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角野トウカ
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確かに今は魔力があるんだから、先程までできなかった事ができるのだろう、現に今無属性魔法の身体強化で足が速くなっている。
しかし、洞窟を闊歩する速さが物凄いのは相手も同じ。トウカの馬力はまさに馬のそれと比較してもそれを大きく凌駕している。洞窟の奥にたどり着くまでの速度とは比較にならないくらい速い!地に足つく度に岩肌にひびを作っていた。
あれに蹴られたらひとたまりもない、そうだ!
あることを思い付いた。能転玉を拾うまでの間に、トウカが見せた隙があった。もしかしたら彼女の弱点なのかもしれない。
だが、失敗したら、俺と彼女の距離がかなり縮まる、危険な賭けだがやるしかない!
サツキは全力で走り、踏み込んだ足で飛び上がる瞬間、フィギュアスケートのようにして一回転する。その時一瞬だけトウカの方へと顔が向く。そのタイミングで
叫ぶ!
「ぅうわわーーーっ!!!」
身体強化によって喉も以前より強い。だからこそ、トウカに放った叫び声は洞窟を反響し、トウカの鼓膜を震わせる。
トウカは俺の大声に対してかなり嫌な反応を見せていたから、もしかしたら耳が弱点なのかもしれない。おまけに洞窟だから声が反響して効率よく大声が相手に伝わるはず!
だが、
ダッダッダッダッダッダッ!
トウカは顔を地面に向けて、真ん前に頭突きをするかの如く走っている。猪みたいだ。依然とした速さに、効果がなかったことが窺える。
一回転が終わり、着地してまた走り出す。
「くっ、さっき効いてたんじゃ...!?」
加えて着地するから一瞬スピードが死んでしまう、そのせいで一気に距離を縮められた!
そんな中、一つの心当たりがまだ残っていた。
走り出す前、こちらを見る「目が虚ろ」だったこと、大声を出しても「全く聞こえていない」こと。このことから、ある仮説を思い付いた。
俺はまたグルンと振り向こうとする。
だがコボ朗が手から注意喚起した。
「何を遊んどるんや!危険やからはよ逃げな!」
「大丈夫!それと、少し臭いぜ!」
魔力を手に集中させる。運を集めたことで何故かプラスとなった魔力によって、ある実験をなした。
またもフィギュアスケートの如く飛び上がり、一回転の瞬間、両手をトウカにかざした。
「はぁっ!」
「くっさぁ!!」
火属性魔法を放つには、手から放たれるガスを雷属性によって点火させるガスコンロシステムである。まぁ飽くまで俺のイメージだが。しかし今から出すのは炎ではなくガスそのもの。そのガスの強烈な臭いに、手の中のコボ朗が鼻を歪めた。
仮説はこうだ。
「効いてなかったのではなく、
聞いてなかったんじゃないか?」
視覚、聴覚を確認した次に確認したかったのは、「嗅覚」だった。
ここで何かしら反応を示せば、嗅覚があることがわかる。だがそのまま突っ切られた場合、臭いを感じない可能性がある。
ダッダッダッダッダッダッ!
トウカの変わらない突進に、疑惑が確信に近付いた。
「やはりそうか、」
「やはりって何がやねん?」
コボ朗が鼻を指に押し付けて鼻声で言った。
クルッと回り、また前に向いて走る体勢に入る。その後に話した。
「多分だが、この子は感覚を失っている、五感全てかもしれない」
「五感全て!?なら何でこっちが分かるんや?」
「知らねーよ、野生の勘とかじゃないのか?」
走りながらなため、語気を荒くしながらでないと返答できなかった。何故なら、弱点が見当たらない以上、死に物狂いで逃げるしかないからだ。
早くカレンの元へ行かないと、今の俺では手に余る。
あそうだ、この子とあのインテリ眼鏡をぶつけることはできないか?目が見えてないし。
と考えた際に浮かんだのは、トウカがバーサーカーになる手前に発した言葉だった。
(「ジニアを悪く言わないで」)
...いや、今の俺に彼らの関係を深く考える余裕はない。この状況を打破する術が無い以上、逃げる他にやることがない。
全力で走った末、暗闇から光明がキラリと見え始めた。
ゴールスプリントってやつだ!
だがだんだんと距離が詰められているのが分かる。足音が大きくなっている。それに今の今までの魔力を身体強化に注いできた分、そろそろ枯渇しそうだ。
絞り出せ!一滴残さず全て!
