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揺るがないもの
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私の肩に軽く手を乗せた史弥さんが、更に一歩離れてしまう。
「ヴァンパイアだなんて言葉を巧みに使って誤魔化しているけど、結局は葉月を苦しめているあいつと、俺は同じなんだよ」
空いた口がふさがらない、という状況を始めて経験していた。何かを言おうと口を大きく開けたけれど、そこから漏れたのは言葉にもならない声のみだった。
「違います……」
か細く吐き出した声は、史弥さんに自傷気味な笑みを浮かばせた。違う、そんな顔をさせたいわけじゃないのに。
「違くないよ。俺は吸血鬼で、葉月の家族を奪って、更に君を深く傷つけた男と同族なんだ」
深い悲しみを声に宿して、彼は俯いた。長い前髪がさらりと落ちて、その表情を隠してしまう。
「違う。同族だとか、そんなことはどうでもいいんです」
「葉月?」
史弥さんの肩をつかんで、思い切り背伸びをした。驚いた彼が顔を上げたが、それを無視して彼の首へと両腕をしっかりと巻き付けた。彼の耳にぴたりと頬を付けて、離れないようにぎゅっと力を籠める。彼は、私を支えるように背中に腕を回して、軽く屈んでくれている。
「そんなことを言ったら、私と同族の人間だって、数えきれないほど罪を犯して、毎日のように人を傷つけています。それでも、人は当然のように人を愛します。それに史弥さんは、あんな男と同じなんかなじゃい。史弥さんは優しくて、強くて、綺麗で……」
気づけば、目からはポロポロと涙が零れていた。そしていつの間にか、私を支えていただけの二本の腕は、しっかりと私を抱きしめてくれていた。
「誰よりも愛してます。だから、そんなことを言わないで。お願い」
泣きわめくように、子供のようにしゃくりあげて泣く私の頭に手を当てて彼は曲げていた背中を伸ばした。そうすることで、彼の肩に乗せていた私の顔は、あっという間に彼の胸元へとおさまってしまう。強い力で抱きしめられて呼吸も苦しかったが、そんなことは気にもならなかった。
本当は、彼が吸血鬼であることを私が誰よりも気にしていたのだ。もちろん彼を怖いと思ったことなど一度もないし、彼が人間ではないと実感することもほとんどない。それでも心のどこかで、小さなトゲのように刺さっていた。それに、彼はずっと気づいていたのだ。だからこそ、あえて自分からその話題を振ることで、私に彼への気持ちを再認識させようとしたのだろう。
「試すようなことを言ってごめん。ただ、少しでも俺を怖いと感じるようなら、傍にいるべきじゃないと思ったんだ。この先、俺が吸血鬼であるということが、葉月を苦しめないとは限らない」
「そんなことには絶対ならない」
きっぱりと言い切って、彼の背中に回した腕に力を籠める。彼はそんな私を一度力強く抱きしめてから、腕を伸ばして少しだけ体を離した。
「ありがとう。泣かせてしまってごめん」
指先で涙を拭ってくれる。子供のように泣きじゃくったことが急に恥ずかしくなって、俯こうとする私の顎を指先で持ち上げる。強制的にあわされた視線は、甘くとろついている。
「愛してるだなんて、嬉しいことを言ってくれるね」
どんなに有名な夜景も、高値でやり取りされている絵画だって、今私の目の前に浮かぶ笑顔ほど美しいものなど、この世には存在しない。そしてその笑顔は、私だけのためにそこにあるのだ。それだけで、どれほどつらいことがあろうとも生きていけるような気がした。
「俺も愛してるよ。今まで出会った誰よりも、そしてこれから出会う誰よりも、葉月だけを愛してるよ」
そう言って、その瞳よりも甘いキスをしてくれる。
