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夢
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カチカチと時を刻む時計の音がやけに耳に響く。不思議だな、と思った。以前はこの音を聞けば何故だか安心するようで、対象のない不安や恐怖を消してくれるような気さえしていたというのに。今ではその小さな音が神経を逆なでしてくるようだ。
何度目かの寝返りを打って、ため息をつく。枕元に置いた携帯に手を伸ばして時間を確認すれば、時刻は深夜の三時を過ぎていた。隣に史弥さんの姿はなく、どうやらまだ書斎に籠って小説を書いているようだ。もう一度ため息をついて、上体を起こした。大きなベッドの上に一人で座り込んで、暗闇をじっと睨みつけた。そこには何も無く、ただどこまでも黒い空間が広がっているだけだ。
足を下すと、毛並みの長いラグの感触が心地よかった。ひやりと冷えた空気に身を縮めながら、私は寝室を後にした。
「葉月、どうしたの?」
彼のいる書斎の前まで来たはいいが、やはり仕事の邪魔をしてはいけないと引き返した時、後ろから優しい声が聞こえた。どうやら『人並み外れた聴力』で、私の足音を聞いていたようだ。
「あ、まだ寝ないのかなって……」
優しい笑みを浮かべたまま私に手招きをした彼が、着ていたカーディガンを脱いで私の肩にふわりとかけてくれた。そして肩を抱いて、彼の書斎へと導いてくれた。この部屋に足を踏み入れるのは、初めてだ。
中は明かりが絞られていて、オレンジ色の小さな明かりが灯っているだけだった。そして壁一面に設置された本棚には、見たこともない言語で書かれている本や、読み切るのにどれだけかかるか見当もつかないほど分厚い本などがぎっしりと詰まっていた。足元にはやはり毛足の長いラグがひかれていて、素足にふわりとまとわりつく感覚が気持ち良い。
「そこのソファに座ってて。あと三十分くらいで終わるから、一緒に戻ろう」
そう言って彼が指さした先には、ワインレッドのソファが置いてあった。言われたとおりに座り込めば、ベルベッドのように滑らかな手触りに思わずうっとりとしてしまう。
「あの……」
大きな椅子に座り込んだ彼が仕事に戻りきる前に、私は声をかけた。きぃと音を立てて、緩やかに椅子ごとこちらを向く。
「どうした?」
「私、邪魔なんじゃ……」
先に眠っていてね、と優しいキスをしてくれたのは、日付がわかる少し前だったように思う。彼は夕食後私と一緒に居間で過ごしてから、風呂に入って仕事へ戻った。その時、そう声をかけてくれたのだ。それなのに急かすようにここまで来てしまった自分が恥ずかしくて、また仕事の邪魔になっているのではと気が気でなかった。
返事が聞こえず、不安になって俯いていた顔を上げると、目の前に史弥さんが立っていた。彼が椅子から立ち上がる気配も、こちらに近寄る音も、もちろん気が付かなかった。驚いた私を見て笑う彼が、私の前ですっと膝をついた。右手を伸ばして、私の頬に触れる。
「眠ってないの?」
落ち着いた、低い声だった。その問いかけに正直に答えると、彼は眉尻を下げて微笑む。
「疲れているだろうに、眠れない?」
先ほどと同じように、その質問にも頷いて答えた。
「それで、俺に会いたくてここまで来たの?」
笑いを堪えるように言った彼は、私の答えを聞く前に身を乗り出した。ぎりぎりまで私に近づいて、いつものように意識を支配していく。
「どちらにしてもあと少しで葉月のとこへ戻るつもりだった。もう眠っているだろうと思っていたから、迎えに来てくれて嬉しいよ」
親を求めて夜泣きでもしている子供みたいだと、自分の行為を恥ずかしく感じていた私の心を彼はいとも簡単に溶かしてしまうのだ。頬から耳元へと、ゆっくりと唇を滑らせて、また唇のすぐ隣にキスをした。焦らされているようで、たまらず私は彼の唇に自らの口を寄せた。
あとほんの数ミリ……というところで、私はぴたりとその動きを止めた。ここまでしておいて、と思われるだろうが、私にはこれが限界だった。彼はくすりと小さく笑って、私の後頭部に大きな手を回す。
「あと少し」
悪戯に目を細めた彼が、小さな声でそう言った。そのまま一分ほど固まっていたと思う。そこでやっと、彼はもう一度口を開いた。
「ずっとこうしてる? 俺は構わないけど」
言葉とは裏腹にいつになく優しい表情を浮かべている。このまま彼に仕事を中断させておくわけにもいかず、私は彼の腕から離れようとした。が、がっちりと回された腕に、それを拒まれた。
「仕事、しなくていいんですか……」
「よくないね。早く戻らないと」
「じゃあ……」
話す為に僅かに空いた隙間を埋めるように、彼がぐっと顔を近づける。もちろん、私はもう何も言えなくなってしまう。
「ほら、あと少し」
