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29話
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中に入ると、自分を包み込むように様々な薬草を煎じた匂いが漂っていた。それは、決して気分の悪いものではなく清々しい気分になれるような心地の良いものであった。
「ふわぁぁ!すごい、すごいねエリス。たくさんの種類の薬草が並べられてる!」
「えぇ、素晴らしいですね。ウィリアム様。」
ウィリアムは、店内を見渡した。そして、自分の持っている知識で薬草の効果や名前を照合していった。
「…マグリタの葉、微量な毒を中和させる効果を持つ…ミンシの液、すり潰したイブの花弁を合わせると疲労回復にもなる・こっちは…。」
ウィリアムは、周りの音が感じ取れない程に自分の世界に入っていた。エリスは、そういうことが日頃多くなっていたので、静かに見守っていた。
「らっしゃい!」
ビクッ
中から、声を張り上げ店主のような男の人が出てきた。さすがのウィリアムも、急な大きな声に驚いた。
男性は骨格は、鍛えているのか筋肉質であり大柄であった。少し強面の。
「おぉ、僕小さいのに偉いな。そっちの姉ちゃんと薬を買いに来たのか?」
「はい!ここは、たくさんの種類があってすごいですね!」
店主は、ウィリアムを貴族だと思っておらず、侍女のエリスをウィリアムの実の姉だと思っていたのだ。確かに、中から三人護衛の様子は中からだと見えず、ウィリアム自身も危険な為、高価なものは身に付けていなかった。
「この店はな、国内の様々な薬草や薬の元になる液体、ポーションを取り扱ってるんだ。」
「じゃあ、ほとんどのものはここにあるんですね。」
「そうだな。希少価値の高い高価なものは置いていないがな。」
「ふーん。…自由に見て回ってもいいですか?」
「どうぞごゆっくり。」
ウィリアムは、再び集中して薬を吟味していた。
少し時間が経った後に店主は口を開いた。
「お宅の弟さん、凄まじい集中力だな。見事に薬草の効果を言い当てているぞ。ありゃ何歳なんだ?」
「ウィリアム様は、5歳であられます。それに、弟で…。」
「あの子は、ウィリアムというのか。珍しい名前だな。」
「店主さん!」
ウィリアムは、2人が会話をしているとは知らずに店主を呼んだ。
「はいよ!」
店主は、机に肘をついてエリスと話していたが、ウィリアムに呼ばれ駆け寄った。
「この花弁と液体とこっちの液体それとここからここまでの物を7個づつ下さい。」
ウィリアムは、指をさしながら欲しい商品を提示していった。
「随分、沢山買うんだな。予算は大丈夫なのか?」
「はい。お金はこれでお願いします。」
ウィリアムは白銀貨を1枚手に持ち、店主にそれを渡した。店主は、手に取りまじまじと白銀貨を見つめた。お金を指でつまみ、窓から差し込む光に照らし当てた。そして、店主は息を呑んだ。
「こ、これは白銀貨か……。」
店主は今まで生きてきて、白銀貨を見たことがあったため直ぐに白銀貨だとわかった。
「…これじゃあ、足りないですか?」
ウィリアムは、足りないと思いお財布の中からもう1枚の白銀化を出した。
「おいおい、こんなにいらないよ。代金は銀貨3枚で十分だ。」
「え、そうなんですか!?」
「おい、姉ちゃんどうなってるんだよ。」
幼い子供が、大金を持っていることに疑問を持った店主はエリスに問た。
「ふわぁぁ!すごい、すごいねエリス。たくさんの種類の薬草が並べられてる!」
「えぇ、素晴らしいですね。ウィリアム様。」
ウィリアムは、店内を見渡した。そして、自分の持っている知識で薬草の効果や名前を照合していった。
「…マグリタの葉、微量な毒を中和させる効果を持つ…ミンシの液、すり潰したイブの花弁を合わせると疲労回復にもなる・こっちは…。」
ウィリアムは、周りの音が感じ取れない程に自分の世界に入っていた。エリスは、そういうことが日頃多くなっていたので、静かに見守っていた。
「らっしゃい!」
ビクッ
中から、声を張り上げ店主のような男の人が出てきた。さすがのウィリアムも、急な大きな声に驚いた。
男性は骨格は、鍛えているのか筋肉質であり大柄であった。少し強面の。
「おぉ、僕小さいのに偉いな。そっちの姉ちゃんと薬を買いに来たのか?」
「はい!ここは、たくさんの種類があってすごいですね!」
店主は、ウィリアムを貴族だと思っておらず、侍女のエリスをウィリアムの実の姉だと思っていたのだ。確かに、中から三人護衛の様子は中からだと見えず、ウィリアム自身も危険な為、高価なものは身に付けていなかった。
「この店はな、国内の様々な薬草や薬の元になる液体、ポーションを取り扱ってるんだ。」
「じゃあ、ほとんどのものはここにあるんですね。」
「そうだな。希少価値の高い高価なものは置いていないがな。」
「ふーん。…自由に見て回ってもいいですか?」
「どうぞごゆっくり。」
ウィリアムは、再び集中して薬を吟味していた。
少し時間が経った後に店主は口を開いた。
「お宅の弟さん、凄まじい集中力だな。見事に薬草の効果を言い当てているぞ。ありゃ何歳なんだ?」
「ウィリアム様は、5歳であられます。それに、弟で…。」
「あの子は、ウィリアムというのか。珍しい名前だな。」
「店主さん!」
ウィリアムは、2人が会話をしているとは知らずに店主を呼んだ。
「はいよ!」
店主は、机に肘をついてエリスと話していたが、ウィリアムに呼ばれ駆け寄った。
「この花弁と液体とこっちの液体それとここからここまでの物を7個づつ下さい。」
ウィリアムは、指をさしながら欲しい商品を提示していった。
「随分、沢山買うんだな。予算は大丈夫なのか?」
「はい。お金はこれでお願いします。」
ウィリアムは白銀貨を1枚手に持ち、店主にそれを渡した。店主は、手に取りまじまじと白銀貨を見つめた。お金を指でつまみ、窓から差し込む光に照らし当てた。そして、店主は息を呑んだ。
「こ、これは白銀貨か……。」
店主は今まで生きてきて、白銀貨を見たことがあったため直ぐに白銀貨だとわかった。
「…これじゃあ、足りないですか?」
ウィリアムは、足りないと思いお財布の中からもう1枚の白銀化を出した。
「おいおい、こんなにいらないよ。代金は銀貨3枚で十分だ。」
「え、そうなんですか!?」
「おい、姉ちゃんどうなってるんだよ。」
幼い子供が、大金を持っていることに疑問を持った店主はエリスに問た。
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