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風の旅
3.水の激流
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フィリスさんが眠る部屋に魔力を探知したので急ぎ向かう。
すると、ベッドに眠るフィリスさんを守る聖霊が具現化していることに気づく。
目覚めが近いのだろう。
フィリスさんからこぼれている魔力に聖霊が嬉しさを滲ませている。
当然だろう。
やっと会えるのだから。
魔力がないと姿を瞳に映してもらえない聖霊は、俺よりも強くもどかしい想いが募っているはずだ。
ゆっくりと聖霊が姿を消して気配だけになると、ベッドに近づきAさんの様子を見る。
顔色や呼吸に異常はないので傍を離れようとすると、名を呼ばれた。
額が薄く汗ばんでいる。
原因を探るため手に触れると、フィリスさんと目があった。
何かをつぶやくと、再び瞼が閉じていく。
額に口づけを落とすと、少しすれば規則的で小さな寝息が聞こえてくる。
静かに部屋を出ると、廊下に王子の従者がいた。
応接間へ客人が待っているらしい。
案内されると、フィリスさんの友人が落ち着かない様子で椅子に座っている。
傍には出会ったばかりの伴侶がいる。
誰かを支える者同士で気が合うようで、魔力の相性もだが性格も合うらしい。
「お待たせしました」
「フィリスの具合はどうですか」
「問題ありません。このまま休めば回復します」
状況伝えると、シアンさんの青白い顔に少しだけ血色が戻る。
「よかったです」
「シアン。顔色が悪いから休んだ方が…」
「そうですね。部屋までお連れします」
リーンさんが声をかけると同時に、従者の一人がシアンさんを抱き上げる。
「自分で歩けますから、お仕事が…」
「仕事は、問題ありません。護衛なら代わりがいます」
「はい…スレイヴさん、ありがとうございます。
フィリスのこと、お願いします」
従者の言葉に諦めたらしいシアンさんは首に腕を回した。
そのまま二人は部屋を出ていく。
「私たちも戻りましょう。リーン。
シアンさんと同じくらい顔色が悪いのよ。鏡を見る?」
「いいえ。分かっているつもりですから。
スレイヴさん、ありがとうございます。
何かあれば教えてください。
お願いします。
俺も今夜はこれで…失礼します」
リーンさんは伴侶をエスコートしながら部屋を出た。
仕事中の従者たちしか見たことがないので、甘い笑みを浮かべる姿に人間らしさを感じる。
「フィリスさんの様子は?」
従者を下がらせた後、ずっと黙っていた王が口を開く。
「予定通りです。魔力が戻り始めました。
記憶は、まだ分かりません。
魔力の経過も含めて、明日以降の確認になります」
「そうか。
ああ、先に言っておくがフィリスさんとご友人の…
つまり、スレイヴや従者たちの婚姻が成立した。
従者たちは、すでに住まいの話をしている。
リーリスさんは、夫から婚姻破棄の申し出があり、それを受け入れ離婚するそうだ。
フィリスさんの荷物も持って、すでに、こちらへ向かっている。
明日には着くだろう。
実家に戻るそうだ。
はあ…従者の伴侶は見つかるのに」
王は言いたいことを言い切ったらしく、少し項垂れた様子で従者たちを連れて妃と部屋を出た。
従者と二人だけになった応接間。
「王から、預かった言葉があります。
当人が言えば言いと思いましたが、とても疲れていた様子なので…」
「後継ぎの側近ばかり伴侶が見つかれば…まあ、そうか。
で、なんだ」
「"フィリスさんをしっかり守るように。
魔力があると分かれば、何を仕掛けてくるか分からない。
この国で使う魔法調査機で調べれば、
フィリスさんの持つ力は明らかになるが…あちらの国は、風魔力を調べるのが得意ではない。
光魔法を使って作られた調査機の弱点だが一つあれば十分だと、
いまだに認めようとしない。そういう奴だ"です」
言い終えた従者は、ため息をつき、歩き始めた俺の少し後ろにいる。
「承知した」
「はい」
「しばらくはフィリスさんの部屋で仕事をしていいだろうか?
