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自己中心 ― 守られた自由
2.自分だけを見て
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授業が終わると、向かうのは決まった待ち合わせの場所。
部活動の賑わいから外れた、静かな小さな庭。
馴染んだ足音が遠くから聞こえてくる。
綺麗な瞳で私をまっすぐに見て微笑む友人。
柔らかな笑みが向けられると、嬉しくて。
私ではない人を見ていると、思い出すだけで苦しくなって。
だから、私に会うための一歩がとても待ち遠しくて。
近づいてくるたび、走ってくる速さと同じように走る私の心臓。
おとなしく待っていればいいのに、早く会いたくなって思わず駆けだしてしまう。
今日こそは待っていよう。
明日こそは待っていよう、と我慢は叶うことなく先延ばしになっている。
あと数歩で、と思ったら何かに躓いた。
視界が揺れる。
「雷明、あぶな…っ」
聞きなれた声がすぐ傍で聞こえた。
目を開けると、心配そうに眉をよせる風真がいた。
「大丈夫ですか?」
私を見つめる深緑の目が綺麗だった。
瞳を縁どる薄い金の長いまつ毛は魅力をより引き立てている。
声で我に返ると、見惚れていたことに気づいた。
「…ぁ、はい。大丈夫です」
「よかったです。僕は必ず雷明と会うために来ます。
だから、無茶しないでください」
「はい。ありがとうございます」
少し冷静になると、互いの距離が近いことに気づいた。
包まれるような温かさと、自分にはない腕の逞しさ。
男の子だ、と思った。
意識すると急に恥ずかしくなり、離れようとするができなかった。
なぜか抱きかかえられて移動を始めたから。
「風真。自分で歩けますよ」
「躓いて足に炎症があったら大変です。
念のため、です」
難なく私を抱えたまま歩く様に、初めて異性として意識する。
男性と認識はしていたが、気の合う友人になってからは曖昧になっていた。
一緒にいるのが当たり前だから、あまり考えたことはなかった。
「ありがとう、ございます」
甘やかされている、と思いながら心地よい揺れと温度に身を預けた。
緒川 風真と私は、よく似ている。
同じ年齢で、家では末っ子。
再婚同士の両親が望んだ命。
愛情をたくさん注がれ育ったこと。
「雷明」
私を呼ぶ声は、いつも優しい。
まだ誰も来ていない談話室。
ゆっくりと椅子におろされると、風真は私をまっすぐに見る。
深緑の目には、白銀の髪と鮮やかな深青の目が映っている。
それが自分だと認識する頃には、風真が私の頬に口づけていた。
「ふう、ま?」
「雷明。これからは、僕の前でしか躓かないでください。
一人でいるときは足元と周囲に気をつけること」
「風真の前でも気をつけます」
「はい。もし躓いても僕が支えます。
雷明に触れていいのは僕だけにしてください」
突然の申し出に困惑する。
まるで恋人のような願いだ。
友人の範囲を超える干渉のはずなのに、なぜか嫌ではない。
「風真は、私を独り占めしたいのですか?」
「はい。雷明を受け止めて、思いました。
いいですか?」
「いいですよ」
私だけを見てくれるなら。
心で呟いた言葉に応えるように、風真は私を抱きしめた。
「ありがとう。嬉しいです。
僕の雷明…僕のお姫様」
耳元で囁かれた呟きは、歓喜のあまりこぼれたような声だった。
風真がとても嬉しそうで、私も嬉しくなった。
それから、風真が傍にいるのが当たり前になった。
古森さんや風真のお兄様とお姉様が集まらない日でも、一緒にいるようになった。
傍にいない時間の方が少ないと錯覚するくらい、隣に風真がいるのが普通になった。
だからだろうか。
他愛ない会話の楽しさと別れ際の名残惜しさが増したのは。
「また明日」が嬉しくて、寂しい。
ずっと一緒にいられたらいいのに、と願うようになった。
これが恋だと知ったのは、学び舎を卒業する直前だった。
卒業の日、「雷明、大好きです。恋人になってください」と告げた風真。
返事は「はい」だった。
私も好きだと言いたかったが、甘い口封じで言わせてもらえなかった。
恋人になって初めて繋いだ手は、いつもより温かかった。
恋を自覚する少し前。
両親は夕食で楽しそうに笑って言った。
「「学校を卒業したら、次は結婚ですね」」
「親が雷明と気が合いそうな子を知っているそうです。
少し年上で、家柄も収入も安定しています」
「まあ、素敵。雷明、会ってみますか?」
合図したような同時の発音に、私はため息をついた。
最近、古森さんが「父親の家から結婚しろと催促されて面倒だ」と嘆いていたのを思い出す。
確かに、面倒だ。
親が二度の結婚で幸せを得たのは知っているが、価値観の押しつけはやめてほしい。
