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愛は番の運命に溺れる
5.知って、教えて
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翌日。
眠っている間のことを覚えていない様子のルシアは、俺に怯えながら抱かれた。
体は少しずつ快楽に鳴れ始めているが、いやがる素振りは消えない。
悲鳴交じりの嬌声も良いが、熱がこもる艶やかな声を知ってしまえばもの足りなくなる。
心はルシアの自由だが、より良い実験成果を得るために怯えを取り除かなければいけない。、
だが、俺では無理だろう。
あえて開き直って、状況の変化と遺伝子の質も調べる気で取り掛かるか。
考えた末、毎夜抱き潰した後で幻想を見るルシアと交わることにした。
恋人の名を呼ぶルシアは気持ちよさそうに俺を受け入れる。
出会って三か月が過ぎた。
ルシアの体は、すっかり俺に慣れた。
当人は戸惑っているが、覚えていないだけで眠っている間にも抱き合っているから当然だ。
ぎこちない対話を重ね、暮らしを共にしているおかげか少しずつ怯えが減っている気がする。
死ぬまでに一度でも、怯えの無い声を向けてもらえるかもしれない期待を抱いた。
だが、油断していた。
眠る前のかけたルシアにかけた、幻想を見せる効果が切れた。
加減を誤ったことに気づくが遅い。
蕩けている目に怯えが混ざり、下肢の繋がりを解いた。
秘部からは俺の精とルシアの蜜が混ざった体液がこぼれる。
悲しそうにつぶやくルシアは気にすることなく、膝に跨ったまま目が揺れている。
やはり、俺では安息を与えられないらしい。
番なのに。
いや、番だからだろうか。
「アルト、いや…アルト、どこに」
「ルシアの夫は、誰だ?」
今幻想をかけ直しても間に合わない。
ならば、もう終わりにしよう。
それなりに種も提供した。
真人の真似事は、終わりだ。
いつものようにルシアをベッドへ組み敷き、ルシアの両腕を片手で押さえつける。
「ウォル・ガディ様、です」
「そうだ」
怯えた声の模範解答。
だが、それでいい。
どうせ聞くなら、まだ悲鳴でも嬌声がいい。
秘部の奥まで一気に貫き隙間を埋める。
「ぃやぁああああっ!!ぁっ!ああんっ!や、ぁ…あっ!」
「番の香りと欲望は、媚薬のように意思を狂わせる。
遺伝子変異と交配のおかげ…で、番にこだわる動物が減った影響、か…?
抑える訓練経験が無いルシアには辛い、かも、しれないな」
瞬きをして見開かれた目には、怯えしか映っていなかった。
完全に目が覚めたのだろう。
気ままに犯すことに決め、蔦も使いルシアの悲鳴を聞きながら抱き潰した。
翌日。
目が覚めたルシアを抱き潰し、急な仕事を片付けるため部屋を出た。
昼食時、仕事を終えて部屋に戻るとルシアの喘ぐ声が聞こえた。
恋人の名を呼ぶ声に重い足で寝室に向かう。
すると、何度もイったらしい様子で自慰を続けているルシアがいた。
自ら快楽を求めるのは良い傾向だと、思うことにした。
俺と目が合うと、潮を吹いてイったルシア。
そのまま眠り始めたので、身を清める。
眠っているはずなのに、触れれば息を吐くように喘ぐルシア。
わざと挿入しないで何度かイかせる。
ナイトドレスを着せてベッドに寝かせると、近くの机で雑務を片付ける。
甘味を食べる頃合いの時間になり、ベッドから動く音がした。
目を向けると、驚いた表情のルシアが俺を見ている。
「ウォル様。お食事は…」
怯えながら枯れた声が告げたのは、俺のことだった。
番だから機嫌をとろうとしなくていいが、言っても伝わらないだろう。
「これから、食べる」
「これから、ですか?…っ…ぁっ」
聞きなれた拒絶するような緊張を含む声に、わずかだが混じる甘い吐息。
ベッドに近寄り、かけていた上掛けを奪う。
ドレスを破り、足を開かせれば、すでに濡れ滴る秘部が見えた。
「みないで、ください…っ」
見ているだけで溢れる蜜は増えていく。
ふと、思いついた。
催淫効果のある蔦を出し、濡れている秘部を這わせる。
「ぁっ…ゃ、あっ…それ、おかしくな、りますからぁあああっ!!」
「今はそれで満足しろ。足りなければ自慰をすればいい」
「あっ、あっ、ぁぅ…これ、だけ…っ?実験、は、ぁああっ…!」、
「ついに、自ら精をねだるか。
相手を違えていないか?
