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ぷろろーぐ
いざ異世界へ
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女神が口を閉じた瞬間、全員の目の前に仮想ウィンドウのようなものが現れた。
【皇 煌乃さんで間違いありませんね?】
YES/NO
スマホ版人狼ゲームかよ、とつっこみたくなった私がいる。
とりあえず、表示されている名前は私のもので間違いないので迷わずyesを押す。
【貴方には二つの道があります。どちらにしますか?(長押しで確認できます)】
1.異世界へ行く
2.輪廻の輪に入る
とりあえず、1を長押ししてみる。すると以下のような文が別ウィンドウに現れる。
【1.異世界へ行く】
【異世界へ行くならば博打の覚悟を。】
【選んだならばそれは貴方の責任です。】
【特典として、幾つか選べるものがあります。】
【それ以外はランダムです。】
【第二の人生を異世界で歩みますか?】
戻るを押して、次に2を長押し。
【2.輪廻の輪に入る】
【貴方の世界に残ります。】
【優先的に転生させることを保障します。】
【選んだならばそれは貴方の責任です。】
【第二の人生を元の世界で歩みますか?】
戻るを押す。
……んー…悩む。
チラリと周りを見ると、表情は様々。満足げな者、悩んでいる者、泣いている者、怪しげに笑う者…。泣いている子はともかくとしてもさぁ…他の皆見事に舞い上がっちゃってもう…。
そう思いつつも私も人のことは言えない。私の家族はアホだ。典型的なダメ大人。父親は人を見下してばっかのクソヤロウ。母親は浪費の激しい高飛車女。金だけは無駄にある、一昔前のダメ貴族みたいな家。高校を卒業したら家を出てやろうと思ってた。まさかこんな形で実現するとは思わなかったけど…うん決定。異世界、行ってみよう。あの親には二度と会いたくない。未練は隣の家の幼馴染と公園で餌付けしてた雀たちくらいだし…。幼馴染ごめん。前々から言ってたけど、失踪します!!
ウィンドウに指を近づけ、1をタップする。
【異世界へ行きますか?】
YES/NO
YESを押す。
【本当によろしいですか?】
YES/NO
YESを押す。
【承りました。】
【それでは特典、並びに設定へ移ります。】
【利き手を画面に置いて下さい。】
ん?手を画面に置く?指紋認証の掌版にすればいいのか?
画面の中央に手を置く。
【完了しました。】
【皇さんは6つの指定が可能です。】
【設定して下さい。】
…6つって多いのか?少ないのか?
まぁ、いいや。
【設定(残り6つ)】
“スキル一覧”
“種族”
“成長”
おお?なんじゃこりゃ?
とりあえず全部タップして確認する。
“スキル一覧”は名前の通りスキルの一覧。好きなスキルを選んで取れるみたい。“種族”も名前の通り。人間、獣人、エルフ、ドワーフなどから向こうの世界での種族を選べるらしい。“成長”は、俗に言うステータスの伸び具合を指定出来るようだ。攻撃力高めにしたりとか。この3つのうち、私は6つのものを好きに出来るわけだ。
んー…めんどいなぁ…。
とりあえず、“成長”を開く。
攻撃力
防御力
魔法攻撃力
魔法抵抗力
素早さ
運
んー…何上げとくべきなんだろう。とりあえず運上げとく?運上がれば悪いこと起きなさそうだし…これからの験担ぎも兼ねて行ってみようか。
運をタップし、決定する。
【運でよろしいですか?】
【運の上昇は個人差があります。】
【それでもよろしいですか?】
決定。無いよりはあった方がいいに決まっている。
残り5つ。次は…んー、スキルにいっても良いんだけど…素早さ、必要だと思うんだ。あって損はないと思う。
【素早さでよろしいですか?】
【素早さが100上昇します。】
【よろしいですか?】
決定。
【運気ボーナスが発生しました!!素早さの上昇値が変わります。】
【素早さが上昇しました。】
【上昇値はまだ確定していません。】
…え、何事!?