優しい唇が蜜のように甘美な余韻を残して離れていくのを、私は拒んだ。精一杯背伸びをして、彼の首にしっかりと腕を巻き付ける。一瞬離れてしまった唇から冷たい吐息を漏らして笑った彼は、私の肩を押してこれでもかと伸ばしていた足の裏をぴたりと床につけさせた。そしてうっとりする程魅力的で危険な笑顔を見せた後、柔らかい舌先で私の意識を完璧に支配していった。
やがて彼は、ゆっくりと唇を離してから、至近距離で私の目をのぞき込んだ。
「続きは後にしてもいいかな? 実は、お腹ぺこぺこなんだ」
少し恥ずかしそうに笑った彼がそう言って、鍋へ視線を送った。見下ろすように私に視線を戻した彼は、額に小さなキスをしてくれた。
「すぐに支度するね」
ありがとう、と言い残して彼はダイニングテーブルへと向かった。
鍋を開けて、真っ赤なソースに浮かぶロールキャベツをすくい上げた。ぼたぼた、とソースが落ちる。それを真っ白な皿で受け止めて、二つ、皿へ乗せた。お揃いの皿に一つだけロールキャベツを乗せたものと一緒にテーブルへ運ぶ。
「美味しそうだね。ワインが欲しくなる」
スライスしたフランスパンを軽くトーストしたものも更に並べて、サラダの横に置く。
「ワイン、買ってくればよかったね」
石丸さんと会った帰りに買い物をして、皿や調理器具などを買ったばかりだった。史弥さんは普段買ったものを食べるばかりで、作っても簡単なものだけだったそうだ。家賃を払う、と言ったが当然聞き入れてはくれなかった彼に出した妥協案が、私が料理の支度をするということだった。そこで、フライパンや二人分の皿などを慌てて買い足したわけだ。
全てテーブルに並び終えた私が向き合って座ると、彼は少しだけ顔を曇らせた。
「ワインならあるけど……」
そういい淀んだ表情から、彼が私に気を使ってくれていることは明らかだった。
「おばあ様のことがあったばかりだからね。お酒なんて飲む気分じゃないだろ?」
「でも、史弥さんまでそんな……」
悲しむに暮れるのは、私一人で充分だ。
しかし彼はにこりと笑って、小さく首を振った。
「状況が落ち着いたら、一緒に新しいボトルを開けよう。それまでは、これで充分だ」
そう言って、彼は二つのグラスに冷たいお茶を注ぐ。一つを私に手渡して、グラスを合わせる仕草をした。
「ありがとう」
心からそう答えて、私もグラスを軽く持ち上げた。お互いにグラスを重ねることはなく、そのまま口元へと運んだ。
「食欲がない?」
ふいにそう尋ねられて、間抜けな声を出した。彼は柔らかく笑ったかと思うと、フォークを持っていた右手で私の皿を指す。
「全然食べてないね。片づけは俺がやるから、向こうで休んでてもいいんだよ」
そんな、と慌てて首を振る。彼にここまで心配をかけてしまうなんて、私は何をしているのだろう。
「大丈夫。ちょっと……疲れてるだけ。色々なことが、急に起きて……」
「そうだね。疲れが出るのも無理ないよ」
優しい瞳に心が温かくなって、自然に頬が緩んだ。それを見てか、彼の瞳にほんの少しだけ意地の悪い光が灯る。
「疲れてるのは、俺のせいでもあるのかな。安心して、今晩もまだ仕事の続きをしなくちゃいけないから、さっきの続きは明日になりそうだ」
『さっきの続き』が何を指すのか一瞬理解できず、首を横に傾けた時に急に気が付いて顔が熱くなる。決して期待をしていたわけではないけれど、一緒に眠れないのは寂しく感じた。
「そんなにしょんぼりしないで。朝には隣にいるから。葉月も、一人の方がよく眠れると思うよ」
笑いながら彼が言った。何と返せばいいのかもわからなくて下を向けば、彼の皿が空になっていることに気づいた。
「あ、あの、おかわりは……」
ぴくりと眉を動かして皿に視線を落とした彼が、皿を私へ渡した。
「お願いしてもいい? 凄く美味しいよ」
彼のために食事を用意するのが、こんなに嬉しいことだなんて想像もしていなかった。美味しいと言ってくれただけで、天にも昇る気持ちだった。