同じように幸せになれるかは分からないのだから。
恋愛と結婚は似ているようで違う、のが私の思想。
両親が語った過去を自分なりに考えた結果だ。
親の勧めで再婚した両親は幸いにも良い巡り合わせだったのだろう。
それが私も同じようにあるかは分からない。
「会いません。恋人を裏切る行いはしません。
結婚より先に仕事を充実させたいです」
私の言葉に困惑したらしい両親は苦く笑う。
父親は、考え事をするときの癖で白銀の髪を指先で遊ぶ。
薄青の目には哀愁が漂っている。
母親は首をかしげて白の長い髪を揺らしながら、
鮮やかな深青の目に嘆きを映す。
「雷明。愛情だけでは暮らせないんです。
子供を育てるには体力と時間も必要です」
「そうです。時間は有限だから、今から考えてほしいだけです。
一度は失敗した私たちの言葉が信じられませんか?」
私は、返す言葉が分からなかった。
まるで、いつかは結婚する前提で。
子供を産むのが当たり前みたいで。
でも、今はまだ考えられなくて。
両親を否定したいのではない。
自分の生き方は自分で決めたいだけなのに。
何を言っても両親を悲しませる気がして、考えることから逃げている自分も嫌で。
「わかって、います。
でも、すぐに結論は出せません。
ごちそうさまでした」
食器を片付けて、逃げるように部屋を出た。
自室の扉を閉めると、ベッドに入って布団にもぐる。
瞼をとじると、風真を思い描く。
いつの間にか寝ていたらしい。
朝を告げる鳥の声で目が覚めた。
懐かしい夢の甘さと苦さで喉が渇く。
「雷明、どうぞ」
「ありがとう」
寝起きの風真は、準備していたように水を渡してくれた。
「大丈夫。僕がいるから」
風真は、上半身を起こして水を受け取った私の肩を抱き寄せる。
思いのほか冷えている体に、風真の温もりが心地よかった。
仕事が楽しくなってきた頃。
成人式の後、二人だけの祝いの席で風真が告げた。
「僕と、結婚してください」
互いに両親から催促される煩わしさに悩んでいた結果だろう。
風真も、しばらくは仕事を充実させたいと言った。
変わるのは、同じ家に住むことと一緒にいる時間が増えることだけだと言う。
不安がないわけではなかったが、今の自分にはちょうどいい条件だから同意した。
後悔は、ない。
風真が離れて台所に向かうのを見送る。
水をのんでいると、仕事の支度をしないといけないのを思い出す。
時計を見るとまだ時間はあるが、まずはベッドから出なければいけない。
慌てて水をのみほそうとすると、風真がこちらに歩いてくる。
「雷明。今日は、休みの日です」
「あ」
時計に書いてある日付に、肩の力が抜けた。
「そう、ですね」
「一緒にご飯、作りますか?」
風真は、私を抱き上げながら笑みを浮かべて誘う。
「作ります。あと、自分で歩けます」
「水をこぼさないように、しっかり持っていてください」
降ろす気がない風真に反抗するのを諦める。
今日も穏やかな日になる、と楽しそうな風真に幸せをかみしめた。
部活動の賑わいから外れた、静かな小さな庭。
馴染んだ足音が遠くから聞こえてくる。
綺麗な瞳で私をまっすぐに見て微笑む友人。
柔らかな笑みが向けられると、嬉しくて。
私ではない人を見ていると、思い出すだけで苦しくなって。
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「はい。ありがとうございます」
少し冷静になると、互いの距離が近いことに気づいた。
包まれるような温かさと、自分にはない腕の逞しさ。
男の子だ、と思った。
意識すると急に恥ずかしくなり、離れようとするができなかった。
なぜか抱きかかえられて移動を始めたから。
「風真。自分で歩けますよ」
「躓いて足に炎症があったら大変です。
念のため、です」
難なく私を抱えたまま歩く様に、初めて異性として意識する。
男性と認識はしていたが、気の合う友人になってからは曖昧になっていた。
一緒にいるのが当たり前だから、あまり考えたことはなかった。
「ありがとう、ございます」
甘やかされている、と思いながら心地よい揺れと温度に身を預けた。
緒川 風真と私は、よく似ている。
同じ年齢で、家では末っ子。
再婚同士の両親が望んだ命。
愛情をたくさん注がれ育ったこと。
「雷明」
私を呼ぶ声は、いつも優しい。
まだ誰も来ていない談話室。
ゆっくりと椅子におろされると、風真は私をまっすぐに見る。
深緑の目には、白銀の髪と鮮やかな深青の目が映っている。
それが自分だと認識する頃には、風真が私の頬に口づけていた。
「ふう、ま?」
「雷明。これからは、僕の前でしか躓かないでください。
一人でいるときは足元と周囲に気をつけること」
「風真の前でも気をつけます」
「はい。もし躓いても僕が支えます。
雷明に触れていいのは僕だけにしてください」
突然の申し出に困惑する。