唐突に現れたウィンドウの文字に思わず固まる。文面から察するに、私の運のステータス値が基準を超えたからおまけのルーレットが回せたとかそんな感じだろうか?その割に上昇値が確定してないのは何でか分かんないけど…悪いことではないみたいだし、ラッキーくらいに思っておけばいいか。
”成長”は以上。他はスルーでおっけー。え、戦闘とかあったらどうするのって?ステータスにもよるけど最悪逃げればいいだけじゃね?逃げるには素早さ、必要じゃないですかね?そのために上げたんだし。
ということで次、スキル一覧へ。選べるのは残り4つ。種族は魔物的な変な欄がなかったからランダムでいいや。残りの4つはすべてスキルでいきます。
そこで私はふと気づく。
…あれ?向こうに行けば適正に合わせて種族が変わるかもしれないって女神様仰ってなかった?
背筋に冷や汗が流れるのが分かった。
なんで?適性の種族になれるのに、どうして種族を選ぶ項目があるの?私の脳内に、”罠”という一文字が浮かび上がる。思わず女神さまの方をバッと見ると、先程と変わらない微笑みを浮かべたままそこにいた。なんとも思っていなかった彼女の微笑みが、急に得体のしれないものに見えて手が震える。
何故?どうして彼女はこの項目を作った?
必死に頭を回す。穴はある気がするが、思い浮かんだ理由はこうだ。
自分たちの責任で別世界で続きの人生を歩むことになった者達にお詫びがしたい。ならばきっと自由度の高い方が喜んでもらえるだろう。今から行く世界のことを詳しく教えることは出来ないが、1人1人個人によってスキルの”適正”がある世界だということは匂わせた。あとは気付けるかは自分次第だし、選んだとしても…
「それは、貴方の責任です…ってまさか、そういう意味…?!」
ごくりと唾を飲み込む。まだ、何か見落としていることはない?あの女神が明言してないことはない?必死に思考を回し考える。…だめだ、思い浮かばない。
これ、ヤバいんじゃね?人参を餌に馬走らせるようなもんじゃん…どうしよう。異世界行く人がどのくらいいるのかは知らんが、皆の顔をみる限り意外と多い筈。とりあえず皆に共有した方が…。そう思った瞬間、新たにウィンドウが現れる。
【沈黙は金なり。】
【言わぬが花。】
【言ったでしょう?ここから先は第2の人生。】
【何もかもが違う世界。】
【自分で動けぬもの、考えられぬものが平気で命を落とす世界。】
【わたくしたちは今に限り生き抜くためのお膳立てをします。しかし、選択の自由も与えます。】
【どう行動するかはもはや貴方たち次第。】
【生き抜くためにどうか、自分の選択に後悔が無いように。】
【よって、貴女の発言内容は許可できません。】
何、これ…。そうだよね、神とあろうものが対価もなしに願い事叶えてくれるわけないよね。今回は向こうに過失があった。だから転生は承るしお膳立てもする、言葉の端端にさり気なくヒントも入れた。…つまり、これは女神様からの試練だったってわけ?面倒なことするなあ。
そうこうしてる間に時間は経っていく。ウィンドウの右上にある時間が着々と減っていく。考察するのは後回しにして、スキル見て行った方が良いかも…。他人の心配してて自分が足元掬われたら意味ないもんね。この件については後。先に自分の今後を決める!
私は最初のウィンドウに向き直り、指を動かした。
「…と思ったんだけどこれは…どうしよう。」
スキルを開いた私は目を見開いて固まってしまった。スキルの数が尋常じゃなく多い。一応検索機能はあるみたいなのが救いだけど、私ゲームなんかしたことないし、こういう時何を選べばいいのか全くわからない。戦闘系のものから補助っぽいもの、生活のスキルまで種類は様々。
「いくつあんの、これ。」
とりあえず適当に下まで流していく。
んー…分からん。スキルを長押しし説明を見るが、それでもよく分からない。火魔法とかは字面的に分かるけど…持ってた方が良いものなの?何に使えるの?メリットは?んー…困った。
ヤケになって指で画面をガシャガシャとする。適当に上下左右にガシャガシャ…荒ぶる私。うおー。分かんないよー。おりゃー。
ピロン!!
【おめでとうございます。】
【ようこそ、裏ページへ。】
…は、裏ページ?
