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国王ルート
しおりを挟む「貴方には今まで様々な事を学んで頂きましたので約束通り明日より各都市を巡る浄化の旅を行っていただきます。」
『わかった』
「浄化の旅には私が同行する予定でしたが、陛下のご希望により陛下がご同行することとなりました」
『陛下が?』
「ええ、ですのでくれぐれも失礼のないように」
『わかったよ』
ルーナルの各都市を巡り、浄化を終え王都へ戻って来た俺は新たな問題に頭を抱えていた。
『…これは確か旅の途中で見つけた不浄の器?』
部屋に隠されるように設置されていた宝石のような欠片。
帰城してからなかなか取れなかった疲れはこれが原因だったのか。
そして、これを手に入れられるのは———
「セレスミア・シルバ・ルーン、貴様は畏れ多くもこの国の希望である神子を殺害しようとした…」
城前の広場に設置された処刑台の前でセレスミア王妃は静かにこちらを睨みつけていた。
「よって、これより貴様の処刑を開始する」
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