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†月下の惨劇†
反撃の糧
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「らしくないぞ、サリア」
「!」
唐突に放たれた一言に、サリアは弾かれたように、いつの間にか俯いていた顔を上げた。
それとほぼ時を同じくして、シレン4兄弟の長兄・ルファイアと戦っていたフェンネルが、ざっ、と音を立てて、サリアのすぐ側まで退く。
「フェンネル…!」
そのフェンネルの様を見たサリアの瞳は、驚きで大きく見開かれた。
零れてしまいそうな程、その大きな美しい目に映るのは…
フェンネル程の魔力の持ち主が、相手に対して、明らかに手こずっている事実。
…フェンネルの身に付けている衣服は所々破れ、その各所から、ほんの僅かながら、血が滲み出ていた。
「!」
反射的にサリアはルファイアの方へと目を移した。
すると、当のルファイアも、フェンネルと全く同様に、体のいたる所に傷を負っていた。
そして双方とも…珍しく息が荒い。
サリアは、自分が混迷し、落ち込んでいる間に、この二人が眼前で、どれほど激しい戦いを繰り広げていたのか…
これによって一瞬で察しがついた。
…フェンネルは明らかに守る側の立場に立っていた。
受け身一方というものは、攻撃を仕掛けるよりも数段やりにくく、また、遥かに気を遣う。
フェンネルは、全てにおいて護っていたのだ。
主の一人である、ライセが攻撃にのみ集中出来るように…
そして、凛を守り、今の現状を維持していた、サリアとカイネルさえも…
“守っていた”。
現在攻勢に出ているのは、ライセとシンの2名。
その2人の背中を守り、あまつさえ自分たちや凛をも守る…
これは生半可な手腕で出来ることではない。
だからこそ…フェンネルの傷の意味が、
流した血の意義が…解る。
サリアは、再び己の紅眼を、その手の甲で拭った。
それによって一時、全ての感情を封じ込めると、猛りくる炎にも似た強さを見せた双眸を、ルウィンドへと向ける。
「…フェンネル、有難う。私はもう大丈夫よ」
「そのようだな」
軽く含み笑ったフェンネルは、そんなサリアの気持ちを無にはすまいと、自らルウィンドから手を引く。
その当のサリアは、改めてルウィンドを見据えることで、その外見から成る戦闘能力を捉えていた。
ルウィンドの左腕は、何かが煮立つような音を立てながらも、そのほとんどが再生している。
その右手は先程、シンが鋼線によって拘束し、フェンネルとカイネルが複合攻撃を加えたことによって、未だ消失していた。
…サリアはつと、欠けている右手の方に目を向ける。
そして、逆説的に考える。
右手が使えないということは、左側を庇いにくいということだ。
ルウィンドにおいてのこの場合、右側への攻撃は、再生した左腕…あるいは左手で去(イ)なすことが可能だ。
だが、左側への攻撃は、右手がない以上、右腕で庇うか左腕で防ぐしかない。
…そして、闇魔界の者といえど、その骨格の作りは人間と大差ない。
ということは則(スナワ)ち、手の分の長さが不足し、なおかつそれ自体に曲がるところの少ない“腕”のみでは、その左腕すぐ下への攻撃が、一番防ぎにくいはずだ。
何より右腕で防ごうにも、その腕だけでは絶対的に、体の対極とも取れる位置までは届くはずがない。
「…、ルウィンドの今の弱点は、左の脇腹下…」
サリアが、確信を得たかのように呟いた。
ルウィンドの両手が、そしてその体の作りが完全なものであったなら、普段があの状態の男だ、隙などまるで見られなかったに違いない。
なのに、今回に限って、ここまであからさまに弱点が浮き彫りになった理由は──
「カイネルたちがくれた、このチャンス…
決して無駄にはしないわ」
それ自体を自らに言い聞かせるように呟いたサリアは、静かに魔力を高め始めた。
…太陽のフレアのような、生命を感じさせるうねりのある揺らめきと、その強い意志を反映したような熱量が、ゆっくりと…
それでいて力強く、サリアを覆ってゆく。
その見事なまでの紅の魔力の輝きは、戦いにおける中においても、刹那ながら、その場に居た者全てを魅了した。
…高まる魔力によって起きた風に、自らの紅髪を煽られながらも、サリアはその一方で、体のあちこちに、ぴりぴりとした鋭い痛みを感じていた。
──そう、これは先程、カイネルに救われた時に出来た擦り傷。
“痛み”ではない“傷み”…!
