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†禍月の誘い†
再会と反発
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「…累世、これから話すことには、嘘はひとつもないからね?」
唯香は、真剣な表情で前置きを入れていた。
普段はあの状態レベルな母親が、滅多にこんな表情をしないのを分かっている累世は、こちらもいつになく真剣に頷く。
「ああ」
累世の返事を聞いて、唯香は恭一と夏紀の方へ目を向けた。
…2人とも、無言のまま頷く。
それを確認すると、唯香は累世に視線を戻した。
母と子の視線が絡まる。
唯香は口火をきった。
「──累世、あなたの父親の名前は、“カミュ”」
「…カミュ…?」
…その名は明らかに和名ではない。
では、恭一や夏紀が指摘する通り、自分の父親は外人なのだろうか?
漠然とそんなことを考えていると、唯香は続けて、とんでもない科白を口にした。
「あなたの父親…、カミュは、精の黒瞑界という名の、ひとつの世界の皇子なのよ」
「…え?」
あまりに突飛な話に、累世は拍子抜けせずにはいられなかった。
それは事前に、嘘はひとつもないと言われていようとも、嘘だと疑いたくなるような内容だったからだ。
「父親が…ひとつの世界の…皇子…?」
「そう」
唯香は頑なに頷く。
「だから、累世… 本来なら、そのカミュの血を引くあなたも、その世界の皇子なの」
「!な…」
累世はここまで聞いた時点で、驚くというよりも呆れていた。
いくら何でも、話が飛躍し過ぎている。
「幾ら前提があったとはいえ、どこにでも転がっていそうなファンタジーもどきじゃあるまいし、そんな馬鹿な話が…」
肩を竦めて呟く累世に、唯香は珍しくきつく叱った。
「累世!」
「…、分かったよ…」
累世が不承不承ではあるが、その事実を肯定し、認める。
…やはり、いくつになっても母親には弱いものなのだろう。
恭一も夏紀も、話の内容に驚きながらも、それを再確認せずにはいられなかった。
「…いい? 累世。先に言っておくけど、あなたの父親のカミュはね…」
声の中にも、言いようのない緊迫感が混じる。
半ば噛みしめるように話しながら、唯香がいよいよ核心に迫ろうとした、その時…
「…俺の噂話とは、随分と精神に余裕が生まれたものだな? 唯香」
…不意に、旋律のように美しい青年の声が、周囲に響いた。
「誰だ!」
反射的に声のした方向を睨んだ、累世たち少年3人は、そこにいる人物を確認して愕然となった。
その青年は、それが当然のように宙に浮かび、腕を組んでいた。
だが、3人が驚いたのはそれだけではない。
…その青年の、“銀髪”紫眼の容姿だ。
当然、真っ先に声をあげたのは、累世だった。
「俺と同じ、銀髪…!? まさか…」
「──カミュ!」
唯香が、ほとんど恐怖に近い悲鳴をあげた。
それを聞いた累世は、絶望に彩られた母親の表情に目をやりながらも、次にはその青年に目を奪われる。
…そこにいたのは、歳の頃は20歳前半、銀髪紫眼の外見を持つ、美しい青年だった。
氷を取り巻くように冷酷な、目を見張らずにはいられないその冷たい美貌は、かつてよりも一層の磨きがかかっていた。
しかし、その美貌を上回る程にひしひしと感じられるのは、恐らくは彼の内面に潜んでいるであろう、途方もない冷徹さと独占欲…!
「…カ…ミュ…?」
強張った表情を隠すこともままならないままに、累世が母の言葉を反芻する。
目の前にいる、この氷と闇の化身のような、美しい青年が…、自分の父親だというのか?
…そんなことはあり得ない。
例え自分と同じ銀髪だとしても、この青年は…
到底、親だという年齢ではない。
どう見ても若すぎる。
当然、17歳の自分の父親などであるはずがない。
…だが。
逆に考えれば、自分と同じ銀髪で、【カミュ】という名の主こそが、自分の父親だということだ。
そして目の前の青年は、明らかにそれに該当している…!
