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待ち合わせは物語で
1.序章
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私の居場所は、本の中。
図書館は、学舎の中で一番のお気に入りだ。
今日も学生の義務を終えて、居場所への玄関をくぐる。
ある日。
係員が慣れた動作で男子生徒へ渡したのは、貸し出しカード。
男子生徒も慣れた動作で受け取ると、館内を静かに歩く。
男子生徒が本を決めたので書き込もうとすると、
間違っていることに気がついた。
そこには、覚えはあるが話さない名前と、
男子生徒が借りたことのある本の名前が並んでいる。
珍しいこともある、と男子生徒は見流した。
今度こそ自分のカードを渡してもらい、
借りる本の名前を書いた。
翌日。
男子生徒は同じように図書館へ向かう。
貸し出しカードの名和えを確認して、本を探し始める。
目当ての本をとろうとしたら女子生徒と指先があたった。
「「あ…」」
「これですか?」
女子生徒は男子生徒の目を見てうなずいた。
「どうぞ」
男子生徒が先を譲ると、女子生徒は首を横へ振る。
「だったら。
もし今度会ったときは、感想を聞かせてください。
ネタばらしは平気なので」
女子生徒は男子生徒の目を見てうなずいた。
口を何度か動かし、
一礼すると、本を大切そうに抱えて受付へ歩き始める。
男子生徒は、反対方向へと歩き出す。
「ありがとう…か」
小さな呟きは静寂へ溶けて消える。
図書館は、学舎の中で一番のお気に入りだ。
今日も学生の義務を終えて、居場所への玄関をくぐる。
ある日。
係員が慣れた動作で男子生徒へ渡したのは、貸し出しカード。
男子生徒も慣れた動作で受け取ると、館内を静かに歩く。
男子生徒が本を決めたので書き込もうとすると、
間違っていることに気がついた。
そこには、覚えはあるが話さない名前と、
男子生徒が借りたことのある本の名前が並んでいる。
珍しいこともある、と男子生徒は見流した。
今度こそ自分のカードを渡してもらい、
借りる本の名前を書いた。
翌日。
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目当ての本をとろうとしたら女子生徒と指先があたった。
「「あ…」」
「これですか?」
女子生徒は男子生徒の目を見てうなずいた。
「どうぞ」
男子生徒が先を譲ると、女子生徒は首を横へ振る。
「だったら。
もし今度会ったときは、感想を聞かせてください。
ネタばらしは平気なので」
女子生徒は男子生徒の目を見てうなずいた。
口を何度か動かし、
一礼すると、本を大切そうに抱えて受付へ歩き始める。
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「ありがとう…か」
小さな呟きは静寂へ溶けて消える。
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