異世界転生先で溺愛されてます!

目玉焼きはソース

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 気絶してしまったジェイが目を覚まし、私はジェイを好きになった理由や働きたいと思った理由を説明した。ジェイは納得したようだったが、お仕事はしないで欲しいと押されてしまったので家事中心に生活することになった。

 ジェイの気絶事件から2週間ほどたった。

 最初は私がジェイを好きだということを受け入れることができていないみたいだったけど、最近では私が突然抱きしめたりしてももう驚かなくなってる。でも、ジェイは私の告白の返事をしてくれていない...。私のこと嫌いじゃないと思うんだけど...いや、好きじゃん!私知ってるんだからね、私が寝てる時私のおでこにキスしてたこと!!

 まぁ、ジェイも容姿のことととか色々考えてることとかあるのかなって思ってるから、私も気長に待つことにした。ハグしたり(一方的だけど)、ラブラブしたり(雰囲気だけ)、結構恋人っぽいと思うんだけどね?


 今はジェイとご飯を食べている。

「ジェイ、今日はどんなお仕事をしてきたの?」

「今日はモンスターの討伐に行ってきたんだ。」

「へぇ~、それはクエスト?依頼?みたいな感じで自分で選ぶの?」

「そんな感じかな、今回は国からの依頼だったんだ。」

 私はジェイの言葉を聞いて驚いた。国ってことはなんか凄いアレだよね。ジェイってもしかして偉い人なのかな...

「ジェイって偉い人?貴族とか...」

 するとジェイは吹き出すように笑い出した。

「いや、だって!ジェイってなんか上品だし、私と話しててもたまに敬語混ざるし!...もう、ちょっとー笑いすぎだよ!」
 ジェイがあまりにも笑うから私は少し拗ねてしまった。

「すみません..フフッ...貴族なんて初めて言われたよ。私はこの国では結構強い方なんですよ。それで国からの依頼が多くて、身分が高い人と話す機会があるから。私はこの見た目だから、上手く喋れないと馬鹿にする人もいるからね...」

「そうだったんだ...ジェイってすごいんだね。」

 私はその後、いろいろ質問した。この国では基本的な生活魔法はみんな使えるから火とか水には困ってないみたいで、ほとんどの家はコンロとかお風呂とかがあるみたい。私が魔法を使えない理由を聞いてみたけけど、普通の人なら小学生くらいで使えるようになるみたいで...それはわからないって言われちゃった。

 そして私は外に出る許可をもらった! まぁ、近くの森までだけどね...

 ジェイは危ないから外に出ないでっていうけど、私この国に来てからジェイ以外の人と一回もあってないんだよね。そのことに不満は抱かないけど、もし街とかがあるなら行ってみたいなぁ~


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