かが蔑むなんて許さないけど。
「あれ……もうイったんですか?」
気がつくと、彼の腹部は白濁した飛沫でどろどろになっていた。
仕方ないように苦笑すると、僕は一旦彼の中からそれを引き抜いた。
真っ白なシーツの上、彼は何も応えないまま、あからさまにほっとしたような息をつく。忙しない呼吸に胸を喘がせながら、それでもやっと終わったとばかりに脱力し、浸るように目を閉じる。
「まだですよ」
その身を僕はひっくり返した。
手首を戒めていたロープは少々ねじれたくらいではどうにもならない。新たに軋む音を響かせるだけだ。
「え……っ。は……?」
戸惑いのうちに腰だけを高く掲げさせられ、彼は一拍遅れて肌を紅潮させた。
そんな彼の背後で膝立ちになり、僕は改めて彼の腰に手を添えた。そうして、いまだ痛いくらいに高ぶっているそれを、目の前でひくつく窪みへと宛がって――。
「待っ……ぁ、もう無理っ……やめ、――ラファエル……!」
制しようと僕の名を呼ぶ声が耳に届く。
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