「……」
いっそう判断が難しくなった累世は、押し黙ったまま、カミュと呼ばれた青年の出方を窺った。
すると、その視線に気付いたのか、カミュが累世にその紫の瞳を移した。
…ひとつの世界の皇子という血統が示す、識別するが如く射抜くような視線に、瞬間、累世の背筋が、直に氷を押し当てられたように凍てつく。
(…何だ? この、底知れない怖さは…)
未だ体験したこともない、言い知れない恐怖を感じ取った累世は、術もなく、その状態を維持するのが精一杯な有り様だった。
すると、それを見かねたらしいカミュが、ゆっくりと自らの手のひらを、恭一と夏紀の方へと向けた。
「貴様らには用はない。消えろ…!」
…当事者という立場さえなければ、見惚れてしまう程に…
その意味に反して、神々しいまでの冷笑を口元に浮かべて、カミュは告げた。
その手に、強力な紫の魔力が収束される。
まさにそれを放とうとした、その瞬間。
「!やめて、カミュ!」
唯香が、鋭い制止の声をあげた。
その声に反応したカミュは、手にしていた魔力を空中に霧散させる。
代わりに彼は、低い口調で呟いた。
「何故、邪魔をする?」
「だって…、そうしなければ、あなたはこの2人を殺すつもりなんでしょう!?」
唯香の恐ろしい発言に、恭一と夏紀は揃って言葉を失った。
その様子を見た唯香が、カミュを前にした焦りからか、口早に告げる。
「!ごめん、恭一くん、夏紀くん… 悪いんだけど、話はまた今度でいい?」
「!…あ、ああ…」
やっとのことでそれだけを答えると、今はこの場に居てはまずいと判断したのか、2人は、唯香と累世に配慮し、すぐにその場から立ち去った。
何となく釈然としない2人が帰路についた後、それを見計らったようにカミュが口を開いた。
「まだあんな人間どもと共存しているのか…」
「……」
いたたまれずに、唯香は顔を伏せた。
カミュはそんな唯香から視線を逸らすも、続けてその目を累世に向ける。
「…、外見だけは、俺とお前のものを引き継いだようだな」
その視線が、何となく値踏みされているようで…
累世は、先程までの怖さはどこへやら、いきなりカミュを睨んだ。
「そういうお前は一体どこの誰だ? 名乗りもしないで失礼だろう」
「…何だと?」
累世の厳しい口調に、自然、カミュがその雰囲気に殺気を纏う。
構わずに、累世は吐き捨てた。
「唯香…、まさかこんな奴が、俺の父親だとか言うんじゃないだろうな」
「…、そのまさかよ…」
唯香は、それだけを答えるのがやっとだった。
…この時点で既に、カミュが累世の暴言に、腹を立てているのが分かっているからだ。
案の定、カミュは地に足をつけると、そのまま累世の側に歩み寄った。
累世がそれに警戒を固めた、その直後。
「!…」
カミュの手から、いきなり強力な紫の魔力が放たれ、累世は後方の壁に、嫌と言うほど叩きつけられた。
体中が、突然加えられた攻撃に屈し、背中全体に痛みが広がる。
「!ぐっ…」
「!…る…、累世っ…! 大丈夫!?」
肩を押さえて膝をついた累世の側に、悲痛な表情で唯香が駆け寄った。
しかし、この時の累世は、母の問いに答えることも出来ず、痛みに疼く自らの肩を押さえたまま、ただ…我慢するために歯を食いしばることしか出来なかった。
そんな累世の様子を見、カミュが呆れたように息をつく。
「…、予測はしていたが…やはり滑稽なまでに脆いな」
「!…うるさい…」
累世は、ようやくそれだけを吐き捨てると、食いしばっていた歯を強く軋ませた。
この青年の言動は…、いちいち自分を苛立たせる。
…かねてから憧れていたはずの父親。
それは大きく、強く、暖かい存在だったはずだ。
自分が、幼い頃から強く望んできたのは…
こんな…、愚かで、人を蔑み、軽視し、平然と殺そうとする存在などではない…!
