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フランタール脱出編
私はメシアにはなれない
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委員長の部屋を出た私は、りょーたんの部屋へ行こうと考えて、止めた。
ちょっと待て、今は何時だ。
―――私の腕時計を見るには夜の8時だ。
そんな夜の8時に私は何処へ行こうとしている。
―――りょーたんがいると思しき本人のお部屋へ。
りょーたんとは。
―――私の担任教師であり、私の親友(自称)であり、立派な成年男性である。
はい、ダメですね。明日の朝にしよう。世間体的にもよろしくないしね。うん、それがいい、そうしよう。
「何がいいって?」
「そりゃあ、りょーたんと内緒話をするのにぃぃぃぃいいいいい!!??」
「ほう、そんなに俺と話したかったのか」
「……噂をすればってやつなのかな?まぁいいや、りょーたんタイミング悪いけどナイスタイミング。」
「それは良いのか悪いのか?で、話って?」
「多分良いんだよ。それよりりょーたん、耳貸して。」
「あ??」
周りに人が居ないのを確認して、りょーたんに小声で問いかける。
「…りょーたん、王女サマから放逐話来た?」
「…はぁ?なんだそりゃ?」
「…ふむ。」
りょーたんに放逐話が行ってない…余計怪しいですなぁ。王女サマそろそろ動くか?ダークエルフって聞くからにレアっぽい種族だしなぁ…うーむ。
「…なんか情報掴んだか?」
「察しが良くて助かりますー。でもちょっとこんな廊下のど真ん中でお話できるような話じゃないんだよね。」
「あぁ、それで内緒話か。」
「いぇす。」
「…俺の部屋来るか?」
「え」
「安心しろ、ちゃんと相方が部屋にいる。ついでに言えば相方は久城だ。」
「おーう、ナイスなような、バットなような…まぁいいやお邪魔しましょうかね。四の五の言ってられない状況だしね。」
「…誘っといてなんだが、お前少しは警戒しろよ。」
「大丈夫、なんかあったら即時撤退するから。」
「そういうことじゃないんだが…まぁいいや。おら、行くぞー」
「はーい」
ってことで訪れたりょーたん・久城ペアの部屋。お邪魔します、邪魔するなら帰れと軽口を叩きながら入室する。中に入ると吃驚した顔でこちらを見る久城がいた。
「勇者同士の部屋じゃないんだね」
「それ俺も思った」
「え…え、皇?なんで?」
「やぁやぁ、久城君や。ちょっと三人で内緒話をしないかね?」
「勿論聞くよな久城君」
「先生に君付けされる日が来るとは…まぁいいです。なんですか?皇の話なら何でも聞かせてもらいますよ。」
委員長に話したことを二人にも伝える。この国危ないよー、なんかヤバいこと考えてるかもよー、私二日後捨てられるよー、とまぁこんな感じか。そう言うと、二人は何かを考え込むように黙り込んでしまった。
考えているところで悪いが、そちらに怪しいアプローチはないか、人外種属に対する差別はないかなどを尋ねる。
二人の回答は「ある」だった。
何でも明確な差別はないが、人種的差別の少ない日本に住んでいた者として違和感があるそうだ。
人間と人外が一緒にいると笑顔でさり気なく引き離しに来たり、道具を選ばせるのを人間に優先的に持って来たりなどだ。
「もともとおかしなところはあったんだ。例えば、桜木さんっているだろう?彼女の職業は司書なんだけど、司書って職業は、情報を纏めることや魔法書の扱い、メンテナンスに長けるものらしい。だから言ってしまえば、完全な後衛職で、しかもどちらかと言えば非戦闘員なんだ。なのに、昨日彼女が王女様に図書館に行きたいと言ってみたところ、行く必要はないと言われたそうだよ。…普通そんな後衛職、簡単な護身術でも教えたらすぐにでも図書館に連れていって、相当の知識や技術を学ばせるはずだろ?けど王女様は、“今は自分の身を守る技術を学べ”とか”使用許可を出すから後で行きなさい”とかではなく、“行く必要はない”と言った。“今は行く必要がない”ならまだ分かる。でも、常識的におかしくないか?いまの皇の話を聞いて確信したけど、王女たちの対応は、この世界を知らない俺たちが手っ取り早く知識を得る方法を潰しているようにしか思えない。俺もさり気なく王女に図書館行きを打診してみたんだが、頑なに図書館に行かせなかった。あの手この手で言いくるめてやったのにね。」