今、生きていられるからこそ感じられる、体の叫び。
訴え。
これを享受することが、紛れもない──
“生きているということ”。
「…覚悟はいいわね、ルウィンド」
闇に属する精の黒瞑界には、凡そ存在するはずもない、神に布告するかの如く…
サリアは厳かに言い放った。
懺悔を求めたからではなく、相手に心の準備をさせる為でもなく…
ただ、自らが明確に、意志をもって手に掛けるのであると。
そう、相手に知らしめる為に。
そう…宣告する為に。
「…、成る程。【傀儡】は、俺を殺せると踏んだか…」
対して、その殺意を心地良く感じたのか…
低く喉を鳴らしたルウィンドは、さも事を楽しむかのように体勢を変えた。
…兄であるルファイアの右隣で、今やほとんど再生され、完全なものに近い形となった左手を引く。
するとそれに対して、何の合図も送っていないというのに、まるで始めから示し合わせていたかのように、ルファイアもそれに合わせる形で、ゆっくりと右手を引いた。
「!あいつら…」
何かするつもりだ、と察し、一瞬にして更なる警戒を固めたカイネルを、サリアは殊更静かに制した。
「…大丈夫よ、カイネル…
あたしを信じて」
「!サリア…」
カイネルは唖然となり、それでも言われた通りに、若干ながら警戒を崩す。
そのタイミングを計っていたかのように繰り出される、ルファイアとルウィンドの、強力な複合攻撃。
…ルファイアの右手に炎の魔力、ルウィンドの左手に風の魔力。
両者の手から併合する形で、何の苦もなく放たれたそれは、周囲のもの全てを飲み込む規模の大きさと威力で、ほぼ膠着状態にあった戦況を、それのみで瞬時に一変させ、精の黒瞑界側の者たちを圧倒した。
…闇魔界の強者であるシレン四兄弟のうち、双子にあたる長兄と次兄の、滅多に見せることのない、強力な複合攻撃。
その複合攻撃、それ自体を見せた事実から分かることは、闇魔界側は、この戦いを長引かせるつもりは、まるで無いということだ。
…彼らは初めから短期決戦狙いで動いている。
今まで見せることのなかった攻撃を見せること。
これによって相手側の余裕加減と、その攻撃の威力の段階が分かる。
…そう、この攻撃は紛れもない一撃必殺。
だから六魔将の誰もが、“未だ、この攻撃法を知らない”。
これを見た者は生還しては居ないから。
見た者は…確実に殺されるから…!
「──サリア!」
それを察し、危惧したライセの声が飛ぶ。
しかし、そんなライセに、サリアは軽く頷くことで応え、安心感を与えると、不意に自らが持つ強大な魔力を一気に高めた。
瞬きひとつすらせず、ただ、眼前に迫った攻撃を見つめる。
ふと、その両手が紅の魔力に覆われた。
確信を持って言えることは、相手がこれだけの力を見せているなら、生半可な魔力をぶつけた所で、返り討ちは必至だということ。
ならば、こちらもそれだけの力を見せなければならない。
「!」
唐突に放たれた一言に、サリアは弾かれたように、いつの間にか俯いていた顔を上げた。
それとほぼ時を同じくして、シレン4兄弟の長兄・ルファイアと戦っていたフェンネルが、ざっ、と音を立てて、サリアのすぐ側まで退く。
「フェンネル…!」
そのフェンネルの様を見たサリアの瞳は、驚きで大きく見開かれた。
零れてしまいそうな程、その大きな美しい目に映るのは…
フェンネル程の魔力の持ち主が、相手に対して、明らかに手こずっている事実。
…フェンネルの身に付けている衣服は所々破れ、その各所から、ほんの僅かながら、血が滲み出ていた。
「!」
反射的にサリアはルファイアの方へと目を移した。
すると、当のルファイアも、フェンネルと全く同様に、体のいたる所に傷を負っていた。
そして双方とも…珍しく息が荒い。
サリアは、自分が混迷し、落ち込んでいる間に、この二人が眼前で、どれほど激しい戦いを繰り広げていたのか…
これによって一瞬で察しがついた。
…フェンネルは明らかに守る側の立場に立っていた。
受け身一方というものは、攻撃を仕掛けるよりも数段やりにくく、また、遥かに気を遣う。
フェンネルは、全てにおいて護っていたのだ。
主の一人である、ライセが攻撃にのみ集中出来るように…
そして、凛を守り、今の現状を維持していた、サリアとカイネルさえも…
“守っていた”。
現在攻勢に出ているのは、ライセとシンの2名。
その2人の背中を守り、あまつさえ自分たちや凛をも守る…
これは生半可な手腕で出来ることではない。
だからこそ…フェンネルの傷の意味が、
流した血の意義が…解る。
サリアは、再び己の紅眼を、その手の甲で拭った。
それによって一時、全ての感情を封じ込めると、猛りくる炎にも似た強さを見せた双眸を、ルウィンドへと向ける。
「…フェンネル、有難う。私はもう大丈夫よ」
「そのようだな」
軽く含み笑ったフェンネルは、そんなサリアの気持ちを無にはすまいと、自らルウィンドから手を引く。