書類整理だけだろうが、できるだけ傍にいたい」
「すでに許可はでています。このまま部屋へ戻ってください」
向かうのはフィリスさんが眠る部屋。
部屋に入って守備の綻びがないかを確認すると、ベッドへ向かう。
穏やかに眠るフィリスさんの姿に安堵した。
翌日。
早朝に、フィリスさんの母親が到着した。
母子の感動の再会の後、楽しい食事を終える。
フィリスさんに具合を聞くと、回復しつつあると判断したので、母子共に魔法調査を行った。
想定以上の魔力に感激の声があがる。
昼食はシアンさんやリーンさんも同席し、フィリスさんはとても楽しそうだった。
その後、リーリスさんは用事があると館を出た。
俺は、有能な従者と共に部屋へ戻った。
変わらずの紙の山。
一つだけ違うのは、フィリスさんが長椅子の隣に座って手伝ってくれていること。
これも許可が出ているので、堂々と過ごせるのが嬉しい。
「無理はしないください」
「いえ。何かしていた方が落ち着くので…無理はしません。聖霊も心配しますから」
すると、フィリスさんの周りに穏やかな風が吹いた。
聖霊が返事をしているようだ。
「一つ、聞いていいですか」
「はい」
「記憶は、戻りましたか?」
もし戻らなかったら…その時は、また新しく始めればいいと思っているが。
やはり、望んでしまう。
自分の感情の揺らぎを受け入れ、やっと言葉に出せた。
俺の言葉に目を大きく開け、
そして手の甲を見て頬を赤く染めるフィリスさん。
覚えているような反応に、思わず期待が膨らむ。
「はい。迎えに…なんて、夢のような話ですけど」
「伴侶として当然です。
フィリスさんの気持ちも聞かず、婚姻を成立させたことだけは謝罪します」
「そんな!謝罪するのは、
スレイヴさんとの約束を忘れていた私です。
伴侶がこんな私で、本当にいいんですか?」
フィリスさんは不安で曇る瞳を俺に向ける。
「俺は、フィリスさんがいいんです。
再会する日をずっと待っていた。
聞きたいのは俺の方です。
フィリスさんは、待つことしかできなかった俺を選んでくれますか?」
「私は、ずっと探していました。
"必ず迎えにくる"と言った男性を、声と耳飾りだけを頼りに。
誰かの伴侶になるなら、スレイヴさんがいいです」
そう、はっきりと言ったフィリスさん。
絡まる視線が少しずつ近づき、片手同士が触れ、指が絡み合う。
「ずっと、スレイヴさんがくるのを待っていました」
「約束通り、フィリスさんを迎えにきました」
額を合わせれば、小さく笑うフィリスさん。
「でも、待ちきれなくて国を出てしまいました」
「待たせてしまい、申し訳ありません。
思いきりが良いのはフィリスさんの良さですが、
これからは俺に守らせてください」
「私も、スレイヴさんを守ります」
微笑むフィリスさんの頬に手を添えると、その唇を塞ぐ。
閉じられた瞳と首に回された腕に強い意志を感じた。
「フィリス」
「フィリス、さん?」
「ん…名前、呼んでください」
「フィリスさ…っ」
離れては繋がることを繰り返す短い口づけ。
可愛いお願いに応えようとするが、何か不満なのか強引に口づけられた。
触れるだけのそれは、すぐに離れていく。
「フィリス、がいいです。大切な人だから、呼んでほしいです」
「…!でしたら、フィリスも俺のことはスレイヴと、呼んでください」
俺からも同じお願いをすると、なぜか赤くなるフィリス。
「す、スレイヴ…?」
「フィリス」
真っ赤に染まった頬で俺を見上げて名を呼ぶフィリスの可愛さに、
思わず抱きよせる。
腕の中で慌てるフィリスの髪を撫でていると、こほんと音がした。
「スレイヴ。仕事がまだ終わっていません」
「あ…そうだった。ありがとう」
「いえ。これも従者の務めです」
従者の存在を思い出したフィリスは、耳まで赤くなっている。
固まったフィリスを膝の上に横抱きにして乗せる。
早く仕事を終わらせようと思った。
「フィリスさんはそのままでいいです。
とても助かります」
爽やかな笑顔でそう言う従者は、仕事が終わると部屋を出た。