こんなに平穏な日々が、この先も永遠に続けばいいのに、と無意識のうちにどこかで祈っていた。
「ヴァンパイアだなんて言葉を巧みに使って誤魔化しているけど、結局は葉月を苦しめているあいつと、俺は同じなんだよ」
空いた口がふさがらない、という状況を始めて経験していた。何かを言おうと口を大きく開けたけれど、そこから漏れたのは言葉にもならない声のみだった。
「違います……」
か細く吐き出した声は、史弥さんに自傷気味な笑みを浮かばせた。違う、そんな顔をさせたいわけじゃないのに。
「違くないよ。俺は吸血鬼で、葉月の家族を奪って、更に君を深く傷つけた男と同族なんだ」
深い悲しみを声に宿して、彼は俯いた。長い前髪がさらりと落ちて、その表情を隠してしまう。
「違う。同族だとか、そんなことはどうでもいいんです」
「葉月?」
史弥さんの肩をつかんで、思い切り背伸びをした。驚いた彼が顔を上げたが、それを無視して彼の首へと両腕をしっかりと巻き付けた。彼の耳にぴたりと頬を付けて、離れないようにぎゅっと力を籠める。彼は、私を支えるように背中に腕を回して、軽く屈んでくれている。
「そんなことを言ったら、私と同族の人間だって、数えきれないほど罪を犯して、毎日のように人を傷つけています。それでも、人は当然のように人を愛します。それに史弥さんは、あんな男と同じなんかなじゃい。史弥さんは優しくて、強くて、綺麗で……」
気づけば、目からはポロポロと涙が零れていた。そしていつの間にか、私を支えていただけの二本の腕は、しっかりと私を抱きしめてくれていた。
「誰よりも愛してます。だから、そんなことを言わないで。お願い」
泣きわめくように、子供のようにしゃくりあげて泣く私の頭に手を当てて彼は曲げていた背中を伸ばした。そうすることで、彼の肩に乗せていた私の顔は、あっという間に彼の胸元へとおさまってしまう。強い力で抱きしめられて呼吸も苦しかったが、そんなことは気にもならなかった。
本当は、彼が吸血鬼であることを私が誰よりも気にしていたのだ。もちろん彼を怖いと思ったことなど一度もないし、彼が人間ではないと実感することもほとんどない。それでも心のどこかで、小さなトゲのように刺さっていた。それに、彼はずっと気づいていたのだ。だからこそ、あえて自分からその話題を振ることで、私に彼への気持ちを再認識させようとしたのだろう。
「試すようなことを言ってごめん。ただ、少しでも俺を怖いと感じるようなら、傍にいるべきじゃないと思ったんだ。この先、俺が吸血鬼であるということが、葉月を苦しめないとは限らない」
「そんなことには絶対ならない」
きっぱりと言い切って、彼の背中に回した腕に力を籠める。彼はそんな私を一度力強く抱きしめてから、腕を伸ばして少しだけ体を離した。
「ありがとう。泣かせてしまってごめん」
指先で涙を拭ってくれる。子供のように泣きじゃくったことが急に恥ずかしくなって、俯こうとする私の顎を指先で持ち上げる。強制的にあわされた視線は、甘くとろついている。
「愛してるだなんて、嬉しいことを言ってくれるね」
どんなに有名な夜景も、高値でやり取りされている絵画だって、今私の目の前に浮かぶ笑顔ほど美しいものなど、この世には存在しない。そしてその笑顔は、私だけのためにそこにあるのだ。それだけで、どれほどつらいことがあろうとも生きていけるような気がした。
「俺も愛してるよ。今まで出会った誰よりも、そしてこれから出会う誰よりも、葉月だけを愛してるよ」
そう言って、その瞳よりも甘いキスをしてくれる。
優しい唇が蜜のように甘美な余韻を残して離れていくのを、私は拒んだ。精一杯背伸びをして、彼の首にしっかりと腕を巻き付ける。一瞬離れてしまった唇から冷たい吐息を漏らして笑った彼は、私の肩を押してこれでもかと伸ばしていた足の裏をぴたりと床につけさせた。そしてうっとりする程魅力的で危険な笑顔を見せた後、柔らかい舌先で私の意識を完璧に支配していった。