俺は番で夫だが、恋人ではない」
自分で言いながら、胸が痛かった。
だが、あえて煽った反応が見たかった。
眠っている間のことを覚えていない様子のルシアは、俺に怯えながら抱かれた。
体は少しずつ快楽に鳴れ始めているが、いやがる素振りは消えない。
悲鳴交じりの嬌声も良いが、熱がこもる艶やかな声を知ってしまえばもの足りなくなる。
心はルシアの自由だが、より良い実験成果を得るために怯えを取り除かなければいけない。、
だが、俺では無理だろう。
あえて開き直って、状況の変化と遺伝子の質も調べる気で取り掛かるか。
考えた末、毎夜抱き潰した後で幻想を見るルシアと交わることにした。
恋人の名を呼ぶルシアは気持ちよさそうに俺を受け入れる。
出会って三か月が過ぎた。
ルシアの体は、すっかり俺に慣れた。
当人は戸惑っているが、覚えていないだけで眠っている間にも抱き合っているから当然だ。
ぎこちない対話を重ね、暮らしを共にしているおかげか少しずつ怯えが減っている気がする。
死ぬまでに一度でも、怯えの無い声を向けてもらえるかもしれない期待を抱いた。
だが、油断していた。
眠る前のかけたルシアにかけた、幻想を見せる効果が切れた。
加減を誤ったことに気づくが遅い。
蕩けている目に怯えが混ざり、下肢の繋がりを解いた。
秘部からは俺の精とルシアの蜜が混ざった体液がこぼれる。
悲しそうにつぶやくルシアは気にすることなく、膝に跨ったまま目が揺れている。
やはり、俺では安息を与えられないらしい。
番なのに。
いや、番だからだろうか。
「アルト、いや…アルト、どこに」
「ルシアの夫は、誰だ?」
今幻想をかけ直しても間に合わない。
ならば、もう終わりにしよう。
それなりに種も提供した。
真人の真似事は、終わりだ。
いつものようにルシアをベッドへ組み敷き、ルシアの両腕を片手で押さえつける。
「ウォル・ガディ様、です」
「そうだ」
怯えた声の模範解答。
だが、それでいい。
どうせ聞くなら、まだ悲鳴でも嬌声がいい。
秘部の奥まで一気に貫き隙間を埋める。
「ぃやぁああああっ!!ぁっ!ああんっ!や、ぁ…あっ!」
「番の香りと欲望は、媚薬のように意思を狂わせる。
遺伝子変異と交配のおかげ…で、番にこだわる動物が減った影響、か…?
抑える訓練経験が無いルシアには辛い、かも、しれないな」
瞬きをして見開かれた目には、怯えしか映っていなかった。
完全に目が覚めたのだろう。
気ままに犯すことに決め、蔦も使いルシアの悲鳴を聞きながら抱き潰した。
翌日。
目が覚めたルシアを抱き潰し、急な仕事を片付けるため部屋を出た。
昼食時、仕事を終えて部屋に戻るとルシアの喘ぐ声が聞こえた。
恋人の名を呼ぶ声に重い足で寝室に向かう。
すると、何度もイったらしい様子で自慰を続けているルシアがいた。
自ら快楽を求めるのは良い傾向だと、思うことにした。
俺と目が合うと、潮を吹いてイったルシア。
そのまま眠り始めたので、身を清める。
眠っているはずなのに、触れれば息を吐くように喘ぐルシア。
わざと挿入しないで何度かイかせる。
ナイトドレスを着せてベッドに寝かせると、近くの机で雑務を片付ける。
甘味を食べる頃合いの時間になり、ベッドから動く音がした。
目を向けると、驚いた表情のルシアが俺を見ている。
「ウォル様。お食事は…」
怯えながら枯れた声が告げたのは、俺のことだった。
番だから機嫌をとろうとしなくていいが、言っても伝わらないだろう。
「これから、食べる」
「これから、ですか?…っ…ぁっ」
聞きなれた拒絶するような緊張を含む声に、わずかだが混じる甘い吐息。
ベッドに近寄り、かけていた上掛けを奪う。
ドレスを破り、足を開かせれば、すでに濡れ滴る秘部が見えた。
「みないで、ください…っ」
見ているだけで溢れる蜜は増えていく。
ふと、思いついた。
催淫効果のある蔦を出し、濡れている秘部を這わせる。
「ぁっ…ゃ、あっ…それ、おかしくな、りますからぁあああっ!!」
「今はそれで満足しろ。足りなければ自慰をすればいい」
「あっ、あっ、ぁぅ…これ、だけ…っ?実験、は、ぁああっ…!」、
「ついに、自ら精をねだるか。
相手を違えていないか?
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だが、あえて煽った反応が見たかった。
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