その当のサリアは、改めてルウィンドを見据えることで、その外見から成る戦闘能力を捉えていた。
ルウィンドの左腕は、何かが煮立つような音を立てながらも、そのほとんどが再生している。
その右手は先程、シンが鋼線によって拘束し、フェンネルとカイネルが複合攻撃を加えたことによって、未だ消失していた。
…サリアはつと、欠けている右手の方に目を向ける。
そして、逆説的に考える。
右手が使えないということは、左側を庇いにくいということだ。
ルウィンドにおいてのこの場合、右側への攻撃は、再生した左腕…あるいは左手で去(イ)なすことが可能だ。
だが、左側への攻撃は、右手がない以上、右腕で庇うか左腕で防ぐしかない。
…そして、闇魔界の者といえど、その骨格の作りは人間と大差ない。
ということは則(スナワ)ち、手の分の長さが不足し、なおかつそれ自体に曲がるところの少ない“腕”のみでは、その左腕すぐ下への攻撃が、一番防ぎにくいはずだ。
何より右腕で防ごうにも、その腕だけでは絶対的に、体の対極とも取れる位置までは届くはずがない。
「…、ルウィンドの今の弱点は、左の脇腹下…」
サリアが、確信を得たかのように呟いた。
ルウィンドの両手が、そしてその体の作りが完全なものであったなら、普段があの状態の男だ、隙などまるで見られなかったに違いない。
なのに、今回に限って、ここまであからさまに弱点が浮き彫りになった理由は──
「カイネルたちがくれた、このチャンス…
決して無駄にはしないわ」
それ自体を自らに言い聞かせるように呟いたサリアは、静かに魔力を高め始めた。
…太陽のフレアのような、生命を感じさせるうねりのある揺らめきと、その強い意志を反映したような熱量が、ゆっくりと…
それでいて力強く、サリアを覆ってゆく。
その見事なまでの紅の魔力の輝きは、戦いにおける中においても、刹那ながら、その場に居た者全てを魅了した。
…高まる魔力によって起きた風に、自らの紅髪を煽られながらも、サリアはその一方で、体のあちこちに、ぴりぴりとした鋭い痛みを感じていた。
──そう、これは先程、カイネルに救われた時に出来た擦り傷。
“痛み”ではない“傷み”…!
今、生きていられるからこそ感じられる、体の叫び。
訴え。
これを享受することが、紛れもない──
“生きているということ”。
「…覚悟はいいわね、ルウィンド」
闇に属する精の黒瞑界には、凡そ存在するはずもない、神に布告するかの如く…
サリアは厳かに言い放った。
懺悔を求めたからではなく、相手に心の準備をさせる為でもなく…
ただ、自らが明確に、意志をもって手に掛けるのであると。
そう、相手に知らしめる為に。
そう…宣告する為に。
「…、成る程。【傀儡】は、俺を殺せると踏んだか…」
対して、その殺意を心地良く感じたのか…
低く喉を鳴らしたルウィンドは、さも事を楽しむかのように体勢を変えた。
…兄であるルファイアの右隣で、今やほとんど再生され、完全なものに近い形となった左手を引く。
するとそれに対して、何の合図も送っていないというのに、まるで始めから示し合わせていたかのように、ルファイアもそれに合わせる形で、ゆっくりと右手を引いた。
「!あいつら…」
何かするつもりだ、と察し、一瞬にして更なる警戒を固めたカイネルを、サリアは殊更静かに制した。
「…大丈夫よ、カイネル…
あたしを信じて」
「!サリア…」
カイネルは唖然となり、それでも言われた通りに、若干ながら警戒を崩す。
そのタイミングを計っていたかのように繰り出される、ルファイアとルウィンドの、強力な複合攻撃。
…ルファイアの右手に炎の魔力、ルウィンドの左手に風の魔力。
両者の手から併合する形で、何の苦もなく放たれたそれは、周囲のもの全てを飲み込む規模の大きさと威力で、ほぼ膠着状態にあった戦況を、それのみで瞬時に一変させ、精の黒瞑界側の者たちを圧倒した。
…闇魔界の強者であるシレン四兄弟のうち、双子にあたる長兄と次兄の、滅多に見せることのない、強力な複合攻撃。
その複合攻撃、それ自体を見せた事実から分かることは、闇魔界側は、この戦いを長引かせるつもりは、まるで無いということだ。
…彼らは初めから短期決戦狙いで動いている。
今まで見せることのなかった攻撃を見せること。
これによって相手側の余裕加減と、その攻撃の威力の段階が分かる。
…そう、この攻撃は紛れもない一撃必殺。
だから六魔将の誰もが、“未だ、この攻撃法を知らない”。
これを見た者は生還しては居ないから。
見た者は…確実に殺されるから…!
「──サリア!」
それを察し、危惧したライセの声が飛ぶ。
しかし、そんなライセに、サリアは軽く頷くことで応え、安心感を与えると、不意に自らが持つ強大な魔力を一気に高めた。
瞬きひとつすらせず、ただ、眼前に迫った攻撃を見つめる。
ふと、その両手が紅の魔力に覆われた。
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