間に合え、間に合え!
「うおおぉぉぉぉぉ!!」
広がる光へ走り込む。
洞窟を抜けると、カレンとジニアが杖を構え、洞窟入り口に向かって戦闘体勢になっていた。杖先をこちらにむけて、二人は同時に叫んだ。
「「バインド!」」
トウカを二人の力で押さえ込むために放たれた同時のバインドにより、流石のトウカも全身バチバチの魔力に縛られ、身動きがとれなくなった。俺が洞窟内で発動したものとは違い、より強く硬く太いバインドだった。
俺は疲れはてて、勢いのままゴロンゴロンと地面を転がり、仰向けになりながら、魔法使い二人に向けて首を曲げた。
カレンが顔だけこちらに向いて労ってくれた。
「サツキあんたそれ、魔力あるじゃん!何があったの?」
「いや...そっちこそ...二人で...何やってるんだ...」
俺に魔力があることに驚くカレン。いやそれよりも、ジニアと手を組んでいるように見える事が予想外だ。昔の知り合い染みた話をしていたが、和解できたのか?
ジニアの方を見ると、嫌な予感が当たったような苦い顔をしていた。まるで見たことがあるように呟いた。
「やはりこうなっていたか...嫌な予感はしていたが」
「ジニア!彼女いつになったら戻るのよ?」
「分からん、以前はしばらくしたら戻ったのだが...」
二人とも力一杯杖を握る。杖から伸びるバインドの先にいるトウカが、全身の皮膚を張り詰めさせて拘束を解こうとしていた。お互い相当な力だ。
俺は洞窟の奥で蹴られた腹を必死にヒール(見よう見まねだが)しながら、ジニアに話しかけた。これだけは聞いておきたい。お互いのためにも。
「お前...この子のことどう思ってるんだ?」
「はぁ?こんな時に何の話しだ?」
バインドに集中力を削いでいるため、視線すらこちらに向けることはない。だが一応返答してくれた。
「多分だけど、この子お前のことかなり気に入っているって思うんだ...だけどお前はどうなんだろうなってよぉ...この子を少しでも労ったことはあるのか?」
「何だと?」
ジニアはバインドを続けながら俺にやっと視線を向けた。そして次はその視線をトウカへと送った。
「トウカを...」
ジニアがトウカに向けている目から、だんだん角が取れていく。
虚ろな瞳で、身体中を縛られながら、歯を食い縛ってもがき苦しむトウカ。このジニアという男は、この子の事をどう思っているのだろうか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数ヶ月前、ジニアが一人でディネクスについて調査している時である。
曇天広がる空の下、青色のローブに身を包んだジニアが見たのは、町外れで一人の女の子に手を伸ばす男だった。
「さぁこっちへ来い、君は転移者だろう?見れば分かるさ。ここいらでは見ない服装だからね。この国は君のような転移者を手厚く保護している。心配はいらないさ」
その女の子は変な格好をしていた。
黒い服で襟がでかく胸元に赤いリボンが付いている。下半身はヒラヒラとした布を巻いており、股元がみえそうだ(後にセーラー服という服装だとトウカから聞かされる)。
調査で得た情報だが、裏では転移者の発見や保護だけで高額な報酬があるとのことだ。大っぴらでは禁止されているので、隠れてこそこそと小銭稼ぎしている者がいるらしい。
男が服に忍ばせていた丸い輪を取り出すと、彼女にそれを付けようとしていた。私はそれに見覚えがあった。
「下衆が」
杖を差し向けて、男に魔力を放った。雷を帯びた魔力だ。それに直撃した男は体を痺れさせ、その場に倒れ込んだ。動かない。
見たものに驚き、トウカは俺を見上げた。
「早く出ていくことだ。ここは君にとって多分国外よりも危険...!?」
トウカが薄汚れたセーラー服でローブの裾にくっついた。
「なんだ、服が汚れるんだが、」
「あ、ごめん...でも、ありがとう」
喉から絞り出された礼を言えるトウカを見て、騎士団と比べていた。
一番仕事をしたのに、彼らの仕事をも受け持ってやったのに、感謝どころか僻み妬みしか向けられなかった。
だが目の前の女の子は、まっすぐに感謝の意を示してくれた。久しぶりに聞いたありがとう。
別に信じた訳ではない。だが、ほんの少し、小指の先程、悪い気分ではなかった。
「...来い」
ジトウカをサブのローブに包み、自らのアジトに案内した。
しかし、洞窟を闊歩する速さが物凄いのは相手も同じ。トウカの馬力はまさに馬のそれと比較してもそれを大きく凌駕している。洞窟の奥にたどり着くまでの速度とは比較にならないくらい速い!地に足つく度に岩肌にひびを作っていた。
あれに蹴られたらひとたまりもない、そうだ!
