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閉ざされた箱庭
夢ならば、夢だから
しおりを挟む期待には応えなければいけない。俺のためにも。
光那と灯那の腰へ手を添えゆっくりと足の付根へと向かう。
すでに発情して熱い女の体は、撫でるだけで愛らしく喘ぐ。
足に伝う陰部から溢れた愛の証を指でなぞって、さらに深い快楽へ誘う。
立っていられなくなった光那が俺にしがみついて愛と快楽を乞う。
ああ、溢れるほど分け合おう。
交互に光那の最果てまで欲望で繋り、舌と指で愛撫して、内も外も愛でつくす。
灯那の陰部からは愛液が溢れ、雄を誘う蜜のような甘さが増す。
熱い、痛いと、泣いて、啼いて、苦しみながら絶頂する光那も、灯那もも美しい。
俺が穢れを焼いた代償ごと、内側から焼いて浄化してしまえば全て無くなる。
浄化した俺も強くなる。
光那も分かっているのか、白金の髪を揺らし拒絶しながら体は受け入れたままさらに雄を締めつける。
「光那を癒すものだから、ゆっくり味わっていいんだ」
「ぁ…っ…あぁあっ…あたし、はっ…んぁあああっっ…やぁ…っ、ぃやぁっ、痛いのに、きもちぃいのっ」
絶頂を繰り返す淫らな水音と喘ぐ声は止まらない。
光那から溢れる涙と愛液が俺の痛みを癒やしていく。
「アタシ、にも…っ…指だけ、は…ゃぁあんっ…ぅあっ、ん…んっ、ほしぃよぉ…はやくぅ…っ」
視界で灯那も白銀も揺れる。灯那は俺が与える痛みも快楽も拒絶しないで受け入れ愛を乞うから、つい甘えてしまう。
安心したように夢中で腰をふる光那。急ぐ様から味わうように、確かめるように。蕩けた笑みで強請る光那も美しい。
だが、灯那も光那だ。
同じだけ愛したい。
「灯那」
「炎胡。アタシにも、愛を、くれるの?」
不安そうな、でも嬉しそうに儚く微笑む灯那。当然、応えは全肯定だ。
「当然だ。灯那は
急に視界が眩しくなって目を閉じた。「ありがとう」と聞こえた気がした。
目覚めれば、穢れの気配が強い見慣れた景色。
ふと、本物の光那が天から近づいてきた。今日も美しい。
「炎胡。また痛いの、どうしたらいい?」
ああ、光那が痛みで涙を堪えている。
俺の炎のせいで痛いのだから、求められたなら俺が癒やさなければ。
腕を伸ばして、手を差し出した。迷うことなく繋がれた手を、二度と離さない。
抱き寄せて、腕に閉じ込めて。
「炎の持ち主の俺なら、痛みを感じにくくすることができる」
「お願いできる?」
「ああ。ああ、困ったら呼べ。俺は光那を必ず助ける」
光那の頬を上向けて、指で、光那の唇に、舌に触れた。
本物は想像よりも柔らかくて、熱くて。
「…っ…こ、ぅ……っ」
本物の、とろりと揺れる瞳は夢よりも煌めいて淫らだった。
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