一緒にいる年月の中で初めて、
扉の向こうに待機している時間が長い日になっただろう。
すると、ベッドに眠るフィリスさんを守る聖霊が具現化していることに気づく。
目覚めが近いのだろう。
フィリスさんからこぼれている魔力に聖霊が嬉しさを滲ませている。
当然だろう。
やっと会えるのだから。
魔力がないと姿を瞳に映してもらえない聖霊は、俺よりも強くもどかしい想いが募っているはずだ。
ゆっくりと聖霊が姿を消して気配だけになると、ベッドに近づきAさんの様子を見る。
顔色や呼吸に異常はないので傍を離れようとすると、名を呼ばれた。
額が薄く汗ばんでいる。
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何かをつぶやくと、再び瞼が閉じていく。
額に口づけを落とすと、少しすれば規則的で小さな寝息が聞こえてくる。
静かに部屋を出ると、廊下に王子の従者がいた。
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案内されると、フィリスさんの友人が落ち着かない様子で椅子に座っている。
傍には出会ったばかりの伴侶がいる。
誰かを支える者同士で気が合うようで、魔力の相性もだが性格も合うらしい。
「お待たせしました」
「フィリスの具合はどうですか」
「問題ありません。このまま休めば回復します」
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「よかったです」
「シアン。顔色が悪いから休んだ方が…」
「そうですね。部屋までお連れします」
リーンさんが声をかけると同時に、従者の一人がシアンさんを抱き上げる。
「自分で歩けますから、お仕事が…」
「仕事は、問題ありません。護衛なら代わりがいます」
「はい…スレイヴさん、ありがとうございます。
フィリスのこと、お願いします」
従者の言葉に諦めたらしいシアンさんは首に腕を回した。
そのまま二人は部屋を出ていく。
「私たちも戻りましょう。リーン。
シアンさんと同じくらい顔色が悪いのよ。鏡を見る?」
「いいえ。分かっているつもりですから。
スレイヴさん、ありがとうございます。
何かあれば教えてください。
お願いします。
俺も今夜はこれで…失礼します」
リーンさんは伴侶をエスコートしながら部屋を出た。
仕事中の従者たちしか見たことがないので、甘い笑みを浮かべる姿に人間らしさを感じる。
「フィリスさんの様子は?」
従者を下がらせた後、ずっと黙っていた王が口を開く。
「予定通りです。魔力が戻り始めました。
記憶は、まだ分かりません。
魔力の経過も含めて、明日以降の確認になります」
「そうか。
ああ、先に言っておくがフィリスさんとご友人の…
つまり、スレイヴや従者たちの婚姻が成立した。
従者たちは、すでに住まいの話をしている。
リーリスさんは、夫から婚姻破棄の申し出があり、それを受け入れ離婚するそうだ。
フィリスさんの荷物も持って、すでに、こちらへ向かっている。
明日には着くだろう。
実家に戻るそうだ。
はあ…従者の伴侶は見つかるのに」
王は言いたいことを言い切ったらしく、少し項垂れた様子で従者たちを連れて妃と部屋を出た。
従者と二人だけになった応接間。
「王から、預かった言葉があります。
当人が言えば言いと思いましたが、とても疲れていた様子なので…」
「後継ぎの側近ばかり伴侶が見つかれば…まあ、そうか。
で、なんだ」
「"フィリスさんをしっかり守るように。
魔力があると分かれば、何を仕掛けてくるか分からない。
この国で使う魔法調査機で調べれば、
フィリスさんの持つ力は明らかになるが…あちらの国は、風魔力を調べるのが得意ではない。
光魔法を使って作られた調査機の弱点だが一つあれば十分だと、
いまだに認めようとしない。そういう奴だ"です」
言い終えた従者は、ため息をつき、歩き始めた俺の少し後ろにいる。
「承知した」
「はい」
「しばらくはフィリスさんの部屋で仕事をしていいだろうか?