あることを思い付いた。能転玉を拾うまでの間に、トウカが見せた隙があった。もしかしたら彼女の弱点なのかもしれない。
だが、失敗したら、俺と彼女の距離がかなり縮まる、危険な賭けだがやるしかない!
サツキは全力で走り、踏み込んだ足で飛び上がる瞬間、フィギュアスケートのようにして一回転する。その時一瞬だけトウカの方へと顔が向く。そのタイミングで
叫ぶ!
「ぅうわわーーーっ!!!」
身体強化によって喉も以前より強い。だからこそ、トウカに放った叫び声は洞窟を反響し、トウカの鼓膜を震わせる。
トウカは俺の大声に対してかなり嫌な反応を見せていたから、もしかしたら耳が弱点なのかもしれない。おまけに洞窟だから声が反響して効率よく大声が相手に伝わるはず!
だが、
ダッダッダッダッダッダッ!
トウカは顔を地面に向けて、真ん前に頭突きをするかの如く走っている。猪みたいだ。依然とした速さに、効果がなかったことが窺える。
一回転が終わり、着地してまた走り出す。
「くっ、さっき効いてたんじゃ...!?」
加えて着地するから一瞬スピードが死んでしまう、そのせいで一気に距離を縮められた!
そんな中、一つの心当たりがまだ残っていた。
走り出す前、こちらを見る「目が虚ろ」だったこと、大声を出しても「全く聞こえていない」こと。このことから、ある仮説を思い付いた。
俺はまたグルンと振り向こうとする。
だがコボ朗が手から注意喚起した。
「何を遊んどるんや!危険やからはよ逃げな!」
「大丈夫!それと、少し臭いぜ!」
魔力を手に集中させる。運を集めたことで何故かプラスとなった魔力によって、ある実験をなした。
またもフィギュアスケートの如く飛び上がり、一回転の瞬間、両手をトウカにかざした。
「はぁっ!」
「くっさぁ!!」
火属性魔法を放つには、手から放たれるガスを雷属性によって点火させるガスコンロシステムである。まぁ飽くまで俺のイメージだが。しかし今から出すのは炎ではなくガスそのもの。そのガスの強烈な臭いに、手の中のコボ朗が鼻を歪めた。
仮説はこうだ。
「効いてなかったのではなく、
聞いてなかったんじゃないか?」
視覚、聴覚を確認した次に確認したかったのは、「嗅覚」だった。
ここで何かしら反応を示せば、嗅覚があることがわかる。だがそのまま突っ切られた場合、臭いを感じない可能性がある。
ダッダッダッダッダッダッ!
トウカの変わらない突進に、疑惑が確信に近付いた。
「やはりそうか、」
「やはりって何がやねん?」
コボ朗が鼻を指に押し付けて鼻声で言った。
クルッと回り、また前に向いて走る体勢に入る。その後に話した。
「多分だが、この子は感覚を失っている、五感全てかもしれない」
「五感全て!?なら何でこっちが分かるんや?」
「知らねーよ、野生の勘とかじゃないのか?」
走りながらなため、語気を荒くしながらでないと返答できなかった。何故なら、弱点が見当たらない以上、死に物狂いで逃げるしかないからだ。
早くカレンの元へ行かないと、今の俺では手に余る。
あそうだ、この子とあのインテリ眼鏡をぶつけることはできないか?目が見えてないし。
と考えた際に浮かんだのは、トウカがバーサーカーになる手前に発した言葉だった。
(「ジニアを悪く言わないで」)
...いや、今の俺に彼らの関係を深く考える余裕はない。この状況を打破する術が無い以上、逃げる他にやることがない。
全力で走った末、暗闇から光明がキラリと見え始めた。
ゴールスプリントってやつだ!
だがだんだんと距離が詰められているのが分かる。足音が大きくなっている。それに今の今までの魔力を身体強化に注いできた分、そろそろ枯渇しそうだ。
絞り出せ!一滴残さず全て!
間に合え、間に合え!
