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†禍月の誘い†
ライセ=ブライン
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…人間界で、そういった取るに足らぬ、ひと騒動が起きている頃…
その少年は、精の黒瞑界の、皇族が住まう城の中にいた。
えもいわれぬ美しい音色が響き渡る、とある空間内部で…
銀髪蒼眼の、累世によく似た少年が、窓に映った美しい月を背にして、低く呟いた。
「…、どうも腑に落ちないな」
言葉通り、素直には事態を飲み下せないその少年の口調は、巧妙に事の裏に隠れている【誰か】を非難しているようでもあった。
すると、そんな少年の疑問を受けて、その傍らにいた金髪緋眼の青年が、手にしていたバイオリンにも似た楽器を引くのをやめ、その緋の瞳を少年へと向けた。
「どうなさいました? ライセ様」
「…、ユリアス」
ライセと呼ばれた少年はそれには答えず、何かを考え込んだまま、自らがユリアスと呼んだ青年へと声をかけた。
その青年・ユリアスは、空中に溶け込ませるように楽器を消すと、ライセの言葉を待った。
…まるでタイミングを測ったように、ライセが更に考え込む仕草をする。
「…ここ数日、六魔将の動きが慌ただしいようだが…
何かあったのか?」
「さあ、私にはよく分かりませんが…」
ユリアスは、一度は目を伏せ、言葉を濁したが、次にはふと思いついたように、顔をあげた。
「…そういえば、ライセ様…、シンから聞いた話ですが、サヴァイス様がフェンネルに、何か厳命を下したとか…」
「厳命…だと?」
ライセは、その母親譲りの美しい蒼の瞳に、それとは対照的な鋭い殺気を含ませて訊ねた。
それにユリアスは、年齢的にはまだ未成熟な部類に入るこの闇の皇子に、言い知れない恐怖を覚える。
「は…、はい」
「…あの方が、か…」
「!ライセ様、自らの祖父様に、またそのような他人行儀な呼び方を…」
ユリアスがライセを窘めると、ライセはその目に潜む殺気を消失させ、また、それに反して屈託なく笑った。
「他人行儀にもなるだろう? あの方にとっては、俺は利用しやすい駒のひとつに過ぎない。あの方は、その器が持つ、魔力の容量のみを重視する。…血統などは二の次だ」
「ライセ様、それは…」
どこか投げやりとも言える、その考えを改めさせるべく、ユリアスが再び彼を窘めつつも宥めようとした…、その時。
その言葉を遮るように、不意に、空間の入り口の方から、よく通る、威厳のある声が響いた。
「──まだそんなことを言っているのか?」
「!父上…」
…そう。
いつの間にかそこに現れたのは、このやり取りでも分かる通り…
ライセの父親の、カミュだった。
純粋な吸血鬼を父親に持つというだけのことはあり、彼の容姿には、17年という時間の老化は、まるで感じられない。
いや、以前よりも…むしろ今の方が、自由という名の動き易さを得ただけに、溌剌としているようだった。
そのカミュは、父親でもあり、この世界の皇帝でもある、サヴァイス譲りの紫の瞳でユリアスを一瞥すると、静かに命令した。
「下がれ、ユリアス」
「はい、カミュ様…」
ユリアスは、先程までのライセの様子が心残りではあったものの、すぐに主であるカミュの命令に従い、姿を消した。
…ひとり、後に残されたライセは、何となく気まずい雰囲気に囚われる。