「!…っ、お前なんか、俺の父親じゃない!」
累世は、その母親譲りの蒼の瞳に、はっきりとカミュを拒絶する、怒りの感情を見せた。
唯香は、真剣な表情で前置きを入れていた。
普段はあの状態レベルな母親が、滅多にこんな表情をしないのを分かっている累世は、こちらもいつになく真剣に頷く。
「ああ」
累世の返事を聞いて、唯香は恭一と夏紀の方へ目を向けた。
…2人とも、無言のまま頷く。
それを確認すると、唯香は累世に視線を戻した。
母と子の視線が絡まる。
唯香は口火をきった。
「──累世、あなたの父親の名前は、“カミュ”」
「…カミュ…?」
…その名は明らかに和名ではない。
では、恭一や夏紀が指摘する通り、自分の父親は外人なのだろうか?
漠然とそんなことを考えていると、唯香は続けて、とんでもない科白を口にした。
「あなたの父親…、カミュは、精の黒瞑界という名の、ひとつの世界の皇子なのよ」
「…え?」
あまりに突飛な話に、累世は拍子抜けせずにはいられなかった。
それは事前に、嘘はひとつもないと言われていようとも、嘘だと疑いたくなるような内容だったからだ。
「父親が…ひとつの世界の…皇子…?」
「そう」
唯香は頑なに頷く。
「だから、累世… 本来なら、そのカミュの血を引くあなたも、その世界の皇子なの」
「!な…」
累世はここまで聞いた時点で、驚くというよりも呆れていた。
いくら何でも、話が飛躍し過ぎている。
「幾ら前提があったとはいえ、どこにでも転がっていそうなファンタジーもどきじゃあるまいし、そんな馬鹿な話が…」
肩を竦めて呟く累世に、唯香は珍しくきつく叱った。
「累世!」
「…、分かったよ…」
累世が不承不承ではあるが、その事実を肯定し、認める。
…やはり、いくつになっても母親には弱いものなのだろう。
恭一も夏紀も、話の内容に驚きながらも、それを再確認せずにはいられなかった。
「…いい? 累世。先に言っておくけど、あなたの父親のカミュはね…」
声の中にも、言いようのない緊迫感が混じる。
半ば噛みしめるように話しながら、唯香がいよいよ核心に迫ろうとした、その時…
「…俺の噂話とは、随分と精神に余裕が生まれたものだな? 唯香」
…不意に、旋律のように美しい青年の声が、周囲に響いた。
「誰だ!」
反射的に声のした方向を睨んだ、累世たち少年3人は、そこにいる人物を確認して愕然となった。
その青年は、それが当然のように宙に浮かび、腕を組んでいた。
だが、3人が驚いたのはそれだけではない。
…その青年の、“銀髪”紫眼の容姿だ。
当然、真っ先に声をあげたのは、累世だった。
「俺と同じ、銀髪…!? まさか…」
「──カミュ!」
唯香が、ほとんど恐怖に近い悲鳴をあげた。
それを聞いた累世は、絶望に彩られた母親の表情に目をやりながらも、次にはその青年に目を奪われる。
…そこにいたのは、歳の頃は20歳前半、銀髪紫眼の外見を持つ、美しい青年だった。
氷を取り巻くように冷酷な、目を見張らずにはいられないその冷たい美貌は、かつてよりも一層の磨きがかかっていた。
しかし、その美貌を上回る程にひしひしと感じられるのは、恐らくは彼の内面に潜んでいるであろう、途方もない冷徹さと独占欲…!
「…カ…ミュ…?」
強張った表情を隠すこともままならないままに、累世が母の言葉を反芻する。
目の前にいる、この氷と闇の化身のような、美しい青年が…、自分の父親だというのか?
…そんなことはあり得ない。
例え自分と同じ銀髪だとしても、この青年は…
到底、親だという年齢ではない。
どう見ても若すぎる。
当然、17歳の自分の父親などであるはずがない。
…だが。
逆に考えれば、自分と同じ銀髪で、【カミュ】という名の主こそが、自分の父親だということだ。
そして目の前の青年は、明らかにそれに該当している…!