まるで恋人のような願いだ。
友人の範囲を超える干渉のはずなのに、なぜか嫌ではない。
「風真は、私を独り占めしたいのですか?」
「はい。雷明を受け止めて、思いました。
いいですか?」
「いいですよ」
私だけを見てくれるなら。
心で呟いた言葉に応えるように、風真は私を抱きしめた。
「ありがとう。嬉しいです。
僕の雷明…僕のお姫様」
耳元で囁かれた呟きは、歓喜のあまりこぼれたような声だった。
風真がとても嬉しそうで、私も嬉しくなった。
それから、風真が傍にいるのが当たり前になった。
古森さんや風真のお兄様とお姉様が集まらない日でも、一緒にいるようになった。
傍にいない時間の方が少ないと錯覚するくらい、隣に風真がいるのが普通になった。
だからだろうか。
他愛ない会話の楽しさと別れ際の名残惜しさが増したのは。
「また明日」が嬉しくて、寂しい。
ずっと一緒にいられたらいいのに、と願うようになった。
これが恋だと知ったのは、学び舎を卒業する直前だった。
卒業の日、「雷明、大好きです。恋人になってください」と告げた風真。
返事は「はい」だった。
私も好きだと言いたかったが、甘い口封じで言わせてもらえなかった。
恋人になって初めて繋いだ手は、いつもより温かかった。
恋を自覚する少し前。
両親は夕食で楽しそうに笑って言った。
「「学校を卒業したら、次は結婚ですね」」
「親が雷明と気が合いそうな子を知っているそうです。
少し年上で、家柄も収入も安定しています」
「まあ、素敵。雷明、会ってみますか?」
合図したような同時の発音に、私はため息をついた。
最近、古森さんが「父親の家から結婚しろと催促されて面倒だ」と嘆いていたのを思い出す。
確かに、面倒だ。
親が二度の結婚で幸せを得たのは知っているが、価値観の押しつけはやめてほしい。
同じように幸せになれるかは分からないのだから。
恋愛と結婚は似ているようで違う、のが私の思想。
両親が語った過去を自分なりに考えた結果だ。
親の勧めで再婚した両親は幸いにも良い巡り合わせだったのだろう。
それが私も同じようにあるかは分からない。
「会いません。恋人を裏切る行いはしません。
結婚より先に仕事を充実させたいです」
私の言葉に困惑したらしい両親は苦く笑う。
父親は、考え事をするときの癖で白銀の髪を指先で遊ぶ。
薄青の目には哀愁が漂っている。
母親は首をかしげて白の長い髪を揺らしながら、
鮮やかな深青の目に嘆きを映す。
「雷明。愛情だけでは暮らせないんです。
子供を育てるには体力と時間も必要です」
「そうです。時間は有限だから、今から考えてほしいだけです。
一度は失敗した私たちの言葉が信じられませんか?」
私は、返す言葉が分からなかった。
まるで、いつかは結婚する前提で。
子供を産むのが当たり前みたいで。
でも、今はまだ考えられなくて。
両親を否定したいのではない。
自分の生き方は自分で決めたいだけなのに。
何を言っても両親を悲しませる気がして、考えることから逃げている自分も嫌で。
「わかって、います。
でも、すぐに結論は出せません。
ごちそうさまでした」
食器を片付けて、逃げるように部屋を出た。
自室の扉を閉めると、ベッドに入って布団にもぐる。
瞼をとじると、風真を思い描く。
いつの間にか寝ていたらしい。
朝を告げる鳥の声で目が覚めた。
懐かしい夢の甘さと苦さで喉が渇く。
「雷明、どうぞ」
「ありがとう」
寝起きの風真は、準備していたように水を渡してくれた。
「大丈夫。僕がいるから」
風真は、上半身を起こして水を受け取った私の肩を抱き寄せる。
思いのほか冷えている体に、風真の温もりが心地よかった。
仕事が楽しくなってきた頃。
成人式の後、二人だけの祝いの席で風真が告げた。
「僕と、結婚してください」
互いに両親から催促される煩わしさに悩んでいた結果だろう。
風真も、しばらくは仕事を充実させたいと言った。
変わるのは、同じ家に住むことと一緒にいる時間が増えることだけだと言う。
不安がないわけではなかったが、今の自分にはちょうどいい条件だから同意した。
後悔は、ない。
風真が離れて台所に向かうのを見送る。
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時計を見るとまだ時間はあるが、まずはベッドから出なければいけない。
慌てて水をのみほそうとすると、風真がこちらに歩いてくる。
「雷明。今日は、休みの日です」
「あ」
時計に書いてある日付に、肩の力が抜けた。
「そう、ですね」
「一緒にご飯、作りますか?」
風真は、私を抱き上げながら笑みを浮かべて誘う。
「作ります。あと、自分で歩けます」
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