そんな雰囲気を見越してか、カミュがライセに近付きながら、先に声をかけた。
「ライセ、お前が今、ユリアスに話していたことは…本心か?」
「…そうです」
ライセが答える。
「あの方は、俺を道具としてしか見ていない… 違いますか?」
「…、それは俺も同じだろうな」
カミュの呟きに、ライセは頭ごなしに反発した。
「!…父上は違います! あの方からそう見られているのは、俺だけですから…!」
「ライセ…、お前は何故そこまで、自分を貶めようとする…」
カミュが眉を顰めた。
…貶める? いや違う。
言葉ではそう言ったが、実質的にはそうではない。
ライセは脆すぎるのだ。
このままでは、精の黒瞑界の皇子としては相応しくない。
そう…、自らの子どもとしても… “相応しくない”。
「ライセ」
「!…」
父親であるカミュから名を呼ばれたことで、ライセは目に見えて体を竦ませた。
それを厳しく見据えたカミュは、この世界の皇子には似つかわしくない感情の甘さを指摘する。
「お前が道具なのか否かは、今後のお前の言動によって判断されるだろう。
…ライセ、忘れるな。お前はこの、精の黒瞑界の皇子だ。
皇子なら皇子に相応しくあればいい。そのような脆弱な感情など、お前には必要ない」
「!…」
「それが出来なければ、お前は己の居場所を無くすだけだ」
そう突き放すように告げて、カミュは黙りを決め込んだ。
…ライセの感情には脆さだけではなく、甘さも見られる。
今のうちにその芽を摘み取っておかなければ、その甘さはやがては善という名の花を咲かせ、闇を糧とする自らの、命取りとなるだろう。
…すると。
ライセの顔が深い絶望に青ざめた。
「父上…、では俺は… 俺は一体、どうすれば…あの方に認めて貰えるのですか?」
「…、そうだな…」
…本当は、認める認めないも無い。
この世界の皇帝は…
元々、自らの血を引く者、そして自らが認めた者にしか、目をかけないのだから。
つまりライセは、初めからサヴァイスには認められている…
では何故、こんな言葉が出てきたのか?
それは…
「お前には、皇族には相応しくない劣等感があるようだ。
まずは、それを取り除く必要があるな」
…稀に見る“劣等感”を持つが故に、その事実に気付いていないからだ。
「…劣等感…」
「そうだ。それに打ち勝つには、やはり魔力そのものを上げ、感情面を鍛えるのが一番だろう」
「……」
父親であるカミュの言葉を、ライセは水が砂に染み入るように、自らの心に染み込ませるように聞いていた。
…その手が徐々に、きつく、強く握られていく。
「分かりました」
その唇をも強く噛み締めて答えた息子を、カミュはほんの一時、目を閉じることで肯定した。
「…そうか。それなら、この城の地下にある空間へ行ってみるといい」
「地下…、しかし、あの場は…」
…ライセが躊躇ったのには理由があった。
この城の地下にある空間は、精の黒瞑界の中でも、最も未知なる場であると言われている。
一般の、この世界の住人はおろか、腕に覚えのある騎士たちでも、普段は絶対に近付かない場だ。
ましてや、六魔将クラスでも警戒する、いわくありげな場だということも事前に知っているのだから、ライセが躊躇うのも当然だろう。
…しかし。
だからこそカミュは、あえてその場の存在を持ち出した。
誰も足を踏み入れることのない場所であるからこそ、その真価が問われる。
…そう、問われるのは…
自分の息子の、魔力と精神力…!