「……」
いっそう判断が難しくなった累世は、押し黙ったまま、カミュと呼ばれた青年の出方を窺った。
すると、その視線に気付いたのか、カミュが累世にその紫の瞳を移した。
…ひとつの世界の皇子という血統が示す、識別するが如く射抜くような視線に、瞬間、累世の背筋が、直に氷を押し当てられたように凍てつく。
(…何だ? この、底知れない怖さは…)
未だ体験したこともない、言い知れない恐怖を感じ取った累世は、術もなく、その状態を維持するのが精一杯な有り様だった。
すると、それを見かねたらしいカミュが、ゆっくりと自らの手のひらを、恭一と夏紀の方へと向けた。
「貴様らには用はない。消えろ…!」
…当事者という立場さえなければ、見惚れてしまう程に…
その意味に反して、神々しいまでの冷笑を口元に浮かべて、カミュは告げた。
その手に、強力な紫の魔力が収束される。
まさにそれを放とうとした、その瞬間。
「!やめて、カミュ!」
唯香が、鋭い制止の声をあげた。
その声に反応したカミュは、手にしていた魔力を空中に霧散させる。
代わりに彼は、低い口調で呟いた。
「何故、邪魔をする?」
「だって…、そうしなければ、あなたはこの2人を殺すつもりなんでしょう!?」
唯香の恐ろしい発言に、恭一と夏紀は揃って言葉を失った。
その様子を見た唯香が、カミュを前にした焦りからか、口早に告げる。
「!ごめん、恭一くん、夏紀くん… 悪いんだけど、話はまた今度でいい?」
「!…あ、ああ…」
やっとのことでそれだけを答えると、今はこの場に居てはまずいと判断したのか、2人は、唯香と累世に配慮し、すぐにその場から立ち去った。
何となく釈然としない2人が帰路についた後、それを見計らったようにカミュが口を開いた。
「まだあんな人間どもと共存しているのか…」
「……」
いたたまれずに、唯香は顔を伏せた。
カミュはそんな唯香から視線を逸らすも、続けてその目を累世に向ける。
「…、外見だけは、俺とお前のものを引き継いだようだな」
その視線が、何となく値踏みされているようで…
累世は、先程までの怖さはどこへやら、いきなりカミュを睨んだ。
「そういうお前は一体どこの誰だ? 名乗りもしないで失礼だろう」
「…何だと?」
累世の厳しい口調に、自然、カミュがその雰囲気に殺気を纏う。
構わずに、累世は吐き捨てた。
「唯香…、まさかこんな奴が、俺の父親だとか言うんじゃないだろうな」
「…、そのまさかよ…」
唯香は、それだけを答えるのがやっとだった。
…この時点で既に、カミュが累世の暴言に、腹を立てているのが分かっているからだ。
案の定、カミュは地に足をつけると、そのまま累世の側に歩み寄った。
累世がそれに警戒を固めた、その直後。
「!…」
カミュの手から、いきなり強力な紫の魔力が放たれ、累世は後方の壁に、嫌と言うほど叩きつけられた。
体中が、突然加えられた攻撃に屈し、背中全体に痛みが広がる。
「!ぐっ…」
「!…る…、累世っ…! 大丈夫!?」
肩を押さえて膝をついた累世の側に、悲痛な表情で唯香が駆け寄った。
しかし、この時の累世は、母の問いに答えることも出来ず、痛みに疼く自らの肩を押さえたまま、ただ…我慢するために歯を食いしばることしか出来なかった。
そんな累世の様子を見、カミュが呆れたように息をつく。
「…、予測はしていたが…やはり滑稽なまでに脆いな」
「!…うるさい…」
累世は、ようやくそれだけを吐き捨てると、食いしばっていた歯を強く軋ませた。
この青年の言動は…、いちいち自分を苛立たせる。
…かねてから憧れていたはずの父親。
それは大きく、強く、暖かい存在だったはずだ。
自分が、幼い頃から強く望んできたのは…
こんな…、愚かで、人を蔑み、軽視し、平然と殺そうとする存在などではない…!
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