【次の項目からお選び下さい。】
“高位スキル一覧”
“適性ランダム”
…ふぁ!?何これ。え、マジで何これ。
とりあえず長押ししてみる。
【高位スキル一覧】
【通常ページのスキル一覧よりも強力なスキルの一覧です。】
【個人によってはレアなスキルもあるかも。】
【適性ランダム】
【貴方と世界に合ったスキルをランダム選択。】
【異世界に行くまで自分のスキルが分からない代わり、最低でも貴方の残機分のスキルは適性が保証されます。】
【適性ランダム専用のユニークスキルが出る可能性があります。】
チラッと女神の方を見る。その瞬間、ウィンドウに新しい文字が来た。
【裏ページは自分で気付かなければ効力を成さず。】
【また、裏ページは限定3人。貴方が最初の発見者。】
【運も実力のうち。】
【おめでとうございます。】
教えようとしちゃだめよと、暗に釘を刺してきた女神の方を再度見やる。
彼女はにっこりと笑っていた。
「期限が近づいています。皆さん、決まりましたか?」
もう!?ずっと真っ白な所だから時間感覚が分かりません。ウィンドウのタイマーを見ると確かに刻限が近付いてきている。女神の罠を疑って疑心暗鬼になっていた私は、未だに残り4つを決めかねていた。どうしよう…。
「あー…もぅいいや。めんどい。」
【適性ランダムでよろしいですか?】
YES/NO
いぇす。
【本当によろしいですか?】
YES/NO
いぇす。
【承りました。】
【それでは利き手を画面に置いて下さい。】
また手…。これは何の意味があるの?
不思議に思うが、指示には従うしかない。手を置いた。
【認証完了】
【お疲れ様でした。】
【これで特典並びに設定を終了します。】
【最終調整中…】
【完了。】
【それでは、良い人生を願っています。】
読み終わると同時にウィンドウが消える。周りを見ると終わった者からウィンドウが消えていく。…消えるのが遅かった奴らが異世界組か?…クラスメイトの8割ってところか。
「はい、全員の選択が決まりました。全36人中29名が異世界へ、残る7名が輪廻の輪へ旅立ちます。それでは皆さん、わたくしの役目はここまでです。良い人生を願っております。」
女神がそう言い切ると、空間に罅が入りだした。私達が意識を失う寸前、私が最後に見たのはやっぱり笑顔の女神だった。
_____ふふ、面白い子みーっけ
【皇 煌乃さんで間違いありませんね?】
YES/NO
スマホ版人狼ゲームかよ、とつっこみたくなった私がいる。
とりあえず、表示されている名前は私のもので間違いないので迷わずyesを押す。
【貴方には二つの道があります。どちらにしますか?(長押しで確認できます)】
1.異世界へ行く
2.輪廻の輪に入る
とりあえず、1を長押ししてみる。すると以下のような文が別ウィンドウに現れる。
【1.異世界へ行く】
【異世界へ行くならば博打の覚悟を。】
【選んだならばそれは貴方の責任です。】
【特典として、幾つか選べるものがあります。】
【それ以外はランダムです。】
【第二の人生を異世界で歩みますか?】
戻るを押して、次に2を長押し。
【2.輪廻の輪に入る】
【貴方の世界に残ります。】
【優先的に転生させることを保障します。】
【選んだならばそれは貴方の責任です。】
【第二の人生を元の世界で歩みますか?】
戻るを押す。
……んー…悩む。
チラリと周りを見ると、表情は様々。満足げな者、悩んでいる者、泣いている者、怪しげに笑う者…。泣いている子はともかくとしてもさぁ…他の皆見事に舞い上がっちゃってもう…。
そう思いつつも私も人のことは言えない。私の家族はアホだ。典型的なダメ大人。父親は人を見下してばっかのクソヤロウ。母親は浪費の激しい高飛車女。金だけは無駄にある、一昔前のダメ貴族みたいな家。高校を卒業したら家を出てやろうと思ってた。まさかこんな形で実現するとは思わなかったけど…うん決定。異世界、行ってみよう。あの親には二度と会いたくない。未練は隣の家の幼馴染と公園で餌付けしてた雀たちくらいだし…。幼馴染ごめん。前々から言ってたけど、失踪します!!
ウィンドウに指を近づけ、1をタップする。
【異世界へ行きますか?】
YES/NO
YESを押す。
【本当によろしいですか?】
YES/NO
YESを押す。
【承りました。】
【それでは特典、並びに設定へ移ります。】
【利き手を画面に置いて下さい。】
ん?手を画面に置く?指紋認証の掌版にすればいいのか?
