たまたまマッチングしたハイスぺセフレが私にだけ執着溺愛する激重男子だった件

cheeery

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あの女との再会【蓮side】

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柚子ちゃんに「同棲をしないか」ともちかけたところ彼女からの返事はまだ待って欲しいとのことだった。

何がだめなんだろう。

柚子ちゃんに一切の負担がないようにはするつもりだ。

だけど彼女は一緒に暮らすと言わなかった。

柚子ちゃんと付き合ってから1カ月が経ったけれど、なんとなく一線を引きながら僕と付き合っていることが分かる。

もっと柚子ちゃんの心をむき出しにして欲しい。
もっと柚子ちゃんの汚いところを見せて欲しいのに、彼女はそれを抑え込んでいる。

でも、一緒にお酒を飲んだ時、柚子ちゃんが飲み過ぎてしまって心のうちを吐き出してくれたことはすごく嬉しかった。

柚子ちゃんは重い子みたい。
とても重くて、深い愛を持っている子なんだって知れて嬉しかったのに。

朝起きたら、いい子な柚子ちゃんに戻ってしまった。

どうして自分を隠すんだろう?

まだ僕には打ち明けられないのかな?

そこまで親密ではないと思われている?

どうやったら彼女はまた心のうちを吐き出せるようになるだろう。

強引にならいくらでもできる。

でもそうするのとはわけが違うから、彼女にとって一番いい方法を考えないといけないね。

僕はカメラを見つめる。
それは柚子ちゃんの家に仕込んだ監視カメラだった。

『蓮くん、好き……っ。会いたい』

ああ、もう僕に会いたがってる。

「はぁ……っ、かわいいな」

本当にこの子は頭を抱えるほど可愛いから困ってしまう。

会いたいなら会いたいって言っていいんだよ。
何度も何度も電話を鳴らしてくれたって構わない。

そういうことしてくれたっていいのに。

「また明日も会おうね。愛してるよ」

僕はパソコンの画面に向かってちゅっとキスを落とした。

翌日。
この日、僕は一日オフの日だった。

柚子ちゃんは仕事だから仕事が終わった後に、会社に迎えに行く予定だ。

いつものようにPCを開くと、メールのボックスに1件のメールが届いていることに気がついた。

またコイツか……。
最近よく同じメールアドレスで連絡が来ている。

メールの内容から誰が相手であるのかは分かっていた。

そろそろ始末しないといけないな。

「ウジ虫の排除をしなくちゃね」

俺はそのメールに行く旨を返信をした。

準備をして、一人で指定された場所に向かう。

メールにはBARに来て欲しいと記されていた。

ぱっと片付けて早く柚子ちゃんに会いたい。

あいつに少しでも時間を奪われると思うと本当に吐きそうになる。

BARにつくと、そこにはほとんど人がなかった。

まだ来てないか……。

ここを指定したのは、おそらく一目に付かないようにするためだろう。
地下室の看板さえ出ていないBAR。

分かりやすい。

一人で先に酒を飲んでいると、しばらくてして隣にすっと座ってくる女性がいた。

俺は少しだけ視線をやった後、視界に入れないように前を見続けた。

「久しぶり、蓮くん」

話しかけて来る女は強い香水の匂いで巻いた髪をゆらゆらと揺らしている。

むせかえるようなこの匂いをよく覚えてる。

「ねぇ、私のこと忘れちゃったの?」

彼女は俺の手にそっと自分の手を重ねてきた。

ぞわりと、鳥肌が立ち嫌悪感で満たされる。

気持ち悪い、女の仕草。

「離してくれませんか、綾香さん」

俺が冷たく伝えると、彼女は満足そうに口角をあげた。

「やっぱり、覚えてたんじゃない。蓮くん。まあ、忘れたくても忘れられるわけないかあ」

綾香さんは派手な赤いワンピースを身にまとっていた。

胸元は大胆に空き、視線を引きつけようとするようなデザインが目立つ。

まるで男のために着ているとアピールしているような服装。
相変わらず下品な女だ。

「ず~っと会いたかったのよ♡たくさん探しちゃった」
「ここ最近誰かに後を付けられてると思ったらあなたでしたか。僕のことを嗅ぎまわっていたようで」

「そりゃぁそうよ。だってあの時すぐにいなくなっちゃったじゃない。あたし、蓮くんに会いたくて会いたくて仕方なかったの」

気持ちわりぃな。この女。
何年も経ち、嫌悪感も消えるんじゃないかと思ったらこの嫌悪感は一生残るらしい。

まあ、それでもいい。
この女が俺の前から姿を消せばいい話なのだから。

「あたしね、10年前のあの件があって……孤立して、トラウマ植え付けられてる蓮くんのこと想像して何度も一人でしちゃった♡」

「……っ」

俺はギリっと歯を食いしばる。

「一人の男の子、壊しちゃったんだって思うとホント、興奮する♡だってさ、あのままだったら、イケメンエリート街道まっしぐら?悩みもなくて、出世も簡単にできて、結婚もする。そんな普通の幸せを歩んでいただろうに。それを私が歪めちゃったなんて気持ちよすぎるでしょ」