笑いながら彼が言えば、軽く唇が触れる。それでも、いつものようにキスはしてくれなかった。
私は既に爆発しそうになっている心臓の揺れを感じながら、弱弱しく彼に唇を預けた。すると、彼はそれに応えるように薄く唇を開いて、後頭部に添えていた手にも力を込めた。
「初めてキスしてくれたね」
唇を離した彼が、嬉しそうに微笑んだ。
「そう、でしたっけ」
本当は、私からキスをしたのはこれが初めてであるとしっかり気付いていた。しかしいつまで経っても慣れることのない彼の完璧な笑顔の前では、素直になるのは至難の業だ。彼はそれをわかっているかのように笑うと、頷いて頬へキスを落とした。
「今回はかなり強引だったけどね。いつか葉月からしてくれる日を夢見てるんだけど」
どこまで本気でどこからが冗談なのかもわからない口調で言った後、彼はもう一度私にキスをしてから仕事へ戻った。
ふわりと体が沈む感覚がして、目を覚ました。目を開けても見えるのは暗闇だけで、一瞬でパニックに陥りそうになる。ばたつかせた手が、ひんやりと冷たい何かに捉えられる。驚いて短い悲鳴をあげると、すぐ近くで安心する声が聞こえてくる。
「葉月、俺だよ」
声のしたほうへ顔を向けると、確かに暗闇の中に絵に描いたように美しい顔がぼんやりと見えた。彼は大きな手で私の頭を撫でて、にっこりと微笑む。
「ごめん、起こさないように運ぼうと思ったんだけど」
自分がいつの間にか眠ってしまっていたことに気付いて、隣で横になった史弥さんに声をかけた。
「いえ、私こそごめんなさい。いきなり押しかけて、挙句眠っちゃうなんて……。仕事中だったのに」
横になったまま、彼は私の方へと腕を伸ばした。おいで、と小さく呼んで、遠慮がちに近寄った私を広い胸に抱き寄せた。
「いいんだよ。結局一時間くらいかかっちゃったし。あんなソファで寝て、却って疲れてなければいいけど」
「大丈夫。なんか、史弥さんと同じ部屋にいたら安心して、急に眠たくなっちゃって」
これは本当だった。ベッドの上では、何度寝返りを打っても、どれだけ羊を数えても眠れなかったのに、彼の背中を見ているだけで心が落ち着いて、ゆるゆると眠りへと落ちていった。
「それはよかった。明日は俺も仕事はないから、昼間でだって眠れるよ」
大きな手で背中をさすりながら、彼が言う。その声は微かに曇っていて、彼がすでにまどろんでいることがわかった。そういう私も、彼の腕の中で安心しきっていて、頭の芯がふわりとしている。目を閉じて、彼の胸に顔を埋めた。
「おやすみなさい」
おやすみ、と応えた彼が額にキスをしてくれる。
完全に眠りに落ちてしまう直前、彼が顔を傾けてじっとこちらを見ているような気がしたが、眠気に誘われてそれを確認することができなかった。
何度目かの寝返りを打って、ため息をつく。枕元に置いた携帯に手を伸ばして時間を確認すれば、時刻は深夜の三時を過ぎていた。隣に史弥さんの姿はなく、どうやらまだ書斎に籠って小説を書いているようだ。もう一度ため息をついて、上体を起こした。大きなベッドの上に一人で座り込んで、暗闇をじっと睨みつけた。そこには何も無く、ただどこまでも黒い空間が広がっているだけだ。
足を下すと、毛並みの長いラグの感触が心地よかった。ひやりと冷えた空気に身を縮めながら、私は寝室を後にした。
「葉月、どうしたの?」
彼のいる書斎の前まで来たはいいが、やはり仕事の邪魔をしてはいけないと引き返した時、後ろから優しい声が聞こえた。どうやら『人並み外れた聴力』で、私の足音を聞いていたようだ。
「あ、まだ寝ないのかなって……」
優しい笑みを浮かべたまま私に手招きをした彼が、着ていたカーディガンを脱いで私の肩にふわりとかけてくれた。そして肩を抱いて、彼の書斎へと導いてくれた。この部屋に足を踏み入れるのは、初めてだ。
中は明かりが絞られていて、オレンジ色の小さな明かりが灯っているだけだった。そして壁一面に設置された本棚には、見たこともない言語で書かれている本や、読み切るのにどれだけかかるか見当もつかないほど分厚い本などがぎっしりと詰まっていた。足元にはやはり毛足の長いラグがひかれていて、素足にふわりとまとわりつく感覚が気持ち良い。
「そこのソファに座ってて。あと三十分くらいで終わるから、一緒に戻ろう」
そう言って彼が指さした先には、ワインレッドのソファが置いてあった。言われたとおりに座り込めば、ベルベッドのように滑らかな手触りに思わずうっとりとしてしまう。
「あの……」
大きな椅子に座り込んだ彼が仕事に戻りきる前に、私は声をかけた。きぃと音を立てて、緩やかに椅子ごとこちらを向く。
「どうした?」
「私、邪魔なんじゃ……」
先に眠っていてね、と優しいキスをしてくれたのは、日付がわかる少し前だったように思う。彼は夕食後私と一緒に居間で過ごしてから、風呂に入って仕事へ戻った。その時、そう声をかけてくれたのだ。それなのに急かすようにここまで来てしまった自分が恥ずかしくて、また仕事の邪魔になっているのではと気が気でなかった。
