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はい?
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逃げろや 逃げろ!
攻撃の術を持たないんだから 逃げの一手しかない
頑張ってくれ 馬。
助かったら 人参あげるから!
馬車は街道をひた走りに走る。
馬車が跳ねるたび ガチャガチャと硝子瓶が鳴った。
割れたかもしれないが 構ってられない。
あの人 恐いもの!
捕まったら どうなるか。
来た道を 駆け抜ける。
馬が頑張ってくれたお陰で 城へ無事到着。
無事帰還?馬車の上で ぐったりした。
ありがとう!馬。
とんでもない勢で 帰って来たもんだから
辺りがざわつく。
「どうなさったんですか」
久々のルーヒンさん登場。
おっと馬鹿言ってる暇はなかったんだ。
ルーヒンに経緯を話すと そのまま城内、玉座の前に連れて行かれた。
重鎮に囲まれて ルーヒンに話した内容を繰り返す。
………………………。
軍義で 大臣やら神官やらが ああでもない こうでもないと 喧々囂々。
戦術など微塵も解らない私は 部屋の隅で ちょこんと存在していた。
〇〇の野望とか やりこんでれば 少しは解ったのかな。
なんせ戦術が必要な事なんてなかったから そんな知識は皆無。
「我々の力は攻撃魔法には 効果がない」
一人の大臣の一言。
確かに防御魔法スキルだけでは あの魔法使いは倒せない。
「しかし ここに対抗出来る唯一の力がある!」
ビシッと音がしそうな位 指を指された。
皆の視線がこちらを向く。
はい?
……………はい?
……………………………うげっ。
攻撃の術を持たないんだから 逃げの一手しかない
頑張ってくれ 馬。
助かったら 人参あげるから!
馬車は街道をひた走りに走る。
馬車が跳ねるたび ガチャガチャと硝子瓶が鳴った。
割れたかもしれないが 構ってられない。
あの人 恐いもの!
捕まったら どうなるか。
来た道を 駆け抜ける。
馬が頑張ってくれたお陰で 城へ無事到着。
無事帰還?馬車の上で ぐったりした。
ありがとう!馬。
とんでもない勢で 帰って来たもんだから
辺りがざわつく。
「どうなさったんですか」
久々のルーヒンさん登場。
おっと馬鹿言ってる暇はなかったんだ。
ルーヒンに経緯を話すと そのまま城内、玉座の前に連れて行かれた。
重鎮に囲まれて ルーヒンに話した内容を繰り返す。
………………………。
軍義で 大臣やら神官やらが ああでもない こうでもないと 喧々囂々。
戦術など微塵も解らない私は 部屋の隅で ちょこんと存在していた。
〇〇の野望とか やりこんでれば 少しは解ったのかな。
なんせ戦術が必要な事なんてなかったから そんな知識は皆無。
「我々の力は攻撃魔法には 効果がない」
一人の大臣の一言。
確かに防御魔法スキルだけでは あの魔法使いは倒せない。
「しかし ここに対抗出来る唯一の力がある!」
ビシッと音がしそうな位 指を指された。
皆の視線がこちらを向く。
はい?
……………はい?
……………………………うげっ。
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