15 / 20
恭弥 side .
.
しおりを挟む.
くそ…結局女と今日もヤれなかった。何で…今までは出来たのに、理人の事があってからずっとヤってない。というか出来なくなってしまった。
俺は先ほど見かけた理人の姿を思い出す
思わず避けてしまったけど…まずかったかな。
俺は自分の家を通る途中で必ず通る理人の家の前まで歩くと見覚えのある男性が2人いた。
「あ?理人と…アイツ?」
ぐったりとしてる理人を肩で抱いて、ほら行くよ、と声掛けてる前回見かけた人だった。
俺はその2人を見ると、イライラし気付くと理人の腕を掴んでいた
「わっ、びっくりした…何、また君?本当に奇遇だね?」
その男性は俺を見るなりニコッと微笑んだ。
前も思ったけどこいつの笑顔鼻につくんだよな…
「ン…あー、恭弥だぁ、何れ、ここにいるのぉ?」
「っわ、びっくりした…何?酔ってんの?」
理人はかなり酔ってるのか俺に気付くとニコニコしながら抱き付かれた。
「じゃ、俺はここで帰るよ。理人よろしくね。」
その男性は、俺に理人をはい、と渡してきたかと思うと手を振り、去っていった。
.
「ほら、理人鍵は?家に着いたけど?」
「んん~…鍵はぁ…カバンの中にあるぅ…」
俺は理人のカバンの中を漁り、鍵を取り出すと部屋の鍵を開け、理人の肩を抱えたまま室内へと連れて行った。
理人の寝室へと連れて行き、ベッドへと下ろした。
「水持ってくるから待ってて」
俺は寝室から出て行き、水を手にすると大きくため息ついた。
…何やってんだ俺は、気まずくて避けてたのに…何で止めたんだ。
「ねぇ?きょうやぁ…どこ…」
背後から声が聞こえ、慌てて振り返ると理人が立ってた
「いたぁ…恭弥…」
ふにゃふにゃした笑顔で俺を見るなり、抱き付いてきた。
俺は水を差し出すと
理人を再度寝室へと連れて行き座らせる
「ほら、ちゃんと水飲めよ。…お前が寝たら俺帰るから。」
「帰らないでよ。…俺の前からいなくならないで」
ふと顔を上げると理人は顔を歪ませ、涙目になってた
「俺…恭弥がいなくなるの嫌だ、耐えれないよぉ…親友でもいいから、そばに居させてほしい…」
理人はそれだけを言うと涙ポロポロと流した
不覚にも俺はその姿が綺麗に見えてしまった
「ごめん、いなくならないよ。ごめん、泣かせて…」
気がつくと俺は理人を押し倒していた
「…え?なぁにぃ…夢…?恭弥に押し倒されてる……」
理人はぼんやりとした顔で俺の頬を両手で包んだかと思うと唇がふに、と触れてきた
俺は理人の後頭部に手を添えると理人からのキスに答えるように、口付けを交わした
「ーンッ…恭弥ぁ…好き…好きだよ…」
最初は触れるだけの口付けだったが段々と深くなって行き
お互いの熱い吐息が漏れる
理人の舌先を突っつき、捕まえるとぢゅ、と音を鳴らしながら吸い上げると甘噛みをした
「ッは、あ…きょ、やぁ…♡」
目をトロンとさせ、俺の頬を愛しそうにな出てくる理人に俺は何故かキュン、と胸が締め付けられた。
この気持ちは何だ…?こんなの初めてだぞ
理人の口元から離れると理人が俺の手を掴んできた
「まだ、離れないで…ッおれ、のこと触って…」
理人はアウターを脱ぐと、シャツ姿になり
シャツ越しにツンっと膨らんだ突起に俺は思わず生唾を飲んでしまった。
今までの女とは違ってすごい魅力的だった。
胸なんてないのに…なんでこんなに可愛いんだろう?
何でこんなに綺麗なんだろう?
服の上から、理人の突起をこりっ、と爪で引っ掻きギュッと摘む
「ッふ、ン…♡あっ、もっと触って…ッ」
微かに漏れる理人の喘ぎ声に、さっき一緒にいた女には勃たなかったのに、勃ってしまった。
何で…相手は男だよ、ましてや…理人だし、親友だと思ってた相手だよ…?