「言いくるめって、怖いことすんなお前も。まぁ俺もなー、皇みたいな放逐の話は来ていないが…なぁんかこっちをチラチラ見てくる輩が多いんだよな。うっぜぇ。しかも、嫌ぁな視線なんだよなぁ…なんて言うかこう…解剖される前の蛙の気分?観察するような、利益しか見てねぇような…。でも、話聞いてすっきりしたわ…俺確実に売られるか解剖されるな。主に種族のせいで。」
「クラスの男子曰く男のエルフとか誰得だよ、らしいですよ。多分8割は僻みですけど。あ、でも女子はイケメンがさらなる進化を遂げたって騒いでました。良かったですね、先生。」
「うえぇ…嬉しくねぇモテ方だなぁおい。」
とまぁ二人にも思うところがあるようだ。
「私は二日後、ここを出るよ。隣国の多種族国家まで全力で逃げる。りょーたんや久城たちがどうするのかは分かんないけど、気をつけてね。」
「…おい待て。お前俺のこと置いてく気か?今の話聞いて俺が残るとでも?実験体にされんのはごめんだな。」
「というか皇は戦闘訓練受けてないでしょ?逃げられるの?ってことで、逃走組に俺も追加で。俺、利用するのは好きですけど、利用されるのは大嫌いなんですよね。」
「「久城怖い。」」
「なんで!?」
「お邪魔しましたー、おやすみなさい。りょーたんと、えっと久城…サン」
「さん付け止めて。皇、マジで止めて。あぁ、数年かけて縮めた距離が遠ざかっていく…」
「プークスクス、ざまあねえな久城。おー、おやすみー、気を付けて戻れよ?」
「はーい。」
こうして私は二日後の脱走にメンバーを二人加えて、自室へと逃走した。…久城は敵に回さないという教訓を得て。
え、他のクラスメイト?なんで関わりのない人に忠告しに行かないといけないの?
私の比較的仲良かった子たちは、そもそも異世界ルートじゃなくて転生ルートに行っちゃったから、もともと気楽に一人旅なんて考えていたし、気になっていたのはそれこそお世話になった委員長とか委員つながりで久城とか、担任のりょーたんとかだけだし。
私は悪いことは基本しないけど、だからと言って良いことをする善人ってわけじゃないんだよ。自分のことで精いっぱいなのに他人のことまで気にしてられない。だから他の子たちのことは委員長に任せる。私よりもきっと効率よく動いてくれるはずだから。
文句は聞かないよ、女神様。
「選んだ自分の責任、なんでしょ?」
ちょっと待て、今は何時だ。
―――私の腕時計を見るには夜の8時だ。
そんな夜の8時に私は何処へ行こうとしている。
―――りょーたんがいると思しき本人のお部屋へ。
りょーたんとは。
―――私の担任教師であり、私の親友(自称)であり、立派な成年男性である。
はい、ダメですね。明日の朝にしよう。世間体的にもよろしくないしね。うん、それがいい、そうしよう。
「何がいいって?」
「そりゃあ、りょーたんと内緒話をするのにぃぃぃぃいいいいい!!??」
「ほう、そんなに俺と話したかったのか」
「……噂をすればってやつなのかな?まぁいいや、りょーたんタイミング悪いけどナイスタイミング。」
「それは良いのか悪いのか?で、話って?」
「多分良いんだよ。それよりりょーたん、耳貸して。」
「あ??」
周りに人が居ないのを確認して、りょーたんに小声で問いかける。
「…りょーたん、王女サマから放逐話来た?」
「…はぁ?なんだそりゃ?」
「…ふむ。」
りょーたんに放逐話が行ってない…余計怪しいですなぁ。王女サマそろそろ動くか?ダークエルフって聞くからにレアっぽい種族だしなぁ…うーむ。
「…なんか情報掴んだか?」
「察しが良くて助かりますー。でもちょっとこんな廊下のど真ん中でお話できるような話じゃないんだよね。」
「あぁ、それで内緒話か。」
「いぇす。」
「…俺の部屋来るか?」
「え」
「安心しろ、ちゃんと相方が部屋にいる。ついでに言えば相方は久城だ。」
「おーう、ナイスなような、バットなような…まぁいいやお邪魔しましょうかね。四の五の言ってられない状況だしね。」
「…誘っといてなんだが、お前少しは警戒しろよ。」
「大丈夫、なんかあったら即時撤退するから。」
「そういうことじゃないんだが…まぁいいや。おら、行くぞー」
「はーい」
ってことで訪れたりょーたん・久城ペアの部屋。お邪魔します、邪魔するなら帰れと軽口を叩きながら入室する。中に入ると吃驚した顔でこちらを見る久城がいた。
「勇者同士の部屋じゃないんだね」
「それ俺も思った」
「え…え、皇?なんで?」