返事が聞こえず、不安になって俯いていた顔を上げると、目の前に史弥さんが立っていた。彼が椅子から立ち上がる気配も、こちらに近寄る音も、もちろん気が付かなかった。驚いた私を見て笑う彼が、私の前ですっと膝をついた。右手を伸ばして、私の頬に触れる。
「眠ってないの?」
落ち着いた、低い声だった。その問いかけに正直に答えると、彼は眉尻を下げて微笑む。
「疲れているだろうに、眠れない?」
先ほどと同じように、その質問にも頷いて答えた。
「それで、俺に会いたくてここまで来たの?」
笑いを堪えるように言った彼は、私の答えを聞く前に身を乗り出した。ぎりぎりまで私に近づいて、いつものように意識を支配していく。
「どちらにしてもあと少しで葉月のとこへ戻るつもりだった。もう眠っているだろうと思っていたから、迎えに来てくれて嬉しいよ」
親を求めて夜泣きでもしている子供みたいだと、自分の行為を恥ずかしく感じていた私の心を彼はいとも簡単に溶かしてしまうのだ。頬から耳元へと、ゆっくりと唇を滑らせて、また唇のすぐ隣にキスをした。焦らされているようで、たまらず私は彼の唇に自らの口を寄せた。
あとほんの数ミリ……というところで、私はぴたりとその動きを止めた。ここまでしておいて、と思われるだろうが、私にはこれが限界だった。彼はくすりと小さく笑って、私の後頭部に大きな手を回す。
「あと少し」
悪戯に目を細めた彼が、小さな声でそう言った。そのまま一分ほど固まっていたと思う。そこでやっと、彼はもう一度口を開いた。
「ずっとこうしてる? 俺は構わないけど」
言葉とは裏腹にいつになく優しい表情を浮かべている。このまま彼に仕事を中断させておくわけにもいかず、私は彼の腕から離れようとした。が、がっちりと回された腕に、それを拒まれた。
「仕事、しなくていいんですか……」
「よくないね。早く戻らないと」
「じゃあ……」
話す為に僅かに空いた隙間を埋めるように、彼がぐっと顔を近づける。もちろん、私はもう何も言えなくなってしまう。
「ほら、あと少し」
笑いながら彼が言えば、軽く唇が触れる。それでも、いつものようにキスはしてくれなかった。
私は既に爆発しそうになっている心臓の揺れを感じながら、弱弱しく彼に唇を預けた。すると、彼はそれに応えるように薄く唇を開いて、後頭部に添えていた手にも力を込めた。
「初めてキスしてくれたね」
唇を離した彼が、嬉しそうに微笑んだ。
「そう、でしたっけ」
本当は、私からキスをしたのはこれが初めてであるとしっかり気付いていた。しかしいつまで経っても慣れることのない彼の完璧な笑顔の前では、素直になるのは至難の業だ。彼はそれをわかっているかのように笑うと、頷いて頬へキスを落とした。
「今回はかなり強引だったけどね。いつか葉月からしてくれる日を夢見てるんだけど」
どこまで本気でどこからが冗談なのかもわからない口調で言った後、彼はもう一度私にキスをしてから仕事へ戻った。
ふわりと体が沈む感覚がして、目を覚ました。目を開けても見えるのは暗闇だけで、一瞬でパニックに陥りそうになる。ばたつかせた手が、ひんやりと冷たい何かに捉えられる。驚いて短い悲鳴をあげると、すぐ近くで安心する声が聞こえてくる。
「葉月、俺だよ」
声のしたほうへ顔を向けると、確かに暗闇の中に絵に描いたように美しい顔がぼんやりと見えた。彼は大きな手で私の頭を撫でて、にっこりと微笑む。
「ごめん、起こさないように運ぼうと思ったんだけど」
自分がいつの間にか眠ってしまっていたことに気付いて、隣で横になった史弥さんに声をかけた。
「いえ、私こそごめんなさい。いきなり押しかけて、挙句眠っちゃうなんて……。仕事中だったのに」
横になったまま、彼は私の方へと腕を伸ばした。おいで、と小さく呼んで、遠慮がちに近寄った私を広い胸に抱き寄せた。
「いいんだよ。結局一時間くらいかかっちゃったし。あんなソファで寝て、却って疲れてなければいいけど」
「大丈夫。なんか、史弥さんと同じ部屋にいたら安心して、急に眠たくなっちゃって」
これは本当だった。ベッドの上では、何度寝返りを打っても、どれだけ羊を数えても眠れなかったのに、彼の背中を見ているだけで心が落ち着いて、ゆるゆると眠りへと落ちていった。
「それはよかった。明日は俺も仕事はないから、昼間でだって眠れるよ」
大きな手で背中をさすりながら、彼が言う。その声は微かに曇っていて、彼がすでにまどろんでいることがわかった。そういう私も、彼の腕の中で安心しきっていて、頭の芯がふわりとしている。目を閉じて、彼の胸に顔を埋めた。
「おやすみなさい」
おやすみ、と応えた彼が額にキスをしてくれる。
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