「うおおぉぉぉぉぉ!!」
広がる光へ走り込む。
洞窟を抜けると、カレンとジニアが杖を構え、洞窟入り口に向かって戦闘体勢になっていた。杖先をこちらにむけて、二人は同時に叫んだ。
「「バインド!」」
トウカを二人の力で押さえ込むために放たれた同時のバインドにより、流石のトウカも全身バチバチの魔力に縛られ、身動きがとれなくなった。俺が洞窟内で発動したものとは違い、より強く硬く太いバインドだった。
俺は疲れはてて、勢いのままゴロンゴロンと地面を転がり、仰向けになりながら、魔法使い二人に向けて首を曲げた。
カレンが顔だけこちらに向いて労ってくれた。
「サツキあんたそれ、魔力あるじゃん!何があったの?」
「いや...そっちこそ...二人で...何やってるんだ...」
俺に魔力があることに驚くカレン。いやそれよりも、ジニアと手を組んでいるように見える事が予想外だ。昔の知り合い染みた話をしていたが、和解できたのか?
ジニアの方を見ると、嫌な予感が当たったような苦い顔をしていた。まるで見たことがあるように呟いた。
「やはりこうなっていたか...嫌な予感はしていたが」
「ジニア!彼女いつになったら戻るのよ?」
「分からん、以前はしばらくしたら戻ったのだが...」
二人とも力一杯杖を握る。杖から伸びるバインドの先にいるトウカが、全身の皮膚を張り詰めさせて拘束を解こうとしていた。お互い相当な力だ。
俺は洞窟の奥で蹴られた腹を必死にヒール(見よう見まねだが)しながら、ジニアに話しかけた。これだけは聞いておきたい。お互いのためにも。
「お前...この子のことどう思ってるんだ?」
「はぁ?こんな時に何の話しだ?」
バインドに集中力を削いでいるため、視線すらこちらに向けることはない。だが一応返答してくれた。
「多分だけど、この子お前のことかなり気に入っているって思うんだ...だけどお前はどうなんだろうなってよぉ...この子を少しでも労ったことはあるのか?」
「何だと?」
ジニアはバインドを続けながら俺にやっと視線を向けた。そして次はその視線をトウカへと送った。
「トウカを...」
ジニアがトウカに向けている目から、だんだん角が取れていく。
虚ろな瞳で、身体中を縛られながら、歯を食い縛ってもがき苦しむトウカ。このジニアという男は、この子の事をどう思っているのだろうか?
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数ヶ月前、ジニアが一人でディネクスについて調査している時である。
曇天広がる空の下、青色のローブに身を包んだジニアが見たのは、町外れで一人の女の子に手を伸ばす男だった。
「さぁこっちへ来い、君は転移者だろう?見れば分かるさ。ここいらでは見ない服装だからね。この国は君のような転移者を手厚く保護している。心配はいらないさ」
その女の子は変な格好をしていた。
黒い服で襟がでかく胸元に赤いリボンが付いている。下半身はヒラヒラとした布を巻いており、股元がみえそうだ(後にセーラー服という服装だとトウカから聞かされる)。
調査で得た情報だが、裏では転移者の発見や保護だけで高額な報酬があるとのことだ。大っぴらでは禁止されているので、隠れてこそこそと小銭稼ぎしている者がいるらしい。
男が服に忍ばせていた丸い輪を取り出すと、彼女にそれを付けようとしていた。私はそれに見覚えがあった。
「下衆が」
杖を差し向けて、男に魔力を放った。雷を帯びた魔力だ。それに直撃した男は体を痺れさせ、その場に倒れ込んだ。動かない。
見たものに驚き、トウカは俺を見上げた。
「早く出ていくことだ。ここは君にとって多分国外よりも危険...!?」
トウカが薄汚れたセーラー服でローブの裾にくっついた。
「なんだ、服が汚れるんだが、」
「あ、ごめん...でも、ありがとう」
喉から絞り出された礼を言えるトウカを見て、騎士団と比べていた。
一番仕事をしたのに、彼らの仕事をも受け持ってやったのに、感謝どころか僻み妬みしか向けられなかった。
だが目の前の女の子は、まっすぐに感謝の意を示してくれた。久しぶりに聞いたありがとう。
別に信じた訳ではない。だが、ほんの少し、小指の先程、悪い気分ではなかった。
「...来い」
ジトウカをサブのローブに包み、自らのアジトに案内した。
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