筋力や知能は、ここではおよそ必要としない。
筋力だけあっても、英知がなければ、とうてい状況的にも乗り越えられない。
果ては、変に知能が優れていたところで…
下手をしなくても、気が狂う可能性は充分ある。
何故なら、あの場は──
「…まあ、行ってみれば分かるだろう」
以前の経験から、忠告などは何の役にも立たないことを理解しているカミュは、そんなふうに独りごちた。
…声をかけること、励ますことすらが、何の意味も為さないことを…
カミュは知っていたのだ。
「支度が出来たらすぐに行け。父上には俺から話しておいてやる」
「…はい」
覚悟を決めた表情で、ライセは頑なに頷いた。
それを見やったカミュは、静かに身を翻して、その場を後にする。
…その、自分以外の存在がないという、これ以上はないであろう静寂が襲い来る空間で…
残されたライセは、その目にまだ迷いを浮かべ、息をついていた。
…しかし、どう足掻いても逃げられないことを理解しているライセは、意を決すると、ゆっくりとその空間から外へ出た。
その少年は、精の黒瞑界の、皇族が住まう城の中にいた。
えもいわれぬ美しい音色が響き渡る、とある空間内部で…
銀髪蒼眼の、累世によく似た少年が、窓に映った美しい月を背にして、低く呟いた。
「…、どうも腑に落ちないな」
言葉通り、素直には事態を飲み下せないその少年の口調は、巧妙に事の裏に隠れている【誰か】を非難しているようでもあった。
すると、そんな少年の疑問を受けて、その傍らにいた金髪緋眼の青年が、手にしていたバイオリンにも似た楽器を引くのをやめ、その緋の瞳を少年へと向けた。
「どうなさいました? ライセ様」
「…、ユリアス」
ライセと呼ばれた少年はそれには答えず、何かを考え込んだまま、自らがユリアスと呼んだ青年へと声をかけた。
その青年・ユリアスは、空中に溶け込ませるように楽器を消すと、ライセの言葉を待った。
…まるでタイミングを測ったように、ライセが更に考え込む仕草をする。
「…ここ数日、六魔将の動きが慌ただしいようだが…
何かあったのか?」
「さあ、私にはよく分かりませんが…」
ユリアスは、一度は目を伏せ、言葉を濁したが、次にはふと思いついたように、顔をあげた。
「…そういえば、ライセ様…、シンから聞いた話ですが、サヴァイス様がフェンネルに、何か厳命を下したとか…」
「厳命…だと?」
ライセは、その母親譲りの美しい蒼の瞳に、それとは対照的な鋭い殺気を含ませて訊ねた。
それにユリアスは、年齢的にはまだ未成熟な部類に入るこの闇の皇子に、言い知れない恐怖を覚える。
「は…、はい」
「…あの方が、か…」
「!ライセ様、自らの祖父様に、またそのような他人行儀な呼び方を…」
ユリアスがライセを窘めると、ライセはその目に潜む殺気を消失させ、また、それに反して屈託なく笑った。
「他人行儀にもなるだろう? あの方にとっては、俺は利用しやすい駒のひとつに過ぎない。あの方は、その器が持つ、魔力の容量のみを重視する。…血統などは二の次だ」
「ライセ様、それは…」
どこか投げやりとも言える、その考えを改めさせるべく、ユリアスが再び彼を窘めつつも宥めようとした…、その時。
その言葉を遮るように、不意に、空間の入り口の方から、よく通る、威厳のある声が響いた。
「──まだそんなことを言っているのか?」
「!父上…」
…そう。
いつの間にかそこに現れたのは、このやり取りでも分かる通り…
ライセの父親の、カミュだった。
純粋な吸血鬼を父親に持つというだけのことはあり、彼の容姿には、17年という時間の老化は、まるで感じられない。
いや、以前よりも…むしろ今の方が、自由という名の動き易さを得ただけに、溌剌としているようだった。
そのカミュは、父親でもあり、この世界の皇帝でもある、サヴァイス譲りの紫の瞳でユリアスを一瞥すると、静かに命令した。
「下がれ、ユリアス」
「はい、カミュ様…」
ユリアスは、先程までのライセの様子が心残りではあったものの、すぐに主であるカミュの命令に従い、姿を消した。
…ひとり、後に残されたライセは、何となく気まずい雰囲気に囚われる。
そんな雰囲気を見越してか、カミュがライセに近付きながら、先に声をかけた。
「ライセ、お前が今、ユリアスに話していたことは…本心か?」