俺はできるだけ表情を変えずに言った。

「僕の人生に介入出来たと考えない方がいいですよ。あなたみたいな下品な女のことなんて、今日この日まで忘れていましたから」

すると綾香さんは俺の首筋からツーっと指を降ろしてくる。

「本当に?ここに私が残ってるんじゃないの?」

吐き気がする。
胃の中に入っているものが、そのまま逆流しそうな気持ち悪さだ。

「ねぇ、今日抱いてよ」

その女は俺の耳元で小さく囁いた。

ああ、ホントクズはクズにしかならないと聞いていたけど本当にそうなんだな。

「反吐が出る。あなたには僕の前から姿を消すように告げにきただけです。もしこれからも僕の周りを嗅ぎ回るようなら、あなたの大事なもの、奪ってやりますよ?」

睨みつけた瞬間、綾香さんは嬉しそうに笑う。

「大事なものを持ってるのは私だけじゃないんじゃない?」
「……は?」

「全部知ってるのよ。安藤柚子……だっけ?」

俺は振り返る。

「なんでその名前を知ってる」
「ただで来てくれるなんて思うわけないでしょ?」

俺は自分の手のひらに爪が食い込むくらい手を強く握りしめた。

「探し回ったって言ったじゃない♡蓮くん、なかなか彼女を作らなかったのに、熱心に会ってる女がいるって聞いてね、調べたのよ。なんの変哲もない女なのが残念だったけど、マッチングアプリであったんだって?」

「誰に聞いたんだよ、そんなこと……」

低い声が出る。
その顔で柚子ちゃんの名前を口に出すな。

この名前はお前みたいな穢れた女が呼んでいい名前じゃない。

今すぐにでも握りつぶしてやりたい気持ちでいっぱいだった。

「この世は金さえ出せば協力してくれる人なんてたくさんいるのよ」
「それで?柚子ちゃんに何をした」

「これからよ。あんたが呼んでるって言って、ある場所に彼女を呼び出してる。彼女セフレが欲しいみたいだったから、何人か男紹介してあげようと思って、まわしていいよって言ってあるの」

「ふざけんな」

俺は綾香さんの首を掴みギリギリと力を入れた。

「……っ、痛。こんなところで、犯罪者になるつもり?」

人はいないもののBARのマスターが止めに入る。

俺は手を離した。

「大丈夫、あなたがホテルに来てくれるなら、この子は助けてあげる」
「……絶対にこの子に手を出すな」

「交渉成立ね」

彼女は俺の肩をぐいっと押すと、強引に座らせる。

「私たちの夜に乾杯しましょう」

そう言って俺のグラスに自分のグラスを重ねる。
キンっと音が鳴ると、綾香さんは一気にその酒を飲みほした。

「ほら、蓮くんも」

煽られ、俺は手元にあるグラスを飲み干した。

気持ち悪い女め。
やっぱり人の周りをウロチョロ出来ないように策を打つべきだったな。

俺はしぶしぶ彼女の後をついて、ヤツがとってるホテルにやってきた。

ドアが閉まった瞬間、俺はすぐさま女をベッドに押し付け首をしめた。

「柚子ちゃんに手を出すな」

「……っ、ぐ、ぅ」

「返答次第では殺す……。ここなら目撃者もいない。殺してお前は自殺したことに見せかける」

ヤツはパンっと僕の手を振り払った。

「本当、その柚子ちゃんのことになると血相変えるのね。一体何者?でも今日は蓮くんに抱いてもらえればそれでいいから」

「どうでもいいこと話してないで答えろよ」

低い声で脅すと、女は言った。

「最初から女には何もしてないわよ」

手を離すと、女は話しだす。

「わざわざそいつに手回すほど込んだことしないわよ。セフレって言うからそんなに大事な女だって知らなかったし?かまかけただけ。ウソだと思うなら電話してみれば?」

そう言われて、俺はスマホを手に取り柚子ちゃんに電話をかける。

「もしもし、どうしたの蓮くん」

スマホから柚子ちゃんの声が聞こえてきた。

「誰かに話しかけられたりとか、怪しい男がそこにいたりしない!?」

「えっ、そんなことなかったけど……今、仕事で取引先の人とちょうど分かれたところなの。これから職場に戻る予定だよ」

女は口パクで“ほらね”と囁いた。

柚子ちゃんには何もしていない。

良かった……。

「そっか、良かったよ」

「蓮くん大丈夫?なんか声がいつもと変だけど」

「大丈夫だよ。ありがとう。また連絡す……」

そこまで言うと、ヤツがスマホを切った。

「いつまでも放置しないで遊びましょ♡」

そう言って俺の上に馬乗りになる女。

「バカか、柚子ちゃんが安全ならここにいる意味なんかねぇんだよ」

そう言って女を押しのけ部屋から出ようとする。

しかし……。

「う“……」

僕は膝をついた。

なんだ。
急に体が熱くなって……。

「はぁ……はぁ」

身体の温度がどんどん上がっていく。
視界がぐにゃりと歪むと、あの女がニヤリと笑う顔が目に入った。

「あたし一人じゃ、蓮くんの力に敵わないじゃない。だからさっきお酒に盛っちゃった♡」
「テメェ……」

僕も不謹慎だった。
柚子ちゃんのことに気を取られていて、安易にグラスに口を付けてしまった。

そうだ、コイツはなんでもやる女だ。
女という武器を使って事実を捻じ曲げて、自分を被害者にした。

「クッソ、野郎……」

「やだ、野蛮な言葉は使わないで?出来るだけあの時の蓮くんのままがいいな。まだまだ子どもで可愛かった蓮くんを犯せる方が楽しいでしょ」

綾香さんは服を脱ぐと俺の上に馬乗りになった。

「ねぇ、苦しい?」

身体が燃えるみたいに熱くなって思考が解けていく。

「はぁ……っ」
「苦しそう」

上半身を脱がされて、指で焦らすように触れる目の前の女。

「我慢しなくていいのよ?」

そう言って上から下に向かって指をなぞらせていく。
そんな動作を見ていてあまりに滑稽で笑いが込み上げてきた。

「……フッ」
「何笑ってるの?」

「お前じゃ勃たねぇよ」

目の前の女にそう伝えてやると、女は唇を噛みしめムキになった。

「はぁ?説得力ないけど、こんなに苦しそうにしてここだって……」

下半身に手のひらを滑らせた瞬間、女の動きが止まった。

僕のそこはピクリとも反応していなかった。

「なっ……」
「薬使っても勃つわけないじゃん、お前みたいな下品な女なんかに」

僕は柚子ちゃんにしか反応しない。

柚子ちゃん以外は女じゃない。

女はみんな嫌いだ。
僕が心を許すのは柚子ちゃんだけだ。

「ふん、そうやって本能に抗えるのはいつまでかしらね」

怒った女が手錠を取り出し僕の腕を拘束する。

「やめ、ろ」

腕を動かすと金属がぶつかる音がするだけでビクともしなかった。

「これでもう抵抗は出来ないでしょ?」

そんな風に言いながらパンツの中に手を潜りこませ俺のそこに触れていく。

「ほら、蓮くん……我慢しなくていいの」

その時、僕は柚子ちゃんのことを考えていた。

今日は声だけだけど、可愛かった。
僕が突然電話したから、驚いている感じで仕事中、こっそり抜け出して僕の電話に出てくれたんだろうか。

本当に可愛い柚子ちゃん。

もう一度声が聞きたいな。

早く柚子ちゃんを抱きたい。
柚子ちゃんを抱きしめたい……。

「柚子ちゃん……柚子ちゃん……」
「やめてよ。こんな時に他の女の名前なんて」

「はぁ、柚子ちゃん……柚子ちゃん好きだ。愛してる」

声に出すと、目の前の女は顔を真っ赤にして怒った。

「やめろって言ってんでしょ!」

女は声を荒げ、僕の頬をビンタした。

「なんだよ、自分に価値がないと思って怒ったの?そうだよ……、お前になんか、なんの価値もない」

俺は意識が飛びそうになりながらも必死に保って言い放つ。

「……ずいぶん生意気に育ったのね。もっと大人しくなってると思ったのに」

ギリっと歯を食いしばると、女は言った。

「じゃあもういいわ。抱いてくれないのなら犯してあげる。全部を奪ったあの日のこと、全部思い出させてあげるから……」

そう言って、女が服を全部脱いだ。

突き飛ばしたいのに、全然力が入らない。

クッソ……。
このクソ女が……。

俺は歯をギリっと食いしばった。

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