画面の中央に手を置く。
【完了しました。】
【皇さんは6つの指定が可能です。】
【設定して下さい。】
…6つって多いのか?少ないのか?
まぁ、いいや。
【設定(残り6つ)】
“スキル一覧”
“種族”
“成長”
おお?なんじゃこりゃ?
とりあえず全部タップして確認する。
“スキル一覧”は名前の通りスキルの一覧。好きなスキルを選んで取れるみたい。“種族”も名前の通り。人間、獣人、エルフ、ドワーフなどから向こうの世界での種族を選べるらしい。“成長”は、俗に言うステータスの伸び具合を指定出来るようだ。攻撃力高めにしたりとか。この3つのうち、私は6つのものを好きに出来るわけだ。
んー…めんどいなぁ…。
とりあえず、“成長”を開く。
攻撃力
防御力
魔法攻撃力
魔法抵抗力
素早さ
運
んー…何上げとくべきなんだろう。とりあえず運上げとく?運上がれば悪いこと起きなさそうだし…これからの験担ぎも兼ねて行ってみようか。
運をタップし、決定する。
【運でよろしいですか?】
【運の上昇は個人差があります。】
【それでもよろしいですか?】
決定。無いよりはあった方がいいに決まっている。
残り5つ。次は…んー、スキルにいっても良いんだけど…素早さ、必要だと思うんだ。あって損はないと思う。
【素早さでよろしいですか?】
【素早さが100上昇します。】
【よろしいですか?】
決定。
【運気ボーナスが発生しました!!素早さの上昇値が変わります。】
【素早さが上昇しました。】
【上昇値はまだ確定していません。】
…え、何事!?
唐突に現れたウィンドウの文字に思わず固まる。文面から察するに、私の運のステータス値が基準を超えたからおまけのルーレットが回せたとかそんな感じだろうか?その割に上昇値が確定してないのは何でか分かんないけど…悪いことではないみたいだし、ラッキーくらいに思っておけばいいか。
”成長”は以上。他はスルーでおっけー。え、戦闘とかあったらどうするのって?ステータスにもよるけど最悪逃げればいいだけじゃね?逃げるには素早さ、必要じゃないですかね?そのために上げたんだし。
ということで次、スキル一覧へ。選べるのは残り4つ。種族は魔物的な変な欄がなかったからランダムでいいや。残りの4つはすべてスキルでいきます。
そこで私はふと気づく。
…あれ?向こうに行けば適正に合わせて種族が変わるかもしれないって女神様仰ってなかった?
背筋に冷や汗が流れるのが分かった。
なんで?適性の種族になれるのに、どうして種族を選ぶ項目があるの?私の脳内に、”罠”という一文字が浮かび上がる。思わず女神さまの方をバッと見ると、先程と変わらない微笑みを浮かべたままそこにいた。なんとも思っていなかった彼女の微笑みが、急に得体のしれないものに見えて手が震える。
何故?どうして彼女はこの項目を作った?
必死に頭を回す。穴はある気がするが、思い浮かんだ理由はこうだ。
自分たちの責任で別世界で続きの人生を歩むことになった者達にお詫びがしたい。ならばきっと自由度の高い方が喜んでもらえるだろう。今から行く世界のことを詳しく教えることは出来ないが、1人1人個人によってスキルの”適正”がある世界だということは匂わせた。あとは気付けるかは自分次第だし、選んだとしても…
「それは、貴方の責任です…ってまさか、そういう意味…?!」
ごくりと唾を飲み込む。まだ、何か見落としていることはない?あの女神が明言してないことはない?必死に思考を回し考える。…だめだ、思い浮かばない。
これ、ヤバいんじゃね?人参を餌に馬走らせるようなもんじゃん…どうしよう。異世界行く人がどのくらいいるのかは知らんが、皆の顔をみる限り意外と多い筈。とりあえず皆に共有した方が…。そう思った瞬間、新たにウィンドウが現れる。
【沈黙は金なり。】
【言わぬが花。】
【言ったでしょう?ここから先は第2の人生。】
【何もかもが違う世界。】
【自分で動けぬもの、考えられぬものが平気で命を落とす世界。】
【わたくしたちは今に限り生き抜くためのお膳立てをします。しかし、選択の自由も与えます。】
【どう行動するかはもはや貴方たち次第。】
【生き抜くためにどうか、自分の選択に後悔が無いように。】
【よって、貴女の発言内容は許可できません。】
何、これ…。そうだよね、神とあろうものが対価もなしに願い事叶えてくれるわけないよね。今回は向こうに過失があった。だから転生は承るしお膳立てもする、言葉の端端にさり気なくヒントも入れた。…つまり、これは女神様からの試練だったってわけ?面倒なことするなあ。
そうこうしてる間に時間は経っていく。ウィンドウの右上にある時間が着々と減っていく。考察するのは後回しにして、スキル見て行った方が良いかも…。他人の心配してて自分が足元掬われたら意味ないもんね。この件については後。先に自分の今後を決める!