やがて彼は、ゆっくりと唇を離してから、至近距離で私の目をのぞき込んだ。
「続きは後にしてもいいかな? 実は、お腹ぺこぺこなんだ」
少し恥ずかしそうに笑った彼がそう言って、鍋へ視線を送った。見下ろすように私に視線を戻した彼は、額に小さなキスをしてくれた。
「すぐに支度するね」
ありがとう、と言い残して彼はダイニングテーブルへと向かった。
鍋を開けて、真っ赤なソースに浮かぶロールキャベツをすくい上げた。ぼたぼた、とソースが落ちる。それを真っ白な皿で受け止めて、二つ、皿へ乗せた。お揃いの皿に一つだけロールキャベツを乗せたものと一緒にテーブルへ運ぶ。
「美味しそうだね。ワインが欲しくなる」
スライスしたフランスパンを軽くトーストしたものも更に並べて、サラダの横に置く。
「ワイン、買ってくればよかったね」
石丸さんと会った帰りに買い物をして、皿や調理器具などを買ったばかりだった。史弥さんは普段買ったものを食べるばかりで、作っても簡単なものだけだったそうだ。家賃を払う、と言ったが当然聞き入れてはくれなかった彼に出した妥協案が、私が料理の支度をするということだった。そこで、フライパンや二人分の皿などを慌てて買い足したわけだ。
全てテーブルに並び終えた私が向き合って座ると、彼は少しだけ顔を曇らせた。
「ワインならあるけど……」
そういい淀んだ表情から、彼が私に気を使ってくれていることは明らかだった。
「おばあ様のことがあったばかりだからね。お酒なんて飲む気分じゃないだろ?」
「でも、史弥さんまでそんな……」
悲しむに暮れるのは、私一人で充分だ。
しかし彼はにこりと笑って、小さく首を振った。
「状況が落ち着いたら、一緒に新しいボトルを開けよう。それまでは、これで充分だ」
そう言って、彼は二つのグラスに冷たいお茶を注ぐ。一つを私に手渡して、グラスを合わせる仕草をした。
「ありがとう」
心からそう答えて、私もグラスを軽く持ち上げた。お互いにグラスを重ねることはなく、そのまま口元へと運んだ。
「食欲がない?」
ふいにそう尋ねられて、間抜けな声を出した。彼は柔らかく笑ったかと思うと、フォークを持っていた右手で私の皿を指す。
「全然食べてないね。片づけは俺がやるから、向こうで休んでてもいいんだよ」
そんな、と慌てて首を振る。彼にここまで心配をかけてしまうなんて、私は何をしているのだろう。
「大丈夫。ちょっと……疲れてるだけ。色々なことが、急に起きて……」
「そうだね。疲れが出るのも無理ないよ」
優しい瞳に心が温かくなって、自然に頬が緩んだ。それを見てか、彼の瞳にほんの少しだけ意地の悪い光が灯る。
「疲れてるのは、俺のせいでもあるのかな。安心して、今晩もまだ仕事の続きをしなくちゃいけないから、さっきの続きは明日になりそうだ」
『さっきの続き』が何を指すのか一瞬理解できず、首を横に傾けた時に急に気が付いて顔が熱くなる。決して期待をしていたわけではないけれど、一緒に眠れないのは寂しく感じた。
「そんなにしょんぼりしないで。朝には隣にいるから。葉月も、一人の方がよく眠れると思うよ」
笑いながら彼が言った。何と返せばいいのかもわからなくて下を向けば、彼の皿が空になっていることに気づいた。
「あ、あの、おかわりは……」
ぴくりと眉を動かして皿に視線を落とした彼が、皿を私へ渡した。
「お願いしてもいい? 凄く美味しいよ」
彼のために食事を用意するのが、こんなに嬉しいことだなんて想像もしていなかった。美味しいと言ってくれただけで、天にも昇る気持ちだった。
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