書類整理だけだろうが、できるだけ傍にいたい」
「すでに許可はでています。このまま部屋へ戻ってください」
向かうのはフィリスさんが眠る部屋。
部屋に入って守備の綻びがないかを確認すると、ベッドへ向かう。
穏やかに眠るフィリスさんの姿に安堵した。
翌日。
早朝に、フィリスさんの母親が到着した。
母子の感動の再会の後、楽しい食事を終える。
フィリスさんに具合を聞くと、回復しつつあると判断したので、母子共に魔法調査を行った。
想定以上の魔力に感激の声があがる。
昼食はシアンさんやリーンさんも同席し、フィリスさんはとても楽しそうだった。
その後、リーリスさんは用事があると館を出た。
俺は、有能な従者と共に部屋へ戻った。
変わらずの紙の山。
一つだけ違うのは、フィリスさんが長椅子の隣に座って手伝ってくれていること。
これも許可が出ているので、堂々と過ごせるのが嬉しい。
「無理はしないください」
「いえ。何かしていた方が落ち着くので…無理はしません。聖霊も心配しますから」
すると、フィリスさんの周りに穏やかな風が吹いた。
聖霊が返事をしているようだ。
「一つ、聞いていいですか」
「はい」
「記憶は、戻りましたか?」
もし戻らなかったら…その時は、また新しく始めればいいと思っているが。
やはり、望んでしまう。
自分の感情の揺らぎを受け入れ、やっと言葉に出せた。
俺の言葉に目を大きく開け、
そして手の甲を見て頬を赤く染めるフィリスさん。
覚えているような反応に、思わず期待が膨らむ。
「はい。迎えに…なんて、夢のような話ですけど」
「伴侶として当然です。
フィリスさんの気持ちも聞かず、婚姻を成立させたことだけは謝罪します」
「そんな!謝罪するのは、
スレイヴさんとの約束を忘れていた私です。
伴侶がこんな私で、本当にいいんですか?」
フィリスさんは不安で曇る瞳を俺に向ける。
「俺は、フィリスさんがいいんです。
再会する日をずっと待っていた。
聞きたいのは俺の方です。
フィリスさんは、待つことしかできなかった俺を選んでくれますか?」
「私は、ずっと探していました。
"必ず迎えにくる"と言った男性を、声と耳飾りだけを頼りに。
誰かの伴侶になるなら、スレイヴさんがいいです」
そう、はっきりと言ったフィリスさん。
絡まる視線が少しずつ近づき、片手同士が触れ、指が絡み合う。
「ずっと、スレイヴさんがくるのを待っていました」
「約束通り、フィリスさんを迎えにきました」
額を合わせれば、小さく笑うフィリスさん。
「でも、待ちきれなくて国を出てしまいました」
「待たせてしまい、申し訳ありません。
思いきりが良いのはフィリスさんの良さですが、
これからは俺に守らせてください」
「私も、スレイヴさんを守ります」
微笑むフィリスさんの頬に手を添えると、その唇を塞ぐ。
閉じられた瞳と首に回された腕に強い意志を感じた。
「フィリス」
「フィリス、さん?」
「ん…名前、呼んでください」
「フィリスさ…っ」
離れては繋がることを繰り返す短い口づけ。
可愛いお願いに応えようとするが、何か不満なのか強引に口づけられた。
触れるだけのそれは、すぐに離れていく。
「フィリス、がいいです。大切な人だから、呼んでほしいです」
「…!でしたら、フィリスも俺のことはスレイヴと、呼んでください」
俺からも同じお願いをすると、なぜか赤くなるフィリス。
「す、スレイヴ…?」
「フィリス」
真っ赤に染まった頬で俺を見上げて名を呼ぶフィリスの可愛さに、
思わず抱きよせる。
腕の中で慌てるフィリスの髪を撫でていると、こほんと音がした。
「スレイヴ。仕事がまだ終わっていません」
「あ…そうだった。ありがとう」
「いえ。これも従者の務めです」
従者の存在を思い出したフィリスは、耳まで赤くなっている。
固まったフィリスを膝の上に横抱きにして乗せる。
早く仕事を終わらせようと思った。
「フィリスさんはそのままでいいです。
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