私は最初のウィンドウに向き直り、指を動かした。
「…と思ったんだけどこれは…どうしよう。」
スキルを開いた私は目を見開いて固まってしまった。スキルの数が尋常じゃなく多い。一応検索機能はあるみたいなのが救いだけど、私ゲームなんかしたことないし、こういう時何を選べばいいのか全くわからない。戦闘系のものから補助っぽいもの、生活のスキルまで種類は様々。
「いくつあんの、これ。」
とりあえず適当に下まで流していく。
んー…分からん。スキルを長押しし説明を見るが、それでもよく分からない。火魔法とかは字面的に分かるけど…持ってた方が良いものなの?何に使えるの?メリットは?んー…困った。
ヤケになって指で画面をガシャガシャとする。適当に上下左右にガシャガシャ…荒ぶる私。うおー。分かんないよー。おりゃー。
ピロン!!
【おめでとうございます。】
【ようこそ、裏ページへ。】
…は、裏ページ?
【次の項目からお選び下さい。】
“高位スキル一覧”
“適性ランダム”
…ふぁ!?何これ。え、マジで何これ。
とりあえず長押ししてみる。
【高位スキル一覧】
【通常ページのスキル一覧よりも強力なスキルの一覧です。】
【個人によってはレアなスキルもあるかも。】
【適性ランダム】
【貴方と世界に合ったスキルをランダム選択。】
【異世界に行くまで自分のスキルが分からない代わり、最低でも貴方の残機分のスキルは適性が保証されます。】
【適性ランダム専用のユニークスキルが出る可能性があります。】
チラッと女神の方を見る。その瞬間、ウィンドウに新しい文字が来た。
【裏ページは自分で気付かなければ効力を成さず。】
【また、裏ページは限定3人。貴方が最初の発見者。】
【運も実力のうち。】
【おめでとうございます。】
教えようとしちゃだめよと、暗に釘を刺してきた女神の方を再度見やる。
彼女はにっこりと笑っていた。
「期限が近づいています。皆さん、決まりましたか?」
もう!?ずっと真っ白な所だから時間感覚が分かりません。ウィンドウのタイマーを見ると確かに刻限が近付いてきている。女神の罠を疑って疑心暗鬼になっていた私は、未だに残り4つを決めかねていた。どうしよう…。
「あー…もぅいいや。めんどい。」
【適性ランダムでよろしいですか?】
YES/NO
いぇす。
【本当によろしいですか?】
YES/NO
いぇす。
【承りました。】
【それでは利き手を画面に置いて下さい。】
また手…。これは何の意味があるの?
不思議に思うが、指示には従うしかない。手を置いた。
【認証完了】
【お疲れ様でした。】
【これで特典並びに設定を終了します。】
【最終調整中…】
【完了。】
【それでは、良い人生を願っています。】
読み終わると同時にウィンドウが消える。周りを見ると終わった者からウィンドウが消えていく。…消えるのが遅かった奴らが異世界組か?…クラスメイトの8割ってところか。
「はい、全員の選択が決まりました。全36人中29名が異世界へ、残る7名が輪廻の輪へ旅立ちます。それでは皆さん、わたくしの役目はここまでです。良い人生を願っております。」
女神がそう言い切ると、空間に罅が入りだした。私達が意識を失う寸前、私が最後に見たのはやっぱり笑顔の女神だった。
_____ふふ、面白い子みーっけ
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