俺は混乱していたが、理人の手が伸びてきた
「恭弥の…大きい…俺で興奮してくれた…?嬉しい…」
理人は俺のズボンに手をかけると慣れた手つきでベルトを外し、俺は慌てて止めようとしたがズボンと下着共に脱がされ、露になったモノを理人に握られる
そして、理人は俺のモノを口に含んだかと思うと先端や裏筋を舌先で刺激をしてくる。
俺はビクッと腰を跳ねさせると、理人は嬉しそうに微笑んだ。
「恭弥が…、感じてくれてるの、嬉しい…ッ♡」
理人は俺のモノを咥え、上下に頭を動かす。
唾液の絡まる音がじゅぽじゅぽ、と響いてる
俺は理人の頭を掴み、ふるりっと腰を振るわせた
「ッあ…イきそ…ッ」
理人の口内からモノを引き抜くとびゅるっ、と顔面に向かって出してしまった
「ぁ、は…♡ン、恭弥の…♡」
理人はうっとりとした目で俺の出した液をぺろりと舐めた。
すげー、慣れてんなぁ。絶対色んな人としただろうな。
全てがすごい慣れている理人に、俺はモヤモヤし出すと理人を押し倒した
理人のズボンと下着を脱がすとぐしょぐしょになったモノが露わになる
「イッたの?俺の舐めてる時に?」
理人はふるふると恥ずかしそうに顔を赤らめ、震えてた
俺はそれを見るとキュン、と再度ときめくと
理人の口元へと唇を運ぶと理人から舌を絡ませにきたので、それに答えるように絡ませた
「ッは♡ン、ンッ♡きょ、や…ッ♡おれの、中にこれ欲しい…ッ」
理人は俺の出したのにまた勃起してしまったモノを足で突いてきた
「あーもう…何でそんなエロいんだよ…」
俺はポツリと呟くと理人の蕾へと指を這わせた
「恭弥…ッ我慢できない…早く、ほしい…ッお願い…、中はもう用意、してるからぁ…」
用意してる、の言葉に今日あの人とする予定だったのかと胸がギュッと締め付けられるような感覚がした
「あぁ、そんなに言うなら焦らさなくてもあげるよ」
俺は理人の蕾にモノをピトっとくっつけた。
男とヤる日が来るなんて思わなかったし、なんなら親友だと思ってた理人だし…なんかもうわけがわからないな…
でも理人すげぇエロいし…綺麗だな…
俺は理人の蕾にモノを一気にぱちゅんっと音を鳴らしながら突き上げると理人は何やらイッたのかガクガクと体を震わせている
「ッあ゛ぁ…ッ♡そん、ら…いっき…♡恭弥ぁ…ッ動いて…ッ♡」
理人の腰を掴むと奥へと何度も突く
その度に何度も軽くイってる理人がすごく可愛くて堪らなかった
「理人…っ可愛いな…ッ」
俺は理人の唇を重ねると理人から首と腰に離さないと言わんかばかりに手足を絡ませられた
「はは…理人動きにくいよ…?」
「恭弥…ッ好き、大好きだよ…ッ♡」
俺は理人の後頭部をグシャ、と握ると一気にモノを引き抜いたかと思うと一気にどちゅんっと突き上げた
「っあ゛ぁッ♡そこ、すきぃッ♡きょ、や…ッおれ、も、イく…ッ♡」
「俺も…ッン…ッ」
理人の中を何度かばちゅばちゅっと突き上げると一気にモノを引き抜き、理人の腹の上へと吐き出した
理人も共に自分の腹の上に吐き出す
「は…ッ♡恭弥…好き、だよ…」
理人はウトウトしながらも俺に対して好き、と言ってくれた。俺はそれに対して理人になんも答えれなかった
「…理人、ごめん。避けて、ごめんな…」
俺は理人のお腹の上に出された液を綺麗に処理をすると眠りに落ちた理人の額へと口付けを落とし、理人の家から出ていった
.
12
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
あなたの隣で初めての恋を知る
彩矢
BL
5歳のときバス事故で両親を失った四季。足に大怪我を負い車椅子での生活を余儀なくされる。しらさぎが丘養護施設で育ち、高校卒業後、施設を出て一人暮らしをはじめる。
その日暮らしの苦しい生活でも決して明るさを失わない四季。
そんなある日、突然の雷雨に身の危険を感じ、雨宿りするためにあるマンションの駐車場に避難する四季。そこで、運命の出会いをすることに。
一回りも年上の彼に一目惚れされ溺愛される四季。
初めての恋に戸惑いつつも四季は、やがて彼を愛するようになる。
表紙絵は絵師のkaworineさんに描いていただきました。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る
家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。
しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。
仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。
そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)
優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。
本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる