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第5章
1397話 交易市の視察:エメラダ
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リンと別れ、畑地帯を抜けるころには、昼過ぎになっていた。
腹は満たされたが、頭の片隅には次の予定が浮かんでいる。
「……交易市か」
リンに聞いた話だと、調合素材を専門に扱う市が開かれているらしい。
冒険者ギルドや畑は、新しい街にとってなくてはならない存在だ。
だが、素材だけに的を絞った市というのは珍しい。
どんなものか、気になる。
俺は街の中心部に向かって歩を進める。
石畳に変わった道は、昼下がりの陽光でまだらに照らされ、両脇には小さな商店や酒場が並んでいる。
その賑わいを抜け、視界が開けた先──商業区の一角。
かつては地面が荒れ、雨水の跡が溝を作っていた雑な広場だったそこが、今は均整の取れた石敷きの広場へと生まれ変わっていた。
正面入口には優美なアーチが設けられ、『エウロス交易市』と刻まれた看板がかかっている。
「……えっと。来てくださるのが少し遅かったですね、主様」
入り口の脇に、黒衣の少女が腰に手を当てて立っていた。
長い黒髪が陽に透け、硝子瓶のような瞳が細く笑う。
エメラダだ。
伝令を頼んだ男から俺の来訪予定を聞いて、待ってくれていたらしい。
「すまんすまん。リンに昼食をごちそうになっていてな」
「お食事も大切ですが、こちらも早めに見ていただきたかったんです。どうぞ、広場の中へ」
手招きされるまま、足を踏み入れる。
広場の外周部には木製の屋台が整然と並び、その内側には簡易テントの露店がびっしりと詰まっていた。
歩くたびに、香草の爽やかな香り、乾燥肉の燻し匂い、獣骨を削る硬質な音、研磨剤を擦る粉っぽい香りが入り混じって漂ってくる。
鼻孔をくすぐる匂いの層が、ここが単なる市場ではないことを物語っていた。
「聞いた通りだな。調合素材の専門市か」
「はい。薬草、鉱石、魔物の素材──ここに来れば一通り揃うように整えました。冒険者や商人、調合士など、必ず一度は立ち寄る場所になります」
エメラダの声には自信があった。
実際、広場を行き交う人々の中には、旅装束の冒険者やローブ姿の術師、行商風の男たちまで混ざっている。
それぞれが包みや樽を抱え、真剣な顔で売り手とやり取りをしていた。
「……えっと。こちらは東部の山脈で採れる”銀月草”です。ポーションの触媒に適しています」
エメラダは露店の一つに立ち寄り、乾燥した銀色の葉を一房手に取る。
指先で軽く揉むと、ほのかな薬香が立ち上った。
「……そしてこちらは、見た目はただの灰色の石ですが、”火精鉱”といいます。砕くと発火性の粉になり、火薬の代用品や調合触媒として利用できます」
「なるほど……便利だな」
「便利以上です。これだけ素材が揃えば、この街で調合や錬金を学びたい職人も増えるはずです。そうなれば街全体が活性化し、ますます発展していくことでしょう」
エメラダの瞳が鋭さを帯びる。
彼女は自分のためだけでなく、領全体の利益まで計算に入れて動いてくれている。
その事実が、胸の奥で小さな感嘆を生んだ。
「……えっと。それで、今日はただ案内するだけじゃないんです」
エメラダが意味ありげに笑う。
胸元から取り出したのは、小さな木箱。
彼女が蓋を開けると、中に淡く光る緑色の粉が詰まっているのが見えた。
「”翠晶粉”。今朝入ったばかりの希少品です。上手く調合すれば、風魔法を一時的にブーストさせる薬――”翡翠の雫”ができます。この調合、手伝っていただけませんか?」
「調合って……今、ここでか?」
「はい。この市には、調合エリアを設けています。こちらへどうぞ」
そう言うなり、彼女は半ば強引に俺の手を引いた。
市場の喧騒を背に広場の奥へ進むと、人通りが少なくなる。
そこには、露店の並びとは違う、しっかりとした木と石で造られた小さな建物があった。
扉を押し開ける。
ひんやりとした空気と、わずかな薬草の匂いが鼻をくすぐった。
中はこぢんまりとした作業室になっており、耐熱台、精密秤、大小の瓶や釜が整然と並び、壁には色とりどりの乾燥素材が吊るされている。
窓から差し込む午後の光が作業台をやわらかく照らし、その奥からは市場のざわめきが響いてきた。
「……えっと、私が初めてウルトラポーションを作ったときのこと、覚えてますか?」
「覚えてるさ。お前が『悠久の風』に加入してしばらく経った頃……自信過剰なまま挑戦して爆発させたやつだろ」
「自信過剰なんてひどいですね。あれは、ただのうっかりです。二回目の挑戦で成功させたじゃないですか」
頬をわずかに膨らませながらも、エメラダの手は迷いなく動く。
彼女は計量スプーンで翠晶粉をすくい、透明な液体へと少しずつ混ぜ合わせた。
その手元は熟練の職人のように正確で、無駄な動きが一切ない。
俺も渡された乳鉢で乾燥薬草をすり潰し、指示された通りに作業を進める。
薬草の葉が砕け、鮮やかな香りが立ち上った。
「主様、仕上げです。こちらに風の魔力を」
「ふむ。……こうか?」
掌を瓶の上にかざし、ゆっくりと魔力を流し込む。
空気がひそやかに震え、液面に小さな波紋が広がった。
「素晴らしいです。主様は多くのジョブを育てておられますが、やはり風系統が最も得意なようですね」
「ま、最初に取得した魔法系ジョブだしな」
ついでに言えば、MSCで長くメインジョブにしていたのも風系統のジョブだった。
風魔法の制御には自信がある。
そんな会話をしている間にも、ちゃんと制御しつつ魔力を流し込んでいく。
やがて魔力の流れが安定し、瓶の中の液体は琥珀色に落ち着いた。
光を透かすと、まるで風の欠片が閉じ込められているかのように、微かな煌めきが走る。
「……できたようだな」
「ふふ。悪くない仕上がりです。商会や冒険者ギルドに卸せば、大きな利益が見込めるでしょうね」
エメラダは満足そうに頷き、小瓶を布で包む。
そして、少しだけ真剣な表情で俺を見る。
「これは主様に差し上げます」
「いいのか?」
「はい。もとより、そのつもりで素材も購入しましたから」
「ありがとう。大切にする」
俺は『ストレージ』に”翡翠の雫”をしまった。
エメラダはほっとしたように微笑む。
その表情には確かな誇りと温かさが宿っていた――。
腹は満たされたが、頭の片隅には次の予定が浮かんでいる。
「……交易市か」
リンに聞いた話だと、調合素材を専門に扱う市が開かれているらしい。
冒険者ギルドや畑は、新しい街にとってなくてはならない存在だ。
だが、素材だけに的を絞った市というのは珍しい。
どんなものか、気になる。
俺は街の中心部に向かって歩を進める。
石畳に変わった道は、昼下がりの陽光でまだらに照らされ、両脇には小さな商店や酒場が並んでいる。
その賑わいを抜け、視界が開けた先──商業区の一角。
かつては地面が荒れ、雨水の跡が溝を作っていた雑な広場だったそこが、今は均整の取れた石敷きの広場へと生まれ変わっていた。
正面入口には優美なアーチが設けられ、『エウロス交易市』と刻まれた看板がかかっている。
「……えっと。来てくださるのが少し遅かったですね、主様」
入り口の脇に、黒衣の少女が腰に手を当てて立っていた。
長い黒髪が陽に透け、硝子瓶のような瞳が細く笑う。
エメラダだ。
伝令を頼んだ男から俺の来訪予定を聞いて、待ってくれていたらしい。
「すまんすまん。リンに昼食をごちそうになっていてな」
「お食事も大切ですが、こちらも早めに見ていただきたかったんです。どうぞ、広場の中へ」
手招きされるまま、足を踏み入れる。
広場の外周部には木製の屋台が整然と並び、その内側には簡易テントの露店がびっしりと詰まっていた。
歩くたびに、香草の爽やかな香り、乾燥肉の燻し匂い、獣骨を削る硬質な音、研磨剤を擦る粉っぽい香りが入り混じって漂ってくる。
鼻孔をくすぐる匂いの層が、ここが単なる市場ではないことを物語っていた。
「聞いた通りだな。調合素材の専門市か」
「はい。薬草、鉱石、魔物の素材──ここに来れば一通り揃うように整えました。冒険者や商人、調合士など、必ず一度は立ち寄る場所になります」
エメラダの声には自信があった。
実際、広場を行き交う人々の中には、旅装束の冒険者やローブ姿の術師、行商風の男たちまで混ざっている。
それぞれが包みや樽を抱え、真剣な顔で売り手とやり取りをしていた。
「……えっと。こちらは東部の山脈で採れる”銀月草”です。ポーションの触媒に適しています」
エメラダは露店の一つに立ち寄り、乾燥した銀色の葉を一房手に取る。
指先で軽く揉むと、ほのかな薬香が立ち上った。
「……そしてこちらは、見た目はただの灰色の石ですが、”火精鉱”といいます。砕くと発火性の粉になり、火薬の代用品や調合触媒として利用できます」
「なるほど……便利だな」
「便利以上です。これだけ素材が揃えば、この街で調合や錬金を学びたい職人も増えるはずです。そうなれば街全体が活性化し、ますます発展していくことでしょう」
エメラダの瞳が鋭さを帯びる。
彼女は自分のためだけでなく、領全体の利益まで計算に入れて動いてくれている。
その事実が、胸の奥で小さな感嘆を生んだ。
「……えっと。それで、今日はただ案内するだけじゃないんです」
エメラダが意味ありげに笑う。
胸元から取り出したのは、小さな木箱。
彼女が蓋を開けると、中に淡く光る緑色の粉が詰まっているのが見えた。
「”翠晶粉”。今朝入ったばかりの希少品です。上手く調合すれば、風魔法を一時的にブーストさせる薬――”翡翠の雫”ができます。この調合、手伝っていただけませんか?」
「調合って……今、ここでか?」
「はい。この市には、調合エリアを設けています。こちらへどうぞ」
そう言うなり、彼女は半ば強引に俺の手を引いた。
市場の喧騒を背に広場の奥へ進むと、人通りが少なくなる。
そこには、露店の並びとは違う、しっかりとした木と石で造られた小さな建物があった。
扉を押し開ける。
ひんやりとした空気と、わずかな薬草の匂いが鼻をくすぐった。
中はこぢんまりとした作業室になっており、耐熱台、精密秤、大小の瓶や釜が整然と並び、壁には色とりどりの乾燥素材が吊るされている。
窓から差し込む午後の光が作業台をやわらかく照らし、その奥からは市場のざわめきが響いてきた。
「……えっと、私が初めてウルトラポーションを作ったときのこと、覚えてますか?」
「覚えてるさ。お前が『悠久の風』に加入してしばらく経った頃……自信過剰なまま挑戦して爆発させたやつだろ」
「自信過剰なんてひどいですね。あれは、ただのうっかりです。二回目の挑戦で成功させたじゃないですか」
頬をわずかに膨らませながらも、エメラダの手は迷いなく動く。
彼女は計量スプーンで翠晶粉をすくい、透明な液体へと少しずつ混ぜ合わせた。
その手元は熟練の職人のように正確で、無駄な動きが一切ない。
俺も渡された乳鉢で乾燥薬草をすり潰し、指示された通りに作業を進める。
薬草の葉が砕け、鮮やかな香りが立ち上った。
「主様、仕上げです。こちらに風の魔力を」
「ふむ。……こうか?」
掌を瓶の上にかざし、ゆっくりと魔力を流し込む。
空気がひそやかに震え、液面に小さな波紋が広がった。
「素晴らしいです。主様は多くのジョブを育てておられますが、やはり風系統が最も得意なようですね」
「ま、最初に取得した魔法系ジョブだしな」
ついでに言えば、MSCで長くメインジョブにしていたのも風系統のジョブだった。
風魔法の制御には自信がある。
そんな会話をしている間にも、ちゃんと制御しつつ魔力を流し込んでいく。
やがて魔力の流れが安定し、瓶の中の液体は琥珀色に落ち着いた。
光を透かすと、まるで風の欠片が閉じ込められているかのように、微かな煌めきが走る。
「……できたようだな」
「ふふ。悪くない仕上がりです。商会や冒険者ギルドに卸せば、大きな利益が見込めるでしょうね」
エメラダは満足そうに頷き、小瓶を布で包む。
そして、少しだけ真剣な表情で俺を見る。
「これは主様に差し上げます」
「いいのか?」
「はい。もとより、そのつもりで素材も購入しましたから」
「ありがとう。大切にする」
俺は『ストレージ』に”翡翠の雫”をしまった。
エメラダはほっとしたように微笑む。
その表情には確かな誇りと温かさが宿っていた――。
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