「…そうです」
ライセが答える。
「あの方は、俺を道具としてしか見ていない… 違いますか?」
「…、それは俺も同じだろうな」
カミュの呟きに、ライセは頭ごなしに反発した。
「!…父上は違います! あの方からそう見られているのは、俺だけですから…!」
「ライセ…、お前は何故そこまで、自分を貶めようとする…」
カミュが眉を顰めた。
…貶める? いや違う。
言葉ではそう言ったが、実質的にはそうではない。
ライセは脆すぎるのだ。
このままでは、精の黒瞑界の皇子としては相応しくない。
そう…、自らの子どもとしても… “相応しくない”。
「ライセ」
「!…」
父親であるカミュから名を呼ばれたことで、ライセは目に見えて体を竦ませた。
それを厳しく見据えたカミュは、この世界の皇子には似つかわしくない感情の甘さを指摘する。
「お前が道具なのか否かは、今後のお前の言動によって判断されるだろう。
…ライセ、忘れるな。お前はこの、精の黒瞑界の皇子だ。
皇子なら皇子に相応しくあればいい。そのような脆弱な感情など、お前には必要ない」
「!…」
「それが出来なければ、お前は己の居場所を無くすだけだ」
そう突き放すように告げて、カミュは黙りを決め込んだ。
…ライセの感情には脆さだけではなく、甘さも見られる。
今のうちにその芽を摘み取っておかなければ、その甘さはやがては善という名の花を咲かせ、闇を糧とする自らの、命取りとなるだろう。
…すると。
ライセの顔が深い絶望に青ざめた。
「父上…、では俺は… 俺は一体、どうすれば…あの方に認めて貰えるのですか?」
「…、そうだな…」
…本当は、認める認めないも無い。
この世界の皇帝は…
元々、自らの血を引く者、そして自らが認めた者にしか、目をかけないのだから。
つまりライセは、初めからサヴァイスには認められている…
では何故、こんな言葉が出てきたのか?
それは…
「お前には、皇族には相応しくない劣等感があるようだ。
まずは、それを取り除く必要があるな」
…稀に見る“劣等感”を持つが故に、その事実に気付いていないからだ。
「…劣等感…」
「そうだ。それに打ち勝つには、やはり魔力そのものを上げ、感情面を鍛えるのが一番だろう」
「……」
父親であるカミュの言葉を、ライセは水が砂に染み入るように、自らの心に染み込ませるように聞いていた。
…その手が徐々に、きつく、強く握られていく。
「分かりました」
その唇をも強く噛み締めて答えた息子を、カミュはほんの一時、目を閉じることで肯定した。
「…そうか。それなら、この城の地下にある空間へ行ってみるといい」
「地下…、しかし、あの場は…」
…ライセが躊躇ったのには理由があった。
この城の地下にある空間は、精の黒瞑界の中でも、最も未知なる場であると言われている。
一般の、この世界の住人はおろか、腕に覚えのある騎士たちでも、普段は絶対に近付かない場だ。
ましてや、六魔将クラスでも警戒する、いわくありげな場だということも事前に知っているのだから、ライセが躊躇うのも当然だろう。
…しかし。
だからこそカミュは、あえてその場の存在を持ち出した。
誰も足を踏み入れることのない場所であるからこそ、その真価が問われる。
…そう、問われるのは…
自分の息子の、魔力と精神力…!
筋力や知能は、ここではおよそ必要としない。
筋力だけあっても、英知がなければ、とうてい状況的にも乗り越えられない。
果ては、変に知能が優れていたところで…
下手をしなくても、気が狂う可能性は充分ある。
何故なら、あの場は──
「…まあ、行ってみれば分かるだろう」
以前の経験から、忠告などは何の役にも立たないことを理解しているカミュは、そんなふうに独りごちた。
…声をかけること、励ますことすらが、何の意味も為さないことを…
カミュは知っていたのだ。
「支度が出来たらすぐに行け。父上には俺から話しておいてやる」
「…はい」
覚悟を決めた表情で、ライセは頑なに頷いた。
それを見やったカミュは、静かに身を翻して、その場を後にする。
…その、自分以外の存在がないという、これ以上はないであろう静寂が襲い来る空間で…
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