「やぁやぁ、久城君や。ちょっと三人で内緒話をしないかね?」
「勿論聞くよな久城君」
「先生に君付けされる日が来るとは…まぁいいです。なんですか?皇の話なら何でも聞かせてもらいますよ。」
委員長に話したことを二人にも伝える。この国危ないよー、なんかヤバいこと考えてるかもよー、私二日後捨てられるよー、とまぁこんな感じか。そう言うと、二人は何かを考え込むように黙り込んでしまった。
考えているところで悪いが、そちらに怪しいアプローチはないか、人外種属に対する差別はないかなどを尋ねる。
二人の回答は「ある」だった。
何でも明確な差別はないが、人種的差別の少ない日本に住んでいた者として違和感があるそうだ。
人間と人外が一緒にいると笑顔でさり気なく引き離しに来たり、道具を選ばせるのを人間に優先的に持って来たりなどだ。
「もともとおかしなところはあったんだ。例えば、桜木さんっているだろう?彼女の職業は司書なんだけど、司書って職業は、情報を纏めることや魔法書の扱い、メンテナンスに長けるものらしい。だから言ってしまえば、完全な後衛職で、しかもどちらかと言えば非戦闘員なんだ。なのに、昨日彼女が王女様に図書館に行きたいと言ってみたところ、行く必要はないと言われたそうだよ。…普通そんな後衛職、簡単な護身術でも教えたらすぐにでも図書館に連れていって、相当の知識や技術を学ばせるはずだろ?けど王女様は、“今は自分の身を守る技術を学べ”とか”使用許可を出すから後で行きなさい”とかではなく、“行く必要はない”と言った。“今は行く必要がない”ならまだ分かる。でも、常識的におかしくないか?いまの皇の話を聞いて確信したけど、王女たちの対応は、この世界を知らない俺たちが手っ取り早く知識を得る方法を潰しているようにしか思えない。俺もさり気なく王女に図書館行きを打診してみたんだが、頑なに図書館に行かせなかった。あの手この手で言いくるめてやったのにね。」
「言いくるめって、怖いことすんなお前も。まぁ俺もなー、皇みたいな放逐の話は来ていないが…なぁんかこっちをチラチラ見てくる輩が多いんだよな。うっぜぇ。しかも、嫌ぁな視線なんだよなぁ…なんて言うかこう…解剖される前の蛙の気分?観察するような、利益しか見てねぇような…。でも、話聞いてすっきりしたわ…俺確実に売られるか解剖されるな。主に種族のせいで。」
「クラスの男子曰く男のエルフとか誰得だよ、らしいですよ。多分8割は僻みですけど。あ、でも女子はイケメンがさらなる進化を遂げたって騒いでました。良かったですね、先生。」
「うえぇ…嬉しくねぇモテ方だなぁおい。」
とまぁ二人にも思うところがあるようだ。
「私は二日後、ここを出るよ。隣国の多種族国家まで全力で逃げる。りょーたんや久城たちがどうするのかは分かんないけど、気をつけてね。」
「…おい待て。お前俺のこと置いてく気か?今の話聞いて俺が残るとでも?実験体にされんのはごめんだな。」
「というか皇は戦闘訓練受けてないでしょ?逃げられるの?ってことで、逃走組に俺も追加で。俺、利用するのは好きですけど、利用されるのは大嫌いなんですよね。」
「「久城怖い。」」
「なんで!?」
「お邪魔しましたー、おやすみなさい。りょーたんと、えっと久城…サン」
「さん付け止めて。皇、マジで止めて。あぁ、数年かけて縮めた距離が遠ざかっていく…」
「プークスクス、ざまあねえな久城。おー、おやすみー、気を付けて戻れよ?」
「はーい。」
こうして私は二日後の脱走にメンバーを二人加えて、自室へと逃走した。…久城は敵に回さないという教訓を得て。
え、他のクラスメイト?なんで関わりのない人に忠告しに行かないといけないの?
私の比較的仲良かった子たちは、そもそも異世界ルートじゃなくて転生ルートに行っちゃったから、もともと気楽に一人旅なんて考えていたし、気になっていたのはそれこそお世話になった委員長とか委員つながりで久城とか、担任のりょーたんとかだけだし。
私は悪いことは基本しないけど、だからと言って良いことをする善人ってわけじゃないんだよ。自分のことで精いっぱいなのに他人のことまで気にしてられない。だから他の子たちのことは委員長に任せる。私よりもきっと効率よく動いてくれるはずだから。
文句は聞かないよ、女神様。
「選んだ自分